フェミ系社会学者堀あきこ、著書でBL無罪を主張する。それに対する批判と、BLの置かれた表現規制の現実。
- atochi_kanri
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江口某の不如意研究室 "堀あきこ先生の「メディアの女性表現とネット炎上」はフェミニスト的メディア批判をうまく説明しているので勉強しよう"
https://yonosuke.net/eguchi/archives/11985
フェミ系社会学者の堀あきこ。著書”BLの教科書”で、BL無罪を公然と主張。
@N4EMKpAUQLODrpo 「BLは基本男が男を犯すから女性への性犯罪には繋がらないから良いんだ!」とか、あるのかなぁ
2020-11-21 18:32:44差別かどうかは文脈が大切と言いつつ、「BLの教科書」では表紙だけを基準に、成人男性向けコミックは性のモノ化であり性差別的、女性向けBLコミックは性のモノ化ではないので性差別的ではないと書いているので矛盾がある。そもそも、18禁の本と全年齢の本を比較している恣意性にも疑問がある。
2020-11-21 13:15:10ちなみに、性行為シーンがあっても全年齢向けに売れるのは、「ゴルゴ13」の例を見ても明らか。なお、「ゴルゴ13」の表紙に載るのは、主人公のゴルゴである。
2020-11-21 13:21:40性行為シーンがあっても全年齢向けに売れるのに、成人男性向けコミックと女性向けBLコミックを比較するのは、女性向けBLコミックは18禁、と暗に言っていることになる。それでいて「BLの教科書」では、全年齢向けに売られている女性向けBLコミックの販売規制に反対しているのだから、論理がねじれている
2020-11-21 13:27:14「ゴルゴ13」には女性との性行為シーンがあるのに、全年齢向けに売られており、理髪店で子供が手にできるところにも並んでいる。ならば、性行為シーンがあるBLも全年齢向けに売ってなぜ悪いのか、という論理ならスッキリする。
2020-11-21 13:32:28堀先生は、太秦萌については「表現技法について性差別表現という批判は向かわないでしょう」という見解。しかし全国フェミニスト議連メンバーの村上先生に「男性目線のキャラ」と批判されたことは記憶に新しい。フェミニスト間でも見解はまるで異なる wezz-y.com/archives/74898 mgtow.hatenablog.com/entry/20200826…
2020-11-21 14:09:59BL無罪論の批判の対象は、男性向けの表現には問題はあるが、BLには問題がない(もしくは男性向け表現と比較して軽い)とする二重基準なんだよな。フィクションと現実が区別できている以上は、BLも男性向け表現も問題ないし、区別できずに問題を起こす人がいる場合は、その人が悪い。
2020-12-26 19:14:48「BLの教科書」については、このAmazonレビューも鋭い。BLを擁護したいのはわかるけれど、同じ口で男性向け表現を批判してきた人が擁護しようとすると、ロジックにツッコミどころができてしまうんだよな。 amazon.co.jp/gp/customer-re…
2020-12-26 16:33:015つ星のうち2.0
BLの問題を隠すのが教科書ですか?
2020年8月29日に日本でレビュー済み
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R16GJSA4JK0BAC/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B08D376Y4H
この本は、全体的に、BLに関する歴史認識も掘り下げていない問題がありますね。BLの教科書とあって、修論にも薦めていますが、教科書としてあるべきBLにある問題の記述よりも、BLはこれだけ素晴らしいと言って、問題点を除外した本で、これでまともな修論を書けるものでもないと思います。
ゲイからの批判に対して女性は誠実に応答したとか、墳飯物です。
女性へのセクハラの考えに立てば、あることがセクハラと考える女性がいれば、それは女性に対するセクハラにもなり得ると言ってきてますよね?
