2024年11月の読書まとめ

2024年11月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計66冊、1日約2.2冊ペース。
やはりイマイチ読書意欲が戻らず。
ライトノベル40冊、ジュブナイルポルノ9冊、一般文芸・ミステリ12冊、その他5冊。
ラノベが少なすぎる。

11月の読書メーター
読んだ本の数:66
読んだページ数:19607
ナイス数:279

約束された場所で (underground2)約束された場所で (underground2)感想
著者のスタンス・前置きがフェアで、自分が望んでいる方向に変なバイアスをかけない姿勢には好感が持てる。
「信者」「信奉者」の心理的傾向については今となっては斬新なものではないけど、特定の人物・事柄に対して「悪いところ」があったかもしれないけど「良いところ」があるからと擁護しちゃう心理や、何かに携わった・力を入れた過去を全否定したくない心理など、腑に落ちる面は多い。信者としての視点が多角的。
村上作品の小説は合わないけど、「村上春樹」という要素を抜きにして客観的に「インタビュー本」として良く出来ていましたね。
読了日:11月30日 著者:村上 春樹
知識ゼロからの国宝入門知識ゼロからの国宝入門感想
有名どころを中心に狭く浅くと言った感じだけど、そもそもの国宝の数が多過ぎるから取っ掛かりとして有名どころにカジュアルに踏み込む作りになっているのは悪くないとは思います。
読了日:11月30日 著者:小和田 哲男
催眠清規【北条こころ・無意識発情編】 (フランス書院eブックス)催眠清規【北条こころ・無意識発情編】 (フランス書院eブックス)感想
ベタぼれの協力者堕ちするヒロインにエロスを感じる。
読了日:11月30日 著者:愛欲 ほねね
ようこそ修道院へ、ここは追放された女たちの楽園よ (アイリスNEO)ようこそ修道院へ、ここは追放された女たちの楽園よ (アイリスNEO)感想
婚約破棄や追放された女性たちが追放先の修道院で仲間・理解者を手に入れて一念発起する連作短編。
「女性の結束・強さ」が強調されている広い意味での「ざまぁ」ものといった感じ。
一つ一つのエピソードは短めだから、ザマぁ・復讐・反撃がサクサク進むし、タイトルから予想されるものを繰り返し味わえるテンポ感がいい。
読了日:11月30日 著者:一ノ谷鈴,whimhalooo
百花宮のお掃除係 9 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)百花宮のお掃除係 9 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)感想
先輩として張り切る雨妹がかわいかった。
読了日:11月29日 著者:黒辺 あゆみ
~死亡フラグは力でへし折れ!~2 エロゲの悪役に転生したので、原作知識で無双していたらハーレムになっていました (角川スニーカー文庫)~死亡フラグは力でへし折れ!~2 エロゲの悪役に転生したので、原作知識で無双していたらハーレムになっていました (角川スニーカー文庫)感想
吾輩は原作知識持ちである。無双はまだ無い。
読了日:11月29日 著者:夏歌 沙流
追放令嬢、クラフトしながらキャンピングカーで異世界を旅します (GAノベル)追放令嬢、クラフトしながらキャンピングカーで異世界を旅します (GAノベル)感想
設定はアバウトだし、展開も緩くて軽い。
ただまあ、「そういうもの」として割り切ってしまえば、何だかんだで「キャンピングカーで旅」というシチュエーションにワクワクを感じてしまう自分がいることは否定できない。
読了日:11月28日 著者:てるゆーぬ
魔王様、リトライ!(10) (Mノベルス)魔王様、リトライ!(10) (Mノベルス)感想
まなみちゃんまじてんし。
読了日:11月28日 著者:神埼黒音
名探偵じゃなくても (『このミス』大賞シリーズ)名探偵じゃなくても (『このミス』大賞シリーズ)感想
ミステリとしての形式、認知症の切なさ、ラスボス(?)含めて、良くも悪くも前巻の延長線上にあるからインパクトには欠ける点があるのは否めない。
しかし、「恋」に関して引っ張ってきおる。
読了日:11月27日 著者:小西 マサテル
地味なおじさん、実は英雄でした。 2 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~ (ダッシュエックス文庫)地味なおじさん、実は英雄でした。 2 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~ (ダッシュエックス文庫)感想
新キャラも魅力的だったし、スレたおじさんが今巻もかっこよくて面白かったけど、社畜としてのもどかしさは残ったまま話が進む点には歯がゆさがある。
読了日:11月26日 著者:三河 ごーすと
ゴールデンタイムの消費期限ゴールデンタイムの消費期限感想
「芸術・創作」分野の「教育・創出」に「AI」を用いることに向き合う内容になっており、2021年初頭の段階でこれを出してきている先見性については感心する。
現状「AI」は特定分野においてはこの本の内容程の精度は出せていないとは思うけど、その精度・確度が上がった時、そのことを是とするか非とするかについては考えてしまう。
歴史においては様々なテクノロジーによって世界が変わってきただけに、「AI」に対して自分がそれをスンナリと受け入れられる側なのか、抵抗を感じて立ち止まる側の人間なのか、今はまだ分からない。
読了日:11月25日 著者:斜線堂有紀
冷たい恋と雪の密室 (一般書)冷たい恋と雪の密室 (一般書)感想
強烈な「確信」に基づいて動いている「愛に生きる女」の強さといったら。
読了日:11月24日 著者:綾崎 隼
社畜転生 貴族の五男 (ハルキ文庫 わ 5-1)社畜転生 貴族の五男 (ハルキ文庫 わ 5-1)感想
「恵まれた能力」を持ちながらも「貴族」として上手く立ち回らないといけないもどかしさとか、作者名を見ると納得感がある。
読了日:11月24日 著者:Y.A
俺ん家が女子の溜まり場になっている件 (ファンタジア文庫)俺ん家が女子の溜まり場になっている件 (ファンタジア文庫)感想
無自覚チート主人公と欠点持ちの天才美少女たちとのラブコメ。これはこれで。
読了日:11月24日 著者:雨音 恵
大樹館の幻想 (星海社FICTIONS オ 1-03)大樹館の幻想 (星海社FICTIONS オ 1-03)感想
一種の特殊設定ミステリではあるんだろうけど、そういう「特殊設定」を上手くミステリの面白さに消化できていなかった印象はあるし、「館」要素についても割と強引な印象を受けた。
うーん、特別出来が悪いという訳ではないとは思うんだけど、「僕が好きな乙一」はここには無かったかな?、という感じですね。
読了日:11月23日 著者:乙一
幼女になった僕のダンジョン攻略配信 ~TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話~ (モーニングスターブックス)幼女になった僕のダンジョン攻略配信 ~TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話~ (モーニングスターブックス)感想
現代ダンジョン配信もの。
TS幼女は可愛い。
読了日:11月23日 著者:あずももも
スターゲイザースターゲイザー感想
「(旧)ジャニーズJr」をモチーフにしたような、男性アイドル(デビュー)候補生たちの群像劇。
それぞれの登場人物たちが「アイドル」になった動機・目標・スタンス・長所・境遇が様々で人間模様が賑やかで、やや箱庭的で内向きながらもドラマがしっかりとある。
スターゲイザー(星を見つめる者)」というタイトルに込められた「星」を仰ぎ見る彼らの物語をもっともっと見ていたかった。
読了日:11月22日 著者:佐原 ひかり
百花宮のお掃除係 8 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)百花宮のお掃除係 8 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)感想
猫ちゃんが不幸なことにならず、ちゃんと見つかって良かった。
読了日:11月22日 著者:黒辺 あゆみ
聖剣学院の魔剣使い16 (MF文庫J)聖剣学院の魔剣使い16 (MF文庫J)感想
ここ最近の巻で裏設定開示や伏線回収が進んでいたので、しっかりと段取りを踏んでの堂々とした最終巻といった感じ。
最後までとにかくキャラクターがいいシリーズではあったけど、本巻の終わり方は、うーん。
ラストの展開の是非はともかく、エピローグが短くて食い足りない点は明確に不満が残る。
……と思っていたら同時発売の画集に後日談SSが収録されてるの……?
文庫シリーズ本編で明らかに足りてなかった後日談エピソードを、3000円以上する画集に収録するってやり方には正直抵抗を覚えますね……最後の最後に微妙な気分に。
読了日:11月21日 著者:志瑞祐
前世が最強魔導師だった俺、異世界魔法で無双する! (GA文庫)前世が最強魔導師だった俺、異世界魔法で無双する! (GA文庫)感想
現代ダンジョンものに、異世界転生(前世の記憶・能力が戻る)要素を合わせたような内容。
まあ、「前世要素」は主人公への「チート付与」の理由付け以上の意味にはなっていないかな、という印象。
主人公やヒロインのキャラクター性は特段刺さらなかったので、今のところは僕向きの作品ではなかったかな?という印象ですね。
読了日:11月21日 著者:kimimaro
Tier1姉妹 有名四姉妹は僕なしでは生きられない (角川スニーカー文庫)Tier1姉妹 有名四姉妹は僕なしでは生きられない (角川スニーカー文庫)感想
先行のラブコメ漫画などを思い出す題材だったけど、この作者らしいミステリ的な仕掛けや魅せ方が手堅い。
ただスロースタート気味の作者ではあるので、面白くはあるものの、今のところは「無難に面白い」の範疇で納まっている。
ここから続いたとして、今後の展開をどのように展開させていくか、期待しながら見守りたい。
読了日:11月21日 著者:紙城 境介
ソース焼きそばの謎 (ハヤカワ新書 006)ソース焼きそばの謎 (ハヤカワ新書 006)感想
2巻(あんかけ焼きそば)の方を先に読んでから手に取った。
中華料理店の「焼きそば(炒麺)」とソース焼きそばの落差は感じてはいたけど、ここまで綿密に資料を用いて「パロディ」スタートであることを証明されるとぐうの音も出ない。更に明確な「証明」だけでなく、資料の積み重ねによる「推論」の精度も高く、食文化の変遷、地域格差などのアプローチもいちいち興味深くも面白い。
ソース焼きそば」というニッチに思える題材一つで、ここまでの満足感は凄かった。いい読書体験でした。
読了日:11月20日 著者:塩崎 省吾
ジゼルの錬金飴 1 (HJ NOVELS HJN 89-01)ジゼルの錬金飴 1 (HJ NOVELS HJN 89-01)感想
たぬきがかわいい。
読了日:11月20日 著者:斯波
家臣に恵まれた転生貴族の幸せな日常1 (MFブックス)家臣に恵まれた転生貴族の幸せな日常1 (MFブックス)感想
異世界転生」とは言うものの、一定以上の年齢と立場、一定以上の立場が整った段階、(ガチャによる)多くの有能な家臣がいる状態でのイージーモードスタート。
こういう状態になるまでの積み重ね・描写が無い状態で大量の味方キャラが投入され、状況が作られているので、各キャラクターに愛着がいまいち持てず、主人公の置かれた状況にも重みが無い。
何だか「これまでのあらすじ」と「キャラクター紹介」を読んだだけでシリーズ途中の巻を読んでいるような感覚に陥ってしまう。
んー、こういう作品なのは分かるけど僕には合いませんでしたね。
読了日:11月19日 著者:企業戦士
極悪令嬢の勘違い救国記 2 (PASH!文庫 Mま 1-2)極悪令嬢の勘違い救国記 2 (PASH!文庫 Mま 1-2)感想
「この作者らしさ」が安定している。
読了日:11月18日 著者:馬路まんじ
そして誰かがいなくなる (単行本)そして誰かがいなくなる (単行本)感想
メタ構造ミステリとしては上手く組まれてる気はするけど、導入部分の気分の悪さや、「(理由のある)荒さのある館ミステリ」などの部分がいまいち乗り切れず、終盤のネタ晴らしまでは「ハマらなかった」感がある。
ネタ晴らしのところについても、細かいロジックの隅々まで分かったとは言わないけど、「大筋の真相はそんな感じだよね」という印象で衝撃は受けなかったかなぁ。
物語のメタ構造・要素自体は面白かったけど、ミステリとして・物語としてはそこまで刺さらなかった。
読了日:11月17日 著者:下村 敦史
イチャつくのに邪魔だからとパーティ追放されました!1 ~それなら不労所得目指して賃貸経営いたします~ (一迅社ノベルス)イチャつくのに邪魔だからとパーティ追放されました!1 ~それなら不労所得目指して賃貸経営いたします~ (一迅社ノベルス)感想
典型的な追放ざまぁもの。そういうものとして割り切れば、まあ。
高ランク冒険者が恋愛弱者過ぎる。
読了日:11月17日 著者:桃月とと,桧野ひなこ
Your Only Story OnlineYour Only Story Online感想
VRMMOを独自プレイで独自ルートを突き進む系の作品。
「好きなもの」がハッキリしている主人公のスタンスには好感が持てるし、楽しそうにプレイしている感が伝わってくるところは割と好き。
ただ「天体」「星」というモチーフ・題材は割とニッチな要素だと思うし、本巻ではストーリーテリングに生かせていたとしても、それを上手く生かしていくのは長期的には難しそうだな、と感じるところはあったかな?
今後の物語の舵取りには注目していきたい。
しかし、こういうシンプルすぎる程の書名、今となっては逆に新鮮味があるな……
読了日:11月17日 著者:灯火
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【鷹島藍編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【鷹島藍編】 (フランス書院eブックス)感想
ヤリチンムーブをしながらも、家族関係を和解に導く男。
ハーレムメンバーを幸せにするハーレム主の鑑やで。
読了日:11月17日 著者:水鏡
少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件 新装版 (星海社FICTIONS ハ 5-04)少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件 新装版 (星海社FICTIONS ハ 5-04)感想
イロモノな映画組にあまり愛着が持てないので、その点で乗り切れないところがある。
読了日:11月16日 著者:はやみね かおる
四刀流の最強配信者 ~やり込んだVRゲームの設定が現実世界に反映されたので、廃止予定だった戦闘職で無双します~ (Kラノベブックス)四刀流の最強配信者 ~やり込んだVRゲームの設定が現実世界に反映されたので、廃止予定だった戦闘職で無双します~ (Kラノベブックス)感想
現実がゲーム世界風に改変されるタイプの作品。
割と大雑把な面はあるけど、ニッチなスキルで無双するというロマン、好きなものに真っすぐな主人公、などの要素は好きなので思ったよりは楽しめた。
読了日:11月16日 著者:木塚 麻弥
女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界2 学校で一番のお嬢様な女の子 (フランス書院eブックス)女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界2 学校で一番のお嬢様な女の子 (フランス書院eブックス)感想
エロスは感じるけど、やはり「なりたい職業~~~性奴隷」というタイトルがイマイチしっくりこないかなぁ。
読了日:11月16日 著者:琴弾 南中
転生した私は幼い女伯爵1 後見人の公爵に餌付けしながら、領地発展のために万能魔法で色々作るつもりです (アース・スターノベル)転生した私は幼い女伯爵1 後見人の公爵に餌付けしながら、領地発展のために万能魔法で色々作るつもりです (アース・スターノベル)感想
前世知識とチート能力によるNAISEI・飯テロ系の作品。
全体的に読み易いし、主人公の前向きなキャラはそれなりに好きなので十分に楽しめた。
ただ「成形魔法」があまりに便利過ぎるので、シリーズを重ねる過程で「万能性」の匙加減によって面白さは大きく変わってくる気はする。
読了日:11月15日 著者:もーりんもも
ゲーム世界転生〈ダン活〉11~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする~ゲーム世界転生〈ダン活〉11~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする~感想
Web版既読。テレビゲームとかでもそうだけど、やはり上級職にクラスアップする瞬間ってテンションが上がる。
読了日:11月15日 著者:ニシキギ・カエデ
おうち風俗2 爆乳お嬢様と放課後セックス三昧 (フランス書院eブックス)おうち風俗2 爆乳お嬢様と放課後セックス三昧 (フランス書院eブックス)感想
2巻にしてクラスメイトまでエロネットワークが広がって、「おうち風俗」というタイトルはさっそく有名無実化した印象はある。
読了日:11月14日 著者:赤鬼
百花宮のお掃除係 7 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)百花宮のお掃除係 7 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)感想
「恋人を思い続けた女性」に幸せな結末が訪れる展開にはホッとする。
読了日:11月14日 著者:黒辺 あゆみ
男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと6 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと6 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)感想
ここまで散々引っ張ってきた積み重ねの結実としての寮長の見せ場には満足感がある。
相変わらず構成や文章での読み辛さは随所に感じるんだけど、こういう断片的な魅力と吸引力のせいでついつい読み続けてしまっている。
読了日:11月13日 著者:端桜 了
愛じゃないならこれは何愛じゃないならこれは何感想
「執着」や「憧憬」、あるいは「偶像化」や「献身」など、呼び方は幾らでもレトリックで置き換えることが出来るんだろうけど、それらを「愛じゃない」と簡単に切り捨てられるほどには、僕は、僕らは"愛"を知らない。
読了日:11月12日 著者:斜線堂 有紀
歌ってみた制作バイブル 〜初心者歌い手とMIX師のための実践ガイド (リットーミュージック)歌ってみた制作バイブル 〜初心者歌い手とMIX師のための実践ガイド (リットーミュージック)感想
「歌ってみた」の制作について全体的なアウトラインを語る内容だけど、これ一冊でMIXを行えるようなノウハウ本ではないという匙加減。
著者が「MIX師」ということもありMIX部分の情報量・解像度があからさまに高く、全体的なバランスは良くないかな?
サブタイトルに「MIX師」と入ってはいるけど「歌ってみた制作バイブル」というタイトルでこういう内容は、うーん。
こんな感じにするならもっとMIXに関するノウハウ本として振り切るか、MIX記述を減らしたり・複数著者として全体的な解像度を平均化した方がいいと思いますね。
読了日:11月11日 著者:小泉こいた。貴裕
城塞幼女シルヴィア 〜未知のスキルと魔術を使って見捨てられた都市を繁栄させます〜 (ハガネ文庫)城塞幼女シルヴィア 〜未知のスキルと魔術を使って見捨てられた都市を繁栄させます〜 (ハガネ文庫)感想
優れた能力を持ちながらも肉親に恵まれず孤独だった幼女が、仲間・家族を手に入れていく流れが温かい。
「大人にならざるをえなかった」ことによって大人びた面はあるけど、「幼女」にちゃんと「幼女らしい」可愛らしさがあるのがいいですね。
読了日:11月10日 著者:サエトミユウ
ファンタジー銀河 ~何で宇宙にゴブリンやオークが居るんだ~ファンタジー銀河 ~何で宇宙にゴブリンやオークが居るんだ~感想
超科学を持った宇宙人に拉致られて奴隷にされるところから始まる奴隷脱却宇宙冒険スぺオペ。
読み味としては「奴隷に転生したところから始まるハードモード異世界転生」ものに近く、ファンタジー要素をスペオペに、転生を拉致改造に置き換えたような感じ。
現代日本」では発揮されることのなかった適性が発揮されていく流れが中々良い。
スペオペ世界観が好きなので続いて欲しいですね。
読了日:11月10日 著者:月汰元
名探偵のままでいて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)名探偵のままでいて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
読者である僕自身が年を取って、親の年代的に「認知症」が身近になってきたこともあり、認知症の肉親という題材が心にチクチクと刺さる。
レビー小体型認知症」の特徴を上手く安楽椅子ものに落とし込んでいるし、前述の認知症に纏わる情緒がタイトル・表紙絵を含んでエモい雰囲気になっている。
上手い一品でしたね。
読了日:11月09日 著者:小西マサテル
さよならに反する現象さよならに反する現象感想
ミステリ、ホラー、ノベライズなど様々な作風のものがあつまった短編集。
乙一らしさは随所にあるものの、様々な作風のものを集めていることもあって、好きな短編は好きだけど合わない物も多く、1冊としてのまとまりには欠けていたかな、という印象。
読了日:11月09日 著者:乙 一
孤独な推しが義弟になったので、私が幸せにしてみせます。 押して駄目なら推してみろ! (角川ビーンズ文庫)孤独な推しが義弟になったので、私が幸せにしてみせます。 押して駄目なら推してみろ! (角川ビーンズ文庫)感想
「推し活」を通して母娘の絆が強くなっていく流れが良かった。
読了日:11月09日 著者:咲宮
35歳独身山田、異世界村に理想のセカンドハウスを作りたい ~異世界と現実のいいとこどりライフ~ (カドカワBOOKS)35歳独身山田、異世界村に理想のセカンドハウスを作りたい ~異世界と現実のいいとこどりライフ~ (カドカワBOOKS)感想
ホムンクルスがかわいい。
読了日:11月09日 著者:出雲 大吉
俺、悪役騎士団長に転生する。 (カドカワBOOKS)俺、悪役騎士団長に転生する。 (カドカワBOOKS)感想
「お兄ちゃん」的な発言(失言)をしてしまう場面に共感性羞恥を感じてしまった。
読了日:11月09日 著者:酒本 アズサ
八男って、それはないでしょう! みそっかす 2 (MFブックス)八男って、それはないでしょう! みそっかす 2 (MFブックス)感想
例によってヒロイン勢の過去エピソード。
各ヒロインの解像度が上がる。
読了日:11月08日 著者:Y.A
忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい1 (MFブックス)忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい1 (MFブックス)感想
スローライフっぽいゆったりとした雰囲気は割と好きかもしれない。
読了日:11月07日 著者:はぐれうさぎ
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する15 ~レベルアップは人生を変えた~ (ファンタジア文庫)異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する15 ~レベルアップは人生を変えた~ (ファンタジア文庫)感想
「聖」が敵になるまでの流れ・理由付けが雑だっただけに、最後まで取ってつけた感が拭えず小物臭すぎた。
読了日:11月07日 著者:美紅
悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします7 (角川ビーンズ文庫)悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします7 (角川ビーンズ文庫)感想
本当に久々に出た新刊だったけど、あまりにも変わらないブラコン・シスコンっぷりと大仰な修辞による言葉遣いに実家に帰ったような安心感を覚えてしまった。
読了日:11月06日 著者:浜千鳥
自分に自信がない最強パーティーメンバーが辞めたがる件 1.チートすぎる仲間となぜか英雄になった転生者自分に自信がない最強パーティーメンバーが辞めたがる件 1.チートすぎる仲間となぜか英雄になった転生者感想
チートなパーティーメンバーの中に、自分の「強さ・能力」に無自覚な主人公がいるタイプの作品。
このタイプの作品としては手堅い仕上がり。
読了日:11月06日 著者:白石 基山
三谷幸喜 創作の謎三谷幸喜 創作の謎感想
前作は未読。この本だけだと体系付けられた創作論がまとめられている訳じゃないけど、「創作」に纏わる三谷さんのちょっとした心持ち・ポイント・視点が描かれているので興味深いし、特定作品の裏話的なものが読めるので素直に楽しい。
書かれている内容を見るとやっぱり根本的に話が上手いんだよな、と感じる。
読了日:11月05日 著者:三谷 幸喜,松野 大介
女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界 (フランス書院eブックス)女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界 (フランス書院eブックス)感想
エロいのはいいんだけど、この作中の「性奴隷」は「職業」ではなく「立場」なのでは?という印象が残る。
読了日:11月05日 著者:琴弾 南中
楽園とは探偵の不在なり楽園とは探偵の不在なり感想
特殊設定ミステリとしての筋立ては面白いし、不気味さと終末観のある雰囲気には魅力を感じる。探偵役の哀しい過去には情緒的で心がざわつく。
ミステリとしてもまとまってはいるしある程度の納得感はあるんだけど、「とある天使の行動」等の一部の謎に明快な回答が与えられずにスッキリしないところが残っているので、そういう点では肩透かしな面もあったかな、と。
悪くなかったけど、やさぐれる前・再起した後の探偵の話も読みたいかな、って思いましたね。
読了日:11月04日 著者:斜線堂 有紀
本家が絶えそうなので分家の俺が種馬5 ─帝都遠征軍、果てしなき終着点─ (フランス書院eブックス)本家が絶えそうなので分家の俺が種馬5 ─帝都遠征軍、果てしなき終着点─ (フランス書院eブックス)感想
えええ、こういう展開で、この感じで完結……?
1年半以上新刊が出ていないし書籍版としては完結っぽいけど、Webを観てみたらやっぱり新章として続きがあるのか。ただ新章のWeb掲載の分量は少ないから、続編として書籍化するには足らなそうだし、書籍版としては本当にこれで終わりになってしまうのかな……
うーん、本巻の内容がつまらないとまでは言わないけどエロ小説としては有名無実化してるし、物語・戦記としては区切りは付いているもののスッキリしない終わり方だしで、なんか色々と勿体ない作品でしたね。
読了日:11月04日 著者:遊家@R18
本家が絶えそうなので分家の俺が種馬4 ―撤退戦、そして妹分騎士の忠誠― (フランス書院eブックス)本家が絶えそうなので分家の俺が種馬4 ―撤退戦、そして妹分騎士の忠誠― (フランス書院eブックス)感想
良くも悪くもエロ小説成分が減っていく。
読了日:11月04日 著者:遊家@R18
本家が絶えそうなので分家の俺が種馬3 ―メイド真白の初体験&帝都遠征編― (フランス書院eブックス)本家が絶えそうなので分家の俺が種馬3 ―メイド真白の初体験&帝都遠征編― (フランス書院eブックス)感想
エロ小説的に一つ進展と戦記(政争)要素が増量。
読了日:11月04日 著者:遊家@R18
双子まとめて『カノジョ』にしない?2 (ファンタジア文庫)双子まとめて『カノジョ』にしない?2 (ファンタジア文庫)感想
安定した双子イチャラブと、登場するたびに株を落としてくる幼馴染さん。
読了日:11月03日 著者:白井 ムク
もふもふと行く、腹ペコ料理人の絶品グルメライフ 1 (GCノベルズ)もふもふと行く、腹ペコ料理人の絶品グルメライフ 1 (GCノベルズ)感想
タイトルには「料理人」とあるけど、他人(客)に食べ物を食わせるよりも、「美味しいものが食べたい」主人公本人が美味しいものを食べるために冒険や料理をする感じの作品。
「好き」に対して真っすぐな主人公のスタンスは割と好き。
読了日:11月03日 著者:佐倉涼
春菜ちゃん、がんばる? フェアリーテイル・クロニクル 10 (MFブックス)春菜ちゃん、がんばる? フェアリーテイル・クロニクル 10 (MFブックス)感想
「元の世界に戻る」「世界を救う」的な目的があった前シリーズに比べて、着地点が見えない新シリーズではあったけど、唐突感のある完結巻。
締まらない終わり方もこのキャラクター達、このシリーズらしいっちゃらしいけど、苦笑はしてしまう。
まあ、何にせよお疲れ様でした。
読了日:11月03日 著者:埴輪星人
博士はオカルトを信じない (一般書)博士はオカルトを信じない (一般書)感想
手堅いけど、パンチは弱い。
読了日:11月02日 著者:東川 篤哉
TSロリサキュバスの健全配信活動! (キネティックノベルス)TSロリサキュバスの健全配信活動! (キネティックノベルス)感想
異世界TS転生から現代に戻ってきて配信して、異世界に行ったり来たり出来るようになる中で異世界の勇者少女を救ったりする話。
要素が盛り盛りで個々の要素は賑やかだったけど、全体としてのまとまりはイマイチだったかな、と。
例えば、そもそも配信は現代社会での飯の種にするためだったとは思うんだけど、異世界に行って事件に関わっていく中で、「そもそも何で配信しているの……?」と感じる瞬間があったり、全体の繋がりとして個々のエクスキューズがあまり上手くないかな。
サラッと読む分には悪くないけど、考えて読むと粗が気になる。
読了日:11月02日 著者:吉武止少
お隣の美人エルフの距離感が近すぎる件 ~私とイイコトしませんか?~ (ファンタジア文庫)お隣の美人エルフの距離感が近すぎる件 ~私とイイコトしませんか?~ (ファンタジア文庫)感想
出オチ感やメインストーリーの弱さは無くも無いけど。
駄目な隣人もの、オタク趣味な友人とワイワイ、近所のお姉さんにドキドキする瞬間、エルフと人間の時間差による切なさ、等の(個人的に好きな)要素が程よく混ざり合っているので、思ったよりは楽しめた。
読了日:11月02日 著者:福山 陽士
総務部の地味子さんは実はヘンタイエロエロです (フランス書院eブックス)総務部の地味子さんは実はヘンタイエロエロです (フランス書院eブックス)感想
終盤においては社内風紀に則った展開になっていて、社会倫理が生きている!、ってなった。
読了日:11月02日 著者:日向 弓弦
ひとりぼっちの異世界攻略 life.15 ウェイクアップ小悪魔幼女 (オーバーラップ文庫 こ 02-15)ひとりぼっちの異世界攻略 life.15 ウェイクアップ小悪魔幼女 (オーバーラップ文庫 こ 02-15)感想
「いつものノリでいつもの感じ」ではあるけど、大きな事件が終わってストーリー的な「当座の目的」が無い巻。
この作品で脇道にそれるのはいつもののこととはいえ、「行動目標」はハッキリしてた方が読み易いかな。
読了日:11月01日 著者:五示正司
愛娘のダンジョン配信を陰で支える無自覚最強パパ 1 ~こっそり素手でドラゴンを始末する様子が全世界に流出してしまう~ (OVERLAP NOVELS)愛娘のダンジョン配信を陰で支える無自覚最強パパ 1 ~こっそり素手でドラゴンを始末する様子が全世界に流出してしまう~ (OVERLAP NOVELS)感想
現代ダンジョン配信もので、有名配信者の配信映り込みでチート能力がバレちゃった、という作品。
近年割とありがちな導入・設定ではあるけど、「親バカ・ファザコン」要素が入っていることで程よく目先が変わっているのでその辺は悪くない。
読了日:11月01日 著者:なっくる

