日本郵便が無料提供する年賀状ソフト「はがきデザインキット2018」が素晴らしい!

今年も残すところあと10日間を切りました。もうそろそろ年賀状を用意して送らないといけない時期ですね。そこで今回は年賀状作成ソフトについて書きたいと思います。ちなみにみなさん年賀状はどんなソフトで作成していますか?未だに有料の年賀状ソフトを使っているというあなたには、日本郵便が無償で提供している「はがきデザインキット2018」をお勧めしたいです。
この「はがきデザインキット2018」は、日本郵政グループが無料公開しているもので年賀はがきのデザインや宛名を手軽に作成し印刷できるソフトです。フリーにしては非常に出来が良く、市販のソフトと比べても遜色がありません。ちなみに動作にはAdobe AIRを用いておりWindows/Mac/Linuxで動作するほか、iOS/Androidなどのスマートフォン版も用意されています。
はがきデザインキット2018の特徴としては、1,000種類以上もの素材をドラッグ&ドロップで配置するだけで、年賀はがきの裏面をデザインすることができます。また、年賀状の素材の検索機能も搭載し、たくさんの素材から自分だけの年賀状を作ることが可能です。はがきデザイン以外に宛名の印刷にも対応しており、住所のデータを個別に登録し印刷することも可能できます。
ちなみに年賀状は毎年11月の始めには販売が開始され、12月15日から投函の受付が開始されています。毎年ギリギリになってから準備するのではなく、早め早めに準備しておいたほうが良いですね。ちなみに12月25日までに投函すれば元旦に間違いなく着くようになっているようです。25日以降でも郵便局の努力によって元旦に着くこともあるようですが、早いほうが間違いないです。

私が「はがきデザインキット2018」をお勧めする理由は、豊富な素材や直感的な操作で簡単にできる点だけではありません。これは後でも述べますが、「はがきデザインキット2018」は他のソフトに比べて使い方の説明が非常に詳しくて分かりやすいんです。
公式サイトには一つ一つの操作の説明ページがあることはもちろん、初心者でもわかりやすいように動画での解説ページまで存在します。動画による説明は一つの操作に一つずつあり、誰でもわかりやすくなっています。「はがきデザインキット2018」はパソコンで年賀状を作ったことがない人にもお勧めしたいソフトと言えます。
はがきデザインキット2018のインストール方法!

はがきデザインキット2018をダウンロードするには郵便年賀.jpにアクセスして「いますぐダウンロード(無料)」をクリックします。

「このアプリケーションをインストールすると、Adobe AIRもダウンロードおよびインストールされます。続行するには、はいを押してください」とでるので「はい」を押します。

「Adobe AIRをインストール中」と表示されるので終わるまで待ちます。

「インストール」をクリックします。

インストールする場所を設定して「続行」を押します。

「アプリケーションをインストール中」と表示されているのでしばらく待ちます。
この画面が消えたらインストール完了です。引き続き使い方の説明をしたいと思います。
はがきデザインキット2018の使い方!

中央にある「デザインキット起動」をクリックします。

はがきの向きを選択します。

あとは素材からテンプレートや絵をD&Dしたり、テキストタブからテキストを追加したりできます。自作した絵なども画像読み込みから追加も可能です。絵の移動もD&Dによる直感的な操作が可能です。

「テンプレート素材を探す」からたくさんの素材を検索することも可能です。

「パーツ素材を探す」からは単体の素材を探すことも可能です。

スタイルを変更するには上にある「オプション」から「スタイルの変更」でスタイルを切り替えることができます。

上部にある「あて名面作成」をクリックすることで、宛名の追加や登録を行うことができます。
あとは作成したものをはがきに印刷するだけで年賀状の完成です。ただし、宛名面と裏面をセットで印刷することはできないので、片面ごとの印刷が必要になります。

残念ながら2017年からは絵師テンプレートなどはなくなってしまっているようです。面白い試みだと思ったのですが、実際に使っている人が少なかったのでしょうかね?もう復活しないのでしょうか?
オンライン印刷

はがきデザインキット2018は自分のプリンターで印刷するほかにも、右下にある「オンラインで印刷」というボタンからオンラインで印刷することができます。

「アップロード」を押します。

完成図はこんな感じです。

テンプレート印刷代金78円がはがき代(52円)の他に請求されます。写真用紙だと一枚108円かかります。

発送は「自宅へ送る」「直接相手に届ける」「メールアドレスで送る」の中から選ぶことができます。
はがきデザインキットWeb版

2018年版でははがきデザインキットのWeb版ができました。詳細な作成はあまりできませんが、簡易的に作ることができます。Webで作成したものを印刷して自宅に送るか、直接相手に発送も可能です。
スマートフォン対応

このはがきデザインキットは動作にはAdobe AIRを用いており、Windows/Mac/Linuxなどのマルチプラットフォームで使うことができますが、パソコン以外にもiOS/Androidに対応しています。つまり、iPad/iPhoneやAndroidのタブレットやスマートフォンでも使うことができます。App StoreやGoogle Playからダウンロードできます。

たくさんのテンプレートが用意されているので作れるデザインの幅がかなり広がりました。

このように文字を自分で追加したり、写真を使って本格的に年賀状を作ることができます。

印刷はセブンイレブンでの印刷やCanon、EPSON、brotherなどのプリンター印刷ができます。

スマホならではの宛て名スキャンもできます。
はがきデザインキット2018の公式サイトの説明!

簡単な説明はこのページでも紹介しましたが、もっと詳細なはがきデザインキット2018の使い方や操作方法、説明を知りたい人は公式サイトの解説をみるといいでしょう。はがきデザインキット2018の説明はものすごくわかりやすく説明してくれています。動画を使った説明もあるので、今までパソコンで年賀状を作ったことがなかった人でも簡単に年賀状を作ることができます。

はがきデザインキットの使い方にアクセスして使い方をテキストで見るかムービーで見るを選びます。今回はムービーで見るを選択します。

「ENTER」をクリックします。

今回は[使い方を「映像」で見る]を見てみたいと思います。
※ある程度理解できる人は[使い方をテキストで見る]を、まったく使い方が理解できない人は[使い方をムービーで見る]での説明を見ると良いでしょう。

自分が知りたい操作方法を探してクリックします。あとは自動的に動画