『日本ロリコン文化は強い女を敬遠』『米国はオタクでも強い女性キャラが好きなんだな~と感心』というフェミ系、手のひら返した
- DaisyAdreena
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命の恩人のために買ったお土産を帰りの電車で食う
日本とアメリカでのジェンダー観に関する差異の話
最近できたアメリカ人の友人。私でも気後れしてまうほどのギーク、そのレベルはもはやbig bang theory級! 日本語がペラペラで日本の映画やゲーム、漫画の翻訳をしている。似たようなフリーランス仕事、ご近所、そして会話が英語と日本語でめまぐるしく入れ替わるのも、痒い所に手が届く心地よさ
2017-11-23 17:28:22彼は“ものの憐れ”、神隠し、仏教の地獄について語れるほどの日本通。翻訳について、映画&TVシリーズについて、日本のサブカルチャーや政治、歴史について、米国の都市についてなどなど溢れ出てきて話題が尽きん。そして一言「で、腐女子の立場について詳しく知りたいんだけど」すぐバレた笑
2017-11-23 17:37:03彼の「なぜボーイズラブ(やおい)はストレートの女性に人気か」という持論は、なかなか的を射てました。ただSFとゲーム・オブ・スローンズについては熱くなりすぎて激論になりかけたので、たぶんしょっちゅう喧嘩することになるだろう笑
2017-11-23 17:42:42以前働いていた会社では乙女ゲーの米国でのマーケットを探っていたそうで、このプロジェクトは日米の文化の違いが顕著すぎて大変だったらしい。まず、乙女ゲーを米国で売り込むにはヒロインをすっかり変える必要があった。根本的な問題は、ヒロインが弱くて自立してないこと。これは米国では致命的。
2017-11-23 17:46:29早い話が、ヒロインが悲劇っぽくてマゾすぎる。米国では強いヒロインが求められるため。そしてヒロインを巡る男たちが、意地悪だったり冷たかったり身勝手だったり、一言でいうとjerk(人でなし)すぎる。恋愛ゲームとして、男も女も魅力的じゃなさすぎる…もう根本的に米国展開は無理だろって話ですが
2017-11-23 17:51:31彼は仕事として乙女ゲーをいくつかプレーし、頭を抱えたそうです。日本では、夫に家事を命じられ奴隷のように扱われるヒロインが、夫の浮気に気づき、復讐のためか寂しさを埋めるためか自分もイケメンたちと浮気するという内容のゲームがすごく人気あったらしいけど、米国ではこれは売れそうもない。
2017-11-23 17:54:58まずこのヒロインは受けない。1)そんな夫と結婚してる時点でアホすぎる 2)米国では浮気がわかった時点で取る行動は離婚・慰謝料請求。そして男たちがオール屑。米国で受けるヒロイン&恋愛、一番わかりやすい例はワンダーウーマン(映画)ですが、あの恋愛に憧れる子は乙女ゲーはそもそもやらんな
2017-11-23 18:00:05日本では強い女は(男女両方から)敬遠される?
日本のロリコン文化についても話しましたが、日本では強い女は(男女両方から)敬遠される、と言ったところ「なぜだ! strong women are the best!」と言ってました。彼もライターですが、強い女性キャラの台詞を書くのが一番楽しい瞬間だと。米国人はオタクの男性でもそう思ってるんだな~と感心。
2017-11-23 18:08:04友人は、乙女ゲーのみならず日本の男女間で(特に若い頃)ありがちな「素直になれない」も理解できない、と言ってました。確かに米国ではツンデレや、好きだから意地悪する的な行動は見ない。誤解からのスタートはあっても。そしてこの「素直になれない」も翻訳が難しいフレーズの一つだと。
2017-11-23 19:36:49単純に、好きなのにツンツンした態度をとっちゃう、意地悪しちゃう、いがみ合うは精神的に未熟なんでしょうが。「素直になれない」は本心を見せるのが怖い=駆け引きがあるということですね
2017-11-23 19:40:06昨日の「強い女性」関連のツィートに関して少々。 日本の漫画やアニメにも戦う強い女性キャラが大勢いる、という批判。では私が感じる違和感と、『ワンダーウーマン』が大ヒットした背景にある、日本のヒロインとの決定的な違いについて書きます。
2017-11-24 15:22:05「客体化」の話らしい
もっと噛み砕いて言うと、
「男に都合の良い女」は「真に強い女」とは言わないみたいな事らしい。
私が共感できるかのポイントは、女性キャラが客体化(objectify)されていないかどうかです。スーパーパワーを持った強い女性キャラでも、男性の視点というフィルターを通した世界観で、従来の女性の立場に自分を押し込んでいる、男性の都合に合わせた役割を担っているキャラであれば共感できません。
2017-11-24 15:23:41『セックス・アンド・ザ・シティ』『ワンダーウーマン』『アナと雪の女王』『Girls』が女性や女子に大ウケだった理由もここにあります(逆に男性がSatCを嫌う理由もこれです)。男性の視点を通して存在する脇役としての女性キャラではなく、女性の視点から見た世界に、逆に男性を“配置”した。
2017-11-24 15:25:31『おっぱいが強調されていれば“男性のためにデザインされた女性キャラ”』?
単純にデザインでそれだとしても、内面には関係ないと思うよ。
女性(女子)は「あのヒロインは客体化されてなかったよね~」なんて会話はしませんが笑 本能的に見分けています。おっぱいが強調されていれば“男性のためにデザインされた女性キャラ”だ、くらいの見当はつくでしょう。
2017-11-24 15:26:26宝塚歌劇団。美女・美少女が多いけどそんなに男性ファンが多いというイメージがありません(実態はわかりませんが)。これは宝塚歌劇団が“(主として)女性のためにデザインされた”世界観を舞台としているため(男性が排除されている)男性は客体化しずらく、あんまり萌えないんだと思っています。
2017-11-24 15:27:41女性も男性を客体化しています。最近は日本も変わってきましたが、02年のサッカーW杯では、日本開催だったため、女性もイケメン選手に注目する機会が増え(イルハン覚えてますか?)、(サッカーの)能力を無視して外見で男性の価値を測る―これに対して男性ファンが苛つくということがありました。
2017-11-24 15:29:07でも最近では、イケメン選手がもてはやされたところで「まあそんなもんだろう」という感じだし、BLの認知度が上がってるのもその風潮を表れではないかと思います。男女がお互いを客体化し合うことはあまりよくないがある程度仕方ないとして、私が感じる違和感は日本ではこれの度が過ぎてることです
2017-11-24 15:31:50結果「異性の視点を通してみた理想の女性/男性像に近づけない自分(ブスや不細工、女子力がない)には価値がない」という自尊心の低さから、こんな自虐的な主張が賞賛される社会になってる。まあこれ見て賞賛してるのはたぶん、一番多感な十代の子たちだけでしょうですが。 youtube.com/watch?v=EEVI5g…
2017-11-24 15:36:06読み返してきになったので。さきほどのサッカーの例は補足すると、当然女性はイケメン選手に注目していいはずで、反発が出ることの方がお門違いという意味です。でも02年は、まだ大っぴろげに色めくことに女性が抵抗を感じた時代だった、という話です
2017-11-24 15:48:46