時系列
体調の変化~搬送まで
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前日
軽い腹痛はあったものの、あまり気にしていなかった -
11:00
腹部全体に痛みを感じる(この時は右下がやたら痛いとかでは無かったです) -
12:00
病気ではないだろうと思いつつ、なんとか近所の薬局に行って痛み止めを買う
(時期が時期だったので全く別のものを想定していました) -
13:00
痛み止めを飲んでも全く効かない、おかしいな -
13:20
お腹を下し気味だったので痛みを和らげようとホッカイロを貼っていたら、やや脱水症状になる
※虫垂炎の時お腹温めるのまずいらしいんで気をつけてください虫垂炎 盲腸 -
13:30
キッチンに経口補水液を取りに行こうとするものの、歩いた瞬間視界がチカチカしだしてその場に崩れ落ちる(おそらく脱水と腹痛による血管迷走神経反射) -
13:35
血管迷走神経反射はこれまで何度も経験しているので、横になりながらも最悪の事態に備えて、大学の同期たちに「16時まで何もツイートしていなかったら電話かけてくれ、電話にも出なかったら家に救急車でも呼んであげてくれ」と連絡
(救急車を呼んだあと友人には連絡しました) -
13:50
最後の力を使って家のカギを開ける -
14:00
リビングで横になる、腹痛が収まる気配がないので心配になって#7119に電話をかける -
14:20
電話の結果、本当に辛いのであれば救急車を呼んでも良いと言われる(一人暮らしで病院に連れて行ってくれる人がいないなら…ということでした) -
14:40
腹痛ごときで救急車を呼んでいいか悩むも、相変わらず立ち上がった瞬間クラっと倒れ落ちるほどに弱っていたので勇気を出して119番をかける -
14:45
救急車到着。いつの間にか両脇を抱えられても自力で立つことが出来ないほどへろへろになっていた
搬送~手術まで
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15:00
5分ほど待ち、受け入れ先が見つかった。近所の病院に搬送されるも、職員たちはそんなに大ごとだと思っていない様子 -
15:20
血液検査にレントゲンやらCTやら、怒涛の勢いで検査が進んでいく(ベッドに寝たまま運ばれる) -
16:00
専門の医師が登場、触診の結果虫垂炎が疑われる。
確かにこの時には痛みが右下腹部に集中していて激痛だった。
このまま家に居たら一人で意識失う気がするし一度見てもらお…くらいの気持ちでいたらまさかの診断が下ってビビる。なんなら最初運ばれてきたときに「ちょっと点滴して帰るパターンだ」的な話してた職員たちも「あれ?」みたいな雰囲気 -
16:20
造影CTをやりたいと伝えられる。なんか色々副作用の説明されてめっちゃ怖かったけどここまで来たらやるしかないので承諾。同意書にサインして再び検査室へ -
17:00
虫垂炎だった場合、このまま入院になると告げられる。そんな大ごとになると思ってなくて、お出かけカバン片手に運ばれてきてしまったので超焦る -
17:20
虫垂炎確定。薬で散らすか手術するか選択を迫られる。どのみち入院は確定っぽい。一応親にも連絡したけど一人で運ばれてきたから一人で決めるしかない -
17:30
薬で散らしても再発の可能性があるということで、もう救急車はこりごりなので手術すると告げる -
17:30-
担当医登場。物凄い量の書類を渡され、手術の内容やリスク、後遺症などの説明をひたすら聞く。本来は同伴者とかにも説明するらしいんだけど私は一人。ということで痛みでふわふわとする意識の中必死に説明を聞く。怖い話(リスク)されてめっちゃ怖かった。あと手術とか輸血とか拘束とか同意書がいっぱいあってめっちゃサイン書く羽目になった
私「あの~実は血液型未だにわかんないんですけど輸血とか大丈夫ですか?」医師「大丈夫じゃないけど調べるんで大丈夫です」そっか。 -
17:50
麻酔科医登場。ここで今回の手術が全身麻酔だと判明。歯医者以外で麻酔やったことないのでマジでビビる。全身麻酔もリスクたっぷりだし最悪命にもかかわるので超怖い。本当に怖くて「え…もしかして手術選ばない方がよかったかも…」と怖気づく。しかしもう引き返せない。また怖いことがいっぱい書かれた同意書たちにたくさんサインした -
18:00
事務員登場。入院についての説明を受ける。また色々記入しなきゃいけない書類をいっぱい渡される。ここで立ちはだかる障害!入院には保証人が必要で、保証人の直筆サインが無いとダメっぽい。一人暮らし、実家はここから400km、友人の大半はこの春に街を出て行った(就職のため)。なんとかゴネて書類提出を後回しにしてもらう
- 18:10
私「それで手術はいつになるんですかね」看護師「手術室空き次第やりますよ、たぶん18:30くらい」明日とかだと思ってた私「え?」
手術で万が一のことが起こることを考え、フォロワーのみんなにご挨拶
「今から緊急手術してきます」という旨のツイートをしました(所在地がわかりそうなんで一応伏せます)
まさか運ばれてきてそのまま手術だと思わないじゃん、まして全身麻酔だなんて
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18:50
本来は同伴者が書くような書類も自分一人で記入しなければならないので時間がかかり、予定より少し押して手術開始 -
たぶん19:00
手術台の上でなんか色々つけられる。酸素マスクの中に何とも言えぬ気体が入ってきて、それ吸ってたら意識飛んだ -
たぶん21:00くらい
暗い病室で目を覚ます。意識が朦朧としているけど横に看護師さんが居てなんかやってる。無事終わったっぽい -
21:30
暗闇の中いろいろ検査されたけど、麻酔から覚め切っていないのか、2度寝して目覚まし時計を止めた時みたいなふわふわした感覚が続く -
21:45
意識がはっきりしてくる。「あ、そういえばこれ明日から仕事休まなきゃだよな?」と急に冷静になって眠い目を擦りながら上司に連絡。
ついでにフォロワーに生存報告
災害伝言ダイヤルみたいな
- 22:00-
寝るしかないので寝る。ただ口には酸素マスクが、下には尿管がつけられている状態なので落ち着かない。頑張って寝ようとするけれど、20分寝て起きてまた寝て…を繰り返す。初めての全身麻酔でめちゃくちゃ不安だったけど、夜中でも3時間おきくらいに看護師さんが体温や血圧などを測りに来てくれるので安心した
術後1日目(入院2日目)
病院の朝は早い。
21時には消灯するし、5時くらいから様々な音が聞こえ始めるし、看護師さんが点滴の交換に来たりするのでまあ起きる。そして6時になったら全員起床して検温が始まる
今の自分では一人で抱えきれないようなことがたった数時間でたくさん起きたけど、色んな看護師さんが「昨日は大変だったね」「頑張ったね」「何かあったらすぐ呼んでね」って言ってくれて本当に泣きそうだった