底辺

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開発生産性Conference2024 Day2 参戦

dev-productivity-con.findy-code.io

 

 

先週のAWS Summitに引き続き、今週もオフラインカンファレンスの開発生産性Conferenceに参戦しました。(Day2のみ。@虎ノ門ヒルズフォーラム)

 

開発生産性は現在自分も最も関心のあるテーマなので参加してみました。

 

Keynoteセッションは、開発生産性の必須課題図書?の「LeanとDevOpsの科学」の著者のNicole Forsgrenさんの発表(Mastering Developer Experience: A Roadmap to Success)でした。

GitHubの服部さんのセッションでも話がありましたが、今はDevEx(Developer Experience)がトレンドになっているんですね。

発表自体は30分くらいで終わり、残り30分はQ&Aセッションとなりましたが質問が大量に来ており、盛り上がったセッションになりました。

ところで、同時翻訳が用意されているのは良いのですが、それはそれで聞くのが難しかったりするので翻訳機無しで聞いてました。個人的には同時翻訳で聞くのが苦手なので、自動の文字起こし(英語)があったりすると嬉しいなーと思いました。

 

 

 

他には以下のセッションを聴きました

  • (11:20〜12:00)生成AIに振り回された3ヶ月間の成功と失敗
    • リンクアンドモチベーション 山西さん
    • このような生成AI活用のためのリアルな試みを発表していただけるのはありがたいですね
    • 皆やっぱり上手く活用するため色々頑張ってるんだなぁ
    • 生成AIは人間と類似点が多いので、人間らしく扱うと良い(人間に与えるのと同じように指示を与える的な)、という学びは頷けました。先週のAWS SummitでAWSの方も同じことをおっしゃっていました
    • 生成AIがチームメンバーならどうする?という視点は面白いなと思いました
    • あとでブースで山西さんともお話させていただきました

 

  • (13:55〜14:35)Metrics-informed development; theory and practice
    • å…ƒSpotify、現GradleのLaurent Ploixさん。初来日だったらしい
    • メトリクスはあくまで意思決定のための支援でメトリクスを目標にしてはいけない。すべてのメトリクスは問題点があり、完璧なものはないということは覚えておくべき
      • こちらはアンチパターンとしてもよく言われていますね。いやーそうだよなぁ、と思いました(小並感)
      • 何でもそうだが銀の弾丸なんてないよね
        • 和田さんの発表でもあった、テストの種類ごとの役割を考えてそれぞれを適切に使う、という話もそう

 

  • (15:55〜16:35)開発者体験の未来を考えよう 〜GitHub Copilot Workspaceが拓くAI時代の開発スタイル
    • GitHub 服部祐樹さん
    • Copilot Workspaceのデモとか混じえつつ、GitHubが描く開発体験の未来について語られてました
    • WorkspaceはAIがいきなり作るのではなく、エンジニアとインタラクティブに仕様を詰めることが出来たりもするのは「すげぇ」ってなりました
    • エージェントが解釈するのでIssueをちゃんと書くのが大事になってくる
    • でも正直、何でもAIが出来るようになってしまって人間は基本レビュー、という世界(まだ現在はそこまでは行ってないが)は、個人的には便利だなーすげーなーという気持ちと同時に寂しさも感じずにはいられない
      • AIがすぐにやってくれるので、例えば変更容易性を考えた設計の必要度も従来より薄れたりとか、そうなる可能性もあるのかなとも思ったり
      • まぁ、コードはビジネスの目的を達するための手段でしかないので、もちろんそれは開発者のエゴであり、最も生産性の高い手段を選ぶべきなんですが
        • 僕は車の運転が好きでMT車をずっと乗り継いでいるのですが、将来的には車も自分で運転するのは一部の人の趣味であり、自動運転が普通、の世界がいつかは来るのかなと
    • メトリクスAPI
      • 生成された提案数と受け入れられた提案数とか
      • マネージャーがマイクロマネジメントのためにcopilotを個人がどのくらい使ったかのメトリクスとかを取るものではない
        • GitHubはあくまでも開発者のためのものである、というのはGitHubの方針らしい
      • メトリクスだけでなく、開発者自身の満足度などのサーベイも大事
      • 自分たちの現在をまず測る、その後、何をしたらメトリクスがどうなったかを見る