読書メーター

2024年10月の読書まとめ

2024年10月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計66冊、1日約2.13冊ペース。
年に何回かやってくる「読書モチベ激減」期間があったので少ない。
ライトノベル54冊、ジュブナイルポルノ4冊、一般文芸・ミステリ3冊、美術関連1冊、その他4冊。
全体的に低調。

10月の読書メーター
読んだ本の数:66
読んだページ数:20527
ナイス数:343

八男って、それはないでしょう! 28 (MFブックス)八男って、それはないでしょう! 28 (MFブックス)感想
あれだけ早くに亡くなった師匠に関するエピソードを、未だに本編ナンバリングに入れ込んでくることの是非。
死後にこれだけ何度も持ち上げてくるなら、あんなタイミングでアッサリ殺すべきじゃなかったと思うんだよな……
読了日:10月31日 著者:Y.A
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 12 (MFブックス)ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 12 (MFブックス)感想
うーん、「強大な敵」相手に捕らわれるならまだ分かるんだけど、こういう風にぽっと出のキャラ・展開で囚われの身になる展開ってやるならもっと早くやるべきだと思う。剣聖相手に修行して、勇者・英雄フラグを立てたタイミングでやることなんですかね?
このまま搾取される不遇な立場に追いやられるストレス展開になるのもゲンナリだし、かといって簡単に脱出・解放されたら「なら何でこういう展開にした」って思うだろうし……うーん、まあ、簡単に言ってしまうと僕、この最後の展開には激萎えです。
読了日:10月29日 著者:桂 かすが
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 11 (MFブックス)ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 11 (MFブックス)感想
これが前回の内容から1年以上待ってから出た新刊だと思うと必然的に評価が落ちるとは思う。
僕自身はまとめ読み出来てるからマシなんだけどね。
読了日:10月29日 著者:桂 かすが
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 10 (MFブックス)ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 10 (MFブックス)感想
やはりテンポ感は悪くなってきている気はする。
読了日:10月29日 著者:桂 かすが
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 9 (MFブックス)ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 9 (MFブックス)感想
修行エピソード自体が面白いかどうかについてはさておいても、修行編に入るタイミングとしては今更感がある。
読了日:10月28日 著者:桂 かすが
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 8 (MFブックス)ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 8 (MFブックス)感想
戦闘力・政治的・人間関係のパワーバランスでの分かり辛さはある。
読了日:10月28日 著者:桂 かすが
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 7 (MFブックス)ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 7 (MFブックス)感想
9年半ぶりにシリーズを読むのを再開。思い出すのに時間がかかった。
なろう系作品が増えた今になって思えば主人公の性格を含めて鼻につくポイントなどが割とあるな、という印象。
読了日:10月27日 著者:桂 かすが
双子まとめて『カノジョ』にしない? (ファンタジア文庫)双子まとめて『カノジョ』にしない? (ファンタジア文庫)感想
とあるキャラの台詞「……なにが違うんだろ……私と……」、根本的なところから何もかも違い過ぎていて逆に笑ってしまった。せめて表面的にでも同じ行動・立ち位置を取っていた人が言う台詞だよな……
読了日:10月26日 著者:白井 ムク
八男って、それはないでしょう! みそっかす 1 (MFブックス)八男って、それはないでしょう! みそっかす 1 (MFブックス)感想
ヴェルの学校時代のエピソードに加えて、各ヒロインの幼少期を描かわれる話。
ヒロインが多過ぎることで内面描写が少ない・心情が分かり辛かったヒロインの掘り下げにもなっているので原作補強の意味では悪くなかった。
特に正妻なのに感情面の分かり辛さがあったエリーゼについて掘り下げてくれたのは良かったと思います。
読了日:10月26日 著者:Y.A
春菜ちゃん、がんばる? フェアリーテイル・クロニクル 9 (MFブックス)春菜ちゃん、がんばる? フェアリーテイル・クロニクル 9 (MFブックス)感想
とあるキャラの死。いずれ死ぬのは避けられないにしても、ああいう死に方をしたいものですね……
読了日:10月26日 著者:埴輪星人
俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~7 (アース・スターノベル)俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~7 (アース・スターノベル)感想
ギャンブル自体には負けていないはずなのに、相手の思惑に沿った展開になっていることでなんかスッキリしない読後感がある。
読了日:10月26日 著者:鍋敷
俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~6 (アース・スターノベル)俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~6 (アース・スターノベル)感想
エビは美味しい。一つの真理ですね。
読了日:10月25日 著者:鍋敷
クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染と、お泊まり溺愛セックスで蕩けあい二人だけの永遠のハッピーエンドをつかみ取る話 (フランス書院eブックス)クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染と、お泊まり溺愛セックスで蕩けあい二人だけの永遠のハッピーエンドをつかみ取る話 (フランス書院eブックス)感想
前巻も最終巻っぽい内容だったのに、今巻も最終巻っぽい内容。終わりそうで終わらないシリーズ。
読了日:10月24日 著者:月見 ハク
フェアリー・バレット-機巧乙女と偽獣兵士- (GCN文庫 ミ 01-01)フェアリー・バレット-機巧乙女と偽獣兵士- (GCN文庫 ミ 01-01)感想
謎の侵略者に対して女性しか対抗するための『力』を持つことのできない世界、「女性戦士を育成する学園」に入学してきた男性主人公という一頃に流行ったフォーマットで始まる物語。
「男」への風当たりが強い状況の中で、主人公が最初から強力な戦闘力を持っている訳ではなく、結果を残せていない「被験体」としてトライアンドエラーしながら過酷な現実に立ち向かおうとする流れは泥臭く味わい深い。
当初はテンプレに思えた内容だけど、サスペンス的なフックもあり、ヒット作を幾つも送り出してきた作者らしい地力が垣間見える。続巻も読みたい。
読了日:10月23日 著者:三嶋与夢
誘拐されそうになっている子を助けたら、お忍びで遊びに来ていたお姫様だった件 (GA文庫)誘拐されそうになっている子を助けたら、お忍びで遊びに来ていたお姫様だった件 (GA文庫)感想
積極的なチョロインが外堀を埋めつつグイグイ迫ってくる話。
読了日:10月23日 著者:ネコクロ
【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (3) (ガガガ文庫 ガあ 11-35)【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう: けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!? (3) (ガガガ文庫 ガあ 11-35)感想
脳筋主人公をネット工作で追い込むという謀略は有効だと思うし、実際に主人公はアワアワしてしまう訳だけど、そういう雑音を「お優雅に(ぼうりょくで)解決」してくれそうなラストの引きがカッコよかったですね。次巻も楽しみです。
読了日:10月22日 著者:赤城 大空
氷結令嬢さまをフォローしたら、メチャメチャ溺愛されてしまった件 (2) (ガガガ文庫 ガあ 18-2)氷結令嬢さまをフォローしたら、メチャメチャ溺愛されてしまった件 (2) (ガガガ文庫 ガあ 18-2)感想
ドタバタラブコメとして客観的にそう悪い内容ではないとは思うんだけど、個人的にキャラクター性が刺さっていないためか上滑りしてしまった感じ。
2巻にして感じたけど僕の好みとこの作品が合っていない気がする……
読了日:10月21日 著者:愛坂 タカト
十三歳の誕生日、皇后になりました。10 (ビーズログ文庫)十三歳の誕生日、皇后になりました。10 (ビーズログ文庫)感想
十三歳の誕生日から始まった物語は十四歳の誕生日で帰結する。
最初に改めて「成長」を感じさせる描写が入るため、これまでの積み重ねを思い出して深い感慨を感じました。
皇后としても成長していく中でも、最後まで「恋する少女」としての瑞々しさを失うことなく、鮮やかな大団円まで走り切ったことが素晴らしかったね。
とても好きなシリーズでした。お疲れ様でした。
読了日:10月21日 著者:石田 リンネ
商人令嬢はお金の力で無双する3商人令嬢はお金の力で無双する3感想
伯父さんのプロポーズに至るまでの行動・言動がさすがに情けなすぎて苦笑いしてしまった。
読了日:10月20日 著者:西崎ありす
VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった1 (アース・スターノベル)VRゲームで攻略などせずに勉強だけしてたら伝説になった1 (アース・スターノベル)感想
VRMMOものが好きだから今のところ楽しめているけど、「攻略などせずに勉強だけして」という状況で主人公をageる展開はどこまで続くのか、という疑問は残るかな。
読了日:10月20日 著者:三阪
勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方感想
コロナ禍で行われたアニソンフェスのパンフレット内原稿に加筆修正を加えた1冊。
タイトルにある「苦難の乗り越え方」の普遍的な内容だけではなく、コロナ禍での苦労話、各アーティストの凄いところを褒め合うパート等もあり、「そのアニソンフェスに参加した(配信を観た)人には響きそうだな」的な局地的で時事的な内容も含まれている印象。
「苦難の乗り越え方」として参考になる考え方が無くも無いけど、こんな感じにするなら「コロナ禍を乗り越えたアニソンフェス主催」のルポルタージュとして割り切ったものも読みたかった気もします。
読了日:10月20日 著者:angela,石川 智晶,内田 彩,川村 ゆみ,高橋 洋子,中川 翔子,堀江 美都子,Lia
あんかけ焼きそばの謎 (ハヤカワ新書)あんかけ焼きそばの謎 (ハヤカワ新書)感想
シリーズ第二弾であることを知らずに手に取ったけど、想像以上に真っ当な歴史ミステリ・食文化論文のような内容。
とにかく作者の仮説・主張を裏付けるための資料の提示には余念がなく、当時の写真やレシピ、雑誌や風俗が描かれた小説などとにかく調査が広範囲かつ綿密で頭が下がる。説得力に殴られて脱帽してしまう。
更に内容についても歴史ミステリとしての変遷が面白い。あんかけ焼きそばと皿うどんや中華の焼きそばとの関係性については多くの人が思いつく関連だろうけど、アメリカ料理に辿り着く流れは驚愕の一言。いやはや凄い本でしたわ。
読了日:10月20日 著者:塩崎 省吾
静おばあちゃんと要介護探偵静おばあちゃんと要介護探偵感想
性格と口が悪い無頼漢爺さんと生真面目な元判事お婆さんのコンビの凸凹具合が良かった。
読了日:10月20日 著者:中山 七里
もっと知りたいルドン 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいルドン 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
印象派の終わり」としてスーラ等と共に語られることが多い画家という印象のルドン。
僕が観てきた印象派絡みの展示会では観る機会も多くなく「知っているようで知らない画家」だったのでこのシリーズで刊行されたことは有難い。
特異的なモチーフとモノクロトーンが記憶に突き刺さる「黒」の時代と、鮮やかで瑞々しい色彩を描く時代の対比が印象的で興味深い。
画家の画風が変わるのは珍しくないけど、グラデーションのように切り替わるのではなくここまで明確に画風が変化するのはインパクトがありますね。
東京に来るルドン展楽しみです。
読了日:10月19日 著者:山本敦子
無口無表情な幼馴染が「ハメ撮りがしたい」とか頼んできて (フランス書院eブックス)無口無表情な幼馴染が「ハメ撮りがしたい」とか頼んできて (フランス書院eブックス)感想
さすがに導入が強引に思えたものの、エロ小説だからこのくらい手っ取り早くてもいい、という気もする。
読了日:10月19日 著者:しじままどせ
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件10 (GA文庫)お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件10 (GA文庫)感想
「大人」が一方的に悪者にされない匙加減がとても良かった。
読了日:10月19日 著者:佐伯さん
人々を陰ながら救っている英雄、実は公爵家のクズ息子。というのを周囲は知っている1 (一二三書房)人々を陰ながら救っている英雄、実は公爵家のクズ息子。というのを周囲は知っている1 (一二三書房)感想
あらすじや能力周りの設定が著者の過去作の「俺は影の英雄じゃありません!」に似ていると思ったけど、「俺は影の英雄じゃありません!」が「本作の物語世界内にある物語」で主人公はその物語をリスペクトしているというメタ構造になっているのか。過去作と出版社も違うこともあり、そういう距離感になっている感じかな?
現時点だと焼き直し感が無くも無いけど、現時点での印象はさほど悪くないので、後は物語をどう転がしていくのか、という感じですね。
過去作はそれなりに嫌いじゃなかったので、とりあえず続きも読んでみたいとは思います。
読了日:10月18日 著者:楓原こうた
異世界に放置ゲー理論を持ち込んだら世界最強になれる説1 (一二三書房)異世界に放置ゲー理論を持ち込んだら世界最強になれる説1 (一二三書房)感想
異世界に放置ゲー理論を持ち込む」という発想自体は良かったと思うし、楽しめる部分が無い訳ではないんだけど、「理論」という割には能力限界・制約などの設定周りに作り込みに甘さが垣間見えており、「放置ゲー理論」を異世界転生ものに「翻訳」するのがそこまで上手くなかった印象があるかな?

読了日:10月18日 著者:杯雪乃
我輩は猫魔導師である~キジトラ・ルークの快適チート猫生活~6 (一二三書房)我輩は猫魔導師である~キジトラ・ルークの快適チート猫生活~6 (一二三書房)感想
最近は半年ペース位で出てくれるけど一時期間が空いた期間があったためにWeb版既読。
Web版に無かった恋愛関係が出てきてニヤニヤしてしまった。
Web版既読でも加筆・修正部分が面白いし、相変わらずイラストも魅力的だし、読む価値がある。
安定していて好きなシリーズです。猫は正義。
読了日:10月17日 著者:猫神信仰研究会
THANATOS同人短編集THANATOS同人短編集感想
ある意味同人誌らしい内容だった。
読了日:10月16日 著者:汀こるもの
アリス入城(THANATOS水槽読本より)アリス入城(THANATOS水槽読本より)感想
書籍版の直接的な続きではなくプレストーリー的なエピソードで、割と本編に直結している内容。
講談社書籍を最後に読んで数年経ってから読んだから、導入の時系列で戸惑ったし、序盤の登場人物に「誰だっけ……?」ってなった。
書籍版の内容をしっかり覚えているか、書籍版からあまり間を置かずに読むべきでしたね。
読了日:10月16日 著者:汀こるもの
アルマーク3 闇の遺跡編 (MFブックス)アルマーク3 闇の遺跡編 (MFブックス)感想
キャラ描写や段取りや丁寧な反面、ストーリー展開の遅さが露骨に表れている。
今回はせっかく「武術大会」に入ったのに、そこが中途半端に終わってしまったのでもどかしさがある。
更にこの本を読んでいる時点で1年以上新刊が出ておらず、そもそも続きが出るのか?、出るにしてもただでさえ展開が遅いのにこの刊行ペースだと厳しい、という印象がぬぐえないかな。
読了日:10月15日 著者:やまだ のぼる
GLASS HEART 「グラスハート」 (バーズノベルスGLASS HEART)GLASS HEART 「グラスハート」 (バーズノベルスGLASS HEART)感想
古に前の出版社版で読んだっきりだったので、読んでいるうちに当時の記憶が想起される上、当時の僕とは年齢も立場も違うので異なる読感を受ける独特な読書体験。
「女」であるだけで理不尽な扱いを受ける一方で、終盤において「女」であるが故のままならない感情に振り回される味わい深さがある。
どうしても「時代性」を感じる描写はあってそこに古さを感じることはあるけど、一方で「若者」「音楽・バンド」「天才性」等に宿る普遍性を感じることが出来る。
いい作品ですね。やっぱり。
読了日:10月15日 著者:若木未生
聖女と公爵様の晩酌 ~前世グルメで餌付けして、のんびり楽しい偽物夫婦ぐらし~ (カドカワBOOKS)聖女と公爵様の晩酌 ~前世グルメで餌付けして、のんびり楽しい偽物夫婦ぐらし~ (カドカワBOOKS)感想
「食」周りの描写はいいと思うんだけど、「噂」を信じて最初の当たりが強い辺り「公爵家の調査力は大丈夫か?」と思ってしまうところはある。
読了日:10月15日 著者:夢生明
男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる?4 (角川スニーカー文庫)男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる?4 (角川スニーカー文庫)感想
もし仮に打ち切られたとしてもボテ腹エンドにすれば多数が納得するだろうからある意味で安心感があるシリーズ。
読了日:10月14日 著者:みょん
小説 僕の心のヤバイやつ (MF文庫J)小説 僕の心のヤバイやつ (MF文庫J)感想
ライトノベル」を俯瞰的に見て・書くことが出来る多作の実力派作家の手による僕ヤバノベライズ短編集。
原作にない視点・キャラから行間を埋めてくれるので、原作の補完・補強としていい具合に仕上がっている。
ただ一方で、原作漫画は「描き過ぎない」「直截的に描写しない」ことによって独特の空気感や間を生み出しているところがあるので、小説特有の内面描写によって「心理描写を直接的に描いている」面は良し悪しがあるかな、とも思う。
個人的にはノベライズとしては良質だと思うけど、合わない人がいてもおかしくはないかな、と。
読了日:10月14日 著者:望 公太
エロゲの悪役に転生したので、モブになることにした (角川スニーカー文庫)エロゲの悪役に転生したので、モブになることにした (角川スニーカー文庫)感想
こういうタイプの作品も増えてきているので目新しさは無いし、同じような作品に対してコレという強みは無かった印象。
とにかくプラスアルファの要素を期待せずに「こういう設定の作品」を読みたいだけの人ならいいんじゃないですかね。
読了日:10月14日 著者:時雨 もゆ
契約婚した相手が鬼宰相でしたが、この度宰相室専任補佐官に任命された地味文官(変装中)は私です。2 (角川ビーンズ文庫)契約婚した相手が鬼宰相でしたが、この度宰相室専任補佐官に任命された地味文官(変装中)は私です。2 (角川ビーンズ文庫)感想
甘さ増量。
読了日:10月14日 著者:月白 セブン
ダンジョンキャンパーの俺、ギャル配信者を助けたらバズった上に毎日ギャルが飯を食いにくる (Kラノベブックス)ダンジョンキャンパーの俺、ギャル配信者を助けたらバズった上に毎日ギャルが飯を食いにくる (Kラノベブックス)感想
現代ダンジョン配信ものの一系統。
ディテールが甘く、展開もキャラクター造形も薄口で、「キャンパー」という要素が十全に生かされているとも思えず、全体的にイマイチ。
ジャンル自体は好きなんだけど、僕には合いませんでしたね。
読了日:10月14日 著者:小狐 ミナト
バスタード・ソードマン4バスタード・ソードマン4感想
肩ひじ張らずに読めて楽しめる。
読了日:10月14日 著者:ジェームズ・リッチマン
ご奉仕メイドの溺愛はひたすらエロい (ぷちぱら文庫Creative)ご奉仕メイドの溺愛はひたすらエロい (ぷちぱら文庫Creative)感想
導入が強引で弱いから、結局ヒロインが主人公に惹かれるまでの流れがしっくりこない。これだったらベタに「実は昔知り合っていた」みたいにした方が収まりが良かった気はします。
読了日:10月14日 著者:亜衣まい
光属性美少女の朝日さんがなぜか毎週末俺の部屋に入り浸るようになった件 (GA文庫)光属性美少女の朝日さんがなぜか毎週末俺の部屋に入り浸るようになった件 (GA文庫)感想
友達としての朝日さんも、恋に目覚める朝日さんも、あまりにもまぶし過ぎる……光属性というか、もう光やん……
読了日:10月13日 著者:新人
腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい3 World of Sandbox腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい3 World of Sandbox感想
これまでのオーバーテクノロジーを有しながらの慎重な動きには一抹のもどかしさがあったから、積極的な行動に移る本巻の展開は純粋に楽しかった。
読了日:10月13日 著者:てん てんこ
育ちすぎたタマ ~うちの飼い猫が世界最強になりました!?~ (カドカワBOOKS)育ちすぎたタマ ~うちの飼い猫が世界最強になりました!?~ (カドカワBOOKS)感想
ん-、報酬の金額水準とか、探索者やダンジョンのランクとか、探索者の戦闘力のヒエラルキー・力関係等々、全体的に大雑把でしっくりこないところが多い。
良くも悪くもディテールが甘く、展開が軽い。
いいところが皆無とまでは言わないけど、そういう「雑」なところが最後まで気になってしまったので、僕には合わないかな、と。
読了日:10月13日 著者:可換 環
横溝碧の倫理なき遊戯の壊し方 (MF文庫J)横溝碧の倫理なき遊戯の壊し方 (MF文庫J)感想
「探偵」が主人公だけど(本格)ミステリという訳でもなく、「デスゲーム」が舞台なんだけどデスゲーム的な知能戦・駆け引きが繰り広げられる訳でもなく、「デスゲームに象徴される悪意」に捕らわれる少女を救う一種のボーイミーツガール。
主人公の能力が高いことによる喜劇的な描写がある一方で、「悪意」に振り回される人々が露悪的に描かれるので、スッキリしない面もある。
あらすじやタイトルから予想しづらい内容なので、手に取った人がどういうものを期待していたか、どういう作品が好きかによって合う合わないがハッキリしそうな作品。
読了日:10月13日 著者:枢木 縁
Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 09Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 09感想
世界を変革していく影響の大きさの割に、主要キャラクターに目的意識や向かいたい方向性が曖昧なのでもどかしさはある。
読了日:10月12日 著者:之 貫紀
君の地球が平らになりますように君の地球が平らになりますように感想
"それ"は恋なのか、愛なのか、執着なのか、顕示欲なのか、自己愛なのか。
丸い地球で苦しみ、思い悩んで、それでも生きていく。
読了日:10月12日 著者:斜線堂 有紀
宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)感想
宝石知識に関する内容は興味深かったものの、キャラクター的にはそこまで刺さらず。
読了日:10月12日 著者:辻村 七子
はじめての動画制作読本はじめての動画制作読本感想
具体的なノウハウ本というよりは、動画制作のアウトラインを掴むための内容。
こういう内容を望んでいる人の手に届くなら悪くないとは思います。
読了日:10月12日 著者:木村 博史
転生したら最愛の家族にもう一度出会えました 前世のチートで美味しいごはんをつくります5 (アース・スター ルナ)転生したら最愛の家族にもう一度出会えました 前世のチートで美味しいごはんをつくります5 (アース・スター ルナ)感想
たーらこーたーらこー たーっぷりーたーらこー
読了日:10月11日 著者:あやさくら
二拠点修行生活〜異世界転移したと思ったら日本と往復できるらしい。異世界で最弱、日本では全身麻痺だが、魔法が無限に使えるので修行し続ける〜二拠点修行生活〜異世界転移したと思ったら日本と往復できるらしい。異世界で最弱、日本では全身麻痺だが、魔法が無限に使えるので修行し続ける〜感想
無味無臭。
読了日:10月11日 著者:橋下悟
玄関前で顔の良すぎるダウナー系美少女を拾ったら2 (角川スニーカー文庫)玄関前で顔の良すぎるダウナー系美少女を拾ったら2 (角川スニーカー文庫)感想
最後の母親との「決別」シーンには、心がざわつく哀しさがあって、「その選択肢は本当に正しかったのか……?」と思ってしまう不安があった。脳がチリチリする。
……これはアレだ、恋愛アドベンチャーゲームで、選択後のテキストが不穏だった時に感じる時の奴だ……
狭い範囲で完結してしまう共依存が進んでしまった気がするけど、彼・彼女達に幸せな結末が訪れることを祈っている。
読了日:10月10日 著者:ななよ 廻る
極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 7 (Mノベルスf)極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 7 (Mノベルスf)感想
内容自体はそう悪いものでは無かったんだけど、アレだけ長きに渡ってクレバーかつ狡猾に立ち回ってきた黒幕が破綻する切っ掛けになる「論破の証拠」があまりに微妙なもので、「主人公たちの凄さ・活躍」よりも「黒幕の脇の甘さ」の方を感じてしまったところはある。そうやって反論されるパターンを想定していなかったんかい。
読了日:10月09日 著者:インバーターエアコン
エアボーンウイッチ① 異世界帰りの魔導師は、第1空挺団に所属しました。 (いずみノベルズ)エアボーンウイッチ① 異世界帰りの魔導師は、第1空挺団に所属しました。 (いずみノベルズ)感想
んー、強力な力を持って異世界から帰還して、国に縛られないだけの力を持った時点で自由に振舞うための主導権がある立場のはずなのに、自衛隊に入隊して「不自由」になっている点が少し気になるかなぁ。
いやまあ、「空を飛ぶため」の適法性と公的立場を手に入れるという意味では合理的な理由付けがあるのは分かるんですが、超常能力を想定しない既存の法律に自分から迎合する必要があるか疑問だし、入隊後の描写で「組織内」で動く窮屈さがあったことは否めない。
「空」に固執する主人公のキャラクター性とかは割と嫌いじゃなかったけどね。
読了日:10月09日 著者:呑兵衛和尚
転生したら最愛の家族にもう一度出会えました4 前世のチートで美味しいごはんをつくります (アース・スター ルナ)転生したら最愛の家族にもう一度出会えました4 前世のチートで美味しいごはんをつくります (アース・スター ルナ)感想
「家族」が全員ちゃんと集まってくれることが待ち遠しい。
読了日:10月08日 著者:あやさくら
俺にだけ小悪魔な後輩は現実でも可愛いが、夢の中ではもっと可愛い (電撃文庫)俺にだけ小悪魔な後輩は現実でも可愛いが、夢の中ではもっと可愛い (電撃文庫)感想
両片想いであることを片方が知って、相手の深層心理を知った上で攻略しようとするんだけど、恋愛弱者過ぎて中々上手くいかずにドタバタする話。
読了日:10月08日 著者:片沼 ほとり
援助交配 夢の亜人少女ハーレム (美少女文庫)援助交配 夢の亜人少女ハーレム (美少女文庫)感想
原作同人誌既読。巽飛呂彦さんが書いたノベライズも既読で、時系列的にその続編かとも思ったんだけど人狼少女がいないから完全な続編では無いのかな?
既に一定のハーレム状況を築いた状況に鬼人少女が来るところから物語が始まっているので、鬼少女以外のヒロインとの関係や「援助」システムやサポーターシステムの説明は甘い。
この本からで読めなくは無いけど、巽版ノベライズか原作同人誌を読んだ上で読んだ方が楽しめるとは思います。
ある程度しっかりした原作をベテラン作家がノベライズしているので安定感はある内容。
読了日:10月07日 著者:葉原 鉄,たくのみ
アラサーがVTuberになった話。サブチャンネルアラサーがVTuberになった話。サブチャンネル感想
「サブチャンネル」の名の通りサブキャラクターやヒロイン視点で描かれる短編集。
脱サラ君が愛されてるのがよくわかって楽しかったし、mikuriママさんの愛情に説得力を持たせるエピソードがあったりして、本編の厚みを補強するいい短編集でした。
本編の刊行ペースが鈍らない程度にコンスタントにこういうのも出て欲しいですね。
読了日:10月06日 著者:とくめい
勇者じゃなかった回復魔法使い1 ~暗殺者(アサシン)もドン引きの蘇生呪文活用法~ (MFブックス)勇者じゃなかった回復魔法使い1 ~暗殺者(アサシン)もドン引きの蘇生呪文活用法~ (MFブックス)感想
主人公のキャラクターが好みに合わず。
読了日:10月06日 著者:はらくろ
かませ犬から始める天下統一~人類最高峰のラスボスを演じて原作ブレイク? 2 (GCノベルズ)かませ犬から始める天下統一~人類最高峰のラスボスを演じて原作ブレイク? 2 (GCノベルズ)感想
頭脳戦としての面白さはあった一方で、勘違いもの的な滑稽さがあったり、半裸要素が投入されたりで何だかんだ楽しかった。
読了日:10月06日 著者:弥生零
物語に一切関係ないタイプの強キャラに転生しました2 (角川スニーカー文庫)物語に一切関係ないタイプの強キャラに転生しました2 (角川スニーカー文庫)感想
うーん、1巻に引き続き「慎ましく生きる」という目的に対して(幾ら巻き込まれた事態だったとしても)一貫性が無い行動をしていると感じる部分があるし、全体的に「原作ゲームのことをよく知った上で、主人公が何を目的としているのか?その目的に基いた行動をしているのか?」という部分で常にぼんやりとした居心地の悪さがあって、イマイチ僕には合いませんね。
読了日:10月05日 著者:音々
わらしべ長者と猫と姫 2 ~宇宙と地球の交易スキルで成り上がり!? 社長! 英雄? ……宇宙海賊!?~ (カドカワBOOKS)わらしべ長者と猫と姫 2 ~宇宙と地球の交易スキルで成り上がり!? 社長! 英雄? ……宇宙海賊!?~ (カドカワBOOKS)感想
本編を読み終わって「3巻も読もう」と思いながらあとがきを読んだら「これで完結」と書かれていて驚いた。えー、ここで完結は幾らなんでも中途半端過ぎでは……?
本編自体は続きを読み続けようと思うくらいには楽しめていたけど、打ち切りでしか見掛けないようなぶつ切りエンドに心証は良くないかな……残念です。お疲れ様でした。
読了日:10月04日 著者:岸若 まみず
愛され天使なクラスメイトが、俺にだけいたずらに微笑む 3 (HJ文庫 み 06-02-03)愛され天使なクラスメイトが、俺にだけいたずらに微笑む 3 (HJ文庫 み 06-02-03)感想
愛され天使が恋愛武闘派だった。いいぞ、もっとやれ。
読了日:10月03日 著者:水口敬文
この馬に聞いた (講談社文庫 た 80-1)この馬に聞いた (講談社文庫 た 80-1)感想
時代性を感じる内容で、本職文筆業じゃないだけに上手くは無いけど読み易い文章ではあった。
凄く面白い訳じゃないけど競馬ファンなら楽しめるんじゃないかな?、くらいには読める。割り切って読む分には悪くない。
読了日:10月02日 著者:武 豊
アラサーがVTuberになった話。5アラサーがVTuberになった話。5感想
チョロいメスが増えた。いいぞもっとやれ。
読了日:10月02日 著者:とくめい
成り上がり英雄の無人島奇譚 ~スキルアップと万能アプリで美少女たちと快適サバイバル~ 2 (PASH!文庫 Mあ 2-2)成り上がり英雄の無人島奇譚 ~スキルアップと万能アプリで美少女たちと快適サバイバル~ 2 (PASH!文庫 Mあ 2-2)感想
「アプリ」を使った駆け引き・攻略的な面白さは1巻よりも失速した感がある。
読了日:10月01日 著者:絢乃

