Google Wave Robot API v2のリリースエントリを翻訳しました

かなり完成度が上がって、できることも増えてます。人気のあるロボットはGAEの負荷も異常に高かったようなので、そのあたりの対応がいろいろ入っているのが嬉しい人も多いかもしれません。

また新しく追加されたActive APIとProxing-ForはWaveロボットでできることを大きく広げてくれます。これまでにないロボットを作成してどんどんGoogle Waveを盛り上げて行きたいですね。



http://googlewavedev.blogspot.com/2010/03/introducing-robots-api-v2-rise-of.html

Robot API v2の紹介: アクティブロボット登場

RobotはGoogle Wave APの重要な部分だが、それらがさらにパワフルになった。我々は最近ロボットAPIのバージョン2をリリースした。それらの持つ新しい機能は次のようなものだ。

  • アクティブAPI: バージョン2では、ついにロボットが(ユーザーのアクションを待たずに)自らwaveに情報をプッシュできるようになった。これはもう非推奨となったcron APIを置き換えるもので、例えば天気が変わったり、株価がある閾値を下回ったときにwaveを更新できるようになる。本機能の詳細についてはアクティブAPIドキュメントで見ることができる。
  • コンテキスト: ロボットはどの程度の情報を指定したイベントから取得したいのかをより正確に指定できるようになった。もし影響を受けたblipのコンテンツしか更新する必要がなく、ロボットの占有する帯域を節約したいと思うなら、'SELF'コンテキストを指定すればいい。反対にwaveletの全ての情報が必要なら'ALL'コンテキストを指定しよう。本機能の詳細についてはコンテキストドキュメントで見ることができる。
  • フィルタリング: 同様に、新しいAPIではロボットは反応すべきイベントを指定して帯域を節約し、不要なイベントをすべて無視できる。本機能の詳細についてはフィルタリングイベントドキュメントで見ることができる。
  • エラーレポート: ロボットは失敗した操作、例えば存在しない範囲に文字を挿入しようとしたなど、に関するエラー情報を受け取るように登録できる。本機能の詳細についてはエラーレポーティングドキュメントで見ることができる。
  • プロキシ: ロボットはfroxingForフィールドを使ってGoogle Waveに他のユーザーの代理としてアクションを実行するように伝えることができるようになった。Google Codeのイシュートラッカーと連携するBuggyサンプルのロボットのように、waveはwave以外のシステムの指定されたユーザー情報を使って更新できることになる。本機能の詳細についてはProxying-Forドキュメントで見ることができる。

新しいAPIを使い始めるにはまず基本事項をよく読んでから新しいクライアントライブラリをダウンロードして欲しい: Java | Python。新しいAPIリリースの一部として、新しくロボットワイヤプロトコルについても標準化した。先のクライアントライブラリはこのワイヤプロトコルに沿って実装されている。またこのプロトコル仕様はあなたが好きな言語で独自のクライアントライブラリを書くための扉を開いてくれる。

まずはじめにサンプルギャラリーを訪ねて、他の人たちがどんなものを作っているか見て欲しい。新しいAPIを使って動作している例としては次のようなものがある: Stocky, Submitty, Twitter-Searchy。

もしすばらしいエクステンションが完成して、他の人とシェアしてもいいと思えるなら、そのエクステンションを共有して欲しい(naturally, we're using a robot to help, but more on that later)

加えて、今回のリリースの一部として、Google Wave自体の新しいAPIについての議論を試験的にもっている。それらに関する会話を促進するためにロボットを作ったので、Wave APIフォーラムBottyページにあるWave APIの議論を始める方法に関するところを読んでおこう。バグについては引き続きgoogle-wave-resourcesに報告してほしい。