こうすれば、マクドナルドでも「豊かな暮らし」ぽく撮れる
ご飯を作るのも面倒だし今日はマクドナルドでいいかあ…とか言ってむしゃむしゃと食べていると、どこか切なくなってくるものです。せめてインターネットの世界だけでも「豊かな暮らし」ぽさを出していきたい。デジタルは僕らの願望をカタチにしてくれる。
撮ってみたものの全く「豊かな暮らし」ぽさが出ない。
これまた厳しい。なんか「豊かさ」どころか餌っぽさが出てしまっている。
これではダメだと、レジに持って行き「これやっぱり持ち帰りたいのですが…」。なかなかに恥ずかしい瞬間だ。
「豊かな暮らし」ぽい写真ってどんなのだろう、と思いInstagramをあさる。そう、こういうのが「豊かな暮らし」ぽい。
豊かさすごく出てる…!果物にヨーグルト、たまごに野菜と色とりどりなラインナップ、栄養も考えられていそうだ。なんかちゃんとした日々を過ごしている気がする。体の調子を把握してちょっとでも具合が悪くなるとすぐ気づきそう。いつだって寝不足の僕には少し遠い世界だ。
「まずは丸い皿だな」と自宅のキッチンから取り出したこちらのお皿。酉の市で見つけたお気に入りの一枚(こういうアイテムに「お気に入り」って単語を使うと豊かな暮らしぽいよね)。
とりあえず乗っけてみた。
うん、なんか違う気がする。
包装紙をとってみたが、なんかまだ物足りない。
使いもしないけどナイフとフォークを置いてみる。お、なんかそれっぽくなってきた。
これにInstagramのフィルターをかぶせて…。
豊かな暮らしだ……!ディスイズ豊かな暮らし…!
- 小物を置くだけで全然印象が違う。適当にフォークとか置いてみよう。
- 角度を変えるだけで全然印象が違う。斜めとかから撮ってみよう。
- 写真が下手?どうでもいいからInstagramのフィルターを使うだけで全然印象が違う。なんか淡くなりそうなやつ使ってみよう。
日々の暮らしがゴミカスでも、アイテムと写真で「豊かな暮らし」は作ることができる。これでみんなから「いいね」をもらえる。あーゆたかだなあ。いんたーねっとのせかいではぼくもゆたかにいきていけるんだなあ。
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この際、本当にリア充かどうかはどうでもいいです!SNSの向こう側で見てる人にはわかりはしないんですから。カップの後ろにもうひとつのカップや人の影を写すだけでオッケーです。なんだったらタバコでも持ち歩いて写真写すときにこそっと置いておきましょう。みんな勝手に「彼氏いるんだ」って勘違いしてくれますよ。
「結論を言うと『リア充は作れる!』ってことです」なんか虚しくなってくるなあ。 / “”リア充”は作れる!? 実例で学ぶ「SNS映えする写真」撮影のコツ|小川由衣のPHOTO LABO(連載02) | kakeru.me” http://t.co/PwWkS4T1Rw
— やまぐち りょう (@d_tettu) 2015, 5月 27