読書メーター

とある協力者枠のこのラノ投票

本日2024年11月26日、『このライトノベルがすごい! 2025』が発売されました。

本年も協力者枠として協力させて頂いております……が、今年は協力者投票作品の内訳が公開されないということなので、一応ここで公開しておきます。
自己顕示欲とかそういう話ではなく、傾斜配点されてる側の人間として投票内容を透明化するくらいはした方がいいかな?、くらいの温度感です。
僕の投票スタンスとしては、
 
  • 「作品部門に関しては基本的に新作優先。ただしシリーズ途中で極端に化けたみたいな作品があれば既存作品に投票することもある」
  • 「期間中刊行された巻で安定して90点を取り続けた作品よりも、平均値は80点だけど瞬間的な最高値95~100点、みたいな作品を推す傾向にある」
  • 「自分の中での評価が同率になった作品群があった場合、レーベルをばらけさせたいみたいな副次的な要素で選びます」

 


って感じです。
投票スタンスへの是非はあるかと思いますが、あくまでマイルールなので諦めてください。
なろう系・カクヨム系もよく読んでいるし、楽しく読んではいるんだけど、そういったWeb系って平均点で楽しんでいるところがあるので投票から外れることが多いです。意図的に外している訳ではありません。
マイナーレーベルや少女小説もそれなりに読んでるつもりなんだけど、今回は自分の中でトップ5に入らなかったのがちょっと悔しいですね……
そんな感じで投票内容は↓の通りです。詳しい感想は
 
 

作品部門投票作品

■引きこもりVTuberは伝えたい / めぐすり / popman3580 / 電撃の新文芸

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■帝国第11前線基地魔導図書館、ただいま開館中 / 佐伯庸介 / きんし / ガガガ文庫

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■三傑のサッカーは世界を揺らす! / カロリーゼロ / 八三 / ファミ通文庫

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■俺の幼馴染はメインヒロインらしい。 / 3pu / Bcoca / 角川スニーカー文庫

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■彼女は窓からやってくる。 異世界の終わりは、初恋の続き。 / さちはら一紗 / 北田藻 / ダッシュエックス文庫

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2024年9月の読書まとめ

2024年9月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計84冊、1日約2.8冊ペース。数だけはそこそこ読めた印象。
ライトノベル63冊、ジュブナイルポルノ12冊、一般文芸・ミステリ2冊、美術関連3冊、その他4冊。
ジュブナイルポルノが多いから結果的に見かけ上の冊数が増えた印象。
 

9月の読書メーター
読んだ本の数:84
読んだページ数:24342
ナイス数:344

女難戦記Σ 参 (いずみノベルズ)女難戦記Σ 参 (いずみノベルズ)感想
主人公が敵の虜囚になるピーチ姫ムーブの巻。
うーん、こういう不正規戦めいたものが続くんじゃなくて、もうちょっと艦隊対艦隊・巨大ロボット対巨大ロボット同士が戦略や戦術でドンパチして欲しい気がする。
読了日:09月30日 著者:寒天ゼリヰ
へんな西洋絵画へんな西洋絵画感想
山田五郎さんらしく、取っつきやすい切り口での西洋絵画本。
特定の作品を「へんな絵」と言うのは茶化し気味ではあるけど、理屈抜きで一目で観て分かり易いテーマだし、いかに有名な作品であっても「へん」だと感じてもいいんだ、という導入は美術鑑賞における一つの救いではある。
肩ひじ張らずに楽しめる美術鑑賞を教えてくれる良書。
読了日:09月29日 著者:山田 五郎
隣に住んでる聖女様は俺がキャラデザを担当した大人気VTuberでした (一二三書房)隣に住んでる聖女様は俺がキャラデザを担当した大人気VTuberでした (一二三書房)感想
糖度高目のラブコメで居心地が良い。
VTuberと出会う切っ掛けと親密になるまでの流れに説得力がある。
読了日:09月29日 著者:乃中カノン
ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと!《ギャル孕メチャンネル》全員妊娠! (フランス書院eブックス)ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと!《ギャル孕メチャンネル》全員妊娠! (フランス書院eブックス)感想
完結巻。
キャラクター・イラスト・エロ描写の部分では個人的な好みでそこまで刺さらなかったけど、当初からのコンセプトを突き通して然るべきハッピーエンドまで走り切ったところは素直に評価したいところ。
読了日:09月29日 著者:孕間せん
ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと! 狂犬ギャル、地雷ギャルも加わり誓いのボテ腹結婚式 (フランス書院eブックス)ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと! 狂犬ギャル、地雷ギャルも加わり誓いのボテ腹結婚式 (フランス書院eブックス)感想
そこまでインパクトがある訳でもないけど、「狂犬ギャル、地雷ギャル」の掘り下げも手堅く、ちゃんと好かれる過程が書かれているので印象は悪くない。
読了日:09月29日 著者:孕間せん
冷遇されてますが、生活魔法があるから大丈夫です (フェアリーキス ピンク)冷遇されてますが、生活魔法があるから大丈夫です (フェアリーキス ピンク)感想
仮にも「辺境伯」という地位にある人間・家臣が揃いに揃って誤情報だけを元に2年間もろくな世話もせずに粗悪な環境に令嬢を放置するのは素直にドン引き。自分の目で確認もせずに噂だけでそれをやっているのは本当に酷い。
その所業を当人たちが後悔している分マシではあるけど、その結果として辺境伯本人がやったことが「身分を隠して編集者と近寄る」ってアホかと思ってしまう。
たくましくて生活力のある主人公のキャラクターは大好きだからそこは良かったんだけど、辺境伯側のアレコレが気になってしまったかなぁ。
読了日:09月28日 著者:秋季寸暇
捨てられ令嬢が憧れの宰相様に勢いで結婚してくださいとお願いしたら逆に求婚されました (角川ビーンズ文庫)捨てられ令嬢が憧れの宰相様に勢いで結婚してくださいとお願いしたら逆に求婚されました (角川ビーンズ文庫)感想
婚約破棄されたことを切っ掛けに元々好きだった人と結ばれて溺愛されて幸せになるタイプの作品。
元婚約者や泥棒猫が馬鹿過ぎるなどの気になる点はあるし、そこまでパンチがある作品でもない小品ではあるけど年の差要素・作家要素が程々のエッセンスなっているので読感は悪くない。
読了日:09月28日 著者:宮永 レン
王子に押しつけられた妻が巨乳の悪役令嬢だった (フランス書院eブックス)王子に押しつけられた妻が巨乳の悪役令嬢だった (フランス書院eブックス)感想
「悪役令嬢」の定義がゆるゆる。
読了日:09月28日 著者:さささのよし
男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる?3 (角川スニーカー文庫)男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる?3 (角川スニーカー文庫)感想
隷属欲堕ち・妊娠欲堕ち姉妹に続いて、母親が母性堕ち。
愛が極端すぎる。
読了日:09月28日 著者:みょん
妹の配信に入り込んだらVTuber扱いされた件1 (一二三書房)妹の配信に入り込んだらVTuber扱いされた件1 (一二三書房)感想
各キャラクターが立っており、掛け合いやワチャワチャしてる点は良いし、「配信もの」としてのディテールには甘さやヌルさがあるものの居心地は悪くない。
ただオフコラボやリアルでのアレコレが多いので、「配信もの」としてはともかく「Vtuberもの」としての強みには欠けていたかな、とは思う。
まあ、このジャンルは個性が強い作品が多いのでそういう意味では特別優れているところがある訳でもないけど、個人的な好みで言うとそこそこには好きかもしれない。アホの子妹好き。
読了日:09月28日 著者:江波界司
レアモンスター?それ、ただの害虫ですよ2 ~知らぬ間にダンジョン化した自宅での日常生活が配信されてバズったんですが~ (GA文庫)レアモンスター?それ、ただの害虫ですよ2 ~知らぬ間にダンジョン化した自宅での日常生活が配信されてバズったんですが~ (GA文庫)感想
元々1巻では「すれ違いコメディ」的な面白さがある一方で欠点がある内容ではあったけど、1巻で(個人的に)良かった点が2巻にして大きく損なってしまった感じで、一気に対象外の読者になってしまった印象。
読了日:09月28日 著者:御手々ぽんた
国立西洋美術館 名画の見かた国立西洋美術館 名画の見かた感想
学芸員国立西洋美術館の収蔵品を用いて「名画の見かた」を説明した1冊。
収蔵品だけで説明してくれるのかと思ったら収蔵品以外が出てくる機会が多くそういう意味では少し拍子抜け。
基本的な「名画の見かた」のポイントは抑えていてそういう意味では内容自体は悪くないんだけど、文章の固さや構成があまり良くない。説明で名指しされた絵の写真が同じページに無いことが多くテンポを悪くしてしまっている。後半には少し教科書めいた固い文章になることもあり仮に初心者に向けて書くのであればもう少し読み易い内容にしても良かったのかな、と。
読了日:09月28日 著者:渡辺 晋輔,陳岡 めぐみ
クズレス・オブリージュ2 18禁ゲー世界のクズ悪役に転生してしまった俺は、原作知識の力でどうしてもモブ人生をつかみ取りたい (角川スニーカー文庫)クズレス・オブリージュ2 18禁ゲー世界のクズ悪役に転生してしまった俺は、原作知識の力でどうしてもモブ人生をつかみ取りたい (角川スニーカー文庫)感想
幾ら先入観があったとしても、さすがに「勘違い」が強引すぎる気もする。
読了日:09月27日 著者:アバタロー
戦国一の職人 天野宗助戦国一の職人 天野宗助感想
和風異世界(?)に異世界転生したモノづくり系主人公が異質な能力を持つ道具と作り出して、その道具によって運命を変えられた人達を描く物語。
昔の日本刀には病を癒したり、虎を退けたり、鬼を切ったり、色んな逸話があったりするけど、そんな感じの「不思議な道具にまつわるエピソード」が次々と展開されるイメージ。
主人公が主導的に動いてる訳じゃないけど、運命を変えられて幸せになる人達の姿には笑顔になってしまう。
いいクラフトものでした。好き。
読了日:09月27日 著者:白龍斎
僕たちの関ヶ原戦記 (BOOK WITH YOU)僕たちの関ヶ原戦記 (BOOK WITH YOU)感想
歴史改変された世界から元凶の時代にタイムスリップして歴史を修正する話。
「歴史改変者」の目的・動機が余りに弱すぎるせいでイマイチ乗っていけなかった。
んー、まあ、「子供」であるが故の近視眼的な行動と短慮と考えられなくもないし、理由は色々と付けられなくも無いんですが、大人になってしまった僕にはあまりに短絡的な行動にしか思えなかった。僕も擦れちまったな……
読了日:09月26日 著者:小前 亮
翠桜皇国の仙術使い5 一週間限定の種付けハーレム旅行を延長しちゃいけませんか? (フランス書院eブックス)翠桜皇国の仙術使い5 一週間限定の種付けハーレム旅行を延長しちゃいけませんか? (フランス書院eブックス)感想
無印シリーズはこれで終わりだけど、思わせぶりに来日してきた敵(?)キャラを放置したままハーレム旅行満喫しただけのまま無印が終わるとは思わなんだ。
読了日:09月25日 著者:ネコミコズッキーニ
知識ゼロからの近代絵画入門知識ゼロからの近代絵画入門感想
ロマン主義以降の近代絵画のトピックスに分けて一通り説明する内容。
各トピックスの説明は全体的に踏み込みが浅いし、この本ならではの面白い切り口がある訳でもないけど、あまり詳しくない人が近代絵画を知る最初の取っ掛かりと読む本としてはこのくらいの分量が丁度いいのかな?とも思う。
そういう意味で「手にするべき層」が読むならいい本だと思うけど、美術史の本をある程度読み終わった段階の僕が読むにはタイミングが遅すぎた感がありました。ただまあ、改めて各トピックスについての知識を復習・再整理する意味はあったと思います。
読了日:09月25日 著者:山田 五郎
密室法典密室法典感想
良くも悪くもライトな読み味で読み易いのはいいんだけど、リーガル要素は前巻よりも弱めな印象だし、コレという強みには欠けている感じ。
サラッと読む分には悪くないけど、そこ止まりかな。
読了日:09月25日 著者:五十嵐 律人
六法推理六法推理感想
「君が探偵役なんか」という第一印象。何となく主人公のキャラクターの弱さは感じる。
読了日:09月25日 著者:五十嵐 律人
外れスキル《毒消し》で世界一の料理を作ります! 1 ~追放令嬢の辺境カフェは今日も大人気~ (HJ NOVELS HJN 87-01)外れスキル《毒消し》で世界一の料理を作ります! 1 ~追放令嬢の辺境カフェは今日も大人気~ (HJ NOVELS HJN 87-01)感想
うーん、グルメものを期待して読んだけど、正直期待外れ。
「毒を抜けば物凄く美味しい食材」が沢山あるというシチュエーションがそもそも強引過ぎるし、勢いだけの料理シーンもあまり面白いものではなく、食事シーンもあまり美味しそうに思えなかった。
ザマァ要素も大雑把だったし、全体的に僕には合いませんでしたね。
読了日:09月24日 著者:青空あかな
まるちりんがる魔法使い~情報学部の大学生が冒険者ギルドに就職しました~まるちりんがる魔法使い~情報学部の大学生が冒険者ギルドに就職しました~感想
魔法の検証や練習、人との出会いなどの導入の巻と言う印象。
読了日:09月24日 著者:しゅがーべる
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 13 (カドカワBOOKS)目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 13 (カドカワBOOKS)感想
大きな動きは無いけど、シリーズでここまで巻数を重ねてきただけあって手堅い面白はある。
読了日:09月24日 著者:リュート
異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~五異伝 淡海乃海~羽林、乱世を翔る~五感想
自ら軍事力を持たない公家であるが故に要求される公家としての政治的攻防と駆け引きの妙。
読了日:09月23日 著者:イスラ―フィール
天使の胸に、さよならの花束を: ~余命マイナスなわたしが死ぬまでにしたい1つのこと~ (ガガガ文庫)天使の胸に、さよならの花束を: ~余命マイナスなわたしが死ぬまでにしたい1つのこと~ (ガガガ文庫)感想
「人の死」と「心残り」「最後に伝えたいこと」というモチーフは、あざといながらも人間としての原初の感情を揺さぶるものがある。
読了日:09月22日 著者:葉月 文
彼女は窓からやってくる。 異世界の終わりは、初恋の続き。 (ダッシュエックス文庫)彼女は窓からやってくる。 異世界の終わりは、初恋の続き。 (ダッシュエックス文庫)感想
壊れてしまったもの、取り戻せなかったもの、それでも残った大切なもの―――
読了日:09月22日 著者:さちはら 一紗
汝、わが騎士として (電撃文庫)汝、わが騎士として (電撃文庫)感想
王道バトルファンジーエクソダスもの。
キャラクターの魅力的なところがイマイチ刺さらずそこは差し引き評価ではあるけど、バトル物としては設定の作りがしっかりしているのでその点では中々面白い。
読了日:09月21日 著者:畑 リンタロウ
星が人を愛すことなかれ星が人を愛すことなかれ感想
相変わらず書名が詩的で素敵。
アイドルファンの恋人の話、アイドルのセカンドキャリアの話、アイドルの裏の恋愛模様の話、様々な葛藤の中でもアイドルとして生きる話。
様々なアプローチで「アイドル」に纏わる話が語られる。
嫉妬や執着などの決して綺麗なだけじゃない感情が描かれているし、様々な局面でどうしようもない業の深さを感じさせる。
人を愛することよりも星であり続けようとした女性、愛する人を手に入れたいと思いながらも愛する人が望んでいた星であり続けることを選んだ女性。
星である限り人を愛するべきではないのだ。
読了日:09月21日 著者:斜線堂 有紀
パジャマのきみと、教室で青春を (ファンタジア文庫)パジャマのきみと、教室で青春を (ファンタジア文庫)感想
不可思議な状況に巻き込まれた少年少女による学園青春ストーリー。
個人個人の内面的な問題解決とファンタジー事態の問題解決が連動する作りは王道の作りだし、ラブコメらしい色物キャラが揃っている点も賑やかな楽しさはある。
そう悪くもないんだけど、「問題解決」に至るまでの流れにしっくりこない面があったし、細かい面で気になる点がチラホラあったので、そういう細かい面で適宜減点されていった感じ。
そう嫌いでもないけど、特別持ち上げる程でもないかな、という印象。
読了日:09月21日 著者:山賀 塩太郎
好きな子のいもうと (角川スニーカー文庫)好きな子のいもうと (角川スニーカー文庫)感想
「好きな子の妹」とそういう関係になることの葛藤はあるけど、「女の子同士」で付き合うことの葛藤が弱めなあたりにイマドキ感がある。
読了日:09月21日 著者:犬甘 あんず
恋愛弱者の男子大学生VSダル絡みマゾメス女友達 セフレ×2と3P決戦編&温泉旅行編 (フランス書院eブックス)恋愛弱者の男子大学生VSダル絡みマゾメス女友達 セフレ×2と3P決戦編&温泉旅行編 (フランス書院eブックス)感想
やっぱりおち〇ちんには勝てなかったよ……
読了日:09月21日 著者:寺井 外連
恋愛弱者の男子大学生VSダル絡みマゾメス女友達 元高嶺の花のクール系こじらせ処女編 (フランス書院eブックス)恋愛弱者の男子大学生VSダル絡みマゾメス女友達 元高嶺の花のクール系こじらせ処女編 (フランス書院eブックス)感想
憧れていた高根の花だった女性が拗らせ処女ビッチだったことが分かってショックからのセックスでマゾ落ちさせる話。
失望から憧れの女性を乱暴に扱うようになる脳が焼かれたような主人公の歪んだムーブが滑稽で良い。
読了日:09月21日 著者:寺井 外連
恋愛弱者の男子大学生VSダル絡みマゾメス女友達 俺の素人童貞をバカにしてくるギャル編 (フランス書院eブックス)恋愛弱者の男子大学生VSダル絡みマゾメス女友達 俺の素人童貞をバカにしてくるギャル編 (フランス書院eブックス)感想
ウザ絡み女友達が素人童貞のおち〇ちんに負けてマゾ堕ちする話。
エロ描写やキャラクター性で好みから外れるところはあったものの、タイトルやあらすじから予想されるコンセプトから想像される内容を充足していたのでこれはこれで悪くない。
読了日:09月21日 著者:寺井 外連
少女星間漂流記 (電撃文庫)少女星間漂流記 (電撃文庫)感想
宇宙を舞台にしたロードノベル風SFオムニバス。
身も蓋も無く言ってしまえば「キノの旅」系統の形式で、後はキャラクター・設定・オチが好きになれるかどうかといった感じ。
テンポよく描かれるのでエピソード数はそれなりにあり、面白いエピソードもあれば個人的に刺さらないエピソードもあるけど、とにかくテンポ感が良い。全体的に嫌いじゃないですね。
読了日:09月21日 著者:東崎 惟子
俺は義妹に嘘をつく 2 ~血の繋がらない妹を俺が引き取ることにした~ (ダッシュエックス文庫)俺は義妹に嘘をつく 2 ~血の繋がらない妹を俺が引き取ることにした~ (ダッシュエックス文庫)感想
「義妹」との深まる関係の行きつく先がどうなるのか―――それを見届けたい。
読了日:09月21日 著者:城野 白
白き帝国: 約束の戦旗 (2) (ガガガ文庫 ガい 2-35)白き帝国: 約束の戦旗 (2) (ガガガ文庫 ガい 2-35)感想
貴種流離譚としての戦力集めと根拠地探しから、同行者の旗幟を鮮明させる流れ。
ドラマも人間模様が一筋縄でいかず面白い。しかしハードモードだな……
読了日:09月20日 著者:犬村 小六
白き帝国 (1) (ガガガ文庫 ガい 2-34)白き帝国 (1) (ガガガ文庫 ガい 2-34)感想
犬村小六……っ!やりやがった!マジかよあの野郎ッ!やりやがったッ!!」
読了日:09月20日 著者:犬村 小六
夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体 (ガガガ文庫 ガし 9-1)夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体 (ガガガ文庫 ガし 9-1)感想
友人と小さなひと夏の思い出を作ろうとしたら、疎遠になっていた旧友を交えて奇妙な事態に巻き込まれていく青春ミステリー。
「二◯二三年七月」「緊急事態宣言明け」という状況と「僕らの青春は奪われた!」という叫びは時代性を強く感じさせ、あの記憶が残る"イマ"書かれて読まれるべき作品。
とにかく謎が謎を呼ぶ途中のワクワク感が凄く読んでる最中が楽しい。
ただ一方で最後のオチについては納得感はあるものの驚きには乏しく、面白さのピークが途中に来てしまったことは勿体なかったかな、と。ただ好きか嫌いかで言えばかなり好きです。
読了日:09月20日 著者:篠谷 巧
追加戦士になりたくない黒騎士くん2 -白騎士編-追加戦士になりたくない黒騎士くん2 -白騎士編-感想
うーん、記憶喪失要素が単なる「面倒臭い要素」にしかなっていない。
1巻が面白かった分、色々と勿体ない内容でしたね。
読了日:09月19日 著者:くろかた
人数合わせで合コンに参加した俺は、なぜか余り物になってた元人気アイドルで国宝級の美少女をお持ち帰りしました。2 (PASH!文庫 Mほ 1-2)人数合わせで合コンに参加した俺は、なぜか余り物になってた元人気アイドルで国宝級の美少女をお持ち帰りしました。2 (PASH!文庫 Mほ 1-2)感想
やはり「ラブコメ」としてだけ見るとそこまで図抜けたものは感じないんだけど、ラブコメ要素が「スポーツ要素」と融合された化学反応の結果、僕に刺さりまくる仕上がりになっている。スポーツ描写の解像度が高く素晴らしい。大好き。
読了日:09月19日 著者:星野 星野
虐げられた秀才令嬢と隣国の腹黒研究者様の甘やかな薬草実験室 (PASH!ブックス)虐げられた秀才令嬢と隣国の腹黒研究者様の甘やかな薬草実験室 (PASH!ブックス)感想
搾取してた有能主人公を追い出したら困ったことになって、追い出された主人公は出先で幸せになるタイプの作品。
良くも悪くもありがちな内容で、そういうものだと思えば、まあ。
読了日:09月18日 著者:琴乃葉
誰が勇者を殺したか 預言の章 (角川スニーカー文庫)誰が勇者を殺したか 預言の章 (角川スニーカー文庫)感想
「勇者を殺し続けた」預言者にって紡がれる、前巻の前後を補完する物語。オチが綺麗で良かった。
読了日:09月18日 著者:駄犬
その王妃は異邦人2 ~東方妃婚姻譚~ (GAノベル)その王妃は異邦人2 ~東方妃婚姻譚~ (GAノベル)感想
2巻にして大団円。
子供にまで嫉妬するシュリーが可愛すぎる。シュリーとレイモンド最後までベストカップル過ぎてとても良かった。
読了日:09月17日 著者:sasasa
クールな同級生の10年後 (ファンタジア文庫)クールな同級生の10年後 (ファンタジア文庫)感想
クールな学生時代と、デレデレな10年後が入れ違いになりながら進む展開。
甘いものを食べた後はしょっぱいものを食べたくなる。しょっぱいものを食べた後に甘いものを食べる感覚。
読了日:09月16日 著者:雨音 恵
戦隊ヒロインのこよみさんは、いつもごはんを邪魔される! (キネティックノベルス)戦隊ヒロインのこよみさんは、いつもごはんを邪魔される! (キネティックノベルス)感想
これ書いてる時点だと書名が「戦隊ヒロインのこよみさん!」だけど正式には「戦隊ヒロインのこよみさんは、いつもごはんを邪魔される!」。
一般人主人公(十代)とめっちゃ強い戦隊ヒロイン(ロリ成人)がラブコメする作品。こよみさんの年上ムードが随所で面白さに繋がっていて「年の差」要素が上手く働いている。お互いに思い合っている関係性が良い。
正確破綻元カノやウザレッド等のヘイト役を露悪的に描き過ぎている感はあるけど良くも悪くも構図が分かり易い。
ただ元カノ等について露骨に「続く」だったけどちゃんと続き出るんですかね?
読了日:09月16日 著者:サンボン
七月の蝉と、八日目の空 -晴れ、ときどき風そよぐ季の約束- (講談社ラノベ文庫 か 11-3-1)七月の蝉と、八日目の空 -晴れ、ときどき風そよぐ季の約束- (講談社ラノベ文庫 か 11-3-1)感想
虚実交わるひと夏の青春ミステリー。
随所で感じる酩酊感から真相が明らかになる構成は中々達者。
ただセミちゃんと主人公が仲を深めていく流れにはやや強引なものを感じたし、「主人公が抱える問題」と「セミちゃんの正体」の間にもう少し強い繋がりがあった方が個人的には良かったかな、と感じてあと一歩ノリきれないところがあった。
悪くない作品だとは思うけど、個人的な好みで言うならもう一押し欲しかったですね。
読了日:09月16日 著者:界達 かたる
響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話 (宝島社文庫)響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話 (宝島社文庫)感想
久美子三年生全国大会から卒業までの時間軸の話が読めるので、エピローグ・アフターストーリー好きとしてはたまらん内容。
後輩世代の幹部などが知れるし、久美子と真由の関係性のフォローなども入るので満足感がある。本編終了後のファンサービスとしては有難い内容でした。満足。
読了日:09月16日 著者:武田 綾乃
享年82歳の異世界転生!?~ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します~ (MAG Garden NOVELS)享年82歳の異世界転生!?~ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します~ (MAG Garden NOVELS)感想
「ハズレ属性だったけど、現世知識と工夫によってチート能力を手に入れて、優してくれる皆でハッピー」というタイプの作品。
「享年82歳」という設定を十全に活かしきれてるとは思わないし、強烈なインパクトがある訳でもないけど、このタイプの作品として手堅い面白さはある。
「ハズレ属性」でもあまり気にせず受け入れる家族が温かく、あまりハードな状況にはならないので、変に疲れず読感は良い。
話としてはまだまだ序盤と言う感じなので、2巻以降も読んではみようかな、とは思います。
読了日:09月16日 著者:ラクシュミー
ゆるふわ先輩は枕で変わる (MF文庫J)ゆるふわ先輩は枕で変わる (MF文庫J)感想
うーん、「枕投げ(部)」をテーマにスポコンをする、という発想自体は良かったんだけど、なんか色々と勿体なかった。
全日本まくら投げ大会による公式ルールが現実にあるのに、本作の枕投げは独自ルールで行われおり、その独自ルールがほとんどサバイバルゲームの延長線みたいなルールになっており、「枕投げ」特有の良さというものが伝わってこない。
「この感じでやるならサバゲー小説でも良かったのでは?」と思ってしまう。
他にも入部までの流れや特訓描写、ラブコメの段取りなど、全体的に描写や展開がイマイチ。not for me.
読了日:09月16日 著者:六畳 のえる
怠惰な悪辱貴族に転生した俺、シナリオをぶっ壊したら規格外の魔力で最凶になった2 (角川スニーカー文庫)怠惰な悪辱貴族に転生した俺、シナリオをぶっ壊したら規格外の魔力で最凶になった2 (角川スニーカー文庫)感想
手堅く楽しめてる。
読了日:09月15日 著者:菊池 快晴
勇者な嫁と、村人な俺。~俺のことが好きすぎる最強嫁と宿屋を経営しながら気ままに世界中を旅する話~1 (MFブックス)勇者な嫁と、村人な俺。~俺のことが好きすぎる最強嫁と宿屋を経営しながら気ままに世界中を旅する話~1 (MFブックス)感想
帰還したチート勇者とチート村人がイチャラブしながら放浪の宿屋を始める話。
そこまで濃い描写や展開がある訳でもなく強いパンチがある訳でもないけど、話のテンポがよく、全体的なバランスは取れている。サラッと読む分には悪くない。
読了日:09月15日 著者:池中 織奈
気弱令嬢に成り代わった元悪女 02気弱令嬢に成り代わった元悪女 02感想
話としてはまとまってるけど、盛り上がりには欠けた印象。
読了日:09月15日 著者:白猫
帝国第11前線基地魔導図書館、ただいま開館中 2 王国研修出向 (ガガガ文庫 ガさ 14-2)帝国第11前線基地魔導図書館、ただいま開館中 2 王国研修出向 (ガガガ文庫 ガさ 14-2)感想
大量破壊兵器」の相互保有と言う「相互確証破壊の構築」だった1巻に対して、「大量破壊兵器」を持った時の特定軍事思想の危険性を描く2巻。
軍人の業の深さや誇りをドラマとして描ききっているし、「本」に対する想いにあふれる最後の展開・台詞も実に良い。
やはりいいシリーズですね。今巻も面白かったです。
読了日:09月15日 著者:佐伯 庸介
どんどん橋、落ちた (講談社文庫 あ 52-11)どんどん橋、落ちた (講談社文庫 あ 52-11)感想
短編集と言うことで各短編の好き嫌いが分かれる感じではあった。
特に印象的だったのは磯野家……いや伊園家の話がブラックユーモア強めで何とも言えない読後感でしたね。
読了日:09月15日 著者:綾辻 行人
怠惰な悪役貴族の俺に、婚約破棄された悪役令嬢が嫁いだら最凶の夫婦になりました怠惰な悪役貴族の俺に、婚約破棄された悪役令嬢が嫁いだら最凶の夫婦になりました感想
好みに合わない部分もチラホラあったけど、嫁さんに尻に敷かれた夫婦関係は良かった。
読了日:09月15日 著者:メソポ・たみあ
アイドル、やめました。 AKB48のセカンドキャリアアイドル、やめました。 AKB48のセカンドキャリア感想
元48グループのライターによるアイドルのアイドル時代・セカンドキャリアについてのインタビュー本。こんなタイトルだけどAKB48限定ではなく48グループ全体から手広く。インタビュー相手はメディア等で目立つトップオブトップのメンバーではなく、大規模人気アイドルグループの中でもそれほど目立たない(失礼)元メンバーへのインタビュー中心。中々興味深いインタビュー内容だった。
ほとんどのメンバーがアイドル時代を含めて肯定的に捉えていてアイドルの闇の部分には踏み込んでないけど、肯定的だからインタビューを受けたんだよな…
読了日:09月14日 著者:大木 亜希子
音楽ライターになろう!音楽ライターになろう!感想
音楽ライターとして生きてきた著者の人生観・仕事観とメソッド・自分史を語りつつ、その立場から「若い人に伝えたいこと」を述べているような内容という印象。
他者が「音楽ライター」になるために参考にするような内容にはイマイチなっておらず、タイトルからイメージされる「音楽ライターになるための方法論」のようなものでもないので、このタイトルの付け方には疑問はあるかな。
読了日:09月14日 著者:妹尾 みえ
辺境モブ貴族のウチに嫁いできた悪役令嬢が、めちゃくちゃできる良い嫁なんだが? (ドラゴンノベルス)辺境モブ貴族のウチに嫁いできた悪役令嬢が、めちゃくちゃできる良い嫁なんだが? (ドラゴンノベルス)感想
ヒロインが顔に傷を残したまま話が進む点に多少の珍しさを感じる。
読了日:09月14日 著者:tera
小鳥遊ちゃんは打ち切り漫画を愛しすぎている (MF文庫J)小鳥遊ちゃんは打ち切り漫画を愛しすぎている (MF文庫J)感想
この作者らしい軽妙な会話劇からの、タイトルに収束される上手い落とし方だった。表紙デザインを含めてイラストが良い。続きが出るかは知らないけど、単巻として考えるとまとまりが良い佳作だった。
読了日:09月14日 著者:望 公太
異世界転生したら辺境伯令嬢だった〜推しと共に生きる辺境生活〜2異世界転生したら辺境伯令嬢だった〜推しと共に生きる辺境生活〜2感想
一気に時系列が飛んだ気がして過去回・Web版を確認して、やっぱり抜けてる感がある気がするな……これが編集ミスだったとしたら頂けない。
読了日:09月13日 著者:
その王妃は異邦人 ~東方妃婚姻譚~ (GAノベル)その王妃は異邦人 ~東方妃婚姻譚~ (GAノベル)感想
万能の天才系主人公大好き。
読了日:09月13日 著者:sasasa
俺以外の男がほぼ全員女性アレルギーで、セックスすると死ぬ世界に迷いこんでしまった【ヤリチン無双編】 (フランス書院eブックス)俺以外の男がほぼ全員女性アレルギーで、セックスすると死ぬ世界に迷いこんでしまった【ヤリチン無双編】 (フランス書院eブックス)感想
「恋人に想いを伝え合う」展開自体は嫌いじゃないんだけど、こういう情緒的なことをやるとしたら「ヤリチンムーブ」上等の設定との食い合わせの悪さを感じるんだよな……
読了日:09月13日 著者:愛夢 かみん
俺以外の男がほぼ全員女性アレルギーで、セックスすると死ぬ世界に迷いこんでしまった【エッチな母娘編】 (フランス書院eブックス)俺以外の男がほぼ全員女性アレルギーで、セックスすると死ぬ世界に迷いこんでしまった【エッチな母娘編】 (フランス書院eブックス)感想
この巻のように次々と相手をとっかえひっかえする位の方が設定を生かしている感がある。
読了日:09月13日 著者:愛夢 かみん
俺以外の男がほぼ全員女性アレルギーで、セックスすると死ぬ世界に迷いこんでしまった【JD逆ナン編】 (フランス書院eブックス)俺以外の男がほぼ全員女性アレルギーで、セックスすると死ぬ世界に迷いこんでしまった【JD逆ナン編】 (フランス書院eブックス)感想
エロ同人等でたまに見掛ける設定の内容だけど、他の女性と性行為することにジェラシーを抱く女性と「恋人関係」になってしまうことは、この設定との嚙み合わせの悪さは感じるかな、とは思う。
この設定だと「恋人関係」であっても「嫉妬しない都合のいい女」の方が収まりがいいし、「恋人関係」よりも「お気に入り」くらいの距離感の方がまとまる気がする。
読了日:09月13日 著者:愛夢 かみん
放送・配信業界のコンテンツビジネス放送・配信業界のコンテンツビジネス感想
ん-、データが皆無という訳ではないんだけど、持ち出したデータからのマイニングが甘く、数字・論拠・傍証から何を語りたいのかの部分が弱い。
放送・配信業界なんてここ数十年急速に変化し続けている業界なんだし、下手に新し目のトピックスを取り上げてもすぐに陳腐化してしまうので、正直歴史のターニングポイントを網羅的に語るか、雑誌やムックのように「今」を語るかのどちらかだと思うんですが、その点でこの本はやや中途半端。速報性の弱い書籍媒体で出すにはイマイチな内容でしたね。
読了日:09月13日 著者:西 正
ガイド役の天使を殴り倒したら、死霊術師になりました2 ~裏イベントを最速で引き当てた結果、世界が終焉を迎えるそうです~ (アース・スターノベル)ガイド役の天使を殴り倒したら、死霊術師になりました2 ~裏イベントを最速で引き当てた結果、世界が終焉を迎えるそうです~ (アース・スターノベル)感想
どん太君可愛い。
キャラがいいから面白くない訳でも無いけど、2巻にして作品の向かう方向性・主人公の目的意識があやふやになりつつある気がする。
読了日:09月12日 著者:エリーゼ
剣鬼転生 極めし剣は魔術を斬り裂く (ファンタジア文庫)剣鬼転生 極めし剣は魔術を斬り裂く (ファンタジア文庫)感想
剣が軽視された世界で剣を使って無双するタイプの作品。
同じ切り口の作品は先行作品でも多いし、同系統の作品と比べた時の新規性には乏しい。
ただこのコンセプトの作品としては抑えるべきところを抑えているし、無難な面白さはある。
2巻も読んでみようかな、と思えるくらいには印象は悪くない。
読了日:09月11日 著者:文月 紲
6,000曲の“パレード” 作曲家・梶浦由記 異才の流儀6,000曲の“パレード” 作曲家・梶浦由記 異才の流儀感想
作曲家・梶浦由記さんへの長期密着取材を敢行したNHKBSのドキュメンタリーを下敷きに、追加情報を加筆した1冊。
梶浦さんのパーソナルな部分から仕事論を展開する内容。仕事人の誠実さ・非凡さには頭が下がる。
作中ではマイルストーンになった作品や仕事についてフォーカスする部分はあって、好きな作品について触れられるとテンションが上がる。ただ、やはり仕事量が圧倒的に多いだけに触れられる仕事が限定的になってしまっているので、「あの作品についての話を読みたかった」みたいな需要に必ずしも応えてくれる内容ではないかな。
読了日:09月10日 著者:君塚 匠
モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件3 (GCN文庫 タ 01-03)モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件3 (GCN文庫 タ 01-03)感想
聖女と言ってもカルト系承認欲求つよつよ俗物少女だった。さすがこのシリーズのヒロインだ、一筋縄ではいかない。
読了日:09月09日 著者:駄犬
恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい (GA文庫)恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい (GA文庫)感想
「月島手毬」という名前を見掛ける度に某ゲームの狂犬チワワが脳裏をよぎって落ち着かなかった。
それはそれとして、新人賞受賞作品特有の文章の堅さ・描写の繋がりの悪さ・唐突さを感じる部分はあったものの、描きたいコンセプトが明確で熱量がある。恋と短歌の組み合わせの妙があるし、イラストが素晴らしく、全体的な雰囲気がとても良い。良くも悪くも新人賞らしい作品で、好きか嫌いかで言えば好きな作品。
本作の続きが出るのか、新作が出るのかは分からないけど、次回作も読んでみたいとは思います。
読了日:09月08日 著者:畑野ライ麦
ログインボーナスだけで生きるご隠居ライフ 〜魔剣少女とのんびりハーレム〜 (ぷちぱら文庫creative)ログインボーナスだけで生きるご隠居ライフ 〜魔剣少女とのんびりハーレム〜 (ぷちぱら文庫creative)感想
ジュブナイルポルノしてはエロ描写は比較的控えめな一方で、「ログインボーナス」等の設定周りのディテールが甘いので「異世界転移」ものとして読むと強みには乏しい。
人間化した魔剣の言動・キャラクター自体はそれなりに好き。

