このコンピューター書がすごい!2018年版 の勝手なまとめ

新春座談会 このコンピュータ書がすごい! 2018年版—2017年に出たコンピュータ書ならこれを読め!

今回でなんと10周年。おめでとうございます!

(2017年は、iPhoneと初音ミクが10周年だったらしい。)

このイベントで紹介される本は、2017年の1年間で、ジュンク堂書店池袋本店で売れたコンピューター書のうち、試験対策本などを除いた本のランキング。

sugilogの感想やら、興味持った本やらをまとめていきます。


2017年版のトピックと感想

リーダブルコード

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

2012、2013、2014と総合1位だった本。2017年も総合4位という継続して人気の本。

会社でも読んでいるメンバーいるし、そのメンバーの説明をきいても、内容を見ても、とても納得の度合いが高い。

動けばいい、ということ以上に、人が作って読んでメンテナンスするのがプログラムなんだ、ということで、不滅なんだなと。

Excel本

2017総合ランキング2位が、Excel最強の教科書 完全版

2017総合ランキング7位が、たった1日で即戦力になるExcelの教科書

たった1日で即戦力になるExcelの教科書

たった1日で即戦力になるExcelの教科書

Excel、というかVBA for Excelは会社でもサポートしているから、少しでも理解を深めないと、、、。

Python/機械学習本

大量にあるので、別にまとめます。

とにもかくにも、機械学習、人工知能が、ホットトピックなんだな、と。2時間のイベントの中の30分位?時間を使って紹介されてる。

ブロックチェーン

ほんのちょっとだけど、ビットコインについての情報収集を始めた。

投資をするような余裕はないけど、知らなくてよいのかが疑問になってきたので。

エンジニア的には、ブロックチェーン。

本のタイトルで言うと、ブロックチェーン・プログラミング、とか。

ブロックチェーン・プログラミング 仮想通貨入門 (KS情報科学専門書)

ブロックチェーン・プログラミング 仮想通貨入門 (KS情報科学専門書)

キーワードの一つに、スマートコントラクト、というものがあるみたい。全然知らないので勉強しないと。

DevOps/SRE

The Dev Ops, SRE, Infrastracture As Code, ...

どうやって運用チームを作って、動かして、、、、みたいなところ。

会社でも少なからず関わるので、いよいよ知らないでは済ませない。

SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム

SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム


Python/機械学習本

Python本とても人気。特に機械学習と絡めたりしている。

ちょっと読んでみたいのが、100問でわかるPython、学生のためのPython (教科書的なもの)

100問でわかるPython

100問でわかるPython

非エンジニアでもとっつきやすい入門書も、エンジニア向け入門書も、いろいろ出てる。

総合ランキングにも、Python本や機械学習本がたくさん入っている。

  • ゼロから作るDeep Learning
  • 退屈なことはPythonにやらせよう
  • などなど。

ゼロから作るDeep Learning、は2016年にでた本で、2017年になって総合ランキング1位。 イベント会場でちら見しておもしろそうだったので、買いました。

著者さんからのメッセージによると、続編が執筆中らしい。続編も「ゼロから」コンセプトを継続。

講談社の機械学習プロフェッショナルシリーズに新しいシリーズ。

  • 青い本は理論より(前から出てる)。
  • 赤い本は応用より(前から出てる)。
  • 新しく入門向けに、緑本。これも読んでみたい、けど数式が多いらしい。

機械学習がホットットピックになっている関連で、関連の数学本もたくさん出ている。

機械学習のツール、ライブラリ関連もたくさん。R、Julia、TensorFlow、Chainer、など。

。。。大量に紹介されてる。。。


その他、興味を持った本。

Androidを支える技術

2巻構成。

1巻はGUIを時間制約がある中でどうやって作るのか、2巻はアクティビティをメモリの制約の中でどうやって作るのか。

Android開発者くらいしか読んでない気がするけど、とてもいい本。

今の最前線にいる「スマホ」で、コードリーディングができる「Android」をテーマにしている。

でも、ウェブだけとか、昔ケータイやってました、とか言う人も是非読んでほしい本。

スマホ、という枠組みに対して何を頑張り何を捨てたのか、ということ。結構とんがっている内容らしい。

ビッグデータを支える技術

Googleを支える技術の著者さんが書いている新しい本。著者さんはTreasure Dataに所属している。

http://gihyo.jp/book/2017/978-4-7741-9225-3

プログラマの数学 第2版

結城先生の本。改訂版。

第1版を読んで勉強しているので、すぐに買うのは微妙なんだけど、、、機械学習周りのことを加筆してるみたいなのでそこは読んでみたい。

詳解 システム・パフォーマンス

詳解 システム・パフォーマンス

詳解 システム・パフォーマンス

パフォーマンス関連。2017年にいろんなレイヤーでのパフォーマンスが出ているらしいけど、今のところ自分に必要なのはサーバーサイド。

他にフロントエンドもある。

  • Webフロントエンドハイパフォーマンスチューニング
  • 超速!Webページ速度改善ガイド

Webページ速度改善ガイドは2017年に紹介記事も読んで、会社に一冊ほしいなぁと思っていた本。

CSSの設計し直しをするタイミングでは買って勉強したい。

Real World HTTP

Real World HTTP ―歴史とコードに学ぶインターネットとウェブ技術

Real World HTTP ―歴史とコードに学ぶインターネットとウェブ技術

HTTP 1.0, 1.1, 2.0 でどんな変化があったのか、どういうことになっているのか、という内容。

どちらかというと、仕様書よりも現実でどうする、みたいな話に落としているところで興味がある。

アルゴリズム図鑑

アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム

アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム

代表的なアルゴリズムについて、とにかくコードでなく図で、こんな動き、ということをまとめた本。

自分は仕事のためにプログラミングを覚えて、ウェブの世界の(難しくない)プログラムばかりをつくってきたわけで、アルゴリズムによるデータの動きをイメージするのが不得意。

Goならわかるシステムプログラミング

Goならわかるシステムプログラミング

Goならわかるシステムプログラミング

ウェブ記事で勉強させていただきました。自分には内容的にこれでも大変でしたが、、、

とはいえ、学びは多いです。プログラムをただ書いているだけだと、意識してないことが多い。

それだけプログラミング言語がいい感じに抽象化してくれているのだ、ということへの感謝も湧いてきます。

C言語ポインタ完全制覇

ポインタコワイ。。。なんて言ってられない。

この本は新版なんですね。

悲劇的なデザイン

悲劇的なデザイン

悲劇的なデザイン

放射線をあてる機械のプログラムは、間違えると人が死んでしまう。

影響の範囲やら度合いはさておき、プログラムはユーザーに影響をあたえるわけです。

教訓をまなんだり、どうやって防ぐかをまなんだり、大切な内容。

正直、とっつきにくいタイトルですが、どこかのタイミングで読んでおきたい。