悪魔の尻尾

みなさ~ん、元気にしておりますか?

体調不良

折角の休みなのですが、体調不良で寝込んでいます。
年末のインフルエンザではえらい目にあいましたが、その時よりはだいぶんマシ。
昨日も普通に出勤して仕事をしていました。
ところが途中から体調が悪く、体の節々が痛みます。
お腹も痛く、何も食べていないのにお腹にハリを感じます。
「これはまずいな」と思いながら、昨日はやり過ごし、帰宅したところ、やはり少し熱がありました。
昨夜は結構うなされていたみたいです。
今朝から医者に行って見てもらいました。
昨年末にインフルエンザにかかったのでそちらの疑いはほぼなく、(まあ、熱も収まっていますし)症状的にも違う。
診断結果は胃腸炎ですが、節々の痛みもあったことからちょっと風邪も引いているのではないかと思っています。
お腹が空いたら耐えられない人間ですが、昨日はお昼ごはんのお弁当もほとんど食べられませんでした。
朝はおにぎりを一つ食べたのですが、変なゲップが出て妻に注意されました。
決してお腹いっぱい食べたわけでもないのですが、食堂から吐き気を少し伴ったような感じでした。
ここのところ体調を崩してばかりです。
脳出血の経験があるため、頭が混乱したときが一番怖かったですが、その後インフルエンザですし。
それにしても物忘れも激しくなってきましたし、ミスも増えてきたような気がします。
この歳になるとあちらこちらに不具合があるのが普通なのでしょうかね。


人狼 今野敏

通勤のお供として電子書籍があるおかげで、適度な読書をしています。
とはいえ、スマホのゲームをしたり、LINEでやり取りしたりしている間に目的地についたりしてあんまり読んでいないこともしばしば。
そんな中、最近は永井路子さんの「北条政子」を読み始めました。
ところが子の本を読んでみようと思うきっかけになったのがムッくんさんのブログです。

小説を 勝手にくくって 20選!

とにかくすごい読書量で、こちらのブログに目を通すだけでも自分が読書家になった気になります。
宮城谷昌光さんの「管仲」が紹介されており、私も以前に読んでいたのに、かなり記憶が曖昧。
「北条政子」は一時置いておいて、「管仲」をまたちらちらと読み出した次第。

 

tails-of-devil.hatenablog.com

 

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長い前置きはここまでにしておいて、今回紹介するのは、全然別の小説。
昨年末に読んだ、今野敏さんの「人狼」という小説
一応ミステリーということになるみたいですが、空手家たちの熱い闘いがメインのハードボイルド小説と思っています。

 


あらすじ

かつて空手に人生のすべてを賭けていた美崎照人。
しかし左膝を痛め、彼の空手人生は終わり、今は整体師として生きています。
そんな美崎のもとに黒岩という空手家がやってきました。
彼は道場を持つ師範。
黒岩と同じフルコンタクトの空手をやっていた美崎にとって、現役を続ける黒岩に羨望の気持ちをいだきつつも、黒岩の体は度重なる稽古により痛めつけられていることをすぐに見抜きます。
黒岩の道場を見て、彼の肉体が悲鳴を上げている理由を理解します。
黒岩の空手は防御を上回る攻撃で、相手の攻撃はモロに受けることで成り立ちます。

渋谷の街では、オヤジ狩りなどの暴力が日常茶飯事にありました。
CR(シティレンジャー)という人たちがパトロールなどをしているものの、そういった事件は後を絶ちません。
そんな渋谷の街に「人狼」が出没するという噂がありました。
街を荒らすチーマーや不良たちをたった一人で素手でやっつけてしまう「人狼」。
黒岩はその人狼の正体を突き止めてほしいという依頼をするのです。
美崎は整体師で人探しなどをする職業ではありません。
しかし、黒岩を紹介した能代という私立探偵がその依頼を受けていたのです。
能代と美崎は複雑な事情を持った仲。
能代の頼みを断りきれず、美崎は「人狼」の調査に乗り出します。

感想

読みやすく、後味も悪くない小説です。
人狼探しというのが主題ですが、ミステリー要素はそれほど強くなく、空手に人生をかけた男たちの熱い闘いがめちゃくちゃ格好いい、そういう小説です。
私は武道のことは全然わかりませんが、強さに憧れるというのは男性ならみんな持っているんだろうなあと思っています。
渋谷で荒れる若者たちにも一定の理解を示す美崎がとにかく格好いいんです。
空手で痛めてしまった左膝のため、杖なしでは歩行もままならないほどなのですが、武術の達人はその杖をも凄まじい武器として使いこなすのです。
若いやんちゃな少年たちとも「話せるオヤジ」であると同時に、愛のある「厳しさ」を持った人物で、若い少年たちが主人公に惹かれていくところなんかもとってもいい感じでした。
空手に生きて、空手で歩けない体となりながらも、空手によって鍛え上げられた精神で腐ることなく正しい道を生きていく、そんなダンディな整体師がとっても格好良く描かれています。
CRたちとの絡みもあって、どのようにストーリーが進んでいくのかと思っていましたが、ひねりは少なめ。
ただ、エンディングは気持ちの良い終わり方でしたので、満足ですね。