読了日:09月08日 著者:愛内なの
ラブコメの悪役に転生した俺は、推しのヒロインと青春を楽しむ (GA文庫)ラブコメの悪役に転生した俺は、推しのヒロインと青春を楽しむ (GA文庫)感想
フィクションの悪役転生の一系統で、舞台が現代のラブコメ世界。
ヒロインが可愛い、以上。
読了日:09月07日 著者:そらちあき
異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。 (ブシロードノベル)異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。 (ブシロードノベル)感想
ブラック労働の異世界から現代世界に帰還した後、巻き込まれる様々な事件に対して持ち帰ったチート能力で快刀乱麻するタイプの話。
主人公のスタンスがふんわりしているところがあるけど、チート能力で人助けする展開は手堅い面白さがあるし、姉妹愛や"神"の情緒的な描写はそれなりに好き。
独善的な元義妹やクズ幼馴染のクズムーブからのザマァが良い意味でも悪い意味でも印象には残る。
んー、この巻だけで観ればそれなりに読めるけど、続き出るのかな?
読了日:09月07日 著者:飯田 栄静
肥満令嬢は細くなり、後は傾国の美女(物理)として生きるのみ肥満令嬢は細くなり、後は傾国の美女(物理)として生きるのみ感想
随分懐かしい名前を見たな、という第一印象。
単なる婚約破棄ザマァという訳でもなく、元婚約者が軽挙に走ってしまった経緯と末路、寝取った令嬢の政治・軍事的な思惑、更に主人公の元婚約者への熾火のような恋心の行方等、「テンプレ」とも思えるパーツの一つ一つを割と丁寧に描写されている点には好感が持てる。
その他の部分、特に単なる"美女"に納まらない傑物たる主人公のキャラ立てが良かった。
読了日:09月07日 著者:八針来夏
どうして俺が推しのお世話をしてるんだ? え、スキル【もふもふ】と【飯テロ】のせい? (ドラゴンノベルス)どうして俺が推しのお世話をしてるんだ? え、スキル【もふもふ】と【飯テロ】のせい? (ドラゴンノベルス)感想
Vtuber」とは……?
読了日:09月07日 著者:星屑ぽんぽん
女難戦記Σ 弐 (いずみノベルズ)女難戦記Σ 弐 (いずみノベルズ)感想
足りない戦力集めのための通商護衛戦。
戦記物の1エピソードとしての面白味があるテーマではあったけど、1巻分を使うにはやや地味な印象は受けるかな?
敵の皇帝との出会いや思わせぶりな海賊など、準備と助走の巻といった印象。
読了日:09月06日 著者:寒天ゼリヰ
ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと! 《ギャル孕メチャンネル》にて子作りエッチ生配信 (フランス書院eブックス)ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと! 《ギャル孕メチャンネル》にて子作りエッチ生配信 (フランス書院eブックス)感想
既存ヒロインがベタ惚れモードに入ったから、ここで塩対応気味の「助っ人」投入は目先を変える意味では悪くない。
読了日:09月06日 著者:孕間せん
全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。感想
死の間際に漫画世界であることを思い出して死の運命を乗り越えたものの、後遺症を残したことで救ったヒロイン達に重い心の傷を残すところから始まる物語。
重傷や欠損でも回復できるファンタジー作品とは違って「重い後遺症が残る」バランスにすることで、ヒロイン達の罪悪感や後悔を煽って病ませており、味わい深い曇らせ・ヤンデレものとして仕上がっている。
ヒロインのネットリとした情念がゾクゾクするし、現実に直面して失ったモノの大きさを突き付けられながらも藻掻くことをやめない剣の求道者主人公のキャラが実に良い。いい作品でした。
読了日:09月05日 著者:雨糸雀
妹よ、今夜はカレーだから早く異世界から帰ってきなさい (ガガガブックス)妹よ、今夜はカレーだから早く異世界から帰ってきなさい (ガガガブックス)感想
コメディかと思ったら家族愛ものだった。
まさに「異世界」が「逃げ場所」として描かれているところが味わい深い。
読了日:09月04日 著者:愛坂 タカト
キン肉マン 悪魔超人熱海旅行殺人事件 (JUMP j BOOKS)キン肉マン 悪魔超人熱海旅行殺人事件 (JUMP j BOOKS)感想
さすがに2作目になると1作目ほどの衝撃は無いけど、いわゆる「ゆで理論」が炸裂してて、本巻も楽しかったです。
読了日:09月03日 著者:ゆでたまご,おぎぬまX
キン肉マン 四次元殺法殺人事件 (JUMP j BOOKS)キン肉マン 四次元殺法殺人事件 (JUMP j BOOKS)感想
キン肉マン世界を舞台にした「超人」に対する「殺人事件」を描くミステリ。
これは凄い。ちゃんとキン肉マンの過去エピソード・能力・描写によって論理・反証・証明が行われており、瞬間移動や超人強度によって生き返る等のキン肉マンの身も蓋もない部分を描きつつも、しっかりと本格ミステリに仕上がっている。
論拠となるエピソードが分かっていないと笑えない部分も多く、十全に楽しむにはキン肉マンをちゃんと読んでいる必要があるとは思うから最大限に楽しめる読者は選ぶとは思うけど、いい作品だと思います。面白かった。
読了日:09月02日 著者:ゆでたまご,おぎぬまX
必中のダンジョン探索 1~必中なので安全圏からペチペチ矢を射ってレベルアップ~ (HJ文庫 す 07-01-01)必中のダンジョン探索 1~必中なので安全圏からペチペチ矢を射ってレベルアップ~ (HJ文庫 す 07-01-01)感想
ん-、全体的な設定もガバガバで、「レベルアップ」「無双」要素にはワクワク感が無く、配信要素もスカッスカで、ヒロインも主人公持ち上げ要員にしかなっておらず魅力に乏しい。
全体的なディテールが雑だし、僕に刺さるところはありませんでしたね。not for me.
読了日:09月02日 著者:スクイッド
脇役に転生した俺でも、義妹を『攻略』していいですか? (ファミ通文庫)脇役に転生した俺でも、義妹を『攻略』していいですか? (ファミ通文庫)感想
ゲーム世界の脇役転生もの。
モブ転生作品は先行作品でも数多くあるけど、本作の「ヒロインの『やがて救われる未来』ルートを壊さないために"苦しんでいるイマ"を見過ごすのか」という切り口はそれなりに面白かった。
ただ「ゲームシナリオ」に固執するあまり、悩みながらもヒロインの苦しみを座視する主人公の姿には歯がゆさがあって好感度で大損している。
義妹以外の幼馴染ヒロインもいいキャラで可愛かったりいいところもあるだけに、そういった主人公の「思い悩む」姿をウジウジしていると思うかどうかで評価は分かれそうな感じ。
読了日:09月02日 著者:としぞう
シャドウ・アサシンズ・ワールド ~影は薄いけど、最強忍者やってます~ (講談社ラノベ文庫 そ 4-1-1)シャドウ・アサシンズ・ワールド ~影は薄いけど、最強忍者やってます~ (講談社ラノベ文庫 そ 4-1-1)感想
細かいディテールでのアバウトさは感じたけど、女の子バディ物としての手堅い面白さはある。
読了日:09月01日 著者:空山 トキ
「期間限定の結婚だ」と推しに言われたので、嫌われない離縁妻を目指しますっ (LYR文庫)「期間限定の結婚だ」と推しに言われたので、嫌われない離縁妻を目指しますっ (LYR文庫)感想
「期間限定の結婚・建前だけの結婚・白い結婚」と結婚相手に言われるんだけど、それを言った結婚相手が後からそんなことを言ってしまったことを後悔しつつ擦り寄ってくるタイプの作品。
主人公は何だかんだで「推し」の旦那のことを好きだし、擦り寄ってきてからのヒーロー役は割とグイグイときて独占欲を持つタイプなのでウジウジした面倒臭さは無いので、良くも悪くも気楽に読めはする。
そこまで悪い訳でもないけど、このタイプの作品は既存レーベルでも沢山出ているので、わざわざ後発レーベルを探してまで読むような作品でもないかな、と。
読了日:09月01日 著者:百門一新

読書メーター

2024年8月の読書まとめ

2024年8月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計79冊、1日約2.55冊ペース。夏休みがあった割には読めなかった。
ライトノベル57冊、ジュブナイルポルノ7冊、一般文芸・ミステリ7冊、美術関連3冊、その他5冊。
ラノベが少なかった。
 

