四十の一部始終

ゆるやかに再起動。

MyGO!!!!! 7th LIVE「こたえなんてなくても」を配信で観る。

 

2024年は、MyGO!!!!!の為に生きていたと言っても過言ではない。MyGO!!!!!に出会ったのは2023年の夏のことなので、初めて一年通して推し活とやらに全力だった年になった。主なイベントを挙げると2月のZeppツアー羽田に始まり、4月の横浜アリーナでのPoppin’Partyとの合同ライブ、7月には武蔵野の森総合スポーツプラザでの6thライブ2Days、9月と11月には劇場版It's MyGO!!!!!の公開、これらの間にもかなりの頻度で新曲がリリースされたり、スタンプラリーやらコラボイベントなんかがあって、ついでに聖地巡礼なんかもやりつついろんな意味でMyGO!!!!!と関わり続けた一年だった。

 

色々あってブログには書かなかったけど、両日参加した6thライブと、プラチナチケットだった迷子集会。

 

そして12月には2ndアルバム『跡暖空(みちのく)』がつい先日発売されたばかりで、バンドとしてのさらなる新境地を開拓しつつ、今年一年の締めくくりとして12月22日に7thライブが日比谷公園大音楽堂、通称野音で開催された……のだがチケットの抽選には落ちた。キャパ3000じゃ流石に厳しい。6月にあったMyGO!!!!!のラジオ公開収録には当選したのにね。ブログ更新のモチベが一番低い時期だったので、そのときのことは記事にはしていないんだけど。そういうわけで7thライブは家で大人しく配信を見ることになった。

 

 

とその前の12月21日と22日にライブグッズの物販が秋葉原にあるベルサール秋葉原ビルで行われていたので行ってきた。事前通販であまりにも早く多くのグッズが完売してしまったので仕方なく。MyGO!!!!!のライブなのに、1月から始まるAveMujicaのアニメのプロモーションが大きいあたり、バンドリ!というコンテンツの一部であることを思い出させてくれる。まあこのAveMujicaはIt's MyGO!!!!!から地続きの続編で、MyGO!!!!!のメンバーも引き続き登場するため無関係ではないのだが、個人的には不安と期待が入り混じっている。

 

自分が行ったのは前日の土曜日、21日である。12時から販売開始ということで、11時頃に列整理券を受け取った。番号は600番台…って受け取ったときはこれどうなの!?と思ったが、結果的にグッズを買うのにはそれほど支障はなかった。その後昼食を摂ったりヨドバシを上の階から順に見ていったり、秋葉原をうろつくこと2時間ほどでようやく物販列の呼び出しがスマホに来たのでまたベルサール秋葉原ビルに向かう。それからまた30分ほど並んでまってようやく順番が回ってきてTシャツ、タオル、ラバーバンドなどを購入。最近ラバーバンドはカバンにつけてさりげないMyGO!!!!!おじさんぶりをアピールしている。ネックウォーマーなんかも欲しかったけど完売してた! その後はミニアクスタやアームカバーなんかが当たるガチャガチャを回したり、AveMujicaのライブ衣装を撮影したりなんかして、ライブ開催を明日に控え気分が盛り上がってくる。まあ家で配信見るだけなんだけど。

 

 

22日ライブ当日。日比谷野外大音楽堂は東京駅から歩いて5分程度、皇居と目と鼻の先にあるような場所で、中に入れなくても普通に外に音漏れしてくるのだがさすがにそこまではしなかった。この日は家でぬくぬくしながら家で配信を見ていた。

 

まずオープニングアクトとして、バンドリコンテンツ発のVtuberグループである『無限大みゅーたいぷ』のパフォーマンスが三曲あった。Vtuberといってもライブで演奏するときは中の人が出てくるらしい。配信だと客席最後方からのロングショットという定点でしか見ることができなかったので何をやっていたのかはよく分からなかったが、曲調は00年代あたりの電波ソングのようで懐かしさがある。今はバンドリというコンテンツ自体逆風を受けているような感じがあるので、頑張ってほしいところだ。

 

