エルフェンリート 第04話 「触撃」
「あなたを連れてお家に帰ります。逃げても無駄ですよ。」
ナナが蔵間からの指示でルーシーのところにやって来るシーンから始まります。
彼女はお父さんのためなら何でもやるような女の子のような感じに見えました。
頭のネクタイは、お父さんと離れていても身近に感じていたいという表れかな?
ナナはとても優しくルーシーに話しかけていましたので、同じディクロニウスでも
ルーシーのような凶暴さは無いといった雰囲気です。
「数少ない身内だと思って見逃すつもりだったが・・・もう面倒だ。」
ルーシーの方は人間の時みたいにナナをあっさりと殺そうとはしませんでした。
同じディクロニウス同士だから仲間意識があるって事なのかなぁって思ったよ。
「う!?私より長いのか!?」
「大丈夫。殺さないよ。でも懲らしめてあげる。パパに代わって。」
でもルーシーの先制攻撃により2人のバトルが開始されていました。
ナナはルーシーよりもベクターの腕が長く伸びるので優位に戦ってました。
一方のルーシーの場合は2mの射程しかないために攻撃が届きません。
こうして見るとナナの方が能力が高いディクロニウスといった感じかな。
最初から特殊部隊を出さずに彼女を向かわせた方が良かったかも。
そうすれば1話や2話のように大量な犠牲者を出さずに済んだのにね。
でも、それではこの作品らしい残虐性が失われますけど・・・(^ω^;)
「ミュウちゃん!ミュウちゃん!ミュウちゃん!全然私の事なんか!!」
前回、ユカがコウタに自分の胸を触りたいのかと尋ねていましたが、
これはちょっとした嫉妬心が表れていたといったところでしょうか。
彼女が幼い頃からずっとコウタを思い続けてきた事が伺えますわ。
そのコウタがポッと出てきたルーシーの事ばかり心配するものだから、
胸が締め付けられるくらいに苦しいのでしょうね・・・(´・ω・`)
この辺は萌えアニメによくある三角関係みたいになりそうに思えました。
ルーシーは射程が短い弱点を周囲にある物を投げつけて補っていました。
それはいいけど、お墓にある墓石を投げつけるなんてバチ当たりだよぉ!(汗)
ただ、攻撃がナナに当たったものの効果がありませんでしたけどね。
これはルーシーと同様にナナも耐久力があるって事なのでしょう。
その後、ナナが反撃をしてルーシーの足を掴んでチェックメイト!
でも、丁度その時にマユが近くにいたために2人の戦いが気づかれてしまいます。
ナナがマユに危険を知らせようとしていた事からも心の優しさが伺えましたよ。
同じディクロニウスでも性格はルーシーとは正反対といった感じですよね。
「辛いか?痛いか?安心しろ。すぐに楽にしてやる。」
ルーシーは一瞬の隙を見せたナナに攻撃を加えていました。
ベクターの射程の長さでは劣るけど、パワーの点では優れているみたい。
もう彼女のドSっぷりが凄かった。てかドSという表現を遥かに超えてたわ(汗)
ナナにとってとても助かったのは蔵間パパがやって来てくれた事でしょうね。
今度はルーシーが一瞬の隙を見せたのでナナが攻撃を仕掛けようとしてました。
でも殴ったりするわけじゃなく、ただルーシーのベクターを封じただけですがね。
ナナにはそういう能力もあるのかなぁって思いました。
あと、蔵間はナナの事を道具として使っているだけじゃなく、一人の娘として
彼女と接してあげている雰囲気がありました。本当は良い人なのかもしれない。
これは蔵間をお父さんと思っているナナにとっては嬉しいでしょうね(*´ω`*)
この作品では実の家族関係を超えた絆が描かれているのも興味深いところです。
逃げ去ったルーシーは元の人格に戻った状態でユカの前に姿を現していました。
まぁ元の人格といってもどちらが元の人格なのか分からないのですけどね(^ω^;)
ただ「ニュウ♪」と話している時は人に危害を与えない事だけは確かです。
あと、ユカはルーシーに勝手に嫉妬していたのを申し訳なく思っていました。
こればかりは恋する女の子なら仕方がない部分もあると思いますけどね。
とりあえずまた仲良くなれる雰囲気になっていたので良かったと思います。
ルーシーに投げ捨てられていたマユは病院に運び込まれていたみたいです。
会ったばかりのコウタに迎えに来てもらったというのが変なのですけどね。
今回は彼女が同じ服を着ていたり、質素な食べ物を買い込んだりしていましたけど、
これは彼女がワケありで家出してきたからでもありました・・・。
この作品では彼女のように過去の重荷を背負ったキャラが多く登場しています。
マユはユカの気遣いもあってコウタ達と一緒にご飯を食べたりしていました。
ユカは町の商店街の人達の話を聞いてマユが家出していると思ったのでしょうね。
こういう人道的な部分では嫉妬せずに優しくなれるといったところかな(^ω^)
マユは暖かいご飯やお風呂に入って嬉しい気持ちになっていました。
ここでは彼女の家庭に何があったのかは分かりませんけど、一先ず安心かな。
途中でルーシーまでお風呂に入って来てマユの胸を揉んでましたわ。
どうやら彼女はコウタのせいでおっぱい好きになったみたいだ(笑)
自分の胸を揉んだらいいのに。大きいんだし・・・(^ω^;)
「パパ・・・さよなら。パパ・・・」
蔵間は上司の角沢長官の命令によりナナを薬物処分しようとしていました。
もちろん今まで娘のように接してきたので、物凄く悔しがっていましたわ。
ナナは検査だと言われていたのですけど薄々処分される事に気づいていたかな。
蔵間パパを困らせないように「さようなら」と言ったのかもしれませんね。
こういうシーンを見ていると胸が締め付けられそうな感じがしました。
この作品では残虐な部分だけがどうしてもクローズアップされがちですけど、
このようにキャラ同士の関係なんかも丁寧に描いている点も見所だと思います。