Sympapaのスマートホーム日記

スマートなんとかはスマートじゃない方法でつくられている

太陽光発電はお得?: 2024年12月の電気代

Sympapaです。


かなり遅くなってしまいましたが、2024年12月の電気代(12月検針相当分)について書いていきたいと思います。

■我が家のスペックなど

電気代に関係しそうな家のスペックなどは下記のとおりです。
・ほぼ大人4名
・ギリ6地域(5地域との境目で雪は多少降る)
・延べ床面積:35坪(1階:23坪、2階:12坪)
・太陽光発電:4.8kW
・Ua値:0.44
・C値:0.2
・第一種換気(90%全熱交換)
・オール樹脂ペアガラス窓
・電気の契約は夜間の単価が安いオール電化向けプラン
・玄関ホールに階段(リビング階段ではない)
・オール電化(エコキュート,IHヒーター)
・エコキュート: 460L
・各部屋エアコン計5台(LDKと居室4部屋)


本当はエアコン各階1台計2台で24Hr稼働を目指したかったところですが、音的な観点からリビング階段にしたくなかったのと、家族の体感気温差が激しいので各部屋エアコンにしました。
その他、電気代に大きく影響しそうなもので家庭によって違いが出そうな消費電力の大きい機器としては、ドラム式洗濯乾燥機(毎日洗濯乾燥使用), セカンド冷凍庫, ハイスペックデスクトップPC×2台があります。
エコキュートは夜間に沸き上げするタイプの従来型ですが太陽光発電をなるべく自家消費するため、翌日の発電予想が21kWh以上の場合は夜間の沸き上げを停止し翌日昼間に沸き上げするようHome Assistantで制御しています。
電気の契約は、夜間の単価が昼間より安価なオール電化向け契約(自由料金)となっています。
家族はほぼ大人が4名ですが、シフト勤務の人がいて夜勤があったり休日がバラバラだったり昼間から深夜まで誰かが活動している感じなので、どうしても一般的な家庭より電気の消費が多くなるとは思います。

■Home Assistantによる電気代及び太陽光発電により得した金額の自動計算

太陽光発電のコスト的効果をより正確に知るために、太陽光発電が無かった場合の電気代をHome Assistantを使って自動計算しています。具体的には、電気料金単価の異なる時間帯(夜間、週末昼間、夏季平日昼間、夏季以外の平日昼間)で別々に当月の電気消費量を積算し、それぞれの単価を掛けて太陽光発電が無かった場合の電気代を割り出しています。
但し、太陽光の発電量が多い予報の日には昼間にエコキュートの沸き上げをしていますが、太陽光発電を設置していなければ毎日単価の安い夜間に沸き上げしているはずなので、エコキュートの消費電力分は全て夜間の単価で計算するようにしています。
そして、買電量も同様に単価の異なる時間帯別に積算して実際の電気代も計算し、差額を計算することで太陽光発電によってお得になった金額も算出しています。
通常は太陽光パネルが無かった場合の電気代を計算するには消費した時間帯を問わず月の合計消費量に平均的な単価を掛ける方法になってしまうと思うので、それより正確に太陽光発電のコスト的効果を知ることができるはずです。


Home Assistantを使った電気代自動計算構築についてはここらへんの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com


Home Assistantを使ったエコキュートの昼間沸き上げ制御構築についてはここらへんの記事に書いています。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com

■Home Assistantによる2024年12月の消費量,発電量,買電量,売電量, 金額の概略

2024年12月(12月検針相当分)の概略は以下のとおりでした。
期間: 2024年11月16日~12月15日
消費量: 923kWh
発電量: 229kWh
買電量: 808kWh
売電量: 114kWh
買電に対する電気代計算値: 23,574円
太陽光が無かった場合の電気代計算値: 27,458円
売電額計算値:1,822円
実質の電気代(電気代-売電額): 21,752円
今月太陽光でお得になった金額: 5,706円
自家消費率[(発電量-売電量)/発電量]: 50.2%
自給率[(発電量-売電量)/消費量]: 12.4%


発電量は4.8kWのパネルで229kWhでした。
日照時間が短いからってのもありますが、秋から冬はお天気がどんよりしている日本海側なので発電量がショボいのは仕方ないのです。
しかし、発電量が少ないのに自家消費率は50%に留まっています。
1日あたりの発電量が少ないので、この期間のエコキュートの沸き上げは100%夜間になりました。(契約プラン的に夜間のが単価が安いので、発電量予想が21kWhを下回る日は夜間に沸き上げる制御にしています。)
発電量に余剰がある時は細切れでもエコキュートを沸き上げする制御にすれば自家消費率は増えるのでしょうけど、細切れで沸き上げをオンオフすると一気に沸き上げするよりも効率落ちそうですし、発電した以上に消費して単価の高い昼間の買電を増やしてしまう可能性もありますしねぇ。


消費量を追跡できる機器の消費量は下のグラフのとおりでした。

この中で断トツ消費が多いのは当たり前だけどエコキュートで239kWh。
エアコンが5台合計で129kWh。
全自動洗濯乾燥機と食洗機で106kWh。
まぁこれらが多いのは仕方ないとして、残りの追跡できていない分で449kWhを消費しています。
ググると4人家族の電気消費量の平均は450kWh/月前後って書いてあるページが多いのですよね。我が家はエコキュートとエアコンと洗濯乾燥機と食洗機を引いた消費量が平均的なご家庭の消費量と同じくらいだってワケです。
ほんと何に消費してるんだろう。。。って前から書いてるんですけどね(笑)