 

  • (17:50〜18:30)開発生産性の観点から考える自動テスト
    • テスト書いてないとかお前それ(以下略)でおなじみの和田さん
    • https://speakerdeck.com/twada/automated-test-knowledge-from-savanna-202406-findy-dev-prod-con-edition

    • 和田さんの発表は、首がもげるくらい頷いたし新しい学びもあったしでとても良かったです
    • 最初に託児所があることに感謝を述べられてましたが、そのおかげでこの発表を僕が聞けたので、自分の方からもありがとうございます
    • アサーションの適切な使用(色んなアサーション関数があるが、適切なものを使う)。何がどこでどのように失敗したか、がassertのエラー時にメッセージから分かりやすいアサーション関数を使用する
    • 色々な企業で技術顧問をする和田さんだからこそわかる、現場でほんとに多いアンチパターンの話は面白かったです
      • 本来SmallTestで検証すべきものもLargeTestに入れ込もうとしちゃってる、とか
        • テストサイズについてはGoogleのソフトウェアエンジニアリング(オライリー)参照
      • ユニットテストで良いものをE2Eテストで検証するのはやめた方が良い
        • E2Eテストの失敗原因を突き止めるのは労力が必要なので(新しいコードのせいなのか、環境のバージョン不一致のせいなのか、とか)
    • テストが(失敗するなら)どれだけ早く失敗するかも大事
    • 多くの現場ではアイスクリームコーンから始まる(それは悪いことでは無い)。アイスクリームがどんどん巨大になっていくことは悪い)
      • アイスクリームコーンからピラミッドへ
    • テストでは品質は上がらない、テストはあくまでも品質をあげるきっかけ。体重計と同じ(乗っただけで痩せないよね)
    • 良い設計をするとsmall testを書きやすくなる

 

本当は「組織横断支援チームによるFour Keys計測基盤の構築と活用に向けた取り組み」の発表も聴きたかったんですが、ブースでお話ししていたら時間が来てしまったのと、ちょっと休憩したかったのでスキップしてしまいました。。資料が上がっていたのであとで見ます。

 

展示ブースもセッションの合間に全て回ることができました。

スタンプラリーという形式は、ブースの方とお話しするきっかけにもなるし、一通りの企業のサービスや取り組みを見ることが出来たし、スポンサー・参加者Win-Winの仕組みなんじゃないかなと思いました。とても良かったです。あと単純に、スタンプ集めると回せる巨大ガチャは楽しい。(3回引けたけど全部外れた)(HHKB持ってるけどHHKB Studio欲しかった)

ブース企業の方は結構長い間お話ししてくださる方もいて楽しかった。連絡先交換までつながったりして、こういう出会いがあるのはオフラインカンファレンスならではだよなーと思いました。

 

あと弁当配布は最高。先週のAWS Summitと同じく「まい泉」の弁当。

トラのもん見ながら食べてた。

 

 

最近疲れが溜まりすぎていたので参加を取りやめようか実は迷ったのですが、やっぱり講演内容が気になったので行って大正解でした。

で終わるころには何故か逆に元気になってた。今日はジム行くつもりなかったのに、ベンチプレスしてプリーチャーカールして「脳に収まるコードの書き方」読みつつヘヴィメタル聴きながらサイクリングマシン漕ぎまくるくらいには元気になってた。

なんでかよくわからんけど、いろんなセッション聴いて刺激を受けて、いろんな人と話して、脳が活性化して活力を得たのかな。

 

とにかく、開催してくださったFindyさんとスポンサー企業さん、スピーカーの方や個人的にお話ししてくださった方々、ありがとうございました。

今年ぼっち参加だったので来年は妻と参加したいです。

 

 

だらだら今日のことを思い出しながら書いていたら意外と長くなってしまった。

おしまい

 

 

おまけ1

本日の戦利品

スタンプラリー形式だと全部回るモチベーションになるので終わるころには色々もらえてますね

おまけ2

レッチリのTシャツ着てたんですが結構反応くださる方多くてちょっとびっくりしました

やっぱりレッチリは人気なんだ

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