Sympapaのスマートホーム日記

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太陽光発電はお得?: 2024年12月の電気代

Sympapaです。


かなり遅くなってしまいましたが、2024年12月の電気代(12月検針相当分)について書いていきたいと思います。

■我が家のスペックなど

電気代に関係しそうな家のスペックなどは下記のとおりです。
・ほぼ大人4名
・ギリ6地域(5地域との境目で雪は多少降る)
・延べ床面積:35坪(1階:23坪、2階:12坪)
・太陽光発電:4.8kW
・Ua値:0.44
・C値:0.2
・第一種換気(90%全熱交換)
・オール樹脂ペアガラス窓
・電気の契約は夜間の単価が安いオール電化向けプラン
・玄関ホールに階段(リビング階段ではない)
・オール電化(エコキュート,IHヒーター)
・エコキュート: 460L
・各部屋エアコン計5台(LDKと居室4部屋)


本当はエアコン各階1台計2台で24Hr稼働を目指したかったところですが、音的な観点からリビング階段にしたくなかったのと、家族の体感気温差が激しいので各部屋エアコンにしました。
その他、電気代に大きく影響しそうなもので家庭によって違いが出そうな消費電力の大きい機器としては、ドラム式洗濯乾燥機(毎日洗濯乾燥使用), セカンド冷凍庫, ハイスペックデスクトップPC×2台があります。
エコキュートは夜間に沸き上げするタイプの従来型ですが太陽光発電をなるべく自家消費するため、翌日の発電予想が21kWh以上の場合は夜間の沸き上げを停止し翌日昼間に沸き上げするようHome Assistantで制御しています。
電気の契約は、夜間の単価が昼間より安価なオール電化向け契約(自由料金)となっています。
家族はほぼ大人が4名ですが、シフト勤務の人がいて夜勤があったり休日がバラバラだったり昼間から深夜まで誰かが活動している感じなので、どうしても一般的な家庭より電気の消費が多くなるとは思います。

■Home Assistantによる電気代及び太陽光発電により得した金額の自動計算

太陽光発電のコスト的効果をより正確に知るために、太陽光発電が無かった場合の電気代をHome Assistantを使って自動計算しています。具体的には、電気料金単価の異なる時間帯(夜間、週末昼間、夏季平日昼間、夏季以外の平日昼間)で別々に当月の電気消費量を積算し、それぞれの単価を掛けて太陽光発電が無かった場合の電気代を割り出しています。
但し、太陽光の発電量が多い予報の日には昼間にエコキュートの沸き上げをしていますが、太陽光発電を設置していなければ毎日単価の安い夜間に沸き上げしているはずなので、エコキュートの消費電力分は全て夜間の単価で計算するようにしています。
そして、買電量も同様に単価の異なる時間帯別に積算して実際の電気代も計算し、差額を計算することで太陽光発電によってお得になった金額も算出しています。
通常は太陽光パネルが無かった場合の電気代を計算するには消費した時間帯を問わず月の合計消費量に平均的な単価を掛ける方法になってしまうと思うので、それより正確に太陽光発電のコスト的効果を知ることができるはずです。


Home Assistantを使った電気代自動計算構築についてはここらへんの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com


Home Assistantを使ったエコキュートの昼間沸き上げ制御構築についてはここらへんの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com

■Home Assistantによる2024年12月の消費量,発電量,買電量,売電量, 金額の概略

2024年12月(12月検針相当分)の概略は以下のとおりでした。
期間: 2024年11月16日~12月15日
消費量: 923kWh
発電量: 229kWh
買電量: 808kWh
売電量: 114kWh
買電に対する電気代計算値: 23,574円
太陽光が無かった場合の電気代計算値: 27,458円
売電額計算値:1,822円
実質の電気代(電気代-売電額): 21,752円
今月太陽光でお得になった金額: 5,706円
自家消費率[(発電量-売電量)/発電量]: 50.2%
自給率[(発電量-売電量)/消費量]: 12.4%


発電量は4.8kWのパネルで229kWhでした。
日照時間が短いからってのもありますが、秋から冬はお天気がどんよりしている日本海側なので発電量がショボいのは仕方ないのです。
しかし、発電量が少ないのに自家消費率は50%に留まっています。
1日あたりの発電量が少ないので、この期間のエコキュートの沸き上げは100%夜間になりました。(契約プラン的に夜間のが単価が安いので、発電量予想が21kWhを下回る日は夜間に沸き上げる制御にしています。)
発電量に余剰がある時は細切れでもエコキュートを沸き上げする制御にすれば自家消費率は増えるのでしょうけど、細切れで沸き上げをオンオフすると一気に沸き上げするよりも効率落ちそうですし、発電した以上に消費して単価の高い昼間の買電を増やしてしまう可能性もありますしねぇ。


消費量を追跡できる機器の消費量は下のグラフのとおりでした。

この中で断トツ消費が多いのは当たり前だけどエコキュートで239kWh。
エアコンが5台合計で129kWh。
全自動洗濯乾燥機と食洗機で106kWh。
まぁこれらが多いのは仕方ないとして、残りの追跡できていない分で449kWhを消費しています。
ググると4人家族の電気消費量の平均は450kWh/月前後って書いてあるページが多いのですよね。我が家はエコキュートとエアコンと洗濯乾燥機と食洗機を引いた消費量が平均的なご家庭の消費量と同じくらいだってワケです。
ほんと何に消費してるんだろう。。。って前から書いてるんですけどね(笑)

■電力会社による請求と売電収入

電力会社からの請求の対象期間は11月15日~12月15日の31日間、Home Assistantで計算している期間(11月16日~12月15日)と比べて1日長いため一致はしません。
買電量:830kWh
売電量:117kWh
電気代:24,146円
売電額:1,872円
実質の電気代(電気代-売電額): 22,274円

■時間帯単価別の詳細

Home Assistantによる積算・計算の詳細を表にまとめています。こんな風に単価別に買電量・消費量を積算し計算させています。
今回(ってか当面)Home Assistantが積算・計算した値を手動で拾ってスプレッドシートに入力していますが、Home AssistantにはGoogle sheetインテグレーションがあるので、その内自動でスプレッドシートに入力されるようにしたいなぁと思ってます。


■まとめ

使途不明の消費が多い我が家。電気代節約はちょっと諦めモードです(汗)
24年4月から集計していますので、丸1年経ったらグラフ化して太陽光発電への投資回収についても書いていきたいと思います。
それでは。