- HellwayPatrol
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戦後海上保安庁に勤めていた回顧録を読むと、昭和26年ごろ対馬の東側で「どんサバ」漁が横行した。「どんサバ」漁は、海中にダイナマイトを投げ込む漁でその爆圧でサバを取るのである。これを取締るため、海上保安官が漁港周辺の酒場などで情報を収集し、出港の時間などを絞り込む。
2020-03-11 09:45:57巡視船はバラバラの港に停泊し、無線で連絡を取り合い、どんサバ漁船を包囲するように出航する。しかし、敵もさるもので、どんサバ船団を包囲しようとすると、周辺の山から狼煙が上がって巡視船の急行を知らせる。予め山に巡視船監視と連絡の人員を配置しているのだろう
2020-03-11 09:50:26で、巡視船が近づく頃にはダイナマイトを海中に投機して、一本釣り漁船に早変わりする。また、現場を押さえ込んで乗り込もうとしても、密漁船員がダイナマイトをもって「近づくな!」と威嚇してくる。ダイナマイトの火をつけて投げるタイミングを間違えて片手がない漁民がけっこういたとか。
2020-03-11 09:54:54それ以外に朝鮮戦争時に巡視船に3インチ砲を積むことになって、その操作に横須賀の海上自衛隊で講習を受けさせられたら、そこに米軍の軍事顧問団がいたとか、特別哨戒ということで宗谷海峡の偵察させられたけど、あれは自衛隊だとうるさいから海保にやらせてるんじゃ?と思ったとか。
2020-03-11 10:00:24以前、S20年代の地方紙見たら海や河川での違法ダイナマイト漁で死傷の記事が年に数件は載っていたなぁ twitter.com/manetoke/statu…
2020-03-11 18:49:28川だとバッテリー漁や石灰流しですな。 (昔、白線流しは石灰流しの上品な言い方と思い込んでた) twitter.com/manetoke/statu…
2020-03-11 20:38:50@JDSDE214 今も日本の密漁は巨大な産業ですから、伝統は続いているんでしょう。
2020-03-11 10:01:28@manetoke 海保がビーチクラフトまで繰り出した大捕り物を実行したら、空自まで連絡が行ってないので築城からセイバーが上がって密漁者が逃げ出してのち捕まったケースがありますね…
2020-03-11 10:06:58@JDSDE214 そこまで大掛かりな捕物は本当に稀で、予算人員も無いので、なす術がないという話ばかりを聞きますねぇ。
2020-03-11 10:09:24@JDSDE214 まあ、いろんな理由で漁民が追い詰められて生活のため、ということも多いので、摘発だけではどうしようもなかったのでしょう。
2020-03-11 10:13:29@MaxMaxjapan1989 タイトルだけだと海保の方の本とは思われない1980年の「公害摘発最前線」(田尻宗昭著)という本です。田尻宗昭さんは公害事件の刑事責任追及で有名な海上保安庁の方で、後に東京都公害局規制部長になられました。基本公害事件の本です。
2020-03-11 17:52:44