- ShinShinohara
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知識は正確であるべき、と思われがち。学校では、ちょっとした間違いでも減点される生活を続けてきたのですから。いかに間違わずに知識を蓄えるかに必死になり、間違いを見たらそれを指摘せずにいられなくなるのも当然でしょう。しかしそれは、イノベーションの邪魔になりかねません。
2020-02-09 07:23:18「誤解は発明の母」とは、「妄想ニホン料理」に出てくるナレーションですが、その通り。この番組では、「食材が親子」「ご飯の上に乗ってる」「トロトロ」という曖昧な情報だけ伝えて、親子丼を知らない外国の料理人に料理を創作してもらう番組。かなり奇抜で、しかしおいしそうな料理が生まれました。
2020-02-09 07:26:10誤解から生まれた商品の一つがコンタクトレンズ。あるメガネ屋さんのところに外国人女性が来ました。なんでもその女性は噂に聞くコンタクトレンズを持ってるとか。メガネ屋の主人はぜひ見せてほしいと願いましたが、女性は「高価で壊されたら大変」と拒否しました。
2020-02-09 07:29:07メガネ屋はこのことをきっかけに一念発起。自分でコンタクトレンズを作ってやろうと決意。何年もの試行錯誤の結果、生まれたのは瞳サイズのコンタクトレンズ。 実はメガネ屋が外国人女性に出会った頃のコンタクトレンズは、眼球全体を覆う巨大なもので、装着が大変な代物でした。
2020-02-09 07:31:13もしメガネ屋が本物を見せてもらっていたら、瞳サイズのコンタクトレンズを生み出すことはできなかったかもしれません。「そうか、小さなレンズじゃ、目の裏に入ったりして危ないからかな」と勝手に納得し、瞳サイズのレンズは危ないと思いこんだかもしれません。本物を知らず、誤解したからこそ。
2020-02-09 07:33:04イノベーションを起こすには、「誤解」のメカニズムをうまく利用する度量も必要です。同じものを見ても人によって受け取り方、解釈は様々。そうした「ズレ」を正そうとせず、むしろ面白がり、創造の契機にすると、新しいものはどんどん生まれやすくなります。 amazon.co.jp/%E3%81%B2%E3%8…
2020-02-09 07:36:04農業研究者。有機養液栽培を研究。日本の食料問題について調査を続ける。いくつかのチャンネルを利用して政策提言を行う。 近著「自分の頭で考えて動く部下の育て方」https://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E9%A0%AD%E3%81%A7%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%A6%E5%8B%95%E3%81%8F%E9%83%A8%E4%B8%8B%E3%81%AE%E8%82%B2%E3%81%A6%E6%96%B9-%E4%B8