その後20分ほどのインターバルを挟んでMyGO!!!!!が登場。今回はベース担当の長崎そよ役小日向美香(みかん)ちゃんがインフルエンザのために不参加になるというアクシデントが発生し、4人でのステージとなる。冬の野音にもかかわらずステージ衣装はいわゆる初期衣装で見た目で既にとても寒そうだ! ボーカルの高松燈役の羊宮妃那ちゃんはショートパンツで生足だし、ギターの千早愛音役立石凛ちゃんなんて袖がシースルーだし、要楽奈役青木陽菜ちゃんは肩出しだぞ!? 現地は気温5度だったらしいので相当やばい。そう思っていると照明が落ち、客席は青色のサイリウム一色に染まる。これ見るとああMyGO!!!!!のライブ始まったなって感じがする。

 

最初の1曲目は『砂寸奏(さすらい)』。MyGO!!!!!のライブでは珍しい赤と緑のちょっと毒々しい色の舞台照明とともに会場は一気に湧き上がる。観客もウォオオー!って声を上げるパートがあるので現地にいたらもっと楽しかったと思う。今日の羊ちゃん(羊宮妃那)は心なしか声があまり出てないし伸びがない気がする。何回もライブを見ているので、調子が良いときと悪いときのムラが結構あることも最近分かってきた。今回のライブは寒いので身体が暖まっていないのかもしれない。2曲目の『処救生(こきゅう)』が終わるとMCに入った。画面越しに見える吐息の白さから現地の寒さが伝わってくる。日比谷の野音はロックの聖地ということで最初から砂寸奏でガツンと行く…という流れはZeppツアーと同様の流れで行くと決めていたらしい。相変わらず燈を挟んでの愛音と立希のバチバチが熱い。今日はぽっかり空いたそよのいるはずのスペースを見ながらそよの分も、いやそよといっしょに頑張ると誓うメンバーたち。

 

そして始まった3曲目は『歌いましょう鳴らしましょう』。MyGO!!!!!の曲の中で最もBPMの早いこの曲、寒くても動きまくればだいぶ心も身体も温まるはず。実際ステージ上のメンバーの動きも心なしかいつもより激しさを増して見える。4曲目は最早お馴染みのデビュー曲『迷星叫(まよいうた)』。途中チラっとステージ上が見えたが、本来なら今日演奏に使うはずだったベースがちゃんと置いてあった。陽菜ちゃんが今日みかんちゃんの立っていたはずのスペースまで上がってお立ち台の上演奏していたのは胸がくなる。この辺まで来ると羊ちゃんも少しづついつもの調子を取り戻してきたような感じだったが、まだ本調子とは言えなかった。

 

「この場所で流されてきた音、声、光、その一瞬一瞬といっしょに、ここで叫びたい!」

 

野音で演奏することへの想いを叫ぶ燈のポエトリーリーディングが間に挟まりアニメのOPでもある5曲目の『壱雫空(ひとしずく)』が始まる。そして再びMCへ。陽菜ちゃん凛ちゃんの飲むステンレスボトルからお茶の湯気が上がるのがはっきりと見える。ドラムの椎名立希役林鼓子ちゃんが「皆さん寒くないですか?」と心配すると客席から思い思いの声が飛んできて「どっち?」「大丈夫ならいいです風引かないでください」と結局投げやりになった返事に逆に喜ぶ観客たち。

 

その後は6曲目『無路矢(のろし)』、7曲目『輪符雨(リフレイン)』、8曲目『潜在表明』と続く。輪符雨は雨の曲だけあって部屋で見ててもちょっと空気が寒く感じるくらいだった。歌声はともかく今日のポエトリーはいつも以上に必死感出てる気がする。ステージ上で必死に声を絞り出すように大きく身体を動かしている。ここでまたもやMCが入り、今年一年の活動内容を語る中唐突に楽奈の口から出たネコ集会という言葉がひっかかりまくる立希に笑う。

 