■電力会社による請求と売電収入

電力会社からの請求の対象期間は11月15日~12月15日の31日間、Home Assistantで計算している期間(11月16日~12月15日)と比べて1日長いため一致はしません。
買電量:830kWh
売電量:117kWh
電気代:24,146円
売電額:1,872円
実質の電気代(電気代-売電額): 22,274円

■時間帯単価別の詳細

Home Assistantによる積算・計算の詳細を表にまとめています。こんな風に単価別に買電量・消費量を積算し計算させています。
今回(ってか当面)Home Assistantが積算・計算した値を手動で拾ってスプレッドシートに入力していますが、Home AssistantにはGoogle sheetインテグレーションがあるので、その内自動でスプレッドシートに入力されるようにしたいなぁと思ってます。


■まとめ

使途不明の消費が多い我が家。電気代節約はちょっと諦めモードです(汗)
24年4月から集計していますので、丸1年経ったらグラフ化して太陽光発電への投資回収についても書いていきたいと思います。
それでは。

トイレのニオイ対策(1): ナノイー発生機の設置とオンオフの自動化

Sympapaです。


23年11月から新築戸建てに住んでいて前の家と比べてとても快適に過ごしていますが、奥様と娘様が「前の家よりトイレのニオイが籠る」のがちょっと気になっているそうです。トイレ用の消臭剤(消臭力とか)を置いてはみたものの、それでも気になるとのこと。。。総じて、女性は男性よりニオイに敏感ですよね。
前の家は第三種換気だったのでトイレにはパイプファンの換気扇が付いていて常時稼働させていました。今の家は第一種換気でトイレも常時稼働の換気システムに繋がったダクトで排気される仕組みです。トイレの換気量が少ないのかな?
もう一点要因として考えられるのが、前の家はタンク式トイレだったのに対し今の家はタンクレストイレで、用を足した後に流れる水が少ない点です。流れる水が少なければ排水に引っ張られて一緒に排出される空気の量も少ないはず。家の気密が高いので引っ張られる空気が少ない可能性もありますねぇ。


そんなワケでトイレのニオイ対策をやっていきましょう。


■イオンとかオゾンとかを発生する空気清浄機的なモノを置いてみる

世の中には様々な「空気清浄機」が販売されています。その仕組みも様々ですが最近は「プラズマクラスター」「ナノイー」といったイオンを発生するタイプが有名ではないでしょうか?
「プラズマクラスター」はH+とO2-イオンを発生する、「ナノイー」はOHラジカルを発生するようですが、どちらも、本来すぐに消失してしまう不安定なイオンの周りを水でブロックして空気中に滞在できる時間を長くするってコンセプトのようで、基本的にはOHラジカルでニオイの物質を酸化させる(H+を引き抜く)ことで分解し消臭するってことのようです。
オゾンによる空気清浄機の方が多くのメーカーが取り扱っており一般的です。「ナノイー」の説明ではオゾンよりも酸化力が高いとされていますが、まぁ消臭メカニズムはオゾンと同じ酸化です。ってか「プラズマクラスター」も「ナノイー」もイオンを発生させる仕組みが放電なのでオゾンも発生しまうだろうってことで、消臭効果はイオンではなくオゾンによるものではないかと疑う声もたくさんあるようです。
↓ここらへんの記事が参考になりました。
kaden.watch.impress.co.jp
https://bp-platinum.com/platinum/view/files/sharp081210/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%99%BA%E7%94%9F%E6%A9%9F%E3%81%AE%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B.pdf


まぁ何はともあれ使ってみなければ始まらないので、パナソニックのナノイー発生機"F-GMU01"を購入してみました。
クルマのカップホルダーとかに置くタイプですね。トイレは1畳しかないのでこれで十分なはず。
たぶんHome Assistantでオンオフを自動化するだろうということで、本体のスイッチはメカニカルスイッチではないものの元電源がオンになったらで稼働するタイプになっている(スイッチはマニュアルでOFFにするためのものである)のもコレを選んだポイントのひとつです。

panasonic.jp


しかし、ここで懸念を感じるわけです。酸化を促進するものなので家の中にそんなものを巻き散らして問題ないのかと。
そもそも地表の大気中にもオゾンは~0.05ppmくらいは存在しますし、オゾンの人体への影響は0.1ppm以内であれば許容できるってことになっています。
まぁ生き物は新陳代謝があるので多少細胞が劣化しても復活します。しかし、モノは少しずつでも酸化劣化が進んでいくはず。
そして、我が家は第一種換気を採用していてトイレからの排気はダクトを通って換気システムの熱交換素子を通って屋外に排出されます。
マイナスイオンにせよオゾンにせよ、狭いトイレで稼働させておくと壁紙やら便座周りのもろもろの劣化が促進されないのかとか、第一種換気の排気ダクトや熱交換素子の劣化が促進されないとかと考えてしまいます。

■ならばオンオフを自動化するか

というワケでナノイー発生機を24時間稼働させるのは懸念があるので、自動で必要な時だけ稼働させることにします。
我が家にはHome Assistantという自動化の強い味方がいます。
ニオイセンサーを使ってウ〇チをしたことを検出してナノイー発生機をオンにし、ニオイが一定のレベルまで下がったらナノイー発生機をオフにするのがベストですが、調べた感じHome AssistantにWi-FiやらZigbeeを使ってパパっと接続できる通信機能一体型のニオイセンサーはなさそうです。
無いものは作ればよいということでセンサー単体+ESP32で出来そうな気はしますが、そんなに情報がないので調査に時間が必要そうです。


