ラノベ研究者「「スレイヤーズ」では、主人公のリナは女性ですが、頭の中身は完全に男性で、恋愛要素もなく、男性が感情移入しやすい」「男性向けラノベの女性主人公は、力で問題を解決します。薬屋のような女性向け作品では、知恵で解決」

まとめました。
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うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

なろう書籍化作家です。小説を愛しており、おもしろい物語の作り方を研究しています。『ライトノベル創作教室』を含め5つのラノベ関連書籍を刊行。AMGのノベルス学科で特別講師を何度か担当。プロ作家が次々に生まれている小説家オンラインサロン「エンタメノベルラボ」を運営。amazonアソシエイト参加中。 創作論を中心に呟きます。

lounge.dmm.com/detail/1352/in…

うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

【ラノベで女性主人公を書くには工夫が必要】 男性読者は女性に共感しにくいから GAで大賞を取った「処刑少女」では、主人公っぽい少年を登場させミスリード的に話を進めてから、彼を本当の主人公の少女メノウに殺させるというアクロバティックな方法を取っています。 これは読み進めてもらう工夫

2019-09-30 11:19:25
うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

他にも女性主人公のなろう小説では、中性的な名前、男の子っぽい思考にして、Webで4話くらい経ってから、初めて主人公が女の子であることを明かす、という手法を取っている作品もあります。 「処刑少女」とも共通しますが、主人公を好きになってもらう前に離脱されないように、工夫がされています。

2019-09-30 11:19:53
うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

何度もアニメ化された古典的名作「スレイヤーズ」では、主人公のリナは女性ですが、頭の中身は完全に男性で、恋愛要素もなく、男性が感情移入しやすいように工夫されています。 男性向けラノベの女性主人公は、力で問題を解決します。 薬屋のような女性向け作品では、知恵で解決。

2019-09-30 11:20:11
うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

女性主人公といっても、力で解決をはかるなど思考は男性的で、武力に優れているタイプでないと、男性は感情移入できません。 恋愛要素も省かれています。男性は男と恋愛してもおもしろくないからです。 思考は男性的といっても女性らしい要素も入れなくてはならず、この絶妙なさじ加減が難しいです😥

2019-09-30 11:20:44
大月 クマ@小説局・創作総括 @kuma_otsuki

@ranokenn なんだかんだ言って、男性作者が女性主人公にしちゃうのは…… 「男だとむさ苦しくなる」 「自分の好みの女性を操れる」 ではないかと思うのですが、どうでしょう? 結局、女性主人公が女性に成りきれていないのかも……

2019-09-30 11:52:15
うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

男性向けラノベで女性主人公を書くのは、難易度が高いです。 男性は女性の内面を描くのが難しい(作者の問題) 男性読者は女性に共感しにくい(読者の問題)

2019-09-30 12:53:00
やまたけ@素人物書き @ngh29244

@ranokenn FF外で恐縮ですが、では「まのわ」や「王女殿下はお怒りのようです」と言った、完全女主人公でも人気作なのはどうしてでしょうか? そもそも、感情移入して読む読者ってそんなにいるのでしょうか?

2019-09-30 23:38:42
うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

@ngh29244 どちらも未読ですが、「王女殿下」のあらすじは、 「転生した最強王女が我が道を歩む魔術譚!」 で、高い武力(魔力)を持った女性がその力で周りを圧倒するスレイヤーズと同タイプの主人公のようです。 つまり、頭の中身は男性ですね。 強く、武力で他人から尊敬されるので、男性から共感されます

2019-10-01 09:33:06
うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

@ngh29244 小説の読者は、主人公になりきって物語を楽しむのが一般的です。 故に、主人公に対する共感こそ最も重要です。 特になろう系の読者は、このタイプの楽しみ方をします。 文芸系は、主人公の境遇を客観的に見て楽しみます。 「若きウェルテルの悩み」は、最後に恋に破れた主人公が拳銃自殺します。

2019-10-01 10:01:36

↓(過去の同様の発言)

うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

ラノベ、なろうと文芸作品の最大の違いは「主人公=読者」であるか否かだと思います。 文芸作品は、主人公が人に裏切られて死ぬような悲劇が多く、主人公を自分の分身だと思って読むのに向いてない。 逆に、なろうはスライム転生のように、主人公がまわりからスゴイ、スゴイと褒められて、出世します。

2018-12-28 13:07:55
うっぴー(エンタメラボ・ライトノベル作法研究所の主催) @ranokenn

例えば、「若きウェルテルの悩み」は、主人公が失恋して拳銃自殺して終わるような救いのない話です。 カフカの「変身」も芋虫に変身した主人公が家族や妹に裏切られて、死にます。 主人公になりきって楽しむのではなく、物語を客観視して人間の心の奥深さを探求するような味わい方をします。

2018-12-28 13:08:28
リンク Wikipedia 若きウェルテルの悩み 『若きウェルテルの悩み』(わかきウェルテルのなやみ、ドイツ語: Die Leiden des jungen Werthers)は、1774年に刊行されたヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテによる書簡体小説。青年ウェルテルが婚約者のいる身である女性シャルロッテに恋をし、叶わぬ思いに絶望して自殺するまでを描いている。出版当時ヨーロッパ中でベストセラーとなり、主人公ウェルテルを真似て自殺する者が急増するなどの社会現象を巻き起こした。そのため「精神的インフルエンザの病原体」と刊行時に呼ばれたが、現在も世界中で広 22 users 6

「青年ウェルテルが婚約者のいる身である女性シャルロッテに恋をし、叶わぬ思いに絶望して自殺するまでを描いている。出版当時ヨーロッパ中でベストセラーとなり、主人公ウェルテルを真似て自殺する者が急増するなどの社会現象を巻き起こした。」

「さらにウェルテルを真似て自殺するものが多数現れ、ここから著名人の自殺によって引き起こされる自殺の連鎖を指すウェルテル効果という言葉も生まれている。」


このツイートは権利者によって削除されています。
けいた💤 @KEITA73469177

なんか今、スレイヤーズのリナは男作者が書いた男脳の主人公だから現代倫理的にアウトみたいなツイートが流れてきたんだけど、 >男作者が書いた男脳の主人公 この辺はわかるが、 >現代倫理的にアウト この辺りがわからんのだが、誰かわかる人説明して欲しい、スレイヤーズのリナが好きなけいた向けに

2019-09-30 14:53:16
けいた💤 @KEITA73469177

女性が男性的だからって現代倫理に反するの?逆じゃないの??今の時代は選べる時代じゃないの????

2019-09-30 14:55:23
まとめたひと
佐藤葵 @srpglove

疲れた。 https://t.co/VzR8ZRGlWN… (マシュマロ)