24年8月に読んだなろう小説

お前を愛することはない、だと?
 めちゃくちゃ有能な令嬢が、白い結婚で王妃になって、いろいろといじくり倒したあと、円満に離縁。気楽に諸国漫遊の最中に、意中の人と再会。そのまま夫婦に。で、夫婦になったらなったでアスター国の破綻寸前状況を改善したり、堕落した母国の国王と愛妾の関係を潰したり。
 国王ルイスの身勝手さが、ホントどうしようもないな。めちゃくちゃ有能だけど、実は割と甘えん坊なロザリアさんと粘着質な愛情をロザリアに向けるテオドロスのイチャイチャぶりが。恋愛関係に関しては、まったく安心感しかないw


前世を思い出した瞬間、超絶好みの騎士様から求婚されましたが、とりあえず頷いてもいいかしら?
 立場上、結ばれないと思っていた二人が、思わぬ裏から資格を得るお話。
 罰ゲームで告白からのじれったい恋に、急転直下。正統な後継者はクラリスで、父親は伯爵代理だったのか。それを、裏切って、自分が伯爵と称し、クラリスを排除して、自分の娘を後継者に入れ替えようとしていた。それを知った男の方が叩き潰して、モノにすると。


「出来損ない」同士のお見合いだったはずなのですが……
 剣に入れ込んだ令嬢の「出来損ない」と徒手戦闘が圧倒的な騎士の「出来損ない」のお見合い。魔獣に襲われたところから意気投合するけど、そこに父親が立ちはだかって。自分の技量を凌駕した娘に嫉妬して、嫌がらせを繰り返す父辺境伯がクソ過ぎて…


「これは私ですが、そちらは私ではありません」
 王子については、一生もだえる黒歴史だけど、逆にそれくらいですんでよかった感もw
 学生ながら、前世譲りのエステの技で王妃様にも呼び出されるマリア・ローゼン。テストの結果発表の場で、いきなり王子から婚約破棄される。しかし、実は別人と間違えていて。
 思い込みの強すぎる王子とドジっ子が過ぎる「ヒロイン」の競作かあ。しかも、姉王女が王太子であることも知らなかった恥の上塗り。


別れた夫に復縁を迫られています
 諜報任務でいろいろやっているのは知っていても、耐えられなくなった妻は離婚して、他所へ。2年後、いろいろな仕事を片付けて、復縁に来た夫。しかし、なかなか受け入れられない妻。
 最終的に、妻の異能で夫の記憶を読んで、夫の気持ちが明らかになり、大団円。
 王太子側がどの程度横暴だったのか、ざっとながされているけど、「病になった」ということは、アレだったのかねえ。


どうぞご勝手になさってくださいまし
 天文趣味の仲間を見つけて、ものすごくうれしい王子。しかし、周りから見て距離感が不適切で、婚約者に誤解されてしまう。失点を取り返そうと必死になる王子だが、なかなかうまく行かなくて。
 というか、宰相に誘導されまくっていたのね。
 すれ違いを繰り返した末に、いったん距離を置いて留学、1年後の再会で見違えた王子とうまく行きました、と。


つなぎ婚約者の楽しい迷宮生活 わたし、令嬢やめて探索者になります!
 いったん終了? やはり、「つなぎ婚約者」卒業までは続いて欲しいところ。
 聖女が見つかったけど、その教育が済むまでの「つなぎ」の婚約者として指名されたルーシャ。令嬢人生が終わったと悟った彼女は、つなぎ終了後の確実な縁断ちを約束させ、己の魔法の能力を活かして、迷宮探索者として生きることを決意する。
 令嬢生活と平行しながら、徐々に訓練して、迷宮探索者としての実力を付けていくルーシャと従者のチェスター。そこに、異界からの侵略者であるレイスが現れ、最前線で戦うことになる。巨大なボスレイスを倒したところで、とりあえずの区切り。
 というか、第三王子は何を企んでいるんですかねえ。


選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。
 アントワール王家の連中、学ばないな。女王も、ヴィンスも、戻ってきたノルティマに同じことするなら、滅ぶしかないよなあ。そして、妹は完全に自滅という。
 精霊の呪いで、石碑に祈らないと雨が降らない国。そして、その祈りは酷い苦痛を伴う。その責務を押し付けられ、公務も押し付けられ、あげくに婚約者に裏切られたノルティマは入水自殺を試みる。そこを元精霊王国の王でシャルディア王国の王であるエルゼに助けられる。
 シャルディア王国で心穏やかに暮らすノルティマだが、王家のヤラカシをみてベルナール王国にいったん戻ることに。そこで、アントワール王家に引導を渡して、新しい道へ。