8月の読書メーター
読んだ本の数:79
読んだページ数:22836
ナイス数:357

【悲報】清楚系で売っていた底辺配信者、うっかり配信を切り忘れたままSS級モンスターを拳で殴り飛ばしてしまう (Kラノベブックス)【悲報】清楚系で売っていた底辺配信者、うっかり配信を切り忘れたままSS級モンスターを拳で殴り飛ばしてしまう (Kラノベブックス)感想
コンスタントに出ている現代ダンジョン配信もの。
諸々の事情で底辺状況だった高ポテンシャル配信者がとある切っ掛けでバズりちらかす、という良くも悪くも定番の内容。
先行作品に対しての目新しさは無いけど、ヒロインは愛嬌あるし、このジャンルとしての手堅い面白さはある。
2巻も読んでみたいくらいには面白かったので、今後の展開にワンプッシュツープッシュあることを祈っております。
読了日:08月31日 著者:アトハ
天下の大悪人に転生した少年、人たらしの大英雄になる 1 ~傾国の美少女たちと英雄軍団を作ります~ (オーバーラップ文庫)天下の大悪人に転生した少年、人たらしの大英雄になる 1 ~傾国の美少女たちと英雄軍団を作ります~ (オーバーラップ文庫)感想
話の筋自体はよくある「ゲーム世界の悪役転生もの」なんだけど、中華風世界にしたおかげで多少目先が変わったものにはなっている(まあ、中華要素がそこまでしっかり生かされてる訳でもないんだけど)
ゲーム知識を生かして高い能力を手に入れて破滅フラグを潰していく流れはこの手の作品としては定番なんだけど、タイトルに「人たらし」とあるように善性で真っすぐな主人公のキャラクターは好感度が高い。
特別なインパクトや仕掛けがある訳じゃないんだけど、個々の要素を上手く活かしながらまとまっているので、バランスよく面白い作品でした。
読了日:08月30日 著者:千月さかき
白い結婚なのでさっさとこの家から出ていきます~私の人生本番は離婚から。しっかり稼ぎたいと思います~ お金大好きバツイチ令嬢の転生溺愛繁盛記 (リブラノベル)白い結婚なのでさっさとこの家から出ていきます~私の人生本番は離婚から。しっかり稼ぎたいと思います~ お金大好きバツイチ令嬢の転生溺愛繁盛記 (リブラノベル)感想
不本意な結婚生活から解放されて、前世知識チートで商業的・恋愛的な成功を収めていく話。
ありがちな内容でページ数が少ないから全体的な満足感は薄いものの、要素としてやるべき内容は一通りやっているので最低限のまとまりはある。
このボリュームと値段のコスパの悪さはレーベル特有の問題なだけに、読めば読むほどレーベルに対する印象は悪くなっている気がする……
読了日:08月29日 著者:Na20
平民出身の帝国将官、無能な貴族上官を蹂躙して成り上がる2 (ファンタジア文庫)平民出身の帝国将官、無能な貴族上官を蹂躙して成り上がる2 (ファンタジア文庫)感想
無能な上司がやり返されるだけの理由があるのは分かるけど、やり口がえげつなさ過ぎるせいで素直に喝采する気になれないところがある。
もうちょっと気兼ねなくザマァ気分に浸れるような匙加減でやり返してほしい思いはあるけど、自分でも言っててわがままだなという自覚はあります。
読了日:08月28日 著者:花音 小坂
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(3) (Mノベルス)異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(3) (Mノベルス)感想
うーん、「シアナ計画」のためにアレコレ動いているけど、その計画が各キャラ・種族が納得する落とし所だとも思えないので肝心なところがピンとこないんだよな……
1巻以降ドンドン合わなくなってきたし、not for meな気がするので、ここまでかなぁ……
読了日:08月28日 著者:向日 葵
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(2) (Mノベルス)異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(2) (Mノベルス)感想
う、うーん、ペットのもふもふと戯れるくらいでいいのに、変にシリアスだったり、現実を突きつける場面があって、「読みたいのはコレジャナイ」感が強い。
読了日:08月27日 著者:向日 葵
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。 (Mノベルス)異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。 (Mノベルス)感想
改めて読んでみようと思い数年越しに再読。もふなで要素は嫌いじゃない。
読了日:08月26日 著者:向日葵
宮本浩次宮本浩次感想
ロッキング・オン宮本浩次さんインタビューを集めて、写真集と合わせたような1冊。
インタビューの時期は本格的なソロ活動を始めてからコロナ禍前位の時期だから、かなり限定的な期間に集中している。
インタビュー集という性格上体系的にまとめられた内容ではないけど、宮本さん自身の言葉でエレカシについて・自己評価・他社評価等語られることには面白味がありましたね。
エレカシ等の楽曲を通したイメージしかなかったから、イメージ通りだったところもあれば、イメージが変わったところもある。
大型判で読み辛かったけどいい本でした。
読了日:08月25日 著者:宮本 浩次
着ぐるみからロマンス~ニセ令嬢になって、もふ恋します!~着ぐるみからロマンス~ニセ令嬢になって、もふ恋します!~感想
令嬢に無礼な難題を押し付けてくる第ニ王子への好感度が最初からどん底だったせいで、「第ニ王子のための王子妃試験」にゲンナリしてしまって乗り切れなかった。
主人公自体は嫌いじゃないんだけど、やっぱり主要キャラ(主人公やヒーロー役)に好感度が低すぎるキャラがいると楽しみ辛いな……
読了日:08月25日 著者:椹みこ
令嬢トリアは跪かない 死に戻り皇帝と夜の国 (角川ビーンズ文庫)令嬢トリアは跪かない 死に戻り皇帝と夜の国 (角川ビーンズ文庫)感想
「騎士ヒロイン」と「死に戻り皇帝」の関係性がとても良かった一方で、婚約破棄から始まる導入がやや強引で、そういう意味で一部にバランスの悪さを感じたかな。
個人的に良い点と悪い点の振り幅が大きい作品でしたね。
ただ次巻が出たら読んでみたい気はします。
読了日:08月24日 著者:青田 かずみ
カタツムリの貨客船業務日誌 (モーニングスターブックス)カタツムリの貨客船業務日誌 (モーニングスターブックス)感想
スぺオペ世界で運び屋をやる特定宇宙人の話。
TS要素がある主人公、優れた容姿、料理無双、宇宙規模のお金持ち・実力者との強力なコネ等の「強い」要素が揃ってはいる割には「業務日誌」と書いてあるだけあってそこまで派手な展開にはならない。……まあ襲撃されたり、謀略とかの物騒な事態にはなるんだけど、描写としては淡々としている。
そこら辺の匙加減で好みが分かれそうな感じではあるかな、とは思うけど、個人的に元クラスメイトちゃんが可愛かったので再登場を希望します。
読了日:08月24日 著者:土竜
MAIDesーメイデスーメイド、地獄の戦場に転送される。固有のゴミ収集魔法で、最弱クラスのまま人類最強に。MAIDesーメイデスーメイド、地獄の戦場に転送される。固有のゴミ収集魔法で、最弱クラスのまま人類最強に。感想
人類と魔獣が生存戦争を繰り返す「魔法」と「クラス」が存在する世界で、選ばれた人間が戦場に送り出されるという世界観。
手違いで訓練前に送り出された主人公が使えないと思われてた魔法を上手く使いながら戦士として成長していく姿が描かれている。
独特な設定・世界観が上手く物語に生かされているし、戦場の中での人間模様があって中々面白い。
ただ主人公以外の視点が多くて、やや焦点がぼやける面があった気もするので、そこら辺にはややムラがあるかな。
ただ総合的には割と好きだったし、先の展開も気になるので次巻が出たら買います。
読了日:08月24日 著者:有郷葉
大学で一番かわいい先輩を助けたら呑み友達になった話 (ファンタジア文庫)大学で一番かわいい先輩を助けたら呑み友達になった話 (ファンタジア文庫)感想
細々と気になる点はあるけど、ヒロインと主人公の関係性・空気感が好きだったのでそれなりに楽しめた。
読了日:08月24日 著者:枩 葉松
探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。2 (MF文庫J)探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。2 (MF文庫J)感想
「探偵に推理をさせないでください。だから異能バトルをします」
読了日:08月23日 著者:夜方 宵
ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと! イチャラブ交尾を心がけたら全員孕みたがりのボテ腹彼女に (フランス書院eブックス)ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと! イチャラブ交尾を心がけたら全員孕みたがりのボテ腹彼女に (フランス書院eブックス)感想
学生でも躊躇せず子作りに行く思い切りの良さよ。
この手の学生妊娠ものを描く際の障壁となる「学生で妊娠したら、生活に苦労するのでは?」という課題を、「子作り・妊娠配信で稼ぐ」というパワープレイで解決しているのが明快でいいですね。
読了日:08月22日 著者:孕間せん
陽キャギャルがクラスの薄暗ぼっちに嘘告して偽デートでベタ惚れしたらツレのギャルたちもドハマりして (フランス書院eブックス)陽キャギャルがクラスの薄暗ぼっちに嘘告して偽デートでベタ惚れしたらツレのギャルたちもドハマりして (フランス書院eブックス)感想
嘘告白した相手が意外にハイスペックでベタ惚れしてハーレムになる話。
ギャルがチョロすぎる感はあるけど、惚れられもおかしくないくらいにはスマートな立ち回りをしているので、その点だけは良かったと思いますね。
しかし「薄暗」って変な造語使わんでも、とは思ってしまうところはある。
読了日:08月22日 著者:@匿名
悪役令嬢、物語が始まる前はただの美幼女。 戦いを挑んではいけません。 キャラ強モブが続々登場する中、愛され悪役令嬢、爆誕! (リブラノベル)悪役令嬢、物語が始まる前はただの美幼女。 戦いを挑んではいけません。 キャラ強モブが続々登場する中、愛され悪役令嬢、爆誕! (リブラノベル)感想
例によってボリューム不足だけど、幼女がちゃんと幼女らしいギャン泣きムーブするのは面白かったし、そこから美幼女愛され無双展開がコメディタッチに進むのも良かった。
ページ数の割に主要キャラ以外の視点が多くて焦点がブレる面もあったけど、レーベル特有のボリューム不足・コスパの悪さを除けば全体的な印象は悪くないです。
読了日:08月21日 著者:西九条沙羅
皇帝の隠し子の令嬢は暴れん坊公爵令息の手綱を握る。異世界転生者の私は魔力最強らしいです (リブラノベル)皇帝の隠し子の令嬢は暴れん坊公爵令息の手綱を握る。異世界転生者の私は魔力最強らしいです (リブラノベル)感想
「暴れん坊公爵令息」がガキっぽ過ぎてあまり好きになれなかった。
読了日:08月21日 著者:三月べに
アウトドアショップin異世界店 冒険者の始まりの街でオープン!1 (アース・スターノベル)アウトドアショップin異世界店 冒険者の始まりの街でオープン!1 (アース・スターノベル)感想
異世界にお店ごと転生・転移するタイプの作品の一系統(お店を出す能力を持つタイプ含む)
この手のタイプの作品だと、お店の範囲を絞ると早々にネタ切れしてしまうことがあるので、「アウトドアショップ」という条件は食品から大小の道具まで幅広く対応できそうだから、そういう意味では悪くないチョイスだとは思う。
今のところ、無難なアイテムチートもので、そこまでパンチは無いもののそれなりには楽しめた。
読了日:08月21日 著者:タジリユウ
山籠りおっさんのやりすぎスローライフ1 ~ウチに遊びにくる友人をもてなしていたら、世界に激震が走っていました~ (アース・スターノベル)山籠りおっさんのやりすぎスローライフ1 ~ウチに遊びにくる友人をもてなしていたら、世界に激震が走っていました~ (アース・スターノベル)感想
チート能力を使って僻地でスローライフというタイプの作品。
テレビゲームや映画などをこれだけ早い時期に生み出す等、文化の発展具合が大雑把かつ早過ぎるし、早々にインフレを起こしそうな予感はありますね。
読了日:08月20日 著者:AteRa
ゲーム世界転生〈ダン活〉10〜ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする〜ゲーム世界転生〈ダン活〉10〜ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする〜感想
Web版も全部読んでいて大好きな作品なんだけど、単行本にするとストーリー的には全然進まない本巻のような巻も出てしまうんだなぁ、としみじみ。
読了日:08月20日 著者:ニシキギ・カエデ
毎朝同じ車両に乗る可愛いあの娘が俺のストーカーだった件!? (ぷちぱら文庫creative)毎朝同じ車両に乗る可愛いあの娘が俺のストーカーだった件!? (ぷちぱら文庫creative)感想
ストーカーではあるけどヤンデレというレベルではなく、「愛が重い女」の範疇に納まっていた。
愛内なのっぽい内容で、それ以上でもそれ以下でもない感じ。
読了日:08月20日 著者:愛内なの
銀の夢: オグリキャップに賭けた人々 (講談社文庫 わ 15-1)銀の夢: オグリキャップに賭けた人々 (講談社文庫 わ 15-1)感想
別な本でオグリキャップの馬生のアウトラインは分かった上で読んでみたけど、レース描写はそこまで濃くなく、「競走馬」というよりは「稀代のアイドルホース・オグリキャップ」のノンフィクションと言った感じ。
原著が書かれたのが引退から近い時期ということで書かれているには冷めやらぬ熱量を感じられたけど、一方でもう少し後の時代なら書かれていただろうトピック(オグリローマンのこと等)が書かれていない等、オグリ引退から早い時期に書かれたことによる功罪は感じましたね。
ただボリューム感はあるし歴史資料としての価値は感じます。
読了日:08月19日 著者:渡瀬 夏彦
リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった2 (Kラノベブックス)リスナーに騙されてダンジョンの最下層から脱出RTAすることになった2 (Kラノベブックス)感想
相変わらず頭のネジがトんでいる主人公のキャラクター性は良い。
ただ最下層から上層を目指すという展開上、段々と敵キャラが弱くなっていく・脅威が小さくなっていくという構造になっていると思うので、この辺のバランスをどう取っていくのかは気になりますね。
読了日:08月18日 著者:恋狸
異能アピールしないほうがカワイイ彼女たち (電撃文庫)異能アピールしないほうがカワイイ彼女たち (電撃文庫)感想
1冊のラストに向けて盛り上がっていく構成はお手本のようなラブコメ本だった。突き抜けた傑作という訳でも無いけど、読後の満足度は高かった。続きが出たら読みたいくらいには好き。
読了日:08月18日 著者:榛名 千紘
〈あの絵〉のまえで〈あの絵〉のまえで感想
いつか行きたい美術館が増えました。
読了日:08月17日 著者:原田 マハ
お飾り妻は今の暮らしを続けたい! (ツギクルブックス)お飾り妻は今の暮らしを続けたい! (ツギクルブックス)感想
軽めなタイトルやあらすじに反して、メロドラマのようなファミリードラマのような重さもある展開だったな……
個人的には釈然としない部分もあったから「好きか嫌いか」で言うと悩ましいところがあるけど、単巻としてはそれなりにまとまっているので「良し悪し」で言えば悪くない作品だったと思います。
ただまあ、このパッケージだとこういう作品を求めている人には届いていないんじゃないかな……
読了日:08月17日 著者:志波 連
月並みな人生を歩んでいたおっさん、異世界へ ~二度目の人生も普通でいいのに才能がそれを許さない件~ (電撃の新文芸)月並みな人生を歩んでいたおっさん、異世界へ ~二度目の人生も普通でいいのに才能がそれを許さない件~ (電撃の新文芸)感想
良くも悪くもありがちな異世界転生もの。割り切って読む分にはナシではない。
読了日:08月17日 著者:次佐 駆人
もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ4 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ (電撃の新文芸)もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ4 ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~ (電撃の新文芸)感想
ブコメ的な距離感を含めて、良くも悪くも手堅い内容。
読了日:08月17日 著者:紀美野ねこ
WEBクリエイター養成学校で、VTuber科女子にASMR台本を書くラブコメ (スターダストノベルス)WEBクリエイター養成学校で、VTuber科女子にASMR台本を書くラブコメ (スターダストノベルス)感想
うーん、個々のシーンやキャラ描写では悪くない点もあるんだけど、視聴者とのやり取り等などの配信シーンが少なくてVTuber要素があまり生かせてる気がしないし、文章としてASMRシーンの台本を載せられても面白さには繋がらないと思うし、全体的なまとまりという点ではストーリー的な面白さを作りだせている気はしなかったかな、という印象ですね。
この内容だとオーディオブックみたいな形ならまだありなのかな、とも感じましたが小説としてみると個人的に合わないなと思うところが多かったです。
読了日:08月17日 著者:うーぱー
彼女が生きてる世界線!(3) (ポプラキミノベル な 01-04)彼女が生きてる世界線!(3) (ポプラキミノベル な 01-04)感想
完結巻。実家の破綻を回避する保身に動くことなく、最後まで少女のためだけに駆け抜けたハッピーエンドは綺麗でした。主人公の行動によって知らず知らずに内に心を救われていた友人達にしても、一服の清涼感がある。
中田永一乙一)らしさ」のような点はそこまで無かったし、作風的に噛み合わない面は随所にあったけど、「創作世界の悪役転生もの」としては程々にまとまった内容で悪くなかったと思います。
正直「中田永一乙一)」という看板は最後までノイズですらあったので、別のペンネームで書いて欲しかったという印象すらありますね。
読了日:08月16日 著者:中田 永一
彼女が生きてる世界線!(2): 変わっていく原作 (ポプラキミノベル な 01-03)彼女が生きてる世界線!(2): 変わっていく原作 (ポプラキミノベル な 01-03)感想
有名な作者による作品で無ければ特別な感想が出てこないくらいには無難。
読了日:08月16日 著者:中田 永一
彼女が生きてる世界線!(1): 僕が悪役に転生!? (ポプラキミノベル な 01-02)彼女が生きてる世界線!(1): 僕が悪役に転生!? (ポプラキミノベル な 01-02)感想
中田永一さんこと乙一さんによる創作物の悪役転生もの。
なろう系等で定番のネタを実力派作家がどのような感じに仕上げるのかと思ったんだけど、予想外に捻りが無い素直な悪役転生ものに仕上がっていて逆に意表を突かれた。
キャラ造形や文章に微かな乙一を感じる瞬間は無くも無かったけど、じゃあそれらの要素が「悪役転生もの」を面白くする方に作用していたかと言うと、うーん。
一定の水準はクリアしているものの、著者の向いてるジャンルではないかな?というのが第一印象ですね。
読了日:08月16日 著者:中田 永一
宮廷医の娘8 (メディアワークス文庫)宮廷医の娘8 (メディアワークス文庫)感想
この巻数じゃなければ打ち切りを疑ってしまうくらいの急展開。
色々と未消化だった点も多かったけど、「香蘭が医師としても人間としても成長して、色々とあった末に医道科挙に合格して、宮廷医となる」という「宮廷医の娘」の物語としてはちゃんと走り切った感はある。
最後に変に恋愛事に流されずに「医師の師弟」という図式にとどめた点も良かったと思いますね。
文句のない終わり方とは言えないけど何だかんだで好きなシリーズだったし、区切りがついたこと自体は良かったと思いますね。お疲れ様でした。
読了日:08月16日 著者:冬馬 倫
現実主義勇者の王国再建記ⅩⅨ (オーバーラップ文庫)現実主義勇者の王国再建記ⅩⅨ (オーバーラップ文庫)感想
ここ数巻の流れがあるだけにハーン大虎帝国との決着は想定の範囲内だったけど、積み重ねていたものが結実する満足感はあったかな?
この作品らしい、いい決着の付け方だった。
ただ一方で、同じ巻内でフウガの境遇を更に進めてくるとは思わなかっただけに意表を突かれた。そういう展開になるとしてももうちょっと助走があるものと思ってた……
次巻で最終回と言うことだし、長期シリーズに相応しい印象的なラストを期待しています。
読了日:08月16日 著者:どぜう丸
迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について 3 (ダッシュエックス文庫)迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について 3 (ダッシュエックス文庫)感想
超遠回し告白のせいで遠回りしたから改めて告白。
読了日:08月16日 著者:ネコクロ,緑川 葉
これからの美術がわかるキーワード100 (BT BOOKS)これからの美術がわかるキーワード100 (BT BOOKS)感想
2010年代の美術トピックスをキーワードごとに取り上げた内容だけど、まあ、「現代美術」の取っつきにくさがそのまま表れているような内容で、構成も文章も読み辛く、分かりにくい。
一定以上の知識を持つ人が近年のトピックスを捉える材料にはなるのかもしれませんが、現代美術初心者が読む本では無かったですね。
読了日:08月16日 著者:
商人令嬢はお金の力で無双する2商人令嬢はお金の力で無双する2感想
魔法令嬢はまだ商人令嬢じゃないし、お金の力では無双していない。
読了日:08月15日 著者:西崎ありす
好きな子に告ったら、双子の妹がオマケでついてきた3 (一二三書房)好きな子に告ったら、双子の妹がオマケでついてきた3 (一二三書房)感想