そんなワケでトイレに人が存在していた時間でウン〇をしたのか小だったのかを判定することにします。既にトイレの照明は自動化しているので、人が存在していた時間を取得することはできます。
しかし、〇ンチにかかる時間ってどれくらいなのでしょう?
ググってみるとウ〇チをしている時間のデータがありました。
↓ここでは日本人の平均は5分41秒と書かれています。
kunichika-naika.com


そんなに長いのー?
まぁ長ければ長いほど小と大との差がつくのでウン〇をしたという判定の確実性が上がるのですが、自分のを測ってみると下痢でもなければせいぜい3分くらいで完了する感じです。さて、何分で〇ンチをしたと判定するべきか?
お父さんのはクサイですから特にお父さんがウ〇チをした時には確実にナノイー発生機を稼働させなくてはいけません。世の平均の5分あたりでウン〇をしたと判定してしまうと、お父さんが〇ンチをした時に稼働しないことになってしまいます。あ、お父さんのウ〇チがクサイというのは一般論です。私のが特別クサイわけではありません、たぶん(笑)
まぁ家族の中でも時間が長い人も短い人もいるので、トイレに入った人が誰かを判定して〇ンチをしたと判定する時間の閾値を変えれば判定の精度が上がりそうですが、いったいどうやって誰かを判定するのよトイレにカメラとか付けるの?って話ですね(笑)
ちなみに世の中には肛門で誰かを判定するテクノロジーがあるそうです。指紋と同じですね。肛門ならぬ肛紋?(笑)
japan.cnet.com


↓しかし一方でここには1分で出ないと隠れ便秘って書いてあります。日本人は大半が便秘に悩まされているってことでしょうか?
www.nikkei.com


まぁさすがに1分ってことはなさそうだしそれだと大と小の区別が出来ないので、とりあえず、トイレに1分半入っていたらナノイー発生機を30分動かす、トイレに3分入っていたらナノイー発生機を90分動かすというオートメーションを組んでやることにしました。ウ〇チの時間が長いほどクサイと思うので理にかなっているでしょう、たぶん(笑)
ナノイー発生機の電源はスマートプラグを使ってオンオフさせます。

■そもそもナノイー発生機に消臭効果はあるの?

トイレに「炭と白檀」という香りのある消臭力がおいてあったのですが、まず、ナノイー発生機を1時間ほど稼働させるとそのニオイがほとんどしなくなりました。なので効果はあるのだろうなと。
〇ンチの臭いも早く消える気がします。プラシーボかもしんないですけど(笑)
ただ、若干オゾン臭がしますね。やっぱオゾンは発生していそうだなと。

■まとめ

そんなワケでトイレのニオイ対策でナノイー発生機を置いたけど家の劣化が促進されないかという懸念があり長時間稼働させるのは怖いので、オンオフを自動化したというお話でした。
ウン〇の後にニオイが消えているかは今後家族の意見も聞いてみたいところですし、〇ンチをしたと判定するトイレに入っていた時間やナノイー発生機の稼働時間は今後家族の意見を聞きながら調整して、ナノイー発生機を長く稼働させずにかつ消臭できるバランスの良いところを探したいと思います。
ってか、電子工作は好きでは無いのですがニオイセンサーによる制御にはトライしてみたいので、このシリーズは「つづく」ってことにしときます(笑)


それでは、つづく。

Home Assistant: Raspberry PI4のSSDブート化による不調と解決

Sympapaです。
1月3日にRaspberry PI4上で動かしているHome AssistantをSSDブート化しました。以前もSSDブート化したことがあるのですが4ヶ月くらいでSSDがご臨終になり、その後はSDカード運用していたのでリベンジです。


しかしその2日後の1月5日、気がつくとZigbeeネットワークがZigbee2MQTT、ZHAともに停止し各種アドオンにアクセス出来ない問題が発生しました。Raspberry pi4の電源を入れ直したら復活しましたが、SDカード運用していた2年間トラブルは無かったのにこのタイミングでのトラブル、そして前回のSSDが壊れた時と似た挙動なので、SSDブート化が原因じゃないだろーかと嫌な予感がします。
そして、その翌日の仕事始めであった1月6日の夕方、仕事中に妻からLINEでメッセージが届きました。「家中の電気がつかない!」
スマホからリモートでHome assistantへアクセスしようとするもアクセスできません。
やってしまいました。家族からのクレームは私のスマートホーム人生の存続に関わる問題です。


前もSSDが4ヶ月でご臨終になり、今回もSSD化したら不調になるのはおかしい。。。
ググったところ、どうやらRaspberry PI4のSSDブート化は曰く付きのようで、たくさんのエラー事例や解決策がヒットしました。


クレームを早期に解決しなければならないプレッシャーと、SSD化を捨ててSDカードに戻すという安易な解決策を選択したくないというスマートホームヲタクとしての意地が交錯します。
そんなわけで、どうやらOSに関係なくRaspberry PI4をSSDブート化と不安定になる例が多いようですが、解決できたっぽいので経緯を書いておきたいと思います。

■1月3日

正月のゆったりとした時が流れる中Home AssistantをSSDブート化しました。トラブルなく起動してくれて満足満足。。。

sympapa.hatenablog.com

■1月5日

連休最終日の夕方、サザエさん症候群になる中、気がつくと自動化している照明がつきません。ただでさえ鬱々していたところに追い打ちをかけるトラブル。。。
我が家のHome AssistantではRasberry PI4のUSB2.0ポートに2つのZigbee Cordinetorを挿してZigbee2MQTTとZHAの2つのZigbeeネットワークを使ってセンサーなどを接続していますが、Zigbee2MQTTもZHAも動いていません。
更に、大半のアドオンにアクセスできなくなっています。うーむ。
Raspberry pi4の電源を入れ直して復活しましたが、SDカード運用していた2年間トラブルは無かったし前回のSSDが壊れた時と似た挙動なので、SSDブート化が原因じゃないだろーかと嫌な予感がします。