燈のコール&レスポンスの後に始まった9曲目は『孤壊牢(こころ)』。韓国のWebコミックとのコラボという経緯の曲なのでライブではやらないのかと思っていたので、今回ライブで演奏しているのを見るのは初めてである。観客も示し合わせたようにコールしているのは、自分の知らないところでみんな練習でもしてるのだろうかとさえ思ってしまう。いつもよりアレンジの強いイントロから始まった10曲目はライブの定番曲『影色舞(シルエットダンス)』。羊ちゃんの愛らしいペンギンステップが今日はなんだか控えめだった。そして11曲目『碧天伴走』の後ステージが暗転し、メンバー全員によるポエムの後に始まった12曲目は劇場版・後編のEDテーマでもあった『歩拾道(スピード)』。今回のライブタイトル「こたえなんてなくても」はこの曲の歌詞である。目の覚めるような大団円で終わった劇場版・後編ではこの曲がかかった瞬間に訪れた感動を思い出さずにはいられない。王道青春バンドアニメ『BanG Dream It's MyGO!!!!』はやはり名作と呼んで差し支えないと思う。

 

12曲が終了しステージは暗転、メンバーが舞台袖に捌けた後アンコールが響き渡ること5分ほど。ステージ衣装から着替えたMyGO!!!!!メンバーの姿はさすがにさっきよりも厚着だった。よくここまで我慢したと思う。そしてアンコールの1曲目は『端程山(パノラマ)』で、演奏が終わると同時に舞台袖にダッシュしてコートを着込むメンバーたちにはつい笑ってしまったが、そこまで寒いなら無理しないでくれ…とも思わずにはいられない。ここからはキャラの仮面を一旦外して中の人モードになるが、メンバーたちはやはり今日ステージに立てなかったみかんちゃんの話になる。そしてここにいないみかんちゃんのために会場のサイリウムは黄色一色になった。ここからお知らせがいくつか発表されたが、既出でないものは来年の春に6thシングルが発売、It's MyGO!!!!!の物語を別視点で描いたコミカライズの発表くらい。ナンバリングライブのわりには少し物足りない感じがするが、バンドリコンテンツとしては来年からAveMujicaの方に重点を置くだろうからそんなもんかなーという感じだ。何か大きな発表があったとしても、恐らくは来年の4月にあるMyGO!!!!!とAveMujicaの対バンライブのときだろうと思う。

 

そして締めにメンバーから一言づつあった後、アンコールの2曲目はアンコール定番の『音一会』。ライブで最後の曲と言えば音一会か焚音打だろうと思っていたが今回はこっちが先になった。劇場版後編のフィルムライブも記憶に新しい。アンコール3曲目、今日最後の曲はやはり『焚音打(たねび)』だった。このパンクロックの中で同じ熱になれる今が全て! そう叫んでサビに入って最後のラストスパート!というところで一旦演奏が止まり、何事だ!?と驚いていると燈のアカペラが始まって二度驚いた。なんというライブアレンジバージョン…と思っていると他のメンバーのコーラスが入りまるでゴスペルのように日比谷公園の暗闇の中に響かせた。その余韻も冷めやらぬまま、1時間40分ほどでライブは終わった。

 

MyGO!!!!!の次のライブは来年1月のトゲナシトゲアリとの対バンライブだが、それも今回と同じくキャパが3000ということでチケットは当選ならず。4月のAveMujicaとの対バンは既に2ndアルバムのシリアルで申し込みは済ませた。会場のKアリーナのキャパは2万らしいので多分当選するはず。アニメAveMujicaの放送終了直後なので、何か大きな進展開をやってくれるはず! MyGO!!!!!、来年もまだまだ推していくぞ。

 

セットリスト

1.砂寸奏(さすらい)

2.処救生(こきゅう)

MC1

3.歌いましょう鳴らしましょう

4.迷星叫(まよいうた)

5.壱雫空(ひとしずく)

MC2

6.無路矢(のろし)

7.輪符雨(リフレイン)

8.潜在表明

MC3

9.孤壊牢(こころ)

10.影色舞(シルエットダンス)

11.碧天伴走

12.歩拾道(スピード)

 

アンコール

1.端程山(パノラマ)

2.音一会

3.焚音打(たねび)

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