何だかんだでエロにもつれ込んで解決するエロ小説としての貫禄が出てきた。
読了日:08月15日 著者:鏡遊
ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー (星海社FICTIONS ス 1-1)ステイホームの密室殺人 1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー (星海社FICTIONS ス 1-1)感想
コロナ禍前であれば、「特殊設定ミステリ」と言えたであろう「パンデミック化のステイホーム環境」が「現実であり得た状況」のミステリとして書かれたことについて感懐を覚える。改めて凄い時期を通り過ぎたんだな、と……
数十年先にこの作品を読む人がいたとして、彼・彼女らが「トンデモ設定の特殊設定ミステリ」として読まれるだろう可能性を考えると面白味を感じますね。
読了日:08月15日 著者:織守 きょうや,北山 猛邦,斜線堂 有紀,津田 彷徨,渡辺 浩弐
人狼ゲーム~人事の悪夢~人狼ゲーム~人事の悪夢~感想
会社の将来・後継をかけての人狼ゲーム対決。
人狼ゲームとしての勝ち負け」と「各個人の思惑(人事)としての勝ち負け」に非対称な面があるおかげで単なる人狼ゲームとは違う駆け引きが生まれているのはいいと思うんだけど、如何せんにそれら駆け引きの部分で疑問が残るやり取り・判断があったのでイマイチのっていけなかった。
短絡的に作中の駆け引きのレベルが低いとは言わないけど、僕個人のゲームの感覚とはズレがありましたね。うーん、勿体ない。
読了日:08月15日 著者:鈴木 教久
魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。 (ヴァリアントノベルズ)魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。 (ヴァリアントノベルズ)感想
「奴隷」とは言うのもののぞんざいには扱われず、モン娘が出てくるもの人間デザインに寄せているので良くも悪くもヌルい。
ただまあ、これはこれで割り切って読む分にはエロ小説としては悪くない。
読了日:08月14日 著者:タイフーンの目
狂戦士なモブ、無自覚に本編を破壊する : 3 【特典SS付き】 (Mノベルス)狂戦士なモブ、無自覚に本編を破壊する : 3 【特典SS付き】 (Mノベルス)感想
「狂戦士」と題されるにふさわしい苛烈な展開があって悪くない。
読了日:08月14日 著者:なるのるな
モップの精は旅に出る (実業之日本社文庫)モップの精は旅に出る (実業之日本社文庫)感想
人間の汚さや暗い部分にフォーカスされる話が多く、好き嫌いはさておき、色々と感じいるところはある。
最終話については、「ミステリの最終回」として見ると何とも言えないところがあるけど、空気感と読後感は悪くないので割と納得できるものでしたね。お疲れ様でした。
読了日:08月14日 著者:近藤 史恵
いきものがたりいきものがたり感想
水野さんによるいきものがかりの自伝。
一時活動休止前の2016年刊行で、最初の自伝を出すタイミングとしてはいい時期に出た本という印象。
内容はキャリアや各楽曲を網羅していく訳ではなく、ターニングポイントになったエピソード・楽曲をピックアップして取り上げてられている。
男2人・女1人のバンドの空気感ってどういうものなんだろうと思っていたけど「友人の妹」という関係から生み出される距離感は面白いと思いましたね。
しかし、いきものがかりってメジャーデビュー後割と順調に成功したバンドなんだな……面白い本でした。
読了日:08月14日 著者:水野 良樹
千早ちゃんの評判に深刻なエラー (電撃文庫)千早ちゃんの評判に深刻なエラー (電撃文庫)感想
誤解と勘違いと不幸を撒き散らす悪女(?)千早ちゃん。
読了日:08月13日 著者:氷純
死亡遊戯で飯を食う。6 (MF文庫J)死亡遊戯で飯を食う。6 (MF文庫J)感想
「見放す形になった初めての弟子の死」にショックを受けるのは分かるんだけど、これまでのゲームでも散々凄惨な展開があってもまったく引きずらなかったキャラクターが幻影を見る程のストレスを感じるのか?という疑問は無くも無かったです。
ただそういう気になる部分を除けばエージェントの正体などを含めて十分に楽しめる内容でした。
読了日:08月13日 著者:鵜飼 有志
シャーロック+アカデミー Logic.3 カラスが虹に染まる時 (MF文庫J)シャーロック+アカデミー Logic.3 カラスが虹に染まる時 (MF文庫J)感想
ちゃんと舞台が学園に戻ったから、学園物としての面白さがあった。
本巻は多少冗長なところがあったものの、キャラ小説的な面で楽しめる点が多かったし、全体的には割と素直に楽しめる内容ではあったと思います。
ただ本作の面白さってミステリというよりはゲーム小説的な面白さな気がするんだよな……それが良いか悪いかについては現時点では何とも言えないし、今後の展開次第。
まあ、なんせにせよ次巻も出てくれることを願っています。
読了日:08月13日 著者:紙城 境介
毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様2 (GA文庫)毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様2 (GA文庫)感想
ツンデレヒロインとイチャラブ。「こういうのでいいんだよ、こういうので」の極致みたいな内容だった。
読了日:08月13日 著者:岩柄イズカ
初心者キャンパーの異世界転生 スキル[キャンプ]でなんとか生きていきます。初心者キャンパーの異世界転生 スキル[キャンプ]でなんとか生きていきます。感想
スキル取得や利用の過程が大雑把すぎるし、全体的なノリやキャラも僕には合いませんでした。
読了日:08月13日 著者:奈輝
懺悔室バイトをしていたら、皇帝陛下に求婚されました (角川ビーンズ文庫)懺悔室バイトをしていたら、皇帝陛下に求婚されました (角川ビーンズ文庫)感想
天然で愛嬌ある強かな主人公と、重めの愛で外堀を埋めながら積極的に攻略しにかかってくるヒーローのラブコメ
サブキャラを含めてキャラが立っていて、掛け合いも軽妙でテンポが良く、コミカルで楽しい。
突き抜けた凄さがある訳じゃないけど、全体的に減点材料が少なく、綺麗にまとまっていて面白かったです。
読了日:08月13日 著者:棚本 いこま
悪役転生者は結婚したい 序盤のザコ悪役でも最強になれば、主人公でも攻略できないヒロインと結婚できますか? (ファミ通文庫)悪役転生者は結婚したい 序盤のザコ悪役でも最強になれば、主人公でも攻略できないヒロインと結婚できますか? (ファミ通文庫)感想
和風世界のゲーム悪役転生もの。
攻略不可ヒロインに一目惚れして、ヒロインのために努力して頑張る愛が重めの一途な主人公のキャラクターがとても良かったし、愛を注がれて控えめに受け入れるヒロインも可愛い。
主人公カップルの関係性・キャラ造形が魅力的なので、「キャラが良ければラノベは面白い」という好例。いい作品でした。次巻も期待しています。
読了日:08月12日 著者:大小判
佐々木とピーちゃん 9 動画投稿サイトでPVバトル勃発! ~お隣さんがVTuberとして成り上がっていくようです~佐々木とピーちゃん 9 動画投稿サイトでPVバトル勃発! ~お隣さんがVTuberとして成り上がっていくようです~感想
唐突のPVバトルだったけど、各キャラの性格がよく表れた展開・活動が良かったと思うし、オチも含めて予想外に面白かった。
ただまあ、真っ当に生きようとVTuber活動していたのにお隣さんのせいで一部仕事が飛ばされた子達可哀想……
読了日:08月12日 著者:ぶんころり
転生聖女は友情エンドを目指す! ~腐女子なのに乙女ゲームの世界に転生しちゃいましたが親友キャラとイチャイチャ百合しながら悪役令嬢と派閥抗争してます~ (MAG Garden NOVELS)転生聖女は友情エンドを目指す! ~腐女子なのに乙女ゲームの世界に転生しちゃいましたが親友キャラとイチャイチャ百合しながら悪役令嬢と派閥抗争してます~ (MAG Garden NOVELS)感想
イチャイチャ要素は悪くないんだけど、タイトルにもある「派閥抗争」が意外に面倒臭い展開を生み出していて、うーん。
読了日:08月11日 著者:川獺右端
育成上手な冒険者、幼女を拾い、セカンドライフを育児に捧げる1 (一二三書房)育成上手な冒険者、幼女を拾い、セカンドライフを育児に捧げる1 (一二三書房)感想
幼女キャラを可愛いと思えなかったので僕には合いませんでした。
読了日:08月11日 著者:リズ
お狐様にお願い!~廃村に残ってた神様がファンタジー化した現代社会に放り込まれたら最強だった~お狐様にお願い!~廃村に残ってた神様がファンタジー化した現代社会に放り込まれたら最強だった~感想
現代ダンジョンが現出した世界に狐の神様が現出してダンジョンで無双する話。
「神様である」という一事だけでチート能力を持っていることに問答無用の説得力が生まれている。そりゃ無双もするわ。
更に世間知らずなケモ耳のじゃロリキャラという属性過多なキャラ造形が素晴らしかった。いいキャラだ。
現代ダンジョンもの好きというのもあるけど、面白かった。続きが出て欲しいですね。
読了日:08月11日 著者:天野ハザマ
デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる2 (電撃文庫)デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる2 (電撃文庫)感想
「命がかかった切実な状況を茶化すにように無双する山本さんと振り回される運営」というシチュエーションが面白かったんだけど、2巻にして「デスゲームに巻き込まれた」感が消えてしまった感があり、普通の「チートキャラ無双のVRMMOもの」的になってしまった気がする。
面白くない訳じゃないんだけど、1巻の良さが薄まった感はある。
読了日:08月10日 著者:ぽち
大人が知っておきたい 図解 教養としての美術史大人が知っておきたい 図解 教養としての美術史感想
うーん、教養としてもオススメできない内容でした。
「教養としての美術」を謳っておきながら絵画の写真が載っておらず、アバウトなイラストになっているのはどうなんでしょうね?
これでは実際の絵や写真を観た時に「あ、観たことがある絵だ」「〇〇の●●だ」ともならないから、「作者名と作品名が一致する」という分かり易い成長が実感できず、あまりにも上っ面が過ぎる。
更に「美術史」としての説明や流れにもあやしい部分がチラホラとあり、分かり易くするために端折った部分があるにしてもこれを「教養」とするのは疑問符が付くかなぁ。
読了日:08月09日 著者:ナカムラクニオ
ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと! 竿役に採用されて始まるギャルハメ配信生活 (フランス書院eブックス)ハメ撮りハーレムはビッチなギャルと! 竿役に採用されて始まるギャルハメ配信生活 (フランス書院eブックス)感想
タイトルやあらすじから想像される内容が過不足なく描かれているので、これはこれで悪くないとは思う。
読了日:08月09日 著者:孕間せん
経学少女伝 ~試験地獄の男装令嬢~ (MF文庫J)経学少女伝 ~試験地獄の男装令嬢~ (MF文庫J)感想
中華ファンタジーにおいては「途中のイベント」として処理されがちな「科挙」をクローズアップするのはいいと思うし、ミステリ的な筋書きも悪くない。
ただ、隠す気があるのかよくわからない「男装」要素が「展開を面倒臭くする」ノイズになってしまっている気がして、その点が大きく足を引っ張っていたかな、と。
これだったら「男性社会である官吏・科挙に女性の立場で挑戦する少女たちの奮闘」みたいな有りがちな筋立ての方が素直に楽しめた気がしますね。
好みな点が多かっただけに勿体ない印象。続きは次巻のあらすじを見て考えます。
読了日:08月09日 著者:小林 湖底
2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。2~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。2~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~感想
テンポ感に個人的な好みとのズレを感じるようになってきた。
読了日:08月09日 著者:take4
新妻催眠 ~発情した性処理は僕だけで!~ (ぷちぱら文庫creative)新妻催眠 ~発情した性処理は僕だけで!~ (ぷちぱら文庫creative)感想
新妻NTRものとしてはまとまってはいるけど、このジャンルとして個人的に刺さるプラスアルファとなる要素には欠けていた印象。
ただまあ、期待値を上げなければそう悪くないです。
読了日:08月08日 著者:愛内なの
凶乱令嬢ニア・リストン 6 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-06)凶乱令嬢ニア・リストン 6 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-06)感想
展開の遅さで個人的な期待値はダダ下がりしてるけど、その下落した期待値はこなしてくるので、ある意味で安定感はある。
読了日:08月08日 著者:南野海風
異世界鉄道 元鉄オタが鉱山持ち領主の三男に生まれた場合 (ドラゴンノベルス)異世界鉄道 元鉄オタが鉱山持ち領主の三男に生まれた場合 (ドラゴンノベルス)感想
街作りものや文明発展ものが好きだし、そういった作品で鉄道が生み出される展開も好きなので、本作の内容は好みにピンズドだった。
鉄道・軌道を利用して街を発展させるシム展開はやっぱり面白い。
続巻が出てちゃんと続いてくれることを願っています。
読了日:08月08日 著者:於田 縫紀
平和になった世界を巡る旅 生き残った英雄は仲間たちの願いを胸に人生二度目の旅に出る (ドラゴンノベルス)平和になった世界を巡る旅 生き残った英雄は仲間たちの願いを胸に人生二度目の旅に出る (ドラゴンノベルス)感想
似てるともパクリとも言わないけど、「フリーレン」後の時代における作品と言う印象はあるかな、と。
ようは「戦後」世界におけるロードノベルのような内容で、「人が亡くなること」「死んだ人の遺志を受け継ぐ」という展開には原初的に人の感情を揺さぶるところがあるものの、一方で強引な展開もあったりして、各エピソードの良し悪しにはブレがある。
個人的に、キャラ造形が余り刺さらなかっただけに、キャラが好きになれればもう少し楽しめたかな、とは思いました。
読了日:08月08日 著者:白水 廉
証言 小選挙区制は日本をどう変えたか──改革の夢と挫折証言 小選挙区制は日本をどう変えたか──改革の夢と挫折感想
小選挙区制に関わる複数の当事者にインタビューする形で「小選挙区制」の述懐と自己評価を行い、「小選挙区制」の姿を浮かび上がらせる内容。
立場によって評価が分かれる制度なのでこのような形にしたのは大正解で、利益を得た人がポジティブに評価してたり、推し進めた側が反省点・公開を述べていたり、予想外な人が前向きに評価していたり、ポジショントークが面白い。
「今更そんなこと言うんかい!」と思うところはあったものの冷静に評価してるとも言えるし、小選挙区制をフラットに評価出来る時期が来たのかもしれませんね。いい本でした。
読了日:08月08日 著者:久江 雅彦,内田 恭司
捨てイヌ拾ったらテイマーになった件 自称・平凡な男子高校生は、強すぎるペットたちと共にダンジョン無双 (ドラゴンノベルス)捨てイヌ拾ったらテイマーになった件 自称・平凡な男子高校生は、強すぎるペットたちと共にダンジョン無双 (ドラゴンノベルス)感想
現代ダンジョン配信物とテイマーチートもののハイブリッド。
全体的に大味。
読了日:08月07日 著者:反面教師
デトロイト美術館の奇跡デトロイト美術館の奇跡感想
「アート」と「市民」の理想的な関係性だった。
読了日:08月07日 著者:原田 マハ
常設展示室 (新潮文庫)常設展示室 (新潮文庫)感想
ここ数年より一層西洋絵画への興味が強くなっているから、今なら最高に楽しめるのではないかと思い手に取ってみた。
各短編のドラマ的な面白さについてはムラがあったものの、実物を観たことのある絵画が多かったので、美術関連の解像度を高く読めたのでドラマ的な不足を十全にカバーできるくらい楽しめた。
「いいよね、その絵画。僕も好きなんですよ」と一人頷きながら読んでしましたしたよ。いい読書体験でした。
読了日:08月07日 著者:原田 マハ
モップの精と二匹のアルマジロ (実業之日本社文庫)モップの精と二匹のアルマジロ (実業之日本社文庫)感想
短編シリーズを長編にした際に起こりがちな「謎の吸引力の弱さ」が出てしまっていた印象。長編を最後まで引っ張るには謎の魅力が弱いかな、と。
もうちょっと贅肉になる部分をそぎ落として中編くらいにまとめて、短中編集にしてくれた方が個人的には好みです。
読了日:08月07日 著者:近藤 史恵
推しカプのお気に召すまま~こっそり応援するはずがなぜか私がモテてます!?~推しカプのお気に召すまま~こっそり応援するはずがなぜか私がモテてます!?~感想
BLゲーム世界転生もの。
とは言ってもBL要素は無いし、普通の乙女ゲーム転生ものとの差別化は弱いかな、と。
後はまあ、個人的にメインヒーロー2人にあまり魅力を感じられなかったので、僕には刺さりませんでしたね。
読了日:08月06日 著者:姫沙羅
図解入門業界研究 最新アニメ業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]図解入門業界研究 最新アニメ業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]感想
このシリーズは初めて読んだけど、うーん、今二つ三つくらいかなぁ、と。
現場の監督へのインタビューは個人的見解としては面白味があったけど、それ以外の歴史・経緯・統計・数字などのデータ類の扱いが割と大味で、チェリーピックとまでは言わないまでもつまみ食い的で表層をなぞっているだけに思える。
アニメ業界やアニメビジネスの歴史の変遷だけでも1冊は書けてしまう内容があるだろうし、多様化した現状を切り分けて説明するだけで十分なボリューム感がある。正直もうちょっとテーマを絞った方が良かったと思いますね。
読了日:08月05日 著者:谷口功,麻生はじめ
婚約解消のち、お引越し。セイラン・リゼルの気ままで優雅な生活。1 (アース・スター ルナ)婚約解消のち、お引越し。セイラン・リゼルの気ままで優雅な生活。1 (アース・スター ルナ)感想
婚約破棄追放もの+知識チート商品開発+スローライフ(?)もの。
類型的な要素が多い一方で「6つ名もち」等の特有の世界設定が盛り込まれていることもあり、そういった盛り盛りの要素がテンポ感を損なっている面はあるかな?
んー、まあ、ちょいちょい気になる面は無くも無いけど、有能系主人公キャラは好きなのでそれなりには楽しめました。
読了日:08月04日 著者:砂都千夕
TS転生した私が所属するVTuber事務所のライバーを全員堕としにいく話 1 (HJ文庫 こ 08-01-01)TS転生した私が所属するVTuber事務所のライバーを全員堕としにいく話 1 (HJ文庫 こ 08-01-01)感想
VTuber+TS百合もの。
主人公が積極的にヒロイン堕としにいくタイプの作品なんだけど、一見計算高そうな主人公が程よくポンコツ+オカンキャラなことが上手い感じの愛嬌になっている。いいキャラ造形だ。
ヒロインがチョロイン気味ではあるけど、面倒くさい展開にならないのでそれはそれで悪くない。
それなりに数が出ているVTuberものだけど、他作品と適度に差別化できていて良かったと思います。結構好きです。
読了日:08月04日 著者:恋狸
常識やぶりの天才たちが作った 美術道常識やぶりの天才たちが作った 美術道感想
下調べもなしで何となく手に取ったんだけど、まさしく僕が待ち望んでいた「現代美術入門書」だった。
多少コミカルでスキャンダラスな書き方ながらも、漫画や挿絵を入れながら平易な文章で「その作家・作品が、現代美術として何故・どこが評価されているのか?」が明快に説明されている。まさしく「現代美術」で知りたかったことはそこなんですよ!
これで現代美術の全てが分かったとは思わないけど、現代美術に接する上での取っ掛かりを掴めた実感があるし、五里霧中の視界が晴れた思いがありますね。
こういう出会いがあるから本は素晴らしい。
読了日:08月03日 著者:パピヨン本田
モップの魔女は呪文を知ってる (実業之日本社文庫)モップの魔女は呪文を知ってる (実業之日本社文庫)感想
猫の話がビターな後味で味わい深かった。
読了日:08月03日 著者:近藤 史恵
ぼっちの僕になぜか可愛いセフレが沢山出来ていく ─たった1回のセックスでそれまでの人生全部ぶっ壊される美少女たち 藤原夏乃と福原秋姫 (フランス書院eブックス)ぼっちの僕になぜか可愛いセフレが沢山出来ていく ─たった1回のセックスでそれまでの人生全部ぶっ壊される美少女たち 藤原夏乃と福原秋姫 (フランス書院eブックス)感想
導入にやや強引さは感じるけど、タイトルから想像した読みたいものは読めた感じはする。
読了日:08月02日 著者:えちえちおじさん
転生した俺が可愛いすぎるので、愛されキャラを目指してがんばります 2転生した俺が可愛いすぎるので、愛されキャラを目指してがんばります 2感想
「可愛い」が一つのキーワードになっている作品で、主人公に苛烈な仕打ちがあって驚いた。
図抜けた才能や能力がある訳じゃないけど、心の強さと信念を持った行動を取れる主人公の魅力が光っていましたね。可愛いだけじゃない人たらし主人公がとても良かったです。
ストーリーが一気に進んだ感があるけど、国も、各キャラも、これからどういう展開を見せるか楽しみですね。
読了日:08月01日 著者:ジャジャ丸
ゲーム知識で最強に成ったモブ兵士は、真の実力を隠したい (Mノベルス)ゲーム知識で最強に成ったモブ兵士は、真の実力を隠したい (Mノベルス)感想
ゲーム世界に転生して最強になった主人公がモブとして生きたいんだけど、ゲームヒロイン等と絡んで表舞台に引っ張り出される、みたいなよくある筋立て。
うーん、主人公のスタンスが中途半端で、言動・地の文を始めとして主人公に魅力を感じられないので全体的に乗っていけませんでしたね。not for me.
読了日:08月01日 著者:岸本 和葉

