こんにちは。ひにしです。
突然ですが、いま私は舌を回している。
「舌回し」は、「よしもとの美容番長」と呼ばれる女芸人のシルクさんが紹介し、話題になった小顔体操だ。顔の大きさが気になる女性なら、一度はやってみたことがあるのでは?
Twitter上でも、舌回しで小顔効果があったと語る人がいる。
最近気付いたんだけど、舌回し運動始めてから顎のゆがみ?大きく口開くとカクンてなるとこあったんだけどそれがなくなった。確証はないけど他に関係ありそうなことしてないんだよなぁ。てことで小顔効果以外にも効くのかなって思います。※個人の感s
— MASA 2 y (@dvmgny) 2015年5月13日
”舌回し体操”を始めて3週間近く経つので報告。
http://t.co/Nriu9FdDdY …
効果①額関節がくっきりと浮き出るようになった
効果②滑舌が良くなった気がする
効果③ほうれい線が消えた
それなりに効果はありそう?比較画像を撮っておけばよかった・・・。
— 帯津さんの後輩 (@fg54_d95) 2015年5月16日
私の友人にも、少し見ないうちに顔がシュッと引き締まった子がいた。しつこく問い詰めたところ、やはり「舌回し」をやっていたとのこと。
世の中には数多の小顔グッズがある。かくいう私も年々だらーんと垂れ下がっていく輪郭や、消えなくなりつつあるほうれい線に抗おうと、美顔ローラーなどのグッズに湯水のごとく投資をしてきた。
それなのに、ただ舌を回すだけでいいだなんて! それなら、仕事しながらだってできるじゃん! これまでの投資はいったい何だったんだ! くそぉ、ムカつく! すぐやろう! 即、舌を回そう!
ネットでやり方を調べてみたところ、1日に50回~100回くらい行うのがいいらしい。
でも、私は今すぐにでも小顔になりたい。
ということで、舌回しを1日で1万回やると、どれくらいほうれい線や顔のサイズに影響があるのか検証してみた。
【舌回しのやり方】
1.歯茎に沿わせるように口の中で舌を回す
2.左右交互に1周ずつ行う
以上である。
これを1万回繰り返す。たったそれだけ。
口の中の状況を分かりやすくお見せするために、舌を出してやってみた。
イジリー岡田のマネみたいになってしまった。これはいろんな意味で危険だ。
気を取り直して、さっそく始めよう!
舌回し開始!
変顔をしているわけではない。
予想外に序盤からつらい。私の場合、反時計回りの動きがやりづらく、何度か回しただけで後頭部と首の間がつっぱる感じで痛くなってきた。
100回経過
もちろんだけどあまり変化はない。しかし、早くもつらい。1万回達成できるかなぁ…。
500回経過
「舌回しは仕事しながらでもできる!」と軽く見ていたのだが…、
集中できない。
常に舌を回しているので意識がそちらに向くのか、考えるという行為ができず、まったく仕事にならないことが判明。
1000回経過
うーん、あまり変化なし。しかし、戦いは始まったばかりだ。
2000回経過
何度か挑戦してみたが、やっぱり「舌回し」をやりながらでは仕事が全然進まず、にっちもさっちもいかない。こうなったら仕事はあきらめた!
気分転換にミステリー小説を読みながら舌回しを続行することにした。
3000回経過
読み始めた小説に夢中になっているうちに、あっという間に3000回を達成!
あれ…? 四角かった輪郭がちょっとほっそりしてきた気がする。歪んでいた輪郭も心なしかバランスがよくなっているのでは…?
あれ、なんだか一気にいい感じになってきたぞ。さらなる効果を期待してがんばろう!
4000回付近
筋肉の限界なのか、顔の向きを真っ直ぐに保てなくなってきた。舌を回している方向へ首が勝手に傾く。
一方で、回しっぱなしの反動なのか、ちょっとでも休むと舌がしびれるような感覚が襲ってくる。むしろ、回している方が楽になってきた。なんだこれ。ランナーズハイならぬ“舌回しハイ”ってこと?
5000回
ようやく折り返し地点。
真顔のつもりなのに、口角がキュッと上がっている。よく見ると、頬骨あたりも持ち上がっているようだ。
舌回し、期待以上にすごいかもしれない。
用事があるので、後半はちょっと怪しいけどマスクを装着して舌を回しながら出かけることにした。
この時マスクの下ではぐーるぐる舌を回しているけど、この距離だとあまり目立たない。マスクを着用すれば外出先でもこっそり舌回し可能だ。
電車の座席に座りながらも舌回し。アップでも分かりづらいね。
実際はこんな顔をしていても、スキマ時間や通勤時間もマスクさえあれば人目を気にしなくてOKだ。
帰りがけに洋服を物色していても、違和感なし。
誰もこのマスクの下で舌を回しているなんて気づかないだろう。さあ、家に戻って、続行だ!
6000回
生まれて初めてというレベルで酷使されて、舌の付け根が悲鳴を上げ始めた。
それに、指さしている辺りに、肩こりのようなゴリゴリの固まりが出てきた。咀嚼筋(そしゃくきん)が刺激されているのか、下顎がすごく痛い。筋肉痛なのだろうか。
7000回
わー! あきらかに舌を回す前と比べて顎の形が変わっている。
歪みのあった輪郭が、左右対称になりつつある。こうやって比べると一目瞭然の差が出てきた。
だいぶ舌の疲労がたまってきてつらいけど、やるっきゃない! いけるところまでいこう!
8000回
本も読み終えてしまったので、映画『ダンサーインザダーク』のDVDをぼんやりと観ながら、舌回しを続ける。
ビョークすごい…もうダメ。大号泣。でも舌は忘れずに回さないと。
9000回付近
ずっと眉間にしわが寄っている状況で舌回しをしている。自然と顔が勝手にこうなってしまうのだ。
ラストスパートを前に、こめかみが痛くなってきた。急激に顔周りの筋肉を使いまくっているので、頭蓋骨のいたるところが痛い。その最たる場所がこめかみだ。キーンと嫌な感覚が走る。
痛いところを押さえながら、舌回しは続く。ゴールはすぐそこだ!
そして…、
1万回達成!
苦節8時間。
ついに、1万回達成ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
輪郭の違いを見比べてほしい。
まず、頬骨のあたりがかなりシャープになった。そして、ほっぺたの肉が持ち上がったせいか、ほうれい線も目立たなくなっている気がする。
最も分かりやすいのは、顎周りの形の変化と、左右のエラのバランスが整ったことだ。顔全体の印象も、垂れ下がり感MAXだったのに、少し若返ったような気さえする。
【結論】
舌回し1万回で目に見えて顔の歪みが整う! 頬骨の辺りがすっきりして輪郭に差が出る!
大成功すぎる! しかも、かかった費用はまさかの0円! 使ったのは自分の舌のみ! これは世の中の輪郭に悩むすべての人にマジでオススメできる! 1万回舌を回した私が太鼓判を押すよっ!
振り返ってみると3000回くらいでも、十分に効果が出ていると思うので、まずは3000回を目標にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
~その後~
左顎下にできた、咀嚼筋の固まりがピンポン玉くらいの大きさになって1週間経過してもゴリゴリしたままである。押すと痛い…。怖い…びょ、病院行こうかな。
※編集部からのご注意
舌回しの効果には個人差があります。今回のように、やりすぎは体に害を及ぼしかねませんので、個人の責任で無理せず行いましょう。
「美は1日にしてならず」です。