テレビの闇 最近の世間での話題

テレビはほとんど見ないのですが、テレビの世界の話題はまだまだ日常でよく指摘されます。
昨年は、松本人志さんの文春と「たたかいま~す」から一転して、和解で拍子抜けした感じが記憶に新しいです。

 

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ところが、松本さんの復帰もままならない状況で、今度は中居正広さんの女性スキャンダル。
中居さんはお金も払って和解しているのになんで?~って感じだったみたいですが、どうやらそれだけで済まないのが今の時代。
和解金の中には、今回のことは口外しないというのは含まれていなかったのでしょうかね?(そんなはずないよね、当然口外したら駄目よという意味での和解金のハズ)
いずれにしても明るみに出てしまって、更には中居正広さんが謝罪文を出して、「報道されている記事は事実です」と完全に認めてしまったから、もうどうにもならない。
本人はほとぼりが冷めたら復帰する気満々だったようですが、そうは問屋が卸さないとばかりに、レギュラー番組からCMまでありとあらゆるものが降板ということになりそうなところ。
特に彼くらいの大物タレントとなるとCMの契約料もすごいでしょう。
それがスキャンダルによる降板となるとその違約金とかがまたどえらい金額になるようですね。
私の友人はSMAPが好きで、中居さんのMCでの番組の切り盛りが素晴らしいとか行っていましたが、私は何が良いのかわかりません。
だからいなくなっても全く困りません。
松本人志さん同様にスキャンダルのネタとしての賞味期限が切れたら永久に芸能界から消えてしまいそうです。
そういえば「まつもtoなかい」という二人のタレントが仕切る番組があったそうで、前出の友人がこれはすごい番組になるとか言っていました。
私は一度も見たことがないのでなんとも評価できませんが、「昨日の『まつもtoなかい』見た?」なんていう話が聞こえてくるようなこともなく、特に話題になっているようなこともありません。
芸能人が集まってお互いをいじって笑いを取るという芸風。
誰が流行らせたのかわかりませんが、個人的には全然面白くありません。
もっと普通のネタで、誰もが参加できるような話題で楽しませてくれればいいのですが、そういう業界ネタとか個人的には全く要らんのです。
それなら見るな、ということなので、そういう番組は見ていません。
というよりテレビ番組自体ほとんど見ていない気がしますね。

中居正広さんが叩かれて大変なのは、被害女性には申し訳ないけれど、気の毒な気もします。
芸能界という特殊な環境で若い頃から上り詰め、そういうのがさも当たり前という世界にあっては、このようになってしまうのも致し方ないところという気がします。
多分中居さんの事件は氷山の一角であり、戦々恐々としているタレントさんもたくさんいるのではないかと推測。
それ以上に異常を感じるのはフジテレビにおける女子アナ上納システムで、これはテレビ局という巨大組織が絡んでやっていることなら、由々しき問題です。
マツコ・デラックスが忌み嫌っている存在女子アナという存在が、違和感を感じていましたけれど、今から思うと、テレビの汚い部分を見てきての発言ではないかな?と思ったりします。
そしてフジテレビ社長の記者会見が行われたとか。
映像公開されているわけでもなく、配信などもできず、さらには狭いホテルで会見を開いて参加するメディアも限られているとか。
そもそも触れられたくないけれど、一応記者会見でちゃんと弁明したからね、というポーズなのでしょう。
テレビは腐っている。
影響力があった(今もものすごくあるけれど)時代の感覚が抜けず、その中で管理職をやっている方たちなんかは当たり前のようにやっていたことなのでしょう。
あの社長の会見の態度に対して、SNSでは、大谷翔平さんの新居を勝手に公開して激怒させたフジテレビですから、あの社長の家にでも押しかけて強引に取材をしてしまえという意見もあったようです。

三菱UFJ銀行の支店長代理の人間が顧客の貸金庫の金品を盗んでいた事件が明るみに出ました。
実はこの事件もかなり前からきな臭い話があり、貸金庫に預けてあった金品がなくなっているという顧客のクレームがあったのですが、一向に実行犯の名前が出てきませんでした。
コンビニで僅かな金品を奪った貧困者がその日のうちに実名で報道されるのと比べるとものすごく違和感があります。
まあ、事件が大きく、巨額であるので慎重に進めなければならない事案だというのはわかりますが、内部的に処理をして汚い部分は隠してしまおうという節が見えなくもないです。
銀行という組織はとてもきちんとした人たちばかりで、顧客のお金に手を付けるということなんてないと思いがちですが、結構不祥事はあるんですね。
明るみに出ていないけれど、いくらでもあります。

 

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とまあ、庶民が目を向ける芸能ネタとお金を巡る不祥事ネタ。
ワイドショーとしては格好のネタなのでしょう。
しかし、国民がそんなネタに目を向けている間に、国の上の人達は理由のわからない法律をこしらえて色々やっているみたいです。



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