■1月6日

仕事始めの夕方の仕事中、休みで自宅にいた妻からLINEでメッセージが届きました。「家中の電気がつかない!」
スマホからリモートでHome assistantへアクセスしようとするもアクセスできません。
やってしまいました。家族からのクレームは私のスマートホーム人生の存続に関わる問題です。
妻に電話をしてRaspberry PIの電源の場所を教えて電源を入れ直して貰い一旦復活しましたが、1時間後くらいにチェックするとまたリモートアクセス出来なくなっていました。
慌てて帰宅し再度電源を入れ直して復活。
さて、どうするべきか。
タイミング的にSSDブート化したことで不調になったのはほぼ確実でしょう。しかし、ストレージの容量や本来の堅牢性を考えるとSSDを使いたいのですよね。
クレームを早期に解決しなければ私のスマートホーム人生の存続に関わるというプレッシャーと、SSDを使うメリットを捨ててSDカードに戻すという安易な解決策を選択したくないという思い、そしてスマートホームヲタクとしての意地が交錯します。


前回SSD化した際に「Raspberry PI4をSSD化する際には電源に気を付けなくてはいけない」というのは調べていて、USB-C電源をRaspberry PI4で一般的な3Aのものから4Aのものに変えていました。
ただ「Raspberry PI4の電源をSSD化する際には電流より電圧が大事だ」という情報もみていたのですが、使用している4Aの電源は5Vと表記されています。一方、以前使用していた3Aの電源は5.1V表記です。
0.1Vの公称の差がどれだけ影響するのかも不明だし3Aより4Aの方が良いに決まってるだろと思いつつも、電源が不調なのかもしれないということで、以前使っていた5.1V3Aの電源に変更して様子を見ることにしました。

■1月7日

朝起きた時には問題無かったのですが、仕事に出かける直前にまたZigbeeネットワークが停止しました。慌ててRaspberry PI4の電源を入れ直し仕事に出かけます。
「やはり電源じゃなかったか。。。夜まで耐えてくれ。。。」
しかし夕方リモートアクセス出来なくなっていることを確認しました。家族に「照明が点かなかったらRaspberry PI4の電源を入れ直して欲しい」旨のLINEメッセージを入れます。その後、とりあえずリモートアクセスできるようになっていることを確認しました。


さぁ、もう後がありません。
どうもトラブル発生初期段階では、USB周りが落ちてしまいZigbeeコーディネータとSSDへのアクセスが出来なくなっているようです。それでも最初の内はRAMに読み込み済みのシステムだけで動いているのかかろうじてアクセスできるのですが、その内SSDへアクセスが出来ないためシステムが完全に停止してしまうようです。
帰宅後ググると、OSに関わらずRaspberry PI4をSSDブート化したら安定しないという訴えがたくさんヒットしました。
みなさん色々検証されているようで、以下のような原因と解決策の情報がありました。


・ドライバの問題
USB絡みのドライバが問題で「このドライバにしたら安定した」とか「あのドライバにするといい」といった情報が多くみられました。
しかし、Home Assistant OSをインストールして使っているだけのRaspberry PIの知識が全くない私には、どうやってドライバを変更できるのかさっぱりわかりません。


・SSDを接続するアダプタの相性問題
Raspberry PI4はSSDを接続するためのアダプタ(今回の場合はUSB接続のSSDケース)を選ぶという情報も多くみられました。
「このSSDケースを使えば問題ない」とか「SSDケースのファームを書き換えるといい」といった情報がチラホラ出てきますが、なんせすぐに解決したいという今の状況にはマッチしないし、ファームがなんたらとか面倒すぎる。。。


・電源の問題
やはり、電源の容量不足や電圧降下が原因だという情報も多くみられました。しかし、電源を変えてもダメだったという情報も多くみられます。
その中で「セルフパワーのUSBハブをかませたら解決した」という情報をみつけました。これが今の私が速攻で対応できる唯一のオプションだと判断しました。


そんなワケでデスクトップPCで使っているセルフパワーのUSB3.0ハブを取り外してRaspberry PI4とSSDの間にかませてやりました。
調べたところ、このUSBハブのセルフパワーは1ポートあたり0.9Aしか出せないという点が気にはなりましたが。。。
これで様子見してダメだったらSDカードに戻そう。。。
ちなみにこのUSBハブです。
www.amazon.co.jp

■1月11日現在

以降、問題は発生せず安定して稼働しています。
元の電源アダプタの容量に関係なく、Raspberry PI4のUSBポートからの電源供給は怪しいのでしょうか?それともUSBハブをかませたことによる制御の違いが功を奏している?
真相は判りませんが、安定したといってもまだ4日間ほどしか経過していないので様子見したいと思います。
ひょっとしたら前回SSDブート化してSSDが壊れたのも、同じ原因だったのかもしれません。


ちなみに、PCからUSBハブを奪ってしまったのとセルフパワーで供給できるのは1ポートあたり0.9Aしかない仕様でちと心許ないので、セルフパワーで2A以上供給できるこのUSBハブを購入して接続してみましたが使えませんでした。なんかRaspberry PI4に電源を繋がず、このUSBハブを繋いでUSBハブにのみ電源を供給した場合にもRaspberry PI4に繋いだZigbeeコーディネータのLEDランプが光っているので電気が逆流する模様。。。それが原因なのかどうか判りませんが、使えないUSBハブもあるってことで。。。
www.amazon.co.jp

