アオリまくりでパチンコ客の冷静さを失わせるマイクパフォーマンス!
今ではすっかりなくなりましたが20年前のパチンコ店は外観は【ネオンギラギラ】【紅白幕】、店内は【パンチパーマの店員】【くわえタバコの店員】【ド派手なマイクパフォーマンス】が当たり前だった。中でもマイクパフォーマンスはデキるパチンコ店員の必須スキルだった。マイクパフォーマンスって何?と言われる若いパチンカーのために解説していこう!
本来は新台の紹介やタイムサービスの案内だった
今のパチンコ店と違って昔は新装開店は超ビックイベントだった。数か月、数年に一度の新装開店にパチンカーは前日から泊まり込みで並んでいた。しかし新台だからといって出るとは限らない。むしろほとんど出ない。長時間並んでいた客は期待感がハンパなくハマっても当たるまで金をつぎ込む勢い。そんなイケイケパチンカーでもある程度つぎ込んで当たらないとなるとテンションが下がり離席する。そこで…
鬼マイクパフォーマンスでやめさせない!
出ないパチンコ台から離席しようとするそぶりを見せようもんなら「今から出ます!」「今からが連荘タイムの始まり!」「このままでいいんですか!」と何の根拠もないアオリが始まる。最初は「本日は出します!ジャンジャンバリバリ~」とお決まりのマイクパフォーマンス。次第にやめていくパチンカー個人へのアオリに変わる。それでもやめる客は諦めて他のパチンコ客へ向けて「ハマり台が空きました!このチャンスを逃してもいいんですか!」とハマり台へ座らせさらにハマらせる。
パチンコ店の言う【出ます!出します!取らせます!】は意味が違う
看板やのぼり、マイクなどで【出ます!出します!取らせます!】とうたっているが客に対してではない。
出ます!→パチンカーの財布からお金が
出します!→冷や汗や嫌な汗
取らせます!→ハマる台を
新装開店で負けた客には明日は反動で出まくるから!とマイクで猛アピール
負けて帰るパチンコ客にもアピールも忘れない。これだけハマったんだからもうハマりようがない。ということはあとは【大連荘】しかないですよね?明日来ないと今日の負けは取り返せないよ!とまたも無責任な発言。そういわれたパチンカーは次の日に現れてまた負ける。
マイクパフォーマンスが上手かどうかがパチンコ店員の評価
マイクがいかに上手か?客をマイクでアオって打たせる技術があるパチンコ店員が高く評価された。マイクが上手いと女性パチンコ店員やコーヒーレディーからも尊敬のまなざしでモテていた20年前。モテたい男性パチンコ店員は必死でマイクを練習した。調子に乗った店員は当たっていない台を大当たりとマイクで言って混乱させていた。
くわえタバコでパンチパーマで激しいマイクパフォーマンス。こんな店員に文句を言えるパチンコ客はあまりいなくておまけにデータカウンターがない時代だったので何でもアリの時代でしたね。