読書メーター

2024年7月の読書まとめ

2024年7月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計84冊、1日約2.71冊ペース。結構読めた方。
ライトノベル75冊、ジュブナイルポルノ8冊、一般文芸・ミステリ8冊、その他3冊。
こういうペースで読んでいきたい。
 
 

7月の読書メーター
読んだ本の数:84
読んだページ数:24166
ナイス数:392

定年後は異世界で種馬生活 (1) (モンスター文庫 Mま 03-01)定年後は異世界で種馬生活 (1) (モンスター文庫 Mま 03-01)感想
男が女に守られる「強さ」が逆転した世界で、主人公が種馬として成り上がる話。
次々と子作りして妊娠させる展開ながら、ダイレクトな濡れ場描写には踏み込まず、ちゃんと「ライトノベル」の範疇に納まっている。
ライトノベル」でありながらハーレムものらしい楽しさや次々と子供を作っていく背徳感もあって快感度が強い。割と好き。
他にも「種馬」と言う比喩だけじゃなくて、男に関するリストや扱いが完全に競走馬の種牡馬のようなノリで笑った。実績を出した種馬の代替馬として兄弟の価値が上がるところとか種牡馬そのもので楽しかった。
読了日:07月31日 著者:街のぶーらんじぇりー
ぼっちの僕になぜか可愛いセフレが沢山出来ていく ―たった1回のセックスでそれまでの人生全部ぶっ壊される美少女たち 高宮春香と藤原夏乃― (フランス書院eブックス)ぼっちの僕になぜか可愛いセフレが沢山出来ていく ―たった1回のセックスでそれまでの人生全部ぶっ壊される美少女たち 高宮春香と藤原夏乃― (フランス書院eブックス)感想
タイトルから想像できるものが読めた満足感はある。
読了日:07月31日 著者:えちえちおじさん
転生先は北の辺境でしたが精霊のおかげでけっこう快適です ~楽園目指して狩猟開拓ときどきサウナ~ (SQEXノベル)転生先は北の辺境でしたが精霊のおかげでけっこう快適です ~楽園目指して狩猟開拓ときどきサウナ~ (SQEXノベル)感想
北欧のような世界観は独特の味わいがあるものの、能力が万能過ぎるため「能力」「知識」を工夫して上手く使う面白さには欠けているかな、とは思う。
後は色恋沙汰に関する控えめな描写は嫌いじゃないんだけど、恋愛描写の積み重ねが少ない中で恋愛関係が進展してしまうので達成感は少ないかな、と思う。
いいところが無くも無いんだけど、個人的な好みと合わないポイントが明確かつ複数あるので総合点としてはあまり褒められない感じ。not for me気味。
読了日:07月30日 著者:風楼,Lard
没落令嬢の悪党賛歌 下 (アリアンローズ)没落令嬢の悪党賛歌 下 (アリアンローズ)感想
思っていたようなピカレスクものではなかったし、細かい粗や気になる点は無くも無いんだけど、最後まで明るく前向きにハッピーに復讐劇としての国家転覆をやり切った点は素直に評価したい。2巻で納まっているのがちょうど良かったね。
読了日:07月29日 著者:もちもち物質
没落令嬢の悪党賛歌 上 (アリアンローズ)没落令嬢の悪党賛歌 上 (アリアンローズ)感想
あらすじから「悲劇で壊れる」主人公の作品かと思ったら、思ったより悲劇じゃなかったし、主人公は割と元から頭のネジが緩んでいるタイプだったので、良くも悪くも明るいハイテンション復讐劇あるいは毒を以て毒を制する懲悪劇だった。
読了日:07月29日 著者:もちもち物質
太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 3 (オーバーラップノベルス)太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 3 (オーバーラップノベルス)感想
キャラクター性は相変わらず好きなんだけど、今回の再会から事件に巻き込まれるまでの流れについては(僕の読解力の問題なのか)細かい疑問点があったかなぁ。
読了日:07月28日 著者:風見鶏
優等生 綾香のウラオモテ 色んなアヤカとエロ体験! (フランス書院eブックス)優等生 綾香のウラオモテ 色んなアヤカとエロ体験! (フランス書院eブックス)感想
同人誌原作既読。以前のノベライズ既読。
良くも悪くもいつも通りの「アヤカ」のノリで安定感はあるものの、やはり以前のノベライズからのレーベル変更に伴って本文イラストが付かなくなったのは純粋な減点材料だよな、とは思ってしまう。
読了日:07月28日 著者:上原 りょう,ひさま くまこ
俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。 2 (HJ文庫 ひ 06-01-02)俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。 2 (HJ文庫 ひ 06-01-02)感想
ハイスペック鈍感系主人公とハイスペックポンコツ系お嬢様のラブコメ第二弾。
新たなる恋敵の登場で恋模様が煽られ、旧来の恋敵の共闘、前巻に引き続く小気味よい掛け合い、単巻としてのまとまりとラストのクリフハンガー
実にラブコメとしてのバランスが良い。いいですね。
読了日:07月28日 著者:左リュウ
女と男、そして殺し屋 (文春文庫 い 89-4)女と男、そして殺し屋 (文春文庫 い 89-4)感想
再度ニアミスする殺し屋。
彼・彼女が交差するときがシリーズラストだと思うだけに、そこまでシリーズが続いてくれることを祈っています。
読了日:07月28日 著者:石持 浅海
あたしは星間国家の英雄騎士!③ (オーバーラップ文庫)あたしは星間国家の英雄騎士!③ (オーバーラップ文庫)感想
「悪徳領主」では悪いところばっかりが目立つキャラクター達をカッコよく感じてしまい何か悔しい。
読了日:07月27日 著者:三嶋与夢
魔王と勇者の戦いの裏で 5 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ (オーバーラップ文庫)魔王と勇者の戦いの裏で 5 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ (オーバーラップ文庫)感想
「沢山助けられてきた親友に借りを返す!」という展開大好き。
読了日:07月27日 著者:涼樹悠樹
迷宮狂走曲 2 ~エロゲ世界なのにエロそっちのけでひたすら最強を目指すモブ転生者~ (オーバーラップ文庫)迷宮狂走曲 2 ~エロゲ世界なのにエロそっちのけでひたすら最強を目指すモブ転生者~ (オーバーラップ文庫)感想
「エロゲ」設定を上手く生かせていない一方で、「武士」の設定がキワモノレベルとして存在感がありすぎて、随所でバランスの悪さを感じたかなぁ。
読了日:07月27日 著者:宮迫宗一郎
キモオタモブ傭兵は、身の程を弁(わきま)える 3 (オーバーラップノベルス)キモオタモブ傭兵は、身の程を弁(わきま)える 3 (オーバーラップノベルス)感想
面白くない訳じゃないんだけど、「借金完済」以外の部分でヒロインとの絡みでも、傭兵としての成り上がり・評価的な面でも動きが乏しかったので食い足りなさはあった。
読了日:07月26日 著者:土竜
悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~ (オーバーラップノベルス)悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~ (オーバーラップノベルス)感想
勘違いものコメディかと思ったら最後に「十二の瞳」で泣かせてくる手腕が鮮やかでしたね。お前らの瞳かよ!
読了日:07月26日 著者:駄犬
とんでもスキルで異世界放浪メシ 15 貝柱の冷製パスタ×賢者の石 (オーバーラップノベルス)とんでもスキルで異世界放浪メシ 15 貝柱の冷製パスタ×賢者の石 (オーバーラップノベルス)感想
何度も繰り返された結果ダンジョンエピソードに作業感が強くなってきたので、今回のがま口財布のような知識チート展開が入ってくるとホッとしてしまう。
読了日:07月26日 著者:江口 連
ネットの『推し』とリアルの『推し』が隣に引っ越してきた 3 (オーバーラップ文庫)ネットの『推し』とリアルの『推し』が隣に引っ越してきた 3 (オーバーラップ文庫)感想
ヒロイン同士の関係性がギスギスしてなくて良くも悪くも読み易い。
読了日:07月25日 著者:遥 透子
アラサー魔術師のゆる~いハーレムライフ ~異世界と現代を行き来してのんびり暮らします~ (Mノベルス)アラサー魔術師のゆる~いハーレムライフ ~異世界と現代を行き来してのんびり暮らします~ (Mノベルス)感想
ヒロイン(候補)を始めとしたキャラクターが薄味で、「ハーレム」というには色恋にまで発展しておらず、色々と「ゆるい」。
うーん、こういう設定・状況なら異世界・現代を行き来することを生かして成り上がる・儲ける方が展開として「気持ち良い」と思うんだけど、色々と理由を付けてブレーキをかけてしまっている点が少し気になるかな?
「説得力のある制約」が面白さに繋がることもあるのも分かるんだけど、本作の制約は「それだけの能力が持っていればどうにでもなりそうじゃない?」と思ってしまうところはある。
全体的に物足りない内容。
読了日:07月24日 著者:しんこせい
才女のお世話 8 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-08)才女のお世話 8 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-08)感想
シリーズ序盤に比べてキャラクターの成長を感じさせるのはいいシリーズ。
読了日:07月24日 著者:坂石遊作
婚約破棄されてヤケ酒した令嬢が幸せを手に入れるまで 一夜の過ちは溺愛の始まり (リブラノベル)婚約破棄されてヤケ酒した令嬢が幸せを手に入れるまで 一夜の過ちは溺愛の始まり (リブラノベル)感想
状況だけだと「深酒して前後不覚になった末に見知らぬ男と同衾して責任を取らせて結婚した」話ってことになるので深く考えるのは、うん。
読了日:07月24日 著者:やきいもほくほく
公爵令嬢は我が道を場当たり的に行く 3 (アリアンローズ)公爵令嬢は我が道を場当たり的に行く 3 (アリアンローズ)感想
2巻で完結した作品のサイドストーリーや番外編などを集めた短編集。
好きなシリーズだったのでまだ彼女・彼らの話を読めて嬉しい。
笑える展開からちょっと泣ける展開まで揃っており、やっぱり何よりエリちゃんを始めとしたキャラクターが良かった。勢いで突っ走った面はあるにしても改めていいシリーズだったなぁ、って思いますね。
読了日:07月24日 著者:ぽよ子
飯バフ食堂、盛況なり~「おっさんは邪魔だ!」と追放された付与術師、特技を生かして田舎で食堂を開くも英雄御用達となる~飯バフ食堂、盛況なり~「おっさんは邪魔だ!」と追放された付与術師、特技を生かして田舎で食堂を開くも英雄御用達となる~感想
設定周りのディテールが個人的な好みに合わなかったかな。
食いしん坊マスコットは可愛かった。
読了日:07月24日 著者:蒼乃ロゼ
図解即戦力 鉄道業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書図解即戦力 鉄道業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書感想
鉄道業界には詳しくなかったので、様々なデータから「鉄道業界」が説明されていて実に興味深かった。鉄道会社がサービス業やホテル業や不動産業をやっているのは知っていたけど、JR各社ですら収入比率にここまで違いがあるとは思わなかった。面白い。
更に自分の生活圏の東北や頻繁に訪れる関東圏の鉄道については分かる部分が多い一方で、東海以西の鉄道事情は(観光で行ったごく一部以外)ほとんど知識がないことがハッキリと分かってしまう。こうしてみるとやはり鉄道会社と言うのは生活に密着したものなんだな、ということを強く感じますね。
読了日:07月23日 著者:枝久保 達也,佐藤 充,小林 拓矢
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。11最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。11感想
マリャさんの落としどころ、「そうなるんだ」と肩透かしを食らった感はある。
読了日:07月23日 著者:ほのぼのる500
この×××がすごい!!下 かわりばんこでセクササイズ、エロ子レイヤーとコスえっち。 (フランス書院eブックス)この×××がすごい!!下 かわりばんこでセクササイズ、エロ子レイヤーとコスえっち。 (フランス書院eブックス)感想
レイヤーヒロイン自体はいいと思うんだけど、レイヤーヒロイン(コスえっち)と「挿絵が無いレーベル」の相性の悪さを感じますね。
読了日:07月23日 著者:枝垂 みかん
極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 6 (Mノベルスf)極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 6 (Mノベルスf)感想
ロッテのせいで存在感が薄まっていたクルト君のターニングポイント回。
読了日:07月22日 著者:インバーターエアコン
この×××がすごい!!上 地味子レイヤー紡木さんだって予約待チ××に。 (フランス書院eブックス)この×××がすごい!!上 地味子レイヤー紡木さんだって予約待チ××に。 (フランス書院eブックス)感想
紡木さん、中々面倒くさいキャラをしている。
読了日:07月22日 著者:枝垂 みかん
不思議な道具で奴隷ハーレム! ただし副作用はフル勃起!? (フランス書院eブックス)不思議な道具で奴隷ハーレム! ただし副作用はフル勃起!? (フランス書院eブックス)感想
タイトルに「奴隷」とあるものの暗い展開は無く、「幸せな愛奴隷」という感じだから良くも悪くも気楽に読める。
「奴隷」と「ハーレム」に対して拒否感が乏しいのでヒロインがチョロすぎなところはあるけど、そのおかげで攻略していくテンポ感はいい。
最後に明かされる「不思議な道具」の秘密と、その要素による落としどころはハッピーエンドの満足感がありましたね。
1冊で非常にまとまったいいエロ作品でした。
読了日:07月21日 著者:Peace
職業王妃にはなりません!~今世と前世の夢を叶えるために冒険者と食堂始めました~ (リブラノベル)職業王妃にはなりません!~今世と前世の夢を叶えるために冒険者と食堂始めました~ (リブラノベル)感想
「職業王妃」という強引な設定よ。
読了日:07月21日 著者:Na20
引きこもりVTuberは伝えたい2 (電撃の新文芸)引きこもりVTuberは伝えたい2 (電撃の新文芸)感想
非常によくまとまった1巻から、どのような2巻に繋げてくるのかと思ったらアリスガチ勢を始めとする同期や会社メンバーなどの濃い顔ぶれを投入した上で、アリスも超絶運動能力を実披露など、見所が沢山あって実に楽しい内容だった。
同期の顔見せと掘り下げをしつつ、アリスの見せ場も忘れない。完成度の高い1巻から、実に良好な「受け」の続巻でしたね。続きも楽しみです。早く新刊読みたい。
読了日:07月21日 著者:めぐすり
サイコな黒幕の義姉ちゃん 1 (アリアンローズ)サイコな黒幕の義姉ちゃん 1 (アリアンローズ)感想
「貴族令嬢」として未熟な面はありながら、誠実さと人間力で立場と良好な人間関係を作り上げていく流れが実に良い。
主人公に「最適な行動ではない綺麗ごと」「手を汚したくないが故の欺瞞」を突き付けてる流れなど、しっかりしている。
無自覚・鈍感系主人公だけど、サイコな黒幕と言う地雷の上をダンスするにはそれくらいの鈍感さが必要なのかもしれない。
読了日:07月21日 著者:59
俺がモテるのは解釈違い ~推し美少女たちに挟まれました~ (ファンタジア文庫)俺がモテるのは解釈違い ~推し美少女たちに挟まれました~ (ファンタジア文庫)感想
百合(勘違い)に挟まる男のラブコメ
読了日:07月21日 著者:浅岡 旭
祐介祐介感想
尾崎世界観の自伝的小説ということで手に取ってみたけど、本当に「自伝的」であって、自伝のような楽しみ方は出来い作品かな?
バンド活動が上手くいかなかった時期の生の感情をぶつけるような筆致が良くも悪くも私小説
「HE IS MINE」のような曲があるから性的な体験が原体験にあるだろうことは分かってたけど、思ったよりセックス描写が多くて苦笑いしてしまった。
正直、こういう作品があってもいいとは思うけど、僕が求めていた・読みたかったのはもっと分かり易いバンド小説的なものだったのでnot for meでしたね。
読了日:07月21日 著者:尾崎 世界観
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた9 (ファンタジア文庫)VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた9 (ファンタジア文庫)感想
各キャラの変態ムーブに関しては若干飽きが出てきたけど、ここ数巻の5期生に焦点を当てた展開にきっちりと綺麗なオチを付けたのは良かったですね。
次巻本編最終巻らしいけど、6巻で綺麗に終われるところ延長してマンネリ感が出てしまった気がするので、アニメ放送が始まった後のこのタイミングで終われるなら幸せなことだと思います。なんにせよ最後まで見届けようと思います。
読了日:07月20日 著者:七斗 七
「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上3「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上3感想
やはり展開が遅く感じてしまい、1冊読んだ時の物足りなさがある。
読了日:07月20日 著者:のらしろ
バンド論バンド論感想
「バンドとは何か?」について、5つのバンドのフロントマンにインタビューした本。
個人的に山口一郎さんのインタビューが最も興味深かったかな?
音楽活動に辿り着くまでの経緯が特殊で、その人生が彼の音楽観・音楽世界に繋がってると思うと頷ける面が多々あった。
「バンドとは植物園である」
僕には出てこない発想で感心しましたね。
他のバンドのインタビューでも様々な回答があって、「バンド」と言っても多種多様で面白かったです。
いい本でした。
読了日:07月20日 著者:山口 一郎,蔡 忠浩,岸田 繁,曽我部 恵一,甲本 ヒロト
クラスメイトの美少女四人に頼まれたので、VRMMO内で専属料理人をはじめました 1 (HJ NOVELS HJN 86-01)クラスメイトの美少女四人に頼まれたので、VRMMO内で専属料理人をはじめました 1 (HJ NOVELS HJN 86-01)感想
うーん、好きな部分も無くも無いんだけど、主人公が攻略や戦闘などをやらない一方で、「美少女四人」サイドがゲーム内で「(ゲーム内で)食事作ってもらうための食材集め」くらいしかやっていないように見えてしまい、戦闘・攻略描写を省略することによる「主人公にフォーカスを当てる」効果はあるにしても「VRMMO」ものとしての広がりや面白さを表現しきれていない印象は受けるかなぁ。
更にヒロイン4人の行動・反応の足並みが揃い過ぎているせいで、4人の個性や差別化が死んでいる気がするのは勿体ない。
読了日:07月20日 著者:斗樹 稼多利
お嬢さま学園で一番の美女ギャルが子作りを教えてほしいと懇願してきた!? (ぷちぱら文庫creative)お嬢さま学園で一番の美女ギャルが子作りを教えてほしいと懇願してきた!? (ぷちぱら文庫creative)感想
ギャルと言うかどちらかと言うと幼馴染ヒロインだった。
読了日:07月20日 著者:愛内なの
転生しまして、現在は侍女でございます。 11 (アリアンローズ)転生しまして、現在は侍女でございます。 11 (アリアンローズ)感想
散々引っ張った感があるので、「ようやく!」というよりは「ようやくか……」という第一印象。
読了日:07月19日 著者:玉響 なつめ
R.G.O! 女子高生、VRMMOで理想の魔法ジジイを目指します1 (アース・スターノベル)R.G.O! 女子高生、VRMMOで理想の魔法ジジイを目指します1 (アース・スターノベル)感想
ジジ専プレイに対するこだわりがとても良かった。
読了日:07月19日 著者:星畑旭
偽典・演義8 ~とある策士の三國志~ (アース・スターノベル)偽典・演義8 ~とある策士の三國志~ (アース・スターノベル)感想
このまま主人公に教育された有能な皇帝によって世の中が平和になっていくと物語が盛り上がらないので、きっちりと今後に繋がる火種をバラまいていく。
読了日:07月18日 著者:仏ょも
幼い頃から知っている親友の娘にご奉仕してもらうことになりました (ぷちぱら文庫creative 291)幼い頃から知っている親友の娘にご奉仕してもらうことになりました (ぷちぱら文庫creative 291)感想
年の差エロスが好きなので楽しめました。
ただまあ、知り合いの娘に性的興奮を覚えるのはあくまでこれがフィクションだからだよなぁ、とリアルでのアレコレを思い出しての感慨。
読了日:07月18日 著者:愛内なの
極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 5 (Mノベルスf)極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 5 (Mノベルスf)感想
「指輪」の正体については分かったけど、その指輪がロッテの手に渡っていくまでの流れについてはしっくりこない物は残ったかなぁ。
ただまあ、導入と顛末の部分に疑問点があったものの、ロッテとクルトの恋愛に発展しそうでしない関係性やチート薬師としてのエピソードは安定した面白さはある。
読了日:07月18日 著者:インバーターエアコン
八彩国の後宮物語 ~退屈仙皇帝と本好き姫~ (ブシロードノベル)八彩国の後宮物語 ~退屈仙皇帝と本好き姫~ (ブシロードノベル)感想
本好きヒロインにはシンパシーを感じてしまって評価が甘くなってしまうところがある。
読了日:07月17日 著者:富士とまと
断罪を返り討ちにしたら国中にハッピーエンドが広がりました (GAノベル)断罪を返り討ちにしたら国中にハッピーエンドが広がりました (GAノベル)感想
断罪返り討ちで始まるハッピーエンドピタゴラスイッチ
読了日:07月17日 著者:みねバイヤーン
パパ活相手は娘の同級生! ~何でもヤラせてくれるってホント!?~ (オトナ文庫 268)パパ活相手は娘の同級生! ~何でもヤラせてくれるってホント!?~ (オトナ文庫 268)感想
パパ活ものに「娘の同級生」という要素を付け加えるだけで背徳感を煽られるし、年の差感が強調されるのでシチュエーションがいい。
パパ活によって破綻するところを描く訳でもなく、かといって間違った関係が解消されることも無く、欲望と快感に耽溺するままで終わる匙加減も個人的に好み。
うん、自分の今の性的嗜好にマッチした作品でしたね。
読了日:07月17日 著者:成田ハーレム王
悪役令嬢の父親に転生したので、妻と娘を溺愛します3悪役令嬢の父親に転生したので、妻と娘を溺愛します3感想
これで終わりかどうかは分からないし、続けようと思えばできそうではあるけど、「悪役令嬢の娘の運命改変」「妻と娘溺愛もの」としては割と綺麗な一区切りがついたとは思う。
諸手を上げて絶賛する訳は無いけど、十分に楽しめるシリーズでしたね(いや、まだ終わりなのかは分からないんだけど)
読了日:07月16日 著者:yui/サウスのサウス
異世界はスマートフォンとともに。 30 (HJ NOVELS HJN 07-30)異世界はスマートフォンとともに。 30 (HJ NOVELS HJN 07-30)感想
敵の正体が明らかになっても「へー」以上の感想が浮かんでこない時点で惰性で読んでいる感がある。
読了日:07月16日 著者:冬原パトラ
小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 8 (ビーズログ文庫)小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 8 (ビーズログ文庫)感想
ケヴィンとモリーの関係が進展したこと自体は良かったけど、不良騎士の策略と顛末があまりにも雑過ぎて、「トーナメント戦」の展開にもイマイチ乗っていけなかった。
読了日:07月15日 著者:翡翠
エロゲファンタジーみたいな異世界のモブ村人に転生したけど折角だからハーレムを目指す (一迅社ノベルス)エロゲファンタジーみたいな異世界のモブ村人に転生したけど折角だからハーレムを目指す (一迅社ノベルス)感想
「竜の血」を引いていることで女性上位の世界観、主人公は肉体(下半身)言語で「わからせ」てハーレムを作っていく話。
「わからせ」展開にはゾクゾクするものがあるし、肉体関係に溺れるような退廃感は嫌いじゃないんだけど、こういうお猿さんくらいヤリまくっているような作品をライトノベルレーベルで出すことの是非については毎回頭を悩ませるところはあるかなぁ。
僕個人はジュブナイルポルノ読みでもあるので作品そのものを否定するわけではないんだけど。
読了日:07月15日 著者:晴夢,えかきびと
コンクールシェフ!コンクールシェフ!感想
料理小説というよりは「料理コンクール小説」だった。
コンクールに臨む様々な背景を持つ複数の料理人にそれぞれスポットが当たる群像劇になっている。
バックグランドとなる環境・料理ジャンル等でキッチリとキャラクターが描き分けられており、キャラが立っていて対比関係も鮮やか。
地に足の着いた料理描写によって、勝ち負けの理由も明快で、スポコン的な面白さがある。
料理バトル漫画で育ってきた人間としては実に楽しい内容でしたね。いい作品でしたね。好き。
読了日:07月15日 著者:五十嵐 貴久
最低キャラに転生した俺は生き残りたい2 (MFブックス)最低キャラに転生した俺は生き残りたい2 (MFブックス)感想
んー、タイトル通り「生き残りたい」のは分かるからそのために死亡フラグとなるキャラと距離を取ろうとするのは分かるんだけど、それにしてはゲームの主要キャラとの距離の取り方が中途半端過ぎて、「結局主人公はどういう位置で、何をしたいの?」という点に疑問符がついてしまうところはある。
読了日:07月14日 著者:霜月 雹花
強制的にスローライフ!? 2 (MFブックス)強制的にスローライフ!? 2 (MFブックス)感想
1巻がそんなに合わなかったことから期待値を下げて読んでみたけど、事前にハードル下げて読んだらまだ読めた。
相変わらず各要素や展開に新鮮味は乏しいけど、割り切って読めばそれはそれでと思えましたね。3巻を読むかはまだ分からないところではある。
読了日:07月14日 著者:てぃる
ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅感想
最初の「ビブリオにとってのディストピア」の世界観が印象的だった分、その共通世界観で進むのかと思ったら連作形式じゃない「本に纏わる」という共通点の短編集だった。
こういう短編集だと短編の面白さでムラが出来るものだけど、個人的な好みとして最初の短編が好きだった分面白さのピークが最初にきてしまい、竜頭蛇尾を感じてしまった。
読了日:07月13日 著者:高野 史緒
老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます9 (Kラノベブックス)老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます9 (Kラノベブックス)感想
デビュタントの流れとかは焼き直し感もあるんだけど、あっちこっちの国に移動してバタバタしてた最近の展開に比べれば焦点がハッキリしてる読み易さがあるし、そもそも「デビュタント」はこのシリーズが一番面白かった頃のエピソードであるから焼き直しでもそれなりの面白さはある。
読了日:07月13日 著者:FUNA
辺境の魔法薬師 ~自由気ままな異世界ものづくり日記~2 (MFブックス)辺境の魔法薬師 ~自由気ままな異世界ものづくり日記~2 (MFブックス)感想
んー、前巻に引き続き全体的に大味で粗が目立つ。2巻も読んでみたけど僕には合わない作品なのかもしれない。
読了日:07月13日 著者:えながゆうき
むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。感想
シリーズを重ねることで「ミステリ向きじゃない」昔話を選ばざるを得ず、ミステリ化するための試行錯誤が垣間見える。
その辺の試行錯誤が成功していたり、イマイチ成功していなかったりという印象。
個人的には出来にムラを感じる巻でしたね。
読了日:07月12日 著者:青柳 碧人
黄金の経験値 III 特定災害生物「魔王」迷宮魔改造アップデート (カドカワBOOKS)黄金の経験値 III 特定災害生物「魔王」迷宮魔改造アップデート (カドカワBOOKS)感想
3巻にして早々に主人公の主目的や物語としてのメインストーリーラインが迷走中という印象。
読了日:07月12日 著者:原純
キッチン戦争キッチン戦争感想
料理コンクールを目指す料理人の小説。
変な謀略や事件が起きることなく純粋に「料理」「料理人」に焦点が当てられているので、「どういう料理を作っていくのか(作れるのか)」「自分がどんな料理人を目指しているのか」等のテーマに集中できる。
数々の料理漫画を読んできた身としてはやや地味な面もあるし、荒木さんとの関係性などには疑問が残る部分はあったものの、真摯な描写には手堅い面白さがあった。
割と好きでしたね。
読了日:07月11日 著者:樋口 直哉
お針子令嬢と氷の伯爵の白い結婚 (ガガガブックスf)お針子令嬢と氷の伯爵の白い結婚 (ガガガブックスf)感想
白い結婚後に旦那との関係性が良くなって幸せになるタイプの作品。
このテーマの作品としては特筆するものがある訳でもないけど、それなりに手堅い。「こういうの」が読みたい人なら。
読了日:07月11日 著者:岩上 翠
異世界ごはん無双 ~スキルと前世の知識を使って、お米改革はじめます!~ (カドカワBOOKS)異世界ごはん無双 ~スキルと前世の知識を使って、お米改革はじめます!~ (カドカワBOOKS)感想
テーマを絞ったグルメチートものは、対象を絞った分早々にネタ切れになり易いものだけど、日本人的に「お米」というテーマなら色んな引き出しがありそうだという安心感がある。
読了日:07月11日 著者:ぼっち猫
魔眼の悪役に転生したので推しキャラを見守るモブを目指します (カドカワBOOKS)魔眼の悪役に転生したので推しキャラを見守るモブを目指します (カドカワBOOKS)感想
ゲーム悪役転生もの。あまり新鮮味はない。カラー口絵では目立ってたメイド5人娘の登場格差が大きかった。
読了日:07月11日 著者:瀧岡 くるじ
だって、あなたが浮気をしたから (ツギクルブックス)だって、あなたが浮気をしたから (ツギクルブックス)感想
婚約者が妹と浮気していて婚約破棄してザマァ、というタイプの作品。
んー、元婚約者・妹・母親等への復讐や断罪について、主人公があまり主導的な立場を取らないので「父親と英雄が方をつけてくれました!」みたいな感じで、正直盛り上がりには欠けましたね。
読了日:07月10日 著者:高瀬船
亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか 星辰聖戦列伝 (電撃文庫)亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか 星辰聖戦列伝 (電撃文庫)感想
史書風英雄伝みたいな独特な形式で書かれた1冊。
史書のように客観的な事実の羅列になるのではなく、客観性が高い筆致で個人的な視点が書かれているので情けない失敗や泥臭さも描写されていて、何とも不思議な味わいがある。
一方で、こういう文章によってキャラクターへの距離感は生まれているので、良くも悪くもキャラ小説感は弱いかな?
質は高いと思うんだけど、割と好みが分かれそうな気もする。
個人的に一番引っ掛かったのは、タイトルで重要な部分をネタバレされた気持ちになってしまったところかな……
読了日:07月10日 著者:金子 跳祥
無敵な聖女騎士の気ままに辺境開拓 1 聖術と錬金術を組み合わせて楽しい開拓ライフ (HJ文庫 さ 09-02-01)無敵な聖女騎士の気ままに辺境開拓 1 聖術と錬金術を組み合わせて楽しい開拓ライフ (HJ文庫 さ 09-02-01)感想
「聖術」や「錬金術」の設定がイマイチしっくりこなかった。
読了日:07月09日 著者:榮 三一
ラーメン らーめん ラーメンだあ! (小学館文庫 い 46-1)ラーメン らーめん ラーメンだあ! (小学館文庫 い 46-1)感想
ラーメンを切っ掛けにしてサラリーマンとして成長するみたいなものを想像してたけど「お仕事小説」としての強度は強く無い。
一方で、ラーメン屋のアドバイザー的な展開になって「ラーメン屋小説」の方向性で進むものの、ラーメン屋小説としてはあまり山場が無くて盛り上がりに欠けていたし、途中で匂わしていた恋愛要素についても尻切れトンボ気味。
グルメ小説は好きなので個々の要素で楽しめる部分はあったものの、全体的なまとまり・仕上がり的はどの方向性としても「中途半端」な作品だったなぁ、という印象。惜しい。
読了日:07月08日 著者:一柳 雅彦
フェスタフェスタ感想
作者さんが以前に書かれた「黄金旅程」に比べると「裏社会との絡み」等の異物のような要素が含まれておらず「競馬小説」として純化しており、実名馬名の使用範囲等で更に現実競馬に近いところにリアリティラインが引かれている。
ナカヤマフェスタの仔で凱旋門賞に挑戦」はロマンの塊だし、ナカヤマフェスタの馬主一家の話を下敷きにしたエピソードにも感じ入るところがある。最後の話の落としどころも「らしさ」があったとても良い。
ナカヤマフェスタ種牡馬引退後にこういう小説が出ることに、競馬のロマンを感じる。いやー、面白かった。
読了日:07月07日 著者:馳 星周
古代ローマ解剖図鑑古代ローマ解剖図鑑感想
古代ローマは期間が長いからある程度網羅的に1冊をまとめようとするとこうなってしまう、という典型的な1冊。
まずテーマごとに分けてあって、そのテーマ内で時系列順に並べられており体系的に「古代ローマの歴史」を勉強するのには向かない。
一方で各トピックスについては図解付きで説明してあって個々の情報の質自体は悪くないので、「古代ローマの歴史をある程度分かっている人が、各トピックスを図解付きの情報で知識を深めたい」という用途には使えるとは思う。
ただ初心者が最初の1冊に選ぶ本ではないし、あくまで副読本止まりですね。
読了日:07月07日 著者:
聖女になりたい訳ではありませんが 辺境からきた田舎娘なのに王太子妃候補に選ばれてしまいました!?聖女になりたい訳ではありませんが 辺境からきた田舎娘なのに王太子妃候補に選ばれてしまいました!?感想
うーん、全体的なテンポ感が僕の好みには合わなかった感じ。
読了日:07月07日 著者:咲倉 未来
華麗なる悪女になりたいわ! ~愛され転生少女は、楽しい二度目の人生を送ります~(2) (SQEXノベル)華麗なる悪女になりたいわ! ~愛され転生少女は、楽しい二度目の人生を送ります~(2) (SQEXノベル)感想
1巻に引き続き、勘違いや思い通りにいかない展開が微笑ましい。
ただまあ、個人的好みとして第三王子のキャラクターがあまり好きにはなれなかったかなぁ。
読了日:07月07日 著者:葉月秋水,転
むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。感想
「お前らが動くのかよ(生きているのかよ)」と突っ込まれがちな登場キャラが出てくるさるかに合戦の新解釈が面白かった。
読了日:07月06日 著者:青柳 碧人
黒猫ニャンゴの冒険5 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します (ドラゴンノベルス)黒猫ニャンゴの冒険5 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します (ドラゴンノベルス)感想
ヒロイックストーリーっぽかった前巻に対して、名声を得た後のアレコレに旧友との再会、兄や元テロリスト等の「違う猫人」の話など。
もう一人の「黒猫」が、主人公の有り得たかもしれない可能性として面白い対比になっていますね。
読了日:07月06日 著者:篠浦 知螺
極悪令嬢の勘違い救国記 1 (PASH!文庫 Mま 1-1)極悪令嬢の勘違い救国記 1 (PASH!文庫 Mま 1-1)感想
この作者さんらしい「勘違いもの」……なんだけど、「勘違い」というよりは、「主人公の言い回しが露悪的」という印象かな?
「主人公の自称している『極悪』の印象を周りに与えられていない」し、あんまり勘違いされてる感じはない。
作品自体は結構好きです。
読了日:07月06日 著者:馬路まんじ
悪役令嬢の継母に転生したので娘を幸せにします、力尽くで。 (ドラゴンノベルス)悪役令嬢の継母に転生したので娘を幸せにします、力尽くで。 (ドラゴンノベルス)感想
悪役令嬢の継母になって溺愛する話。
主人公の口調・思考はかなり荒々しくて全体的には脳筋思考気味。その辺は個人的には嫌いじゃないし、義娘はそれなりに可愛いんだけど、使用人が主筋の人間に対して慇懃無礼ですらない暴言・攻撃的な発言を繰り返すのにはゲンナリしてしまった。階級社会やないんかい。
更に(多分)ヒーロー役になるんだろう旦那の好感度が低い。娘への対応の悪さや主人公に対する態度や発言等ヘイトが溜まる。細かいところでも主人公が男装してアレコレする展開も余計に思えてしまったし、全体的に僕には合いませんでしたね。
読了日:07月06日 著者:牧野 麻也
クラスで一番かわいいギャルを餌付けしている話 (HJ文庫 し 09-02-01)クラスで一番かわいいギャルを餌付けしている話 (HJ文庫 し 09-02-01)感想
タイトルの割にはギャル要素や餌付け要素はそこまで強く無く、明るいラブコメ展開だけじゃなくて割とシリアスな展開・描写も入っていて、何というかこういう設定・あらすじの割には全体的なリアリティラインを「真面目」に書いてるなという印象になりましたね。
料理できる系主人公キャラが好きなのもあって、割と好きです。
読了日:07月06日 著者:白乃友
完璧令嬢クラリーシャの輝きは逆境なんかじゃ曇らない ~婚約破棄されても自力で幸せをつかめばよいのでは?~ (GAノベル)完璧令嬢クラリーシャの輝きは逆境なんかじゃ曇らない ~婚約破棄されても自力で幸せをつかめばよいのでは?~ (GAノベル)感想
明るく強く、ポジティブメンタル最強ヒロインが素敵。
読了日:07月05日 著者:福山松江
悪魔公女4 (Kラノベブックス)悪魔公女4 (Kラノベブックス)感想
勘違いものらしい滑稽さに適度な黒さとビターな味わいを加えて、「聖女」の伝説として綺麗な第一部完。
この流れでコミカライズで描かれていた2部に繋がる訳なんだろうけど、コミカライズは意識しないで第2部の小説版を展開していくのかな?
まあ、何にせよ第一部の終わり方としては非常に好感が持てる一区切りの巻でした。第2部も楽しみです。
読了日:07月04日 著者:春の日びより
推しにささげるダンジョングルメ 02 最強探索者VTuberになる推しにささげるダンジョングルメ 02 最強探索者VTuberになる感想
1巻早々に想像以上の成り上がりしていただけに、「推しに捧げる」という目標を達成しないまま引っ張るのは逆に不自然なので、ここで目標達成して一区切りつけるのは潔い展開で好印象でしたね。面白かった。
ここで初期目標を達成してしまった以上次の展開が気になるけど、3巻以降も楽しみにしています。
読了日:07月04日 著者:モノクロ ウサギ
【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~!2 (Kラノベブックス)【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~!2 (Kラノベブックス)感想
1巻に引き続き良くも悪くも勢いで諸々の瑕疵をフォローしている。まだ楽しめているけど、このノリが続くなら近いうちに飽きそう。
読了日:07月04日 著者:音速炒飯
宮廷魔術師の婚約者3 書庫にこもっていたら、国一番の天才に見初められまして!? (角川ビーンズ文庫)宮廷魔術師の婚約者3 書庫にこもっていたら、国一番の天才に見初められまして!? (角川ビーンズ文庫)感想
幾ら王子の結婚とは言え、国に取っての重要人物である天才魔術師と貴族令嬢の婚約を解消させて王子と結婚させようという流れには無理があるのでは……?
王子本人がそれを望んでいるならまだしも、王子本人も望んでいないまま婚約解消騒ぎになるのは「婚約の危機!」展開をさせたいだけのご都合展開に思えてしまう。
キャラが好きなシリーズなだけに残念な内容だった。
読了日:07月03日 著者:春乃 春海
日陰魔女は気づかない2 ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ (角川スニーカー文庫)日陰魔女は気づかない2 ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ (角川スニーカー文庫)感想
出張ってくる強い仲間が仲間が沢山いることで、主人公の存在感が食われてしまっているところはあるかな。
読了日:07月03日 著者:相野 仁
妹の迷宮配信を手伝っていた俺が、うっかりSランクモンスター相手に無双した結果がこちらです2 (角川スニーカー文庫)妹の迷宮配信を手伝っていた俺が、うっかりSランクモンスター相手に無双した結果がこちらです2 (角川スニーカー文庫)感想
んー、そこまで嫌いではないし、面白さを感じる瞬間もあるんだけど。
主人公を持ち上げるためのムーブをされがちなヒロイン勢に「ストーリーの都合」が透けて見えてしまってキャラクター性の弱さを感じてしまうし、主人公賞賛装置のような視聴者に配信の解像度が低さを感じてしまうかなぁ。
読了日:07月02日 著者:木嶋 隆太
神様なんか信じてないけど、【神の奇跡】はぶん回す2 ~自分勝手に魔法を増やして、異世界で無双する~ (アース・スターノベル)神様なんか信じてないけど、【神の奇跡】はぶん回す2 ~自分勝手に魔法を増やして、異世界で無双する~ (アース・スターノベル)感想
構築された世界観における文化・風習・常識と身分格差によって主人公が「運命に翻弄されてる」ような展開になっていて、そういう展開は「はがゆさ」に繋がりそうなものだけど、前世記憶による精神性の成熟と自作魔法によってポジティブなバランスになっている匙加減は良かった。
ただ、丁寧にやっている分ストーリー展開は遅めだし、この巻に関しては「あれ、ここで終わるの?」という印象にはなってしまったかなぁ。丁寧さとスピード感はトレードオフになり易いので難しい。
読了日:07月02日 著者:リウト銃士
俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。 1 (HJ文庫 ひ 06-01-01)俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。 1 (HJ文庫 ひ 06-01-01)感想
超ハイスペック鈍感ヒーローを攻略しようとする超ハイスペックお嬢様ヒロインの涙ぐましい努力の話。
ヒロイン視点がかなり多く、実質的にはダブル主人公くらい印象。
掛け合いのテンポ感が良く、ワードの選び方がかなり好みだった。好きですね。
読了日:07月02日 著者:左リュウ
神様なんか信じてないけど、【神の奇跡】はぶん回す1 ~自分勝手に魔法を増やして、異世界で無双する~ (アース・スターノベル)神様なんか信じてないけど、【神の奇跡】はぶん回す1 ~自分勝手に魔法を増やして、異世界で無双する~ (アース・スターノベル)感想
異世界転生というよりは異世界憑依同化タイプの作品。
憑依風なので「体を奪った」罪悪感を持っている主人公の心理が描かれていて作品の味に繋がっていますね。
内容はタイトル通り「自分勝手に魔法を増やす」展開なんだけど、プログラマーの前世を生かして魔法のシステムを推論・実践・検証を繰り返していく展開は良くも悪くも丁寧だし、「神の奇跡」に象徴される世界観には独特の味わいがあってその中で主人公が戸惑う展開はしっかりしている。
丁寧にやっている分展開の遅さはあるものの、この辺は好み次第かな?
全体的には割と面白かった。
読了日:07月01日 著者:リウト銃士

読書メーター

2024年6月の読書まとめ

2024年6月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計69冊、1日約2.3冊ペース。5月より幾らか持ち直したけどそこまで多くない。
ライトノベル57冊、ジュブナイルポルノ2冊、一般文芸・ミステリ8冊、美術関連書1冊、その他1冊。
比較的一般文芸多め。
 
 

