「公開読書」実験的なつぶやきです。分厚い本なので、今夜中に終わるとは限りません。『フリー;<無料>からお金を生み出す新戦略』(クリス・アンダーソン)NHK出版 20時40分開始
2009-11-29 20:41:37公開読書『フリー』:Youtubeでの海賊版に悩まされていたモンティ・パイソンメンバーの反撃。「我々自身で無料で映像を公開しよう。君たちの無意味でくだらないコメントはいらない。かわりにリンクページから正規版を買って、この三年間盗まれ続けた我々の苦痛や嫌悪感を和らげて欲しい」
2009-11-29 20:44:53公開読書『フリー』:30歳で「フリー」に関して反応が分かれる。30歳以上は疑う。「どうせどっかから金を取るつもりだろう」。30歳以下は「そんなの当たり前でしょ?」
2009-11-29 20:48:52公開読書『フリー』:ジレットの挑戦。安全カミソリをタダで配る。すると便利だと思った人は替え刃を欲しがる。携帯をタダで売って通信料を稼ぐモデルの原型が20世紀初頭に誕生した。
2009-11-29 20:54:32このような20世紀型のフリーは、単なるマーケティング手法。しかし21世紀型フリーはまったく新しい経済モデルになる
2009-11-29 20:55:50公開読書『フリー』:デジタル時代の特徴は、ひとたび何かがソフトウエア(ビット)になると、それはいずれかならずフリー(無料)になる
2009-11-29 20:56:58公開読書『フリー』:フリーミアム経済モデル。5%の有料会員が95%の無料会員を支える。95%の無料会員へのサービスコストがゼロに近いから可能。mixiはこれかな?
2009-11-29 21:08:01公開読書『フリー』:フリーの4分類①直接的内部相互補助「ひとつ目を買えば二つ目はタダ!」②三者間市場「広告収入」③フリーミアム(前述)④非貨幣経済「Wikipedia」
2009-11-29 21:11:32公開読書『フリー』:トリビア「ダンパー数;集団が相互扶助を維持できる限界数。150人を超える組織は強い絆を維持できない」
2009-11-29 21:20:23公開読書『フリー』:市場に参入するもっとも破壊的な方法とは、既存ビジネスが収益源としている商品(サービス)をタダにすること
2009-11-29 21:23:27公開読書『フリー』:資源は有限で、いずれ人類は餓えるのか?人類は相違と工夫で資源をやりくりするのか?1980年、二人の生物学者と経済学者が希少説と潤沢説で1万ドルの賭けをした。10年後、指定された原材料は値上がりしているか?結果は潤沢説の勝ち。
2009-11-29 21:31:15公開読書『フリー』:教訓「人々は最悪の予想を信じたがる。なぜならば生存するためには、なにかが希少であることに敏感であるべきだから」
2009-11-29 21:32:39公開読書『フリー』:岡田による余談。堺屋太一の『知価革命』によると、人は「潤沢なものを使いまくり、希少なものをセーブすることを、正しい、と感じる」。現在の僕らが「ネット情報を潤沢に使い、大切な自分の時間やお金を節約するのは正しい」と思うのと同じ原理だね
2009-11-29 21:35:55公開読書『フリー』ヴィレッジ・ヴォイス新聞は、発行部数16万部→13万部に落ち込み経済危機になった。無料にすることによって25万部に増え、経営危機を脱した。
2009-11-29 21:42:45公開読書『フリー』岡田による雑談。この「フリー」という本は、オンライン版は無料でテキストデータを配布している。でも僕は読みやすいし好きだから単行本を1800円払って買った。買ったおかげで快適な読書を楽しめている。オンライン版なら、きっとダウンロードしただけで読んでないに違いない。
2009-11-29 21:46:44公開読書『フリー』岡田による雑談。そうか、僕がダイエットについての本を書く時も、ネットで無料で開放してかわりに各ページごとに2つぐらいダイエット産業の広告を入れる、という手もアリなんだよなぁ。ちゃんと読みたい人は書籍版で買うだろう、と期待するワケね。ふ〜ん、面白い戦略だなぁ。
2009-11-29 21:49:06公開読書『フリー』「心理的取引コスト」とは?人間は本来怠け者なので、考えずにすむことを選びやすい。たとえ1円でも有料は「それだけの値打ちがあるか?」と考えなければならない。しかし無料なら心的取引コストはゼロで、我々は無条件で決断できる。
2009-11-29 21:55:282009年、宝島に日食を見に行くも、まったく見れなかった雨男。新しいガジェット&サービス&珈琲が好物です。最近は上海で仕事をしてます。