■まとめ

そんなワケで、Raspberry PI4上で動かしているHome AssistantをSSDブート化したら不調になり、セルフパワーのUSBハブをかませたら安定したっぽいというお話でした。
それでは。

Home AssistantをSSDブート化する(リベンジ)

Sympapaです。


2022年8月に一度、Rasberry PI4で動かしているHome AssistantをSSDブート化したのですが、4か月後の2022年12月にSSD(or SSDのUSBケース)が早々にご臨終になりSDカードで復旧していました。
sympapa.hatenablog.com
sympapa.hatenablog.com


その後、かれこれ2年近くSDカードを交換せずに運用しています。
しかし、Home Assistantはログなど細かいデータを大量に書き込むためSDカードにダメージを与えやすいと言われているのですよね。実際、過去にSDカードを新品に交換しそれまで使用していたSDカードをフォーマットしてアクセス速度を測ると、もの凄く遅くなっていたという経験があります。


そんなワケでそろそろSDカードを交換しようかと思っていましたが、どうせならSSDにして長寿命化と高速化を図りたいということでSSDブート化のリベンジをしたいと思います。

■用意したハード

・SSD
前回は”シリコンパワー 3D TLC NAND採用 128GB SATA III 6Gbps A55シリーズ SP128GBSS3A55M28”を使ったのですが4ヶ月でご臨終になった(※USBケースの方の問題かもしれません)ので、今回はシリコンパワーはやめとこうという心理状況です(汗)
しかし、Home Assistantには128GBや256GBもあれば十分なのでが、そんな小さい容量の選択肢は聞いたこともないよーな中華メーカー製のが多く、有名どころの選択肢はほとんど無くてあっても高価というのが実情です。
そんなワケで今回は"Patriot Memory P300 256GB M.2 SSD 2280 NVMe PCIe Gen 3x4 内蔵型SSD P300P256GM28"を選択しました。
まぁAmazonのレビュー見てると、怪しい中華と使っているチップは同じだという微妙なレビューもありますが。。。

amzn.asia


・SSDのUSB接続アダプタとケース
前回はトランセンド USB3.1 [M.2 SATA SSD 専用] 外付けケース TS-CM80S(M.2 2280 SATA用)でしたが、今回は"ロジテック(エレコム) LGB-PNV02UC USB3.2(Gen2)対応M.2 NVMe SSDケース"にしました。
結局、前回ご臨終になったのがSSDなのかUSBケースなのかを切り分けしていないままですが、前回はSATAで今回はNVMeなので切り分けできずに交換です。

https://amzn.asia/d/5lmazrdamzn.asia

■作業していく

前回のSSDブート化の際にRasberry PI 4のUSBブート化は済ませていたので、今回はその作業は必要ありません。
ちょっと古めのファーム(ってかブートローダ)がインストールされているRasberry PI 4はデフォルトではUSBブートに対応していないので、USBブート化に対応させる必要があります。
それに関しては前回SSDブート化した時の記事を参照ください。
sympapa.hatenablog.com

1.Home Assistantをバックアップする

Home Assistantのバックアップ機能でバックアップします。
バックアップが終わったらPCなどにバックアップファイルをダウンロードしておきます。

2.SSDにHome Assistantをインストールする。

初めてHome Assistantを導入した時と同じ手順でSSDにHome Assistantをクリーンインストールします。
こちらのページの手順どおりにやりました。
www.home-assistant.io


前回のことを覚えておらずちょっと「あれ?」となったのは、WindowsのRaspberry PI ImagerでHome Assistantをインストールした後、Windowsのディスクの管理で見るとSSDが256GBなのにブートパーテーションが32GBしかなかった点です。
結果的には、この状態でSSDをRasberry PI 4に繋いでブートしたところデータ領域が加わり、ちゃんと256GB使用されました。

↓こういうことらしいです。
developers.home-assistant.io

4.SSDを繋いでRaspberry PIを起動する

SSDをRaspberry PIのUSB3.0ポート(青い方)に繋いで電源を入れます。
しばらく経つと他のPC等から”homeassistant.local:8123"でHome Assistantの画面にアクセスできるようになります。

5.バックアップを復元する

「バックアップを復元」を押して、最初にバックアップしてPCに保存しておいたファイルをアップロードし復元します。
これで作業は完了です。
前回は、バックアップが復元されて再起動してくるまでに結構な時間がかかったしますが、今回は5分もかからんくらいだったと思います。


■再起動後

前回のSSDブート化の記事によると再起動後に最初アドオンがうまく起動しなかった(裏では起動しているのにUI上起動していないように見えた)と書いてましたが、今回は全て問題なく起動しました。

■だがしかし。。。

前回同様、Home Assistantの動作が気持ちサクサクになりましたが、まぁ体感速度はさほど変わりません。
そして、SSDブート化して3日後、突然得体の知れない不具合が発生。。。ZigbeeネットワークはZigbee2MQTTもZHAも停止、その他バックアップなどのサービスも停止。。。でも、ちゃんと確認したワケではありませんが、Wi-Fi接続のデバイスは正常に稼働している模様。。。システムを再起動しても同じ症状を抱えたままで、Rasberry PI4の電源を一旦オフにしてオンにしたら正常起動しました。
SDカードではずっとノートラブルだったのに、このタイミングでこんな不具合が発生するとは。。。
なんとなくUSB絡みのトラブルのような気がします。電源足りてないのかなぁと思いつつ、Amazonのレビューも良い電流4Aの電源を使っているので大丈夫なはずですけど。。。