6月の読書メーター
読んだ本の数:69
読んだページ数:20641
ナイス数:256

もっと知りたいデ・キリコ (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいデ・キリコ (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
デ・キリコ展に行く前の勉強用に読む。
デ・キリコの経歴や「形而上絵画」に対する理解度は上がったものの、やはり哲学的な解釈・概念が入り込んでくる部分にはすんなりと頭に入ってこない難しさがあった。
ただ、抽象画やキュビスム等に比べればモチーフ自体は何が書かれているかは分かるし、その「分かるもの」が組み合わせによって生み出される違和感と不可思議さには面白味はあるかな、とは思いましたね。
それらの作品群が好きか嫌いかはともかく、勉強になりました。
読了日:06月30日 著者:長尾天
転生したラスボスは異世界を楽しみます2 (一二三書房)転生したラスボスは異世界を楽しみます2 (一二三書房)感想
うーん、典型的な「1巻だけである程度まとまっていた作品の2巻目」と言った行き当たりばったりな展開で、1巻であった良さを感じられる展開では無かったかなぁ。
1巻もそこまで褒められる内容でも無かったけど、明らかに失速感がある。
読了日:06月30日 著者:平成オワリ
シャーロット 下 ~とある侍女の城仕え物語~ (HJ NOVELS HJN 83-02)シャーロット 下 ~とある侍女の城仕え物語~ (HJ NOVELS HJN 83-02)感想
主人公たちを巻き込む大きな一波乱が起こることなく、全てがポジティブにまとまった大団円。
ヒーロー役にイマイチ魅力を感じられないところが(僕が好きになれるかという意味では)最後まで足を引っ張ってしまった感があるし、描写が足りないところが随所にあるけど、納まるところに納まった終わり方自体は嫌いじゃない。
子供が出てくるエピローグは好きですね。
サラッと読む分にはそう悪くない。
読了日:06月30日 著者:守雨
むかしむかしあるところに、死体がありました。むかしむかしあるところに、死体がありました。感想
昔話にミステリ要素を入れて改変した作品。
有名な昔話だからキャラ・ストーリーライン・舞台設定・ガジェットも一通りも分かっているから、ミステリ要素に集中出来る点は悪くなかった。
ただ一方で、最後の桃太郎の話はそれまでの昔話の要素を入れ込んだせいで「桃太郎」としての純度が下がってしまってるし、「吉備国」等の現代要素を組み込んでしまった故の読み辛さはあったかなぁ。「昔話」の範疇で納まってくれた方が良かったですね。
読了日:06月29日 著者:青柳 碧人
俺と君達のダンジョン戦争2俺と君達のダンジョン戦争2感想
ヤンデレ追加。
ニンゲン、どんな環境でも争うし、仲間になりそうなキャラがサラッと亡くなる治安の悪さよ。
読了日:06月29日 著者:トマルン
後宮妃の管理人 九 ~寵臣夫婦が導く先へ~ (富士見L文庫)後宮妃の管理人 九 ~寵臣夫婦が導く先へ~ (富士見L文庫)感想
本編最終巻。
正直後宮の外に出てからのエピソードには微妙なものを感じてはいたけど、今回の謀略の元凶であるラスボス格の末路があまりにもあっけなさ過ぎて拍子抜けだった。
最近のエピソードには不満点は多かったものの、今巻の「後宮が主人公の帰るべき場所である」みたいな落としどころ自体は悪くなかった。やっぱりこの作品は、主人公が後宮の妃達に必要とされて、慌ただしくも賑やかに面倒を見るみたいな展開が好きなんだよなぁ。
まあ、色々不満点はあったけど、総合的には好きなシリーズでした。後日談のような続巻を期待しています。
読了日:06月29日 著者:しきみ 彰
魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~10 (MFブックス)魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~10 (MFブックス)感想
ついにラブの香りが!!
読了日:06月28日 著者:甘岸久弥
男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと5 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと5 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)感想
やはりキャラクターや掛け合いはいいだけに、込み入った設定周りが足を引っ張っている感がある。
読了日:06月27日 著者:端桜 了
【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~! (Kラノベブックス)【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~! (Kラノベブックス)感想
考えるな、感じるんですわ。
読了日:06月27日 著者:音速炒飯
それいゆ文庫 姫さまはいつも、死体の上に立っている。 ~後宮入りで最強になりました!~それいゆ文庫 姫さまはいつも、死体の上に立っている。 ~後宮入りで最強になりました!~感想
う、うーん、かなり期待した内容とは違ったかな……もっとミステリ的なものを期待したいたんだけど、超常的な要素が出てくるし、「事件発生→捜査→解決」みたいな分かり易い展開が無く、色々とグダグダすることも多い。
作品の良し悪し以前に、「特定のジャンルが読みたくて読んだのに、想像していた方向性の作品が読めなかった」というミスマッチが印象を悪くしているかなぁ。
読了日:06月26日 著者:月森あいら
え? 私がぽっちゃり公爵の嫁になるんですか!? 彼の素敵なところが分かるのは私だけのようです! (リブラノベル)え? 私がぽっちゃり公爵の嫁になるんですか!? 彼の素敵なところが分かるのは私だけのようです! (リブラノベル)感想
頼もしいヒロインのキャラクターが良いし、ヒロインの源信によって前向きになっていって嫁を溺愛するようになるヒーロー像は、ありがちではあるけど悪くない。
ただ如何せんページ数が少ないので全体的に駆け足で小粒な出来に納まってしまっている。同レーベルの他作品でも同じようなこと言っていたけど、やっぱりこのボリュームでこの値段はコスパの悪さを感じるよなぁ。
読了日:06月26日 著者:宮前葵
植物魔法で気ままにガーデニング・ライフ ~ハクと精霊さんたちの植物園~ (電撃の新文芸)植物魔法で気ままにガーデニング・ライフ ~ハクと精霊さんたちの植物園~ (電撃の新文芸)感想
ガーデニングというよりは農業だし、「前世のガーデニング趣味の転生者が植物魔法でチート農業!」って感じでしたね。
農業のディテールは甘く、既存の類似作品と比べた時の強みはそんなに無いかなぁ。ただまあ可愛らしいイラストそれなりに好き。
当面は「敵」としての長男との対決が待っている感じだろうけど、とりあえずはそこまでは様子見する感じ。
読了日:06月26日 著者:さいき
地味なおじさん、実は英雄でした。 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~ (ダッシュエックス文庫)地味なおじさん、実は英雄でした。 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~ (ダッシュエックス文庫)感想
現代ダンジョン配信ものに無自覚無双ものを合わせたような作品。
個々の要素だけならそう珍しいものではないんだけど、それらに「家族愛」要素を入れ込むことでフックとなる部分を作り出している。面白い。
物語の盛り上げ所の作り方がしっかりとコントロールできており、1冊単位での話の納まりも良い。
この辺は10年以上のキャリアを積んできた商業作家らしい手腕。手堅い。
いい作品でしたし、姉の結婚事情がどうなったか等の謎も残っているので続きも読みたいですね。
読了日:06月25日 著者:三河 ごーすと
名代辻そば異世界店2 (MFブックス)名代辻そば異世界店2 (MFブックス)感想
グルメものとして「辻そば(富士そば)」という限定的な題材であるデメリットが2巻にしてモロに出てしまった感じ。
レベルアップ速度が遅くなり、同じ料理を食べて似たような感想を喋っているエピソードが多くなってしまった。
未来のエピソードも描いてしまっているため作品・キャラクターの辿り着く先もある程度見えてしまって、残る引き出しや余力が限られてしまった感じ。
んー、本巻はまだまだ面白さは残っているけど、ここからもう一つ盛り上がるビジョンは見えないかなぁ。
読了日:06月25日 著者:西村 西
初恋相手の王女の心配ばかりしている婚約者と、スッキリさよならしました ~隣国の王太子に見初められ溺愛が始まりました~ (リブラノベル)初恋相手の王女の心配ばかりしている婚約者と、スッキリさよならしました ~隣国の王太子に見初められ溺愛が始まりました~ (リブラノベル)感想
ボリューム少な目で駆け足気味だけど、タイトルから想像できるものは読める。これはこれで。
読了日:06月25日 著者:山田露子
魯鈍の人 ~信長の弟、信秀の十男と言われて~ (モーニングスターブックス)魯鈍の人 ~信長の弟、信秀の十男と言われて~ (モーニングスターブックス)感想
この手の作品、身内の有名人物とは明確な友好関係か敵対関係のどちらかになるのが多いので、この作品のように呉越同舟のヒリヒリする距離感で進むことには新鮮味があった。
梟雄になるのか王佐の才になるのかは分からないけど、先が気になる作品ではありますね。続きも読みたい。
読了日:06月25日 著者:牛一
アルカディア サービス開始から三年、今更始める仮想世界攻略(モーニングスターブックス)アルカディア サービス開始から三年、今更始める仮想世界攻略(モーニングスターブックス)感想
VRMMO特殊プレイ成り上がりもの。
抑えるべきところは抑えていて手堅いけど、この作品ならではのインパクトには欠けているかなぁ。ただまあ、それなりに面白かったので次巻も読むとは思います。
読了日:06月24日 著者:壬裕 祐
猫魔法が世界に革命を起こすそうですよ?〜劣等種なんて言われるのならケモノ魔法でリベンジします!~1 (サーガフォレスト)猫魔法が世界に革命を起こすそうですよ?〜劣等種なんて言われるのならケモノ魔法でリベンジします!~1 (サーガフォレスト)感想
う、うーん、猫魔法という雑設定と雑展開……
読了日:06月24日 著者:海野アロイ,ぷらこ
『とばっちり令嬢』、お散歩中に断罪される ~ケーキの恨みは、ざまぁで晴らす~ (リブラノベル)『とばっちり令嬢』、お散歩中に断罪される ~ケーキの恨みは、ざまぁで晴らす~ (リブラノベル)感想
巻き込まれ型ヒロインが、色んな事件に巻き込まれて、そのとばっちりをザマァで返す話。
複数のエピソードがテンポ良く進むので、次々と「(こういう言い方もアレだけど)ザマァポルノ」を読める楽しさがある。
ただ如何せん値段に比べてボリューム不足は否めないかなぁ。
内容自体はそう悪くないものの、コスパの悪さで足を引っ張っている感がある。
読了日:06月23日 著者:六花きい
シャーロット 上 ~とある侍女の城仕え物語~ (HJ NOVELS HJN 83-01)シャーロット 上 ~とある侍女の城仕え物語~ (HJ NOVELS HJN 83-01)感想
超有能侍女のシャーロットのキャラクターはめっちゃ好きな一方で、ヒーロー役の第一印象が(読者の僕的には)あまり良くなかったので、恋愛もの的な部分ではノリきれなかったところはある。
読了日:06月23日 著者:守雨
作家小説 (幻冬舎文庫 あ 23-1)作家小説 (幻冬舎文庫 あ 23-1)感想
「作家」を題材にした短編集。
ミステリ作家として著名な作者ではあるけど、本作においてはSF風だったり、ホラー風だったりと、コメディ風だったりする作品が多い。
複線が貼られて回収されるみたいな構成をされている作品は少なく、ホラーにありがちな(良くも悪くも)投げっぱなしのような終わり方をする話が多い。
色んな話を書けるなぁ、と感心する一方で作品の面白さ(好みが合うかどうか)にはムラがある。肌に合わない話は肌に合わない。
んー、知っている作者さんじゃなければ「あまり印象に残らない作品」で終わっただろうな、と。
読了日:06月23日 著者:有栖川 有栖
ぶたぶたこぶたの令嬢物語~幽閉生活目指しますので、断罪してください殿下!~ (アリアンローズ)ぶたぶたこぶたの令嬢物語~幽閉生活目指しますので、断罪してください殿下!~ (アリアンローズ)感想
子供の時の話とは言え、初対面で暴言を吐いてくるタイプのヒーロー役は苦手。
読了日:06月23日 著者:杜間 とまと
校内三大美女のヒモしてます (ファンタジア文庫)校内三大美女のヒモしてます (ファンタジア文庫)感想
「ヒモ」主人公のライトノベル作品は無い訳じゃないけど、基本的な思考がクズ寄りじゃない主人公は逆に珍しい気もする。
全体的にご都合主義もいいところだし、強引な部分はあるけど、イラストを含めたキャラは可愛いし魅力があるので、頭空っぽにして美少女キャラに耽溺する分には十分な面白さがある。
うん、まあ、好きじゃないと言ったら噓になるくらいには楽しめましたね。
読了日:06月22日 著者:暁 貴々
じゃない孔明転生記。軍師の師だといわれましてもじゃない孔明転生記。軍師の師だといわれましても感想
三国志のマイナーキャラ転生+勘違いもの。
主人公に上昇志向が足りないので三国志の本筋に絡んでいかないので一抹のもどかしさがあるけど、主人公の思惑と違って周りに高い評価されていく主人公の運命がどうなっていくのか、まだクローズアップされない三国志の主要キャラとどう絡んでいくか、続きを読みたい気分にはなった。
読了日:06月21日 著者:二水うなむ
乙女ゲームに転生したら、悪役令嬢が推しを攻略していました。仕方ないので諦めて自由に生きようと思います。 (フェアリーキス ピュア)乙女ゲームに転生したら、悪役令嬢が推しを攻略していました。仕方ないので諦めて自由に生きようと思います。 (フェアリーキス ピュア)感想
乙女ゲーの転生に対するカウンターとしての悪役令嬢転生や脇役転生があって、一周回って悪役令嬢転生者が攻略済みの世界の正ヒロインに転生するという作品が生まれる。相手役も原作だと非攻略キャラというズラし方をしているし、メタ構造の多層化。ジャンルが先鋭化すると回帰して、要素も盛り盛りになる。
一周回った結果、普通の乙女ゲー転生と似たような展開になっていて、ヒーロー役は人気非攻略キャラらしい分かり易い魅力があったし、敵役のサバサバ風粘着悪役令嬢は分かり易い「悪役」ムーブで、逆に素直な展開になっていた。悪くない。
読了日:06月21日 著者:月神サキ
高卒、無職、ボッチの俺が、現代ダンジョンで億を稼げたワケ〜会社が倒産して無職になったので、今日から秘密のダンジョンに潜って稼いでいこうと思います〜高卒、無職、ボッチの俺が、現代ダンジョンで億を稼げたワケ〜会社が倒産して無職になったので、今日から秘密のダンジョンに潜って稼いでいこうと思います〜感想
現代ダンジョン成り上がりもの。
過剰なパワーアップチート展開に対して、敵のやり口などは下衆で治安が悪い。
ディテールの甘さなどはあるものの、テンポ感自体は悪くなく、現代ダンジョン成り上がりものとしてはそれなりの面白さはある。
ただ、現代ダンジョン物の問題点は上手く続かない作品が多いことなので、区切りのいいところまで行くことを祈っています。
読了日:06月21日 著者:砂糖多労
香しい淫法につつまれて (リアルドリーム文庫 206)香しい淫法につつまれて (リアルドリーム文庫 206)感想
良くも悪くも初期のリアルドリームっぽい雰囲気があった。
読了日:06月20日 著者:睦月影郎
側妃になったけど、別に愛さなくていいですよ? ~他力本願な妃はぐーたらライフを送りたい~ (リブラノベル)側妃になったけど、別に愛さなくていいですよ? ~他力本願な妃はぐーたらライフを送りたい~ (リブラノベル)感想
全体的に展開が早い中での急展開があって読んでいく中での感情が忙しい。
読了日:06月20日 著者:小針ゆき子
戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。9 (9) (モーニングスターブックス)戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。9 (9) (モーニングスターブックス)感想
相変わらず歴史・勢力的な展開は遅いけど、人間関係では一つの大きな動きがあったので納得感はある。
読了日:06月20日 著者:横蛍
不敗の雑魚将軍〜ハズレスキルだと実家を追放されましたが、「神解」スキルを使って帝国で成り上がります。気づけば帝国最強の大将軍として語られてました~1 (サーガフォレスト)不敗の雑魚将軍〜ハズレスキルだと実家を追放されましたが、「神解」スキルを使って帝国で成り上がります。気づけば帝国最強の大将軍として語られてました~1 (サーガフォレスト)感想
「チート」ものとはいえほぼ無条件で二択(YES・NO)の答えが分かるのが強すぎるので、回数や範囲などでもう少し制約を加えた方が面白くなりそうな気はする。
読了日:06月19日 著者:藤原みけ,猫鍋蒼
ガール・ミーツ・フォルテシモ!!ガール・ミーツ・フォルテシモ!!感想
音楽への情熱を失った天才ピアノ少女が、とある少女との出会いの中で音楽の楽しさを取り戻していくガールミーツガールストーリー。
ストーリーラインにはそこまでの目新しさは無いんだけど、少女と少女の交流には微笑ましさと温かさがあって雰囲気が良く、音楽シーンも情感を持って書けているので全体的に好感度が高い仕上がりになっている。読後感が清々しい。
うん、いい作品でした。
ただ、表紙絵が作品の雰囲気をよく表している素敵なイラストである分、本文イラストが無いレーベルであることに勿体なさは感じましたね。
読了日:06月19日 著者:瀬古透矢
元魔王様の南国スローライフ~部下に裏切られたので、モフモフ達と楽しくスローライフするのじゃ~1 (一二三書房)元魔王様の南国スローライフ~部下に裏切られたので、モフモフ達と楽しくスローライフするのじゃ~1 (一二三書房)感想
「もふもふ」要素のために、誕生させられた「毛玉スライム」という謎種族。
読了日:06月19日 著者:十一屋翠
青を欺く2 (MF文庫J)青を欺く2 (MF文庫J)感想
「演技」「役者」に対するアプローチがしっかりしていて好感が持てるし、今回の問題解決のさせ方は実に面白い落とし所でしたね。いい作品でした。
次の展開への引きもちゃんとあって、次巻も楽しみ。
読了日:06月18日 著者:三船 いずれ
底辺ハンターが【リターン】スキルで現代最強~前世の知識と死に戻りを駆使して、人類最速レベルアップ~1 (一二三書房)底辺ハンターが【リターン】スキルで現代最強~前世の知識と死に戻りを駆使して、人類最速レベルアップ~1 (一二三書房)感想
軽率に死に戻りして強くなる話。この手の作品としては特筆するところが少ない。
読了日:06月17日 著者:萩鵜アキ
ゴリラ裁判の日ゴリラ裁判の日感想
知能を持つゴリラが番のゴリラが殺されたことを裁判で訴える、というアイディアが面白く魅力的。
ただ、裁判シーンの途中で原告ゴリラの過去と裁判になる事件に至るまでの話が長々と語られる構成になっていて、裁判シーンに水を差された印象になってしまう。裁判そのものが魅力的な分、裁判を中断される形で過去話が挿入されてテンションが低下してしまった。
時系列順に描くと「ゴリラ裁判」に辿り着くまでが長くなってしまうし、最初に魅力的なものを見せて「掴む」構成が必ずしも悪いとは言わないけど、もう少し上手くやって欲しかったですね。
読了日:06月16日 著者:須藤 古都離
あの日助けた幼い兄妹が、怒濤の勢いで恩返ししてきます (ビーズログ文庫)あの日助けた幼い兄妹が、怒濤の勢いで恩返ししてきます (ビーズログ文庫)感想
敵をヤる時は一気に確実に、というやり口が本当に怒涛の勢いだった。
義姉大好き妹ちゃんのキャラクターが好き。
読了日:06月16日 著者:新高
やり込んでいたゲーム世界の悪役モブに転生しました ~ゲーム知識使って気ままに生きてたら、何故かありとあらゆる所で名が知れ渡っていた~ (GA文庫)やり込んでいたゲーム世界の悪役モブに転生しました ~ゲーム知識使って気ままに生きてたら、何故かありとあらゆる所で名が知れ渡っていた~ (GA文庫)感想
無自覚無双+勘違いもの。
全体的に描写が薄く、勘違いものとしてのコメディ的な面白さにも欠けているし、個人的に刺さるところは少なかったかな……
読了日:06月16日 著者:夏乃実
最強陰陽師とAIある式神の異世界無双 〜人工知能ちゃんと謳歌する第二の人生〜 (ハガネ文庫)最強陰陽師とAIある式神の異世界無双 〜人工知能ちゃんと謳歌する第二の人生〜 (ハガネ文庫)感想
陰陽師に転生するパターンじゃなくて、陰陽師が転生するパターンの作品。
「陰陽術」の解像度が低く、別に魔法でも異能でも成立する感じで、ディテールの甘さは感じる。
「女性運」という前世の業が今世でも続いている辺りにハーレムラブコメ的な面白味が無くも無いけど、全体的には刺さるところが少ない作品だったかな。
うーん、新興レーベルでこういう感じだと辛いんじゃないかなぁ。
読了日:06月16日 著者:出雲 大吉
SSS級スキル配布神官の辺境セカンドライフ~左遷先の村人たちに愛されながら最高の村をつくります!~1 (一二三書房)SSS級スキル配布神官の辺境セカンドライフ~左遷先の村人たちに愛されながら最高の村をつくります!~1 (一二三書房)感想
ガバガバすぎる「スキル配布」能力だけならまだしも、当人が戦闘力でもチートレベルって時点でコンセプトがブレブレな気がする。
読了日:06月15日 著者:天池のぞむ
転生したラスボスは異世界を楽しみます1 (サーガフォレスト)転生したラスボスは異世界を楽しみます1 (サーガフォレスト)感想
ゲームラスボス転生系。
圧倒的力で全てのフラグを折り終わったところから始まるという切り口にはある程度の目先の違う面白味はあったかなし、フラグを折り終わった後の世界で「分からない未来」に向かうみたいな終わり方には悪くなかった。
最強無双系だから全体的に大味ではあるけど、1冊単位としてのまとまりは悪くない。
ただ「1」とナンバリングしているのに、これだけまとまった感じの終わり方をしてしまうと2巻以降は失速しそうな予感があるかな。
読了日:06月15日 著者:平成オワリ
【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】怪物の木こり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】怪物の木こり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
サイコパスvs殺人鬼という筋立ては魅力的だったし、サイコパスである理由などのアプローチも面白味があった。
ただ「殺人鬼」に動機に纏わる部分、「殺人対象」を探し出していた流れなどに疑問が残るところはあったかな、といった印象。
もうちょっと割り切った怪物大決戦みたいな感じでも良かった気もする。
読了日:06月15日 著者:倉井 眉介
絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)感想
医療と言うよりは化学だった。
読了日:06月15日 著者:知念 実希人
転生料理研究家は今日もマイペースに料理を作る あなたに興味はございません2 (アース・スター ルナ)転生料理研究家は今日もマイペースに料理を作る あなたに興味はございません2 (アース・スター ルナ)感想
メインヒーローが誰になるか、予断を許さない。
読了日:06月15日 著者:狭山ひびき
転生料理研究家は今日もマイペースに料理を作る あなたに興味はございません1 (アース・スター ルナ)転生料理研究家は今日もマイペースに料理を作る あなたに興味はございません1 (アース・スター ルナ)感想
王子の立ち居振る舞いとプロポーズ(?)にロイヤル感が足りない。
読了日:06月14日 著者:狭山ひびき
声優ラジオのウラオモテ #11 夕陽とやすみは一緒にいられない? (電撃文庫)声優ラジオのウラオモテ #11 夕陽とやすみは一緒にいられない? (電撃文庫)感想
最後のオチは予想できるものだったけど、「夢を獲りに行く」始まりのシーンはカッコよくて満足。
読了日:06月14日 著者:二月 公
お局令嬢と朱夏の季節3 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)お局令嬢と朱夏の季節3 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)感想
うーん、過去の因縁エピソードが中心に描かれる部分はまだしも、そういった諸々の部分が「主人公夫妻とは無関係の部分で有能な王族・親族がほとんど解決してました!」みたいな展開は正直拍子抜けだし、主人公夫妻置き去り感があって正直微妙でしたね。
後日談の部分は子供なども含めて好きだっただけに、少し勿体ない部分が多い巻だった印象。
読了日:06月12日 著者:メアリー=ドゥ
異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~種族に優劣などないことを教えましょう~5 (アース・スター ルナ)異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~種族に優劣などないことを教えましょう~5 (アース・スター ルナ)感想
相手をしばいて分からせる展開自体はそれなりに楽しめる反面、やっぱりイジメ問題の解決方法と解決の仕方は最後までしっくりこなかったかな。
読了日:06月11日 著者:井上みつる
異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~必ずや引きこもりから復帰させてみせましょう~4 (アース・スターノベル)異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~必ずや引きこもりから復帰させてみせましょう~4 (アース・スターノベル)感想
イジメと引き籠りに至る経緯自体はさておき、その解決のための対処が「……それで解決するの?」と思う動き方でなんだかしっくり来なかった。
読了日:06月10日 著者:井上みつる
異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~教え子の成長した姿に刮目せよ~3 (アース・スター ルナ)異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~教え子の成長した姿に刮目せよ~3 (アース・スター ルナ)感想
脳筋の獣人が腕力で納得させられる話。やはり暴力、暴力は全てを解決する。
読了日:06月10日 著者:井上みつる
三国志列伝 呂布を支えし不屈の猛将 陥陣営高順三国志列伝 呂布を支えし不屈の猛将 陥陣営高順感想
転生ものでも三国志風ファンタジーでもない、割と史実・演義に沿った三国志を舞台にした作品。
良くも悪くも三国志のストーリーを大きく改変することも反れることも無く、原作での愚かな選択・失敗がそのまま描かれているし、呂布勢力の末路も改変されることもないので、「ライトノベル」として読むとフラストレーションがたまるしスッキリしないところはある。
ん-、「三国志演義呂布勢力から見た一解釈」としては無しでもないけど、「ライトノベル」として評価すると呂布の人物造形が好みに合わないし、あまり肯定的な評価はできない印象。
読了日:06月09日 著者:暁月朧
神は遊戯に飢えている。8 (MF文庫J)神は遊戯に飢えている。8 (MF文庫J)感想
「ゲーム」のアイディアにネタ切れ感がある。
読了日:06月09日 著者:細音 啓
デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる (電撃文庫)デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる (電撃文庫)感想
デスゲームをデスゲーム(笑)にする女。
読了日:06月09日 著者:ぽち
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【椎名美歩編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【椎名美歩編】 (フランス書院eブックス)感想
このシリーズの中では何度も使われてきたパターンではあるけど、恋人間にある綻びを主人公が上手く利用する形で堕としていく流れはやはりゾクゾクする。
相手の男にも悪いところがあるため寝取ることの罪悪感が少なくなっている点も個人的には気楽に読めて好き。ただこのことは寝取る背徳感が減ることに繋がるのでこの点は一長一短ではあるとは思う。
読了日:06月09日 著者:水鏡
後宮の影公主 ~呪術師は謎を読む~ (小学館文庫 Cみ 8-1)後宮の影公主 ~呪術師は謎を読む~ (小学館文庫 Cみ 8-1)感想
異世界転移型の後宮ミステリー。そう悪くないけど、特筆するような魅力には欠けている印象。
読了日:06月09日 著者:三沢 ケイ
赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。感想
コメディ的なパロディなのはわかっているけど、好きな童話のキャラクターが悪者にされていると内心で楽しみ切れないところはある。
読了日:06月08日 著者:青柳 碧人
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。感想
よく知っている童話が元ネタだから、基本的な登場人物・舞台設定が分かり易い。
読了日:06月08日 著者:青柳 碧人
吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)感想
謎の真相が知らない疾患だったりすると、「へー、そういう病気(症状)があるんですね」以上の感想が湧いてこないし、ミステリ的な満足感には繋がらないところはある。
読了日:06月08日 著者:知念 実希人
~死亡フラグは力でへし折れ!~ エロゲの悪役に転生したので、原作知識で無双していたらハーレムになっていました (角川スニーカー文庫)~死亡フラグは力でへし折れ!~ エロゲの悪役に転生したので、原作知識で無双していたらハーレムになっていました (角川スニーカー文庫)感想
エロゲ悪役転生もの。この手の作品では「サボっていただけで才能は極上だった」みたいなキャラが多い中で、本作品においては「無才のキャラを原作知識で何とかする」方向性になっている。そのために「無双」と言う割には地に足がついており、良くも悪くも泥臭い展開になっている。
主人公の捻くれたキャラクター性もアウトローっぽさがあって割と好き。
文章や展開で若干読み辛いところはあったけど、全体的には好印象かな?
読了日:06月08日 著者:夏歌 沙流
男女比1:5の世界でも普通に生きられると思った?(2) ~激重感情な彼女たちが無自覚男子に翻弄されたら~ (電撃文庫)男女比1:5の世界でも普通に生きられると思った?(2) ~激重感情な彼女たちが無自覚男子に翻弄されたら~ (電撃文庫)感想
ヤンデレ化・修羅場化する(しそう)までの過程が丁寧に着々と描かれており、いつ大爆発するかでヒリヒリする。たまんねーな。
読了日:06月08日 著者:三藤 孝太郎
フェス旅: 日本全国音楽フェスガイドフェス旅: 日本全国音楽フェスガイド感想
良くも悪く広く浅くて取り上げたフェスガイド。かなり新し目のフェスも取り上げられてるのは、新刊本らしい良さがある。
ただ、ロックフェス以外にもジャズフェス・キャンプフェス等を無料有料・規模を問わずに取り上げている一方で、アニソンフェスやアイドルフェスなどは取り上げられていない辺りには偏りは感じた。
これがロックフェスと出演者傾向が重ならないジャズフェス等を取り上げないガイドなら気にならないんだけど、非ロックフェスを取り上げておきながら特定ジャンルの大型フェスを取り上げないのは気になるかなぁ。
読了日:06月07日 著者:津田昌太朗
転生したらラスボス系悪女だった! (アイリスNEO)転生したらラスボス系悪女だった! (アイリスNEO)感想
ラスボス転生+親バカ作品。
主人公のヒロイン力が低いサッパリした性格が割と好きだし、娘ちゃんが可愛い。
タイトルやあらすじから予想される「読みたかったもの」が概ね読めた満足感がある。
読了日:06月07日 著者:凪,くまの 柚子
俺の幼馴染はメインヒロインらしい。2 (角川スニーカー文庫)俺の幼馴染はメインヒロインらしい。2 (角川スニーカー文庫)感想
前世の記憶持ちの元カレが状況を引っ掻き回した前巻に引き続き、前世の記憶持ちの前世恋敵が状況を引っ掻き回す話。
生徒会長さんに対しては駄目な男に引っ掛かったばかりに……という同情心がある。あの男にそんな価値はないやで……
今巻も面白かった。
読了日:06月06日 著者:3pu
極めて傲慢たる悪役貴族の所業III (角川スニーカー文庫)極めて傲慢たる悪役貴族の所業III (角川スニーカー文庫)感想
元作品主人公をフォーカスすることで主人公の良さも引き出す展開。
短絡的に元作品主人公を落として主人公をageるのではない点は好感が持てる。
読了日:06月06日 著者:黒雪 ゆきは
小説 劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 (角川文庫)小説 劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 (角川文庫)感想
映画視聴済み。
内面描写に強い小説媒体らしく映画では読み取り辛かったキャラの心情について語られているし、映画では説明が甘かったポッケの背景等が補填されてた点は良かった。映画から削られた点や変更点もあったけど、良くも悪くも「あざとい」変更(追加)をしたラストシーンはこれでこれで悪くない。
ただまあ、レース描写周りを文章で上手く見せる工夫には乏しく、そこは明確に文章媒体の弱さが出てしまっている点は惜しい。
文字通りノベライズの良さと悪さがもろに出てる作品。小説単体だと弱いけど、映画の補完本としてはアリ。
読了日:06月05日 著者:吉村 清子,小針 哲也
転生したら最愛の家族にもう一度出会えました3 前世のチートで美味しいごはんをつくります (アース・スター ルナ)転生したら最愛の家族にもう一度出会えました3 前世のチートで美味しいごはんをつくります (アース・スター ルナ)感想
父親などの事情をしっかりと説明すること自体は悪く無いんだけど、そのせいで主人公サイドの描写が極端に減ってしまって「アーシュのグルメ展開」が削られることになってしまったのは少しバランスが悪い気もした。
読了日:06月05日 著者:あやさくら
転生したら最愛の家族にもう一度出会えました 前世のチートで美味しいごはんをつくります2 (アース・スター ルナ)転生したら最愛の家族にもう一度出会えました 前世のチートで美味しいごはんをつくります2 (アース・スター ルナ)感想
親バカ展開とハッピー感が好き。
読了日:06月05日 著者:あやさくら
お局令嬢と朱夏の季節2 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)お局令嬢と朱夏の季節2 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)感想
打てば響く関係の有能夫婦展開がとても好き。
読了日:06月04日 著者:メアリー=ドゥ
セカンドムーン1 少女と掃除機のルンバ (ダンガン文庫)セカンドムーン1 少女と掃除機のルンバ (ダンガン文庫)感想
「魂・意識」が無機物に宿る世界観は自己同一性を考えさせるSFファンタジー的で割と丁寧な作りをしているし、ボーイミーツガールとしてのまとまりは良い。
ただ一方で「掃除機のルンバ」であることを利用した物語・展開が読めるのかと思っていたら単純な魔法バトルになっていたり、他の無機物に移る展開もあったりして「掃除機であるからこその物語」としての強度は弱く、そこは少し拍子抜けではあった。
流行に乗れそうな感じではないけど好きか嫌いかで言えばそれなりに好き。ただ表紙絵とカラー口絵だけで本文イラストが無いのは大減点かな。
読了日:06月03日 著者:雨木シュウスケ
はらぺこ令嬢、れべるあっぷ食堂はじめました ~うっかり抜いた包丁が聖剣でした!?~1 (MFブックス)はらぺこ令嬢、れべるあっぷ食堂はじめました ~うっかり抜いた包丁が聖剣でした!?~1 (MFブックス)感想
良くも悪くも大味な部分は多いけど、コミカルな勢いがあってよろしい。
読了日:06月02日 著者:宮之 みやこ

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