噂  ~私はいつでも一妻多夫を応援します!!~
 引き取った親戚の娘に籠絡されまくっている公爵家に嫁いだカステヘルミは、噂好きの国民性を利用して、「一妻多夫を応援します」という噂で対抗する。さらに、その娘が敵国の間者に籠絡されていることも判明して。ポッキリとプライドを折られた敗軍の将な、ラストの夫がw
 続編は隣国との諜報バトル。というか、公爵家長男、なんかヤバいな。しぶとすぎる。そして、吊り橋効果で落ちる王女さま。公爵夫人も「洗脳音波」を出す一族で、アレだったというのが。公爵夫人関係、どこも没落の危機ですなあ…


ねえ、私に婚約破棄を突きつけて、今幸せですか?
 アルチュールさん、自分の感情に鈍すぎる系か。病気かと思ったら、そういう系ね。


本当に言って良いんですかって聞いたら良いって言われたから思った事を言った
 王太子が自滅して、国の駄目なところが明らかになった話。ヒドイン、王太子以下、コンプレックスに苦しんでいたのね。とはいえ、パワハラ騎士団長子息とモラハラ宰相子息はギルティ。
 国王夫妻も婚約者も言葉が足りなかった、と。
 しかし、主人公も諜報員的にあちこちに入ってるなあ。


貴方は言葉を尽くさない
 虐待伯父家族がなんとも。特に、「兄」の監視魔法つけて、言葉で虐待、暴力って。
 そして、言葉ではなく、態度でヒロインを気遣う男。虐待のあとを見つけて、ずっと救い出す事を試みていた。


ありがちな婚約破棄をモブが滅茶苦茶にする話
 婚約破棄のエピソードが、王女の恋と、全然気付かない超絶鈍い男のどうすんのこれという恋模様に塗りつぶされている。
 部長/側近さん、めちゃくちゃ有能なのに、人間関係に関してはアレだなあ。これは、王女さまから動かないと展開しなさそうだけど。というか、王女と平民って、いいの?


姉王女曰く、弟王子がマジでやべーやつだった
 うわあ。元凶の醜悪さが…
 なんども最愛の人が殺されるループのなかで、やっとすべてを明らかにするチャンスが。というか、そこまで野放しにした医師とか、家臣団がアレだよなあ。


神狐の巫女姫☆妖奇譚 ~封印された妖を逃がした陰陽の巫女姫、追いかけた隣大陸で仮面王子に恋しました~
 封印を誤って壊して、禍狗/狗神を逃がしてしまった巫女アイリーン。となりの大陸に逃げたそれを追いかけていった先で、その国の第二王子にであるルイに出会って惹かれあうようになる。アイリーンを追いかけて、留学してきて…
 ネネは人を殺していないから浄化できた。ということは22話の人を殺したとルイに誤解されたシーンはなんだったんだろう。
 すったもんだの末、ドラゴンが出てきたりもしたけど、ルイとアイリーンは無事に結ばれて。


公女が死んだ、その後のこと
 冒頭の公女オフィーリアの不遇がきつい。婚約者の王子に仕事を押し付けられまくって、誰も彼もそれを容認。最後は婚約破棄され、投獄されて、自決。
 その後、国王以下、関係者がざまぁされて、オフィーリアは転生を繰り返した末に、5年後にアーギス王家の姫として生まれ、思い人たるマケダニア王国の第一王子にして、現国王カトリンと結ばれるまで。割と、普通に生まれ変わりとバレていたわけね。そして、なかなか進まないじれじれな二人。
 「茜色の魔女」の極悪さが。


悪役令嬢よ。お前はコソコソ、何をしておる?
 不器用なイザベラさんが、だんだんかわいく思えてくるw
 ツンデレで不審な行動極まる。しかも、肝心のギルには通じていないというのが。というか、ギルかっこいいな。横槍からの山ごもり修行、王国騎士団の現役騎士との模擬試合。そこでの、セリフが男前だなあ。


何を優先にするべきか、よく考えた方がいい~妹は貴方たちから離れて幸せになります。邪魔はさせませんわ
 嫁いびりの母親と、優先すべきものが分からない嫡男と、わがまま姉妹。で、ブチ切れた令嬢の一家があることあること吹聴して、一家ハブられる。しかも、反省のなさが…