- motoyaKITO
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もうなんと言いますかね、30年以上前の、単行本10巻に満たなかった初週刊連載作品から食堂のメニューは出来るわ記念碑は立つわ、そうかと思えばアマチュア時代からの妄想がなんと実現した上に、30年経って記念日にはなるわで、驚くばかりなのです。
2018-07-29 17:51:58@masyuuki おかゆライス、「ご好評より完売」でございましたw pic.twitter.com/gXCpju9l8P
2018-07-29 18:28:39@masyuuki おめでとうございます。当時からのファンとしても感慨深いです。 「CMネタはすぐ風化するぞ」と言われてましたが、あ~る自体ははエバーグリーンですな… 自転車に轟天号と名付けたり、友達とキャンプにいっておかゆライスを作ったり、夜中にイメージアルバム聴いて大爆笑したり、そんな中学生でした。
2018-07-29 18:33:16おかゆライス、実は明治時代に食されていた
明治38年の月刊食道楽の記事「浪速」園部紫嬌によると、大阪では白かゆを冷飯にかけた「おかゆライス」を朝食に食べていたそうです。 twitter.com/masyuuki/statu…
2018-07-31 03:31:41@ksk18681912 そういえば、大正8年生まれだった祖父・祖母も、日常的に茶粥または白粥をご飯にかけて食べてましたね。単に、加齢で硬いご飯が食べにくくなっているだけかと思いましたが、昔からの習慣だったのかもしれません。
2018-07-31 08:52:16@ksk18681912 @tyurukichi_AA 私の父(当時大阪市内在住)も幼少(戦前昭和)の頃、当時の朝食として冷やご飯に暖かいお粥をかけて食べていたと言ってました。職人の若者は腹持ちが良いように殆どお粥をかけずに山盛りの冷やご飯を食べててそれを笑っていたと話してました。
2018-07-31 10:15:00@ksk18681912 #大和の茶粥 なら、冷やご飯が熱い #茶粥 を丁度いい塩梅に冷ましてくれて(夏なら冷蔵庫で冷やして)美味しいですよ。茶粥は塩を入れるので冷やご飯だけでも美味しい。
2018-07-31 14:30:02更に詳しく語られる「おかゆライス」
昨日、大阪では明治時代に白粥を冷や飯にかける「おかゆライス」を食べていましたよ、という資料を提出したところ、大きな反響をいただきました。 そこで、なぜ「おかゆライス」なる食べ方が生まれたのか、について話をしたいと思います。
2018-08-01 03:11:42一つ一つにお答えすることはできませんが、昨日は自分が、両親が、祖父母が実際におかゆライスを食べていた、という体験談や伝聞が多く寄せられました。 地理的には、近畿生まれの方の体験が多いように思います。
2018-08-01 03:11:43資料的にも、「おかゆライス」が登場するのは近畿諸県においてです。 近畿の衣と食(堀田吉雄)によると、河内から和泉、北河内や北摂において。 聞き書き明治の子ども遊びと暮らし(藤本浩之輔)によると奈良と大阪において。 聞き書 京都の食事では、和束町において。
2018-08-01 03:11:43いずれも、茶粥を冷や飯にかけるパターンが多いです。白粥をかけるパターンは少数派です。 さて、おかゆライスはもともと粥を常食とする近畿圏において食べられていました。
2018-08-01 03:11:43守貞漫稿は1830年代から幕末までの、江戸、大坂、京都の風俗について書かれた本です。 この三都の通常の食事の違いについて、次のように書かれています。
2018-08-01 03:11:43まず、京都と大坂は昼飯の時に一回だけご飯を炊きます。温かいご飯が食べられるのは昼飯のときだけ、夕飯と朝飯は冷や飯です。 江戸では朝1回だけご飯を炊きます。昼飯夕飯は冷や飯です。 pic.twitter.com/OTsrun6NXY
2018-08-01 03:11:44大人数を養う大商店でもないかぎり、三都とも炊飯は日に一回です。 民俗学者の宮本常一によると、複数回に分けて炊くと燃料代(薪代)が余計にかかるからだそうです(食生活雑考)。
2018-08-01 03:11:44米を研ぐにも、3回に分けるとそれだけ余計に時間がかかります。 竈に薪をくべてご飯を炊くときには、かかりきりで見張らないと生煮えになったり焦げたりします このように炊飯は時間を大いに消費する作業でしたので、1日1回で済ませたかった、という理由もあるのでしょう
2018-08-01 03:11:45というわけで、1日3食のうち、2回は冷や飯になります。 冷や飯を食べやすくする方法として、茶漬けがあります。19世紀の都市部の人間は、頻繁に茶漬けを食べていたのです。 ただ、冬になると、ご飯は冷え切って固くなりすぎるので、お茶をかける茶漬けでは食べにくくなります。
2018-08-01 03:11:45江戸では朝に炊飯し夕飯には食べ尽くすので、冬でもご飯はさほど冷え切らず固くもなりません。茶漬けで処理することができます。 しかし、京坂では昼に炊飯するので、朝食に昨日のご飯を食べる頃には、長い夜のうちに冷え切って固くなってしまいます。
2018-08-01 03:11:45そこで、京坂の冬の朝食は、ご飯自体を煮なおす、つまり粥にする必要がでてきます。 守貞漫稿では夕飯も粥のように書かれていますが、これは間違いのように思います。 明治時代以降の事例を見るかぎり、京都大阪の粥はあくまで朝飯に食べるものです。 pic.twitter.com/HOCJqUiNF2
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