それをゲイの時には当事者の意見を消すわけです。
BLはゲイへのセクハラと考える当事者のゲイがいる限り、BLはゲイへのセクハラにもなり得るのであり、BLの表現が性暴力にも性的搾取にもなり得ます。
実際の現実のBLでは、商業BLのゾーニングを見ても、男性用漫画に比べてほとんどしてません。大型書店で、これだけゾーニングしてないのは、BLが代表でしょう。
電子書籍で過激な本を検索するだけで、性表現だらけのBLを探すのは容易です。アダルトBLもあるし、ゲイ当事者の意見を無視した性暴力が多いBLは、電子書籍を含めて多くあるのが現状です。
守如子さんが、BLが現実を生きるゲイとも新たな交流の輪を広げてくれるまたとないメディアになるのではないか、などと書いていて、非常に呑気なものだなと思いました。
実際には、電子書籍BLでもゲイ当事者など排除しているものが多くあるし、今でも腐女子がリアルゲイはきもいから嫌とか言ったり、BL本を漁る腐女子が「ホモ狩り」という言葉を普通に使ってツイートしているとか、そういう事象を無視した本ですね。
「女であることの抑圧」から逃れるために、異性愛者の女よりさらなるマイノリティのゲイ男性を利用する問題に無頓着なんですよ。
多数派の男たちがマイノリティの女を利用してきたと批判してきたのに、自分たちはそれよりさらにマイノリティに向かって、同じ姿勢をすることの問題です。
『BLの教科書』を最後まで読んだのですが イデオロギー、この場合はフェミニズムが絡むと 事実認識さえ出来なくなるんだなというのが正直な感想 現状のBL研究がフェミニズムにモブレされてるのは分かりました 一方で丹念に事実を追って論を立て ちゃんと学問してる章もあってそこは必読
2020-10-09 11:52:16「フェミニズム」「家父長制」「ホモソーシャル」「性的消費」 といったフェミニズム関係の単語が出てきた章は読み飛ばしていいです 事実に基づいてないので 性的消費なるフェミニズム教のドグマを TwitterレベルのBL無罪論で誤魔化してるのは 流石に学術として程度が低すぎます
2020-10-09 12:30:41書いた時点で忘れてたんですが。『BLの教科書』が韓国の話題出したにも関わらず、韓国のフェミニスト、いわゆるメガリアが(何の根拠もない)ポルノ原罪論を通してBLを全否定したのを書いてないのは端的に卑怯です
2020-12-26 17:32:52以後、各章ごとに色々 第1章 ここから第3章までは素晴らしい出来 イデオロギーで事実を切り捨てたりせず 大体は事実や歴史から論を立てて学問してます 一方で抑圧されてるからBLとも言い出してて おかしくなる前兆はあるけれど 問題点はBL文脈の少年愛と 歴史上の少年愛の違いに言及するべき、位か
2020-10-09 12:30:41第2章 ここと直後のコラムは皆様ぜひ読んでほしい 24年組、特に竹宮恵子先生と栗本薫先生 (BLの)少年愛と耽美の誕生 『JUNE』の創刊 これらに係る事柄を一つ一つ集めた上で 非常に丁寧に書いててただただ見事 逆に言うと他の賞のせいで 本全体は竜頭蛇尾になっちゃってるのだけど
2020-10-09 12:30:42第3章 こちらは1980-90年代頃の歴史で 「やおい」「アニパロ」といった二次創作の隆盛 受け攻めなどのテンプレート成立 35年組らによる悲劇から日常とハッピーエンドへの変化 「ボーイズラブ」の確立 (BL文脈の)ショタと受け など、ここも事実ベースで大いに読み応えあり
2020-10-09 12:30:42百合に関するコラム 2Pだとこれが限界かなとは ただ、最初は女性中心 →マリみてで男性増加 からのけいおんまどかラブライブデレマス等で 新世代女性ファンが激増したのは追えてない模様 ここに限らず この本は男性向け作品が好きな女性の存在を 全く認識できてないのが致命傷になってます
2020-10-09 14:21:44第5章 この辺りからイデオロギー、フェミニズムの BLレイプが本格化します 大前提として、私は 女性は家父長制に抑圧されているからBLにハマる という論法を全否定してます 抑圧が無くなったらBL止めるの? ありえないでしょ?? 議題に関しては忠実なんですが 故に学会BL研究のダメさが浮き彫りに…
2020-10-09 15:48:18要は、何故主に女性がBLにハマるのか という永遠のテーマがあるのですが 学会はここを事実から考えるのをサボって 既存の理屈を使おうとしたら そこにフェミニズムがあって乗っ取られた… という話なのでしょう、残念ながら
2020-10-09 15:48:19ざっと見ただけでも ・女性がBLを楽しむのは自慰の為でない事も多い (してる人もいるし何も悪くない) ・ノマカプや百合が好きな女性の存在を無視している ・BLが好きなノンケ男性も珍しくない ・BL、NL、GLのファンが社会階層で散らばってる訳ではない など、事実だけで問題点を色々と指摘できます
2020-10-09 15:48:19BLの根源的な魅力って何だろう どんな作品を好きになって なぜ好きになったのか という根本的な問いに対して 学会は決定的に不誠実… どころか政治利用しにかかってるとしか思えません 個々人が自分で考えるしかないです でないと勝手に他人の政治的棍棒にされてしまう 好きを他人に委ねるべからず
2020-10-09 15:48:19この辺は深堀りするとキリがないので 付論のBL小説に関しては 私は性描写のあるBLに全く無知なので どういうポジションの作品を拾ったのかも分かりません ごめんなさい
2020-10-09 15:48:20第6章 やおい同人誌の研究に関して ここで急に正気に戻ります 二次創作であるが故の版権や作者への慎重さ 数字や資料に基づく方法論 具体事例 など、とても誠実に学問していて イデオロギーの奴隷になってません こういう方がいる限りアカデミックも まだまだ捨てたものではない
2020-10-09 16:51:14