前回、SSDがご臨終になった時と少し似ている気がします。今後トラブらないかドキドキドキドキ。。。


それでは。

スマートホーム的2025年の抱負

あけましておめでとうございます。Sympapaです。


我が家ではHome Assistantをメインのシステムとしたスマートホーム環境を構築しています。
www.home-assistant.io


一部デバイスはクラウド経由でHome Assistantと接続していたりGoogle Homeを併用していたりしていますが、基本的にローカルで大半のメーカーのデバイスをHome Assistantに統合出来ています。


このブログを見返してみるとHome Assistantを使い始めたのは2021年8月からのようで、もう3年以上使っていることになります。
2023年11月に新築戸建てに引っ越し、2024年は新居のスマートホーム環境構築に力を注ぎ、やりたかったことは大体完了しました。
そんな状況で2025年は何をやろうか?ということでスマートホーム的2025年の抱負を書いていきたいと思います。

■2025年の抱負というかやりたいこと

1)防犯カメラの増設

現状、カメラデバイスはインターホンとして"Google Nest Doorbell 2nd Gen. (Wired)"を使用しているのと、庭に"Google Nest Cam 2nd Gen. "を設置しています。
ドアベルはAqaraなどにすればサブスク無しで機能がフルに使えるのですが、Nest Doorbellのデザインが気に入ったのとGoogleが好きなので、サブスクに課金してNest Doorbellを使用しています。なので庭のカメラもNest Camにしたのですよね。
しかし、"Google Nest Cam 2nd Gen. "は人の検出が弱いというかバッテリー温存の為か実際に人が検出エリアに入ってから記録を開始するまでのタイムラグが数秒あるので、防犯的にややどうだろ?って思うところがあります。
カーポートにも防犯カメラを設置したいので、Home Assistantと相性が良くてローカルで処理できて性能が良くて安価なカメラを探したいと思っています。

2)システムの維持に関わる点の改善

DIYでスマートホーム化している最大の弱点というか懸念は「私が居なくなったらどうなるの?」という点です。既成のシステムであればトラブったり故障したりしてもお金さえ出せばなんとか解決できそうですが、DIYのシステムはそういうワケにはいきません。
また私が元気で我が家に居たとしても、やりたい事がほぼ完成してしまったので今後は私の中で「手段が目的」ではなくなって来て趣味的な要素が薄れ興味も薄れていくのかなと。そうなると、これまで以上に面倒は起きて欲しくないし、万一トラブった時に簡単かつスムーズに復旧したいものです。
なので、システムの安定性やメンテナンス性の向上、トラブルシューティングの簡素化とそれを標準化して家族に伝えておくこと、このあたりも2025年の目標になります。
具体的には細かいところでは「センサー類のバッテリー残量警告の自動化」「Home Assistantのログの見直しなどによるサーバーのストレージ長寿命化」、大きいところでは「サーバー(ラズパイ)やZigbeeコーディネータ、照明などのハード的な故障時にすぐに復旧できる準備」があるかな。

3)壁内や床下の結露防止のための監視強化

既に屋外と床下や壁内に温湿度センサーを設置して、温度,湿度,絶対湿度,露点を監視できるようにしているのですが、屋外環境との関係などを目で見て分析するのは結構難しいので、自動化して警告を出すように、更には(結露防止の観点で)自動でエアコンの温度などを制御するようにしたいと思っています。

4)空調の自動化

結露防止のところでも結露防止の観点でエアコンの温度などの調整を自動化したいと書きましたが、快適性やエネルギーの観点も含めて総合的にエアコンの温度設定を自動化できたらと思っています。

5)できればHome Assistant Cloudのサブスクやめたい

Home Assistantは外部からのリモートアクセスについても無料で構築できるのですが、どうやら我が家で使用しているCATVのインターネット接続では一筋縄ではいかないようでHome Assistantの導入時には無料でアクセスできるようにするのを断念して、Home Asssitantの運営が用意してくれているサブスクのHome Assistant Cloudを使って外部からアクセスできるようにしています。
しかし年間65USDなので800円/月くらい払っているのですよね。まぁHome Assistant Cloudは単にGoogle Homeとの連携もラクにできるし、Home Assistantには大変お世話になっているのでお布施してもいいかと思いつつ、ぼちぼちと再トライしたいと思っています。
www.home-assistant.io

6)家計簿の自動化(?)

スマートホームとあまり関係ないのですが、家計簿を自動化というか半自動化出来たらいいなと思っています。
住宅ローン返済が始まったことでちゃんと家計を把握しようとエクセル家計簿をつけ始めましたが、まぁこんな面倒なことはありません(汗)
ってか収支がなかなか合わなかったり(笑)
口座や決済方法が多岐に渡っているのがいけないのでしょうが、絞り込むのも難しく。。。
マネーフォワードとか使うとラクになるんでしょうねぇ。でもなんか怖いと思ってしまうのですよね。

7)Home AssistantのAI音声アシスタント導入(?)

