REC 第09話 「いつも二人で」(最終回)
今回で「REC」の最後の感想になります。
本放送時は全9話の15分アニメという短い時間でしたけど、赤と松丸のみを
中心に描いているために十分に恋愛ラブコメが描けていたと思います。
終盤はシリアスな雰囲気が多くなってきていましたが、最後に2人が本当の
恋人になるためには乗り越えなくてはいけない試練を描いていた感じです。
赤と松丸のすれ違いというのは夫婦間でも起こりえる事だと思いますので、
もし2人がこのまま別れるのであれば所詮それまでの関係だとも言えますし、
仲直り出来たとすれば本当の恋人として付き合っていけると思います。
はたして2人がこの亀裂状態からどのような結論を導き出してくれるのかが
この最終回での大きな見どころになっていました。
松丸が赤に八つ当たりをしてしまってさらに気まずい雰囲気になっていました。
何とか謝ろうとする気持ちがあったもののなかなか言い出せずにいましたわ。
これでは余計に2人の関係がギスギスしてしまって溝が広がるばかりかな。
松丸は心では赤の事を想っているのに正反対な態度を取るから困ったものです。
赤のドタキャンがきっかけだったとはいえ、さすがに彼女が可哀想ですね。
「そろそろ出て行った方がいいんじゃないか?引越し費用が足りなかったら
貸してやるよ。」
松丸は赤に部屋から出て行くように促していたから危機的な状況を迎えてます(汗)
心に思っている事とは反対の事を言っちゃうのだからホントにダメダメだよ・・・・・・。
赤は何とか機嫌を直してもらおうと色々と気遣ってあげていたのにね。
でも「松丸くんのバカー!」と家の外から言うところが可愛らしいと思いました(^ω^)
松丸は冷たい態度を取った事を後悔して自己嫌悪に陥っていました。
あの状態では仕事どころではないから、ますますドツボにハマってる感じがします。
ここは仕事で企画を通すためにも赤との仲直りしなくちゃいけないかな。
松丸は畑田さんに居酒屋に連れて行ってもらって一緒に飲んでいました。
畑田さんって何かと絡んでくるからウザいキャラでしたけど、こういう時は
落ち込んでいる同僚を気晴らしさせてあげようとして優しいと思います。
畑田さんは松丸の仕事を横取りした形になったので申し訳なく思ったのかな?
ただ2人とも飲むのはいいのですけど隣の客に迷惑かけちゃダメですよねぇ(笑)
でもまぁそのおかげで隣で飲んでいた赤と再会できたのだから良かったですわ。
松丸は赤が主演をしているアニメのスタッフ達の愚痴を聞いて少し安心してましたね。
自分だけが仕事で悩んでいるわけじゃなく、皆も同じだと気づいたのは良かったです。
あと、赤に謝罪する気持ちも伝えられたし、赤もまた許す気持ちを伝えていたので、
一気に2人の関係は元通りになっていきそうな雰囲気になっていました。
こういう大勢の皆がいる前で2人の関係が修復されるのは珍しい感じがしました。
とても温かい雰囲気があってとても良かったように思います。
「松丸くん。待ってた。一緒に帰ろう。」
「うん。」
居酒屋から出て家に帰る時に赤が松丸と一緒に帰ろうとしてくれていました。
松丸が心に思っている事とは正反対の事を言っちゃうから、こういう場合は
赤の方から声をかけてあげる方が上手くいきやすいかもしれませんね(^ω^)
抱き合うシーンを見ていても映画の一場面を見ている感じで素敵でした♪
「凄く言いたいセリフがあるんだ。」
「何の映画?」
「俺のオリジナル。」
「ん?」
「彼女になって。」
「っ!?・・・・・・・・・・・・はい。」
最後には松丸の方からプロポーズ的な告白があったのも良かったです。
これでようやく2人は正真正銘の恋人同士になれたということですね♪
2人の間には色々とあったけどこれでようやく落ち着いて暮らせそうかな。
最後は恋愛物語の最終回らしく良い締め方になっていたと思います。
★総評★
声優の女の子をヒロインとした恋愛ラブコメでしたけど、声優に関する部分よりも
恋愛に関する要素を前面に押し出して描かれていたと思います。
第一印象で声優業をメインテーマにしたアニメのように見えますが、この作品では
恋愛物語におけるヒロインが声優の設定なんだと思って見る方がいいでしょうね。
アニメにおける一般のラブコメ作品のメインキャラは主に学生が多いと思うので、
そういう意味では大人の男女の関係を描いている点で少し珍しさを感じました。
アニメファンに受け入れやすい大人キャラの恋愛作品を描く上では、ヒロインが
声優さんという設定はとても良かったのではないかなぁって思います。
「それが声優!」を見てて1つ物足りないと思ったのは声優さんの恋愛話ですので、
それを保管する感じでこの「REC」を見てみると面白い感じもしました。
もちろん声優さんが赤のような恋愛をしているかどうかは分かりませんけどね(笑)
でも私は声優さんがどういう恋愛をしているのかは興味はあります(^ω^)