「座席を倒していいですか?」→「ダメです」とバッサリ Xに集まる…虚を突かれる「新幹線トラブル」

年末は新幹線の利用者が増えるだけに注意したいところ
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2024年も残りわずか。年末年始にかけて最大9連休ということもあり、帰省や旅行で新幹線を利用しようと計画する人もいるのでは。

年末年始に利用者が大幅に増える新幹線では、ルールやマナーを守らない人によるトラブルが発生することも。Xではその時の体験談が投稿され、拡散されることも少なくありません。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド」、今回は「新幹線でのトラブル」について掘り下げます。

テーマは「新幹線でのトラブル」

子連れ客に「ハズレだ」と悪態…心ない隣客への対策は

子どもを連れて新幹線の座席についた際、隣の乗客に悪態をつかれたというユーザーの投稿がXで話題になりました。

投稿者は小さな娘さんを持つ母親。お子さんを抱えて席に座ったところ、隣の客が小声で「はぁーーー最悪」「ハズレだ」と言い、そのままヘッドホンを着けたそうです。

母親は「気持ちは分からんでもないが、もう少し寛容な世界になってほしいなぁ」と、複雑な心境を投稿で綴っていました。

X上では、「(車内で)子どもが騒いだらどうしよう、と緊張しながら乗っているのに、騒ぐ前から敵意を剥き出しにされたら落ち込む」と、母親への同情が寄せられるコメントが多数ありました。

さらに隣客の行動について「正直子どもの泣き声が苦手です」「新幹線では静かに過ごしたい」などと一定の理解を示しつつも、「声に出して言うことではない」と苦言を呈する声も多く見られました。

また、母親に対しては「(隣客の反応を気にせず席を移動できる)自由席に座ります」という人や、万が一子どもが騒いだ場合に備えて「多目的室の近くの席を予約するようにしてました」といったアドバイスを提案する声もありました。

新幹線などの公共交通機関は、さまざまな人が利用する場所だけにトラブルが起こりやすいものです。隣り合う客同士が思いやりを持つことで、より快適な時間を過ごせるのではないでしょうか。

「座席を倒していいですか?」に「ダメです」と言われショック

新幹線では、座席にあるリクライニング機能の使い方をきっかけにトラブルが起きることもあります。

あるXユーザーが後ろの座席の人に「座席を倒していいですか?」と尋ねたところ、「ダメです」と断られたという体験談を投稿し、多くの注目が集まりました。投稿者はあまりにハッキリと断られたことに驚き、「ほんのりトラウマ」と振り返っています。

Xでは後ろの席の人に対して、「『ダメです』って言えるのがすごい」という驚きの声が上がる一方で、リクライニング機能の使い方について議論を呼びました。新幹線のリクライニングは座席に標準装備されていることから、「(倒すことを)いちいち断らなくて良い」と考えるXユーザーも少なくありません。

一方で、シートを倒すことで「後ろの人の駅弁やお茶がひっくり返る可能性がある」といった理由から、「声をかけたほうが良い」と考える人も多く、議論は平行線を辿りがちです。

また、今回のケースでは「『倒していいですか?』と許可を求めたのがいけない。『倒します』と宣言したほうがいい」として、後ろの人への声の掛け方を指摘する声も見られました。

リクライニング機能の使い方は、新幹線におけるマナーの考え方の違いだけでなく、乗客同士によるコミュニケーションの難しさも浮き彫りにしています。

予約専用の荷物スペースを「無断利用」されるトラブル

新幹線で大きなスーツケースなどの「特大荷物」を車内に持ち込む場合、東海道・山陽・九州・西九州新幹線では、専用座席の予約が必要とされています。

ところが、あるXユーザーが専用座席を予約していたにも関わらず、荷物スペースに予約していない誰かの荷物が勝手に置かれていたという体験談が話題となりました。

投稿者が同じような被害にあったのはこれが2回目だといい、JR東海に対し「このシステムは根本的に考え直さないといけない」「正直者がバカを見ないようにお願いします」と訴えていました。

X上では、同じような体験をしたユーザーからも共感の声が寄せられています。「ちゃんと1ヶ月前に予約したのに、(専用スペースに他人の)荷物が置かれていたときは怒り狂った」と憤る人もいれば、「(無断で置かれていた他人の荷物を)新幹線から降ろして『忘れ物』として駅の駅員に渡した」という人までいました。

こうしたルールを守らない乗客への批判が多い一方で、JR東海側への不満も少なくありません。

特に、新幹線での荷物持ち込みルールについては、「悪意ではなく単純にシステムを知らずに置いている人もいるのでは」と指摘する声も。また、予約した荷物スペースを確保するために「プラス料金を払っても構わないので、鍵付きスペースにすべきでは」という意見も見られました。

さらに、あるユーザーが駅員に無断で置かれた荷物の移動を頼んだ際、「勝手に荷物には触れませんので…」と断られたケースもあったようで、JRに対して厳正な対応を求める声も出ていました。

新幹線の車内という限られたスペースでは、荷物の置き場所をめぐってトラブルの原因になることも少なくありません。こうした問題を回避するためには、乗客が荷物持ち込みルールを把握し、そのうえで無断で利用された場合の対処について厳しくしてほしいと考えている人も多いようです。

思いやりを大切にしたいですね

新幹線などの公共交通機関は、さまざまな人が利用する場所だけにトラブルが起こりやすいものです。Xに寄せられた体験談を参考に、乗客同士が思いやりを持つことで、より快適な時間を過ごせるのではないでしょうか。

以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド」でした。次回もお楽しみに!

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トゥギャッターオリジナル記事編集部

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