J・コンドルの和風建築と山口文象のモダン建築の出会い
J・コンドルの和風建築と山口文象のモダン建築の出会い
(改訂版)
伊達美徳
「コンドルと惟一館/山口文象と青雲荘」と題して、2014年3月10日から8月30日まで、「友愛労働歴史館」(東京都港区芝2-20-12友愛会館8F財団法人日本労働会館内:三田会館と同じビル)で展覧会を開催している。
ジョサイア・コンドルと山口文象がそれぞれ設計した二つの建築について展示で、わたしも少しだけ手伝った。
そして5月27日に、「松岡駒吉、山口文象が青雲荘に込めたメッセージ」と出して、わたしの講演会を催していただいた。
わたしはかれこれ40年近く、山口文象の仕事や動静を追っており、いろいろと「新たな発見」もしてきて、あとはドイツに行くしか新発見はないと思っていたのだが、この展覧会と講演会で「新発見」があったのだ。
そのひとつは、山口文象設計のモダンデザイン建築の青雲荘があったことは知っていたが、それがJ・コンドル設計の和洋折衷建築の「日本労働会館」に並んで建っていたことである。
もうひとつは、そのコンドル設計の木造建築が戦災で焼失した跡に、山口文象設計の新会館が建ったことである。この新会館のことは全く知らなかった。
これらについてはまだまだ調べるべきことは多いのだが、ここまでに分かったことを論考として書いた。この論考は最初に書いてからいろいろと分かるごとに書き換えていたが、この度は大幅に改訂した。(2014年6月14日)
◆論考「J・コンドル和風建築と山口文象モダン建築の出会い」(改訂版)(PDF,3MB)
◆参照→講演配布資料「松岡駒吉と山口文象が青雲荘に込めたメッセージ」
◆参照→講演使用映像「松岡駒吉と山口文象が青雲荘に込めたメッセージ」
◆山口文象サイト(伊達美徳)http://homepage2.nifty.com/datey/bunzo/index.htm