じゃあ、おうちで学べる

本能を呼び覚ますこのコードに、君は抗えるか

オブザーバビリティ再入門みたいなイベントで登壇しました。再入門だけが創造的な勉強会みたいな主張をした。 #o11y_mackerel

はじめに

先日、taxin_ttさんからダイレクトメッセージで、「オブザーバビリティ再入門」というイベントで登壇し、イベントのテーマが「再入門」ということで、オブザーバビリティについて改めて基本的な概念から説明するようにとの依頼をいただきました。

mackerelio.connpass.com

「再入門」というテーマを聞いたとき、正直なところ少し悩みました。オブザーバビリティは近年注目を集めているトピックであり、既に多くの人が資料を作って登壇されており参加者も基本的な知識を持っているはずです()。そんな中で、「再入門」として何を話せばよいのか、どのようにアプローチすればよいのか、考えを巡らせました。

そこで、私は「可観測性とは」「可観測性と監視の違い」「可観測性の導入と抵抗」の3つのトピックを中心に話すことにしました。

これらのトピックを通して、オブザーバビリティの基本的な概念や重要性について、わかりやすい言葉で説明することを心がけました。また、非技術者への説明時に再利用しやすいよう、平易な表現を用いています。聴衆の皆さんが、オブザーバビリティについて改めて理解を深め、実践につなげるためのヒントを提供できるよう努めました。 なぜなら、言語やコミュニケーションは意図のすべてをそのまま表現できるわけではありません。常に受け取り手によって解釈され、解釈されて初めて意味あるものとして伝わるからです。そのため、この再入門を意味あるものだと感じたのなら、それはあなたが準備できていたからだと言えるでしょう。

当日まで概要しか知らなかったのですが、登壇者が尊敬しているまさよしさんで、「メトリクス、ログ、トレースをうまく使い分けて可観測性を高めよう!」というタイトルだったので、その辺の話は避けてもよいと思い、OpenTelemetryという単語を一切使わずにこのような内容になりました。めちゃくちゃに良い資料なので読んでほしいです。

登壇資料

本資料がどんな資料かというと、

speakerdeck.com

可観測性(Observability)について以下のようにまとめている。可観測性とは、システムの外部から観測できる情報に基づいて内部状態を推論・理解する能力のことであり、特にマイクロサービスアーキテクチャでは、複数の信号源からの情報を相関させ、サービスを横断するリクエストを追跡できる可観測性が不可欠である。可観測性の主要なシグナルとしては、メトリクス、ログ、トレースの3つがあり、可観測性と監視の違いは、監視が既知の未知(Known unknow)に対応するのに対し、可観測性は未知の未知(Unknow unknow)に対応する点である。何かを導入する時には、変化への抵抗が伴うことが多く、抵抗の主な要因として、惰性、労力、感情、心理的反発の4つがある。可観測性導入の成功のためには、技術的・人的側面に配慮し、エンジニアや組織全体の心理的抵抗に対処することが重要であり、継続的なコミュニケーションと小さな成功体験で支持を得ることが有効である。可観測性導入は組織的な変革であり、エンジニアリング文化や考え方の変革が必要で、エンジニアの自発的な活用と組織全体の支援が重要である。みたいなことを生成AIを通すと言われたのでそんなことを言われたのでそんな感じの資料です。きょーさんに毎回のようにレビューしていただきました。

当日の雰囲気

Youtube

緊張してアルコールを飲んだ。


www.youtube.com

Xでの投稿まとめ

まとめを作ってくれる人はいつの時代も偉大である。ありがとうございます。 togetter.com

参考資料