最終試験くじら 第03話 「猫広場」
（C）CIRCUS・最終試験くじら製作委員会
猫と戯れる女の子が登場するお話です。
「あぁん♪ダメよ♪そんなところに入ってきたらダメ♪」
睦が校舎裏からドキドキな声が聞こえてきたので確かめようとしていました。
でもさすがに学校でハレンチ行為をしていると考えるのは少し変かも（苦笑）
たとえこのアニメがエロゲー原作作品だとしてもね(＾ω＾)
とにかく校舎裏にどんな女の子がいてるのかが気になる始まり方になってます。
睦が足音を忍ばせて覗いてみると猫に囲まれた女の子がいました。
彼女の名前は名雲さえ。この様子を見ると大の猫好きといったところかな。
猫1匹1匹に名前を付けてあげるくらいにとても可愛がってあげていました。
あれだけの猫に頬を舐められたり、くすぐられちゃうと声が出ちゃいますね(＾ω＾)
とにかく首輪がついていないので飼い主のいない野良猫なのでしょう。
「睦っちゃん。どうしてここに？」
「いやぁ。昼休みになった途端にどこかに行っちゃったからさ。
みんな心配して僕が代表して探しに来たんだよ。」
2人の話し方を聞くと、どうやら同じクラスメイトといったところでしょうか。
睦も彼女の事を「さえちゃん」と呼んでいたので、2人は親しいのでしょうね。
彼女は休み時間にはいつもこの裏庭でよく猫と戯れているみたいです。
だからこんなにも猫ちゃんが寄り添ってくるのでしょう。
空を飛ぶクジラよりも、さえの方が不思議な子に思えなくもありません(＾ω＾)
お昼休み終了のチャイムが鳴ったので2人は教室に帰ろうとします。
睦には無愛想な猫ちゃんですが、さえにはちゃんと返事を返してくれますね（笑）
彼女がとても優しいから、猫ちゃん達も慕っているのが感じられます。
どこか癒やされるような雰囲気の女の子ですもんね。
「あのね。睦っちゃん。ここの事は皆に内緒にしておいて欲しいの。」
「え？何で？」
「お願い。」
最後にさえが猫達のいる裏庭の事を誰にも教えないようにお願いしていました。
おそらく彼女は猫ちゃん達が学校の中で目立ってしまう事になると、いずれは
学校の先生達にどこかへ追いやられてしまうのを危惧しているのでしょう。
猫ちゃん達の安らぎの場所を守ってあげたいと思っているのかもしれませんね。
とても心の優しい女の子だと思います♪(*´ω｀*)