シビアなことを言うと、逆に自分がいたライトノベル業界はweb小説の書籍化が増えたことで「どこから何が出ても同じ」にお客さんから見えるようになってしまったこともあり、ブランド性を手放す方向に進んでしまっているように感じてます。
2022-06-17 18:55:49これについてもう一歩、引退編集から触れるとすれば、 実はweb書籍化作品の最初期って 「あの人気web小説を○○レーベルがプロデュース!」 っていう「ブランド売り」で始まったんですよ。 それがどこかで抜け落ちた結果、一番「ブランド形成」が大事な今になってラノベはそこが弱いっていう事態に。 twitter.com/t_tsuchiya_PR/…
2022-06-17 19:43:38なんか、その「ブランド」を真っ先に手放したのは富士見ファンタジア文庫な気がするんですよね…。 名前通りファンタジーに強いっていうところをブランドにしていたところで、テコ入れで他レーベルで売れてるものを安易に中心に据えた結果、その強みはどこへやらってラインナップに。
2022-06-28 14:31:14ブランド力の話に戻ると、MF文庫Jっぽくファンタジア文庫が進化していってる一方、GA文庫もMF文庫Jっぽくなり、GAとMFの2大レーベルとそれに対立する独立軸の電撃文庫って感じの構図になってきている気がします。
2022-06-28 14:53:39富士見ファンタジア文庫が「ファンタジア」を名乗ったのはブランディングというより単に「将来的にファンタジー以外のジャンルが流行ることを予測していなかった」という見通しの甘さではないか。
2022-06-28 14:53:45@mizunotori 初期の時点でスペースオペラのヒット作(タイラー)があり、新人賞でもSFが受賞していた、パトレイバーや灼熱の竜騎兵も出ていたので、「ファンタジーをすごく広く捉えていた」ってことだと思います。タイラーもパトレイバーもファンタジーという。
2022-06-28 15:03:45@mizunotori それはそうとしても、異世界ファンタジーのファンタジア文庫、現代異能の電撃文庫、恋愛もののMF文庫Jみたいなうっすらとした棲み分けとしていたところにそれぞれがお互いに領域を踏み荒らした結果、ブランド力とは…ってなった印象があります。
2022-06-28 14:56:50@narou_riel ううん…そういうレーベルカラーめいたものはありましたが、とはいえ各レーベルとも並行して他のジャンルも出していましたし、あまり「棲み分けしている」という感覚はなかったですね。
2022-06-28 15:05:54@mizunotori でも、ライトノベルレーベルのブランド力ってそういううっすらとしたレーベルカラーめいたものから生まれるなにかだと自分は思うんですよね。代表作からレーベルカラーが出てきてブランド力になるというか。 コロコロと代表作の毛色が変わるレーベルはブランド力がなくなったと感じます。
2022-06-28 15:08:35@mizunotori ファンタジア文庫は、一時期フルメタル・パニックが看板だった(たぶん)ので、「いわゆる剣と魔法のファンタジー」に固執してなかった、棲み分けなんてなかった。と僕は思います
2022-06-28 15:24:54現代異能の電撃に、恋愛もののMF?そんな棲み分けあったかなあ…ぼんやりとそういうものが売れてたから、みんなそういうふうに思ってたかもしれんけど、実際は何処も色々なものだしていたと思う。そもそもMFは昔は緑色の魔改造とか言われてなかったかな。
2022-06-28 15:18:16電撃文庫も現代異能ものはブギーポップのイメージからかもしれんけど、ブギポが出たのは98年で、その頃は富士見だってフルメタとか始まった時代だし。
2022-06-28 15:19:49電撃文庫についていえば、ブギポ、禁書、シャナばかりが取りざたされているけど、90年代末から〇年代前半は、それこそ色々とあって、現代異能というくくり方をしていいものか。というか、俺の妹とかどうすんのよと。電撃で一番売れたのってSAOじゃね?みたいな。
2022-06-28 15:22:00電撃やMFのレーベルカラー適当に出したけど、ちょっと認識間違ってたのかなとは思いつつ、ファンタジア文庫は昔は明確にレーベルカラーがあったのに他のレーベルとレーベルカラーが似てきてて差別化できてないからレーベル力が落ちているのが主な主張です🙇♀️ twitter.com/narou_riel/sta…
2022-06-28 15:24:22富士見ファンタジア、創刊時にSFの灼熱の竜騎兵、初期には無責任シリーズ、スレイヤーズブレイク前後の90年代にも現代異能のザンヤルマの剣士、SFのヤマモトヨーコやロストユニバース、セイバーマリオネットやフルメタ等があったからレーベル名程ファンタジーが極振りだったイメージは正直あまり無い。
2022-06-28 15:23:38「他のレーベルに比べて」という話ならファンタジー比率は高かったイメージはあるけど、レーベル内のヒット作に左右された結果が大きかった気がするし、ブランドイメージとしての強みだったかというと、うーん。
2022-06-28 15:25:49まあ、90年のライトノベル事情って、ネットの普及率が低くて書籍情報が集めづらく、「ラノベ」というカテゴライズが未成熟で、ラノベの発刊数が今と比べて明確に少ない時期だったので、「レーベルカラーで作品を選ぶ」程の選択肢が購入者側にあまり無かった時代だと思うんですよね。
2022-06-28 15:28:58一方でゼロ年代のファンタジア文庫に「ファンタジーに強い」イメージがあったかという、この辺のイメージは人それぞれだし、レーベル名からそういうイメージを持っていた人がいてもおかしくないんでしょうが、僕個人としてはそういうイメージは無かったからなぁ。非ファンタジーの売れ線も多かったし。
2022-06-28 15:32:54