現在、音声アシスタントはGoogle Homeに頼っています。Google HomeとHome Assistantとを連携してはいますが、できればローカルで完結できる音声アシスタントが欲しいところです。
Home Assistantに音声アシスタントが実装されてからもうすぐ2年が経つようですが、まだ日本語には対応していないのですよね。
www.home-assistant.io
時間があれば日本語対応に貢献しつつ、ローカルで完結する音声アシスタントの環境を構築できればと思っています。

■まとめ

そんなワケで、スマートホーム的2025年の抱負を書いてみました。
あと、このブログについても、Home Assistantで出来ることややっていることをよりわかりやすく整理できたらなと思っています。
それでは。

LDKの充電箱のバージョンアップ: Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN) + CIO スパイラルケーブル CtoC

Sympapaです。


現代においては充電を制するものがQOLを制すということわざが出来てもおかしくないほど、モバイル機器の充電が日々のルーチンとなっていますね。このルーチンを如何に快適にするか・・・充電時間の短縮、無線充電、整頓など・・・を考えている人も多いのではないかと思います。
Amazonで検索すれば、高出力充電器や無線充電アイテムはもちろん、充電ステーションやケーブルマネージャーといった整頓アイテムまでたくさんヒットしますし、ググれば私のようなガジェヲタからいわゆる一般の方々まで多くの人が寝る間も惜しんで快適な充電環境の構築に力を注いでいるようです。


我が家の場合は自分のデスク周りというより、家族4人が使うLDKでの充電環境が重要です。
今の家に引っ越す前はLDKでも「各自充電器を用意して充電セヨ」スタイルだったのですが、ちょっとした隙に私の高出力高級充電器が姿を消し、それが奥様のカバンの中から出て来るという怪奇現象が時々発生し時には行方不明事件に発展するので、私のQOLが爆下がりとなり何回も困ったことがあるのです。
ケーブルも同様です。充電器の高出力化にともなって、デバイス、充電器そしてケーブルは全て規格にあったものを使わないと充電のパフォーマンスが発揮できないですからねぇ。どのケーブルも同じだと思っている家族には理解出来ないでしょうけど。


そこで新居に引っ越してからは、LDKに複数のデバイスが充電できる充電ステーション、いやステーションなんて立派なモノではないので充電箱と呼ぶことにしますが、ソレを設置していました。
しかし10ヶ月くらい使用して良い点もあったけれど不満点もあったので、ソレを解消するべくこの度バージョンアップをしました。今回はそのことについて書いていきたいと思います。

■バージョンアップ前の充電箱

バージョンアップ前の充電箱はこんなコンセプトで作りました。
1)ノートPCも充電できる
2)家族4人が充電しながらスマホを弄れる
3)なるべくスッキリ
4)充電器やケーブルが家庭内盗難に遭わない(笑)


まず、家庭内盗難に遭わないよう、心臓部となる充電器はUSB端子がいくつも付いた大きいやつを箱の中に入れてケーブルも抜き差ししない運用とし、容易に抜き差し出来ない構造にしました。
筐体は無印良品の「再生ポリプロピレン入りファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・1/2」と「ポリプロピレン収納キャリーボックス・ワイド・ホワイトグレー」、その他もろもろで構成しました。キャスターも付けて転がして移動できるようにしました。
www.muji.com
www.muji.com



その中に入れる心臓部となる充電器は"Anker 525 Charging Station"というトータル65W出力のUSB-C×2ポート、USB-A×2ポートのにしました。
これならそうそう家庭内盗難には遭わないでしょう(笑)

Anker 525 Charging Stationwww.ankerjapan.com



もともと「再生ポリプロピレン入りファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・1/2」に開いていた丸穴にUSBケーブルを通していますが、後ろ側にも穴を開けて電源ケーブルを通しています。


探さなくても当たり前にいつもそこに存在する充電環境、そしていつも快適な速度で充電可能。家族からの評判も上々です。
目論見どおり家庭内盗難に遭うことも無くなりました。


だがしかしこの充電器、ノートPCへ給電中にスマホを充電しようと繋ぐとPCへの給電が止まってしまう問題が発生していました。65Wはパワー不足だったか。
あと、充電し終わった後にケーブルを片づけない問題も想定どおり発生しました(笑)
使い終わったケーブルを綺麗に丸めてケーブルタイで留めて収納するなんてことは我が家の家族には到底不可能なので、テキトーに丸めて箱の上の仕切りに放り込めるようにしたのですが、そんな工夫も虚しく使い終ったケーブルは出しっぱなしの日々。
まぁ丸めて放り込んだとしてももうひとつスッキリ見えない問題もありましたが。

■今回のバージョンアップの内容

さて、まずは心臓部となる充電器のパワーアップです。
ちょっと前のことですが、Amazonブラックフライデーで安くなっていた”Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)”を購入しました。
左がバージョンアップ後の”Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)”、右がバージョンアップ前の"Anker 525 Charging Station"です。出力もポート数も増えましたがサイズは小さくなっています。
ただ、"Anker 525 Charging Station"にはあった背面の100Vコンセントの差し込み口が”Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)”にはありません。


”Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)”は合計200Wの出力でType-Cの4ポートを同時に使っても65W,65W,45W,25Wの出力が出来ます。

Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)www.ankerjapan.com


これでノートPCへ給電している時に誰かがスマホの充電を始めるとPCへの給電が止まってしまう問題は解消しました。
将来的にもっと高電力で充電出来るデバイスが出てきたとしても所詮メインはスマホの充電、5000mAhくらいのバッテリーの充電です。革新的にバッテリーの小型化が進まない限り容量が劇的に増えることも無いと思うので5年以上は使えるでしょう。たぶんきっと。


そしてケーブル片づけない問題に対しては3本のケーブルを、流行りのマグネットでスパイラル状にくっつくケーブルに変えました。"CIO スパイラルケーブル CtoC 2m"です。

connectinternationalone.co.jp


ケーブルの形状記憶が強くて引っ張って伸ばしただけでは少しクルクルのクセが残るのでケーブルの長さをフルに使えない問題はありますが、その分丸めるのはラクチンです。クルクルのクセを手でしっかり伸ばしてやれば真っすぐになりますが、丸める時に少し面倒になります。それでも丸めてやるとまた形状を記憶するという不思議。なかなかの優れモノです。


まぁしかし、これなら我が家の家族でも片付けるだろうという淡い期待を抱いていましたが、気持ち片づける頻度が増えたかもくらいです。でも、私が片付ける時の労力が減ったからいいのです(笑)
片づけた時の見た目がとてもスッキリしたのがGoodです。


■まとめ?

ってか何年か前に、電波で電気を飛ばすテクノロジーが来るって盛り上がってなかったっけ?あれどうなったんでしょ?って思って調べてみましたが、技術開発は着々と進んでいるみたいです。でも、まだ可能なのは1mWとかの電力供給のようで、消費電力の小さいスマートタグとかワイヤレスセンサーに充電できる技術は既に実用化されているようですが、スマホに充電できる技術はまだ実用化されていないようです。
ascii.jp
次の充電環境快適化はコレになるかな?いつになるかわからんけど(笑)
ってか、Home Assistantによるスマートホーム化の為に70個くらいのバッテリー駆動のセンサーやリモートスイッチを家のあちこちに設置していてバッテリー交換が面倒なので、この空間伝送型ワイヤレス給電には興味しんしんです。
だいぶ本題と話が逸れましたが(笑)


それでは。

220円でミニクリスマスツリーを作ってオンオフ自動化するの巻

Sympapaです。


我が家はお子様もほぼ大人だし立派なクリスマスツリーなんてものは必要ないわけですが、それでもちょっとくらいクリスマスの雰囲気が欲しくなりました。
小さいのでよいので百均にいいツリーがないかいなと思ってググった結果ダイソーのコレがイイ!って思ったのですが、2019年あたりに330円で販売されていたものらしく2024年の現在では販売されていないようです。残念。


ならば330円以内で似たようなのを作ってやろうとなって220円で仕上げてやりました(笑)
でも夜中にチカチカしているのは目障りなのでオンオフの自動化もしてやったとゆーのが今回のお話です。

■材料を調達する

作ると言っても時間もお金も掛けるつもりはないので、100均アイテムで即席DIYにします。もちろん頭も体力も使いたくないので、ググって見つけたこいつに似たのを作ることにします。


ダイソーのページで調べると、ベースになりそうな良いのを見つけました。
「クリスマスアクセサリースタンド」110円です。

クリスマスアクセサリースタンドjp.daisonet.com


LEDイルミネーションの方もダイソーで探すことにします。色々種類がありますが、電源が乾電池のタイプとUSBのタイプがあって乾電池タイプの方がラインナップが多そうです。しかし、乾電池だと電源オンオフを自動化する時にマイコン使って制御するとかひと手間必要になりそうで面倒くさそう。って考えるのがスマートホームヲタクあるあるです。いや電子工作好きの人ならむしろ喜ぶのか(笑)
USBなら余っているスマートタップ(普通余って無いと思うけど(笑))を使えば簡単に自動化出来ます。
ってことでツリーの小ささを考えると、長さが短くケーブルの被覆が透明でソレっぽくなりそうなコレでいいかな。。。と選んだのが「USBデコレーションライト点滅タイプ(8球、コードの長さ120cm、カラフルミックス)」110円です。

USBデコレーションライト点滅タイプ(8球、コードの長さ120cm、カラフルミックス)jp.daisonet.com
しかしダイソーアプリを使って生活圏の店舗で在庫を確認するも、「USBデコレーションライト点滅タイプ(8球、コードの長さ120cm、カラフルミックス)」は軒並み取り扱い無しか品切れ。。。


我が生活圏のダイソーはフランチャイズ・・・かと思ったけれど調べると代理店ということのようです・・・が2社あって、あちこちに店舗があり綺麗で明るくセルフレジも導入されていてPayPayも使えるA社系と、店舗数は少なく昭和の臭いがする雑多な感じで現金払いしか出来ずダイソーアプリで在庫確認すら出来ないX社系があるので、X社系店舗へ直行!
すると、USBデコレーションライト点滅タイプ(8球、コードの長さ120cm、カラフルミックス)を発見!しかも他のタイプのイルミネーションLEDよりも在庫(ってか棚に置いてある数)が多く10個以上あって「さすが、わかってるわ~」って感じでした(笑)

■作る

作るといっても「クリスマスアクセサリースタンド」に「USBデコレーションライト点滅タイプ(8球、コードの長さ120cm、カラフルミックス)」をいい感じになるように巻きつけるだけ。
最初の固定は粘着テープを使いましたが、後はケーブルをグルグル巻いてその中にLEDを縛るような形で収めることにしました。気合いが無いので作製中の写真も撮ってないですけど。


しかし、たぶんこれ取り外そうとしても、もうケーブル絡まって無理じゃなかろーか。
こんな感じで玄関のシューズボックスの上に置いてやりました。


電源となるUSBアダプタとコンセントの間にスマートタップをかませて、玄関ホールの照明の自動化に使っている人感センサーによって自動でオンオフするようHome Assistantのオートメーションを作成しました。
我が家のトイレは玄関ホールの横にあるので夜中にトイレに行った時に光による刺激を受けないよう、0時~6時の間はツリーのLEDが点灯しないようにしています。ちなみに照明も0時~6時の間はかなり暗く点灯するようにしています。


ちなみにHome Assistantがなんぞやという方のために書いておくと、色々なメーカーのスマートホームデバイスを接続してコントロールできるスマートホームシステム的なものです。
Home Assistantの公式ページはこちらです。
www.home-assistant.io


興味があれば、こちらもご覧ください。
sympapa.hatenablog.com

■というわけで

我が家もちびっとXmasっぽくなりました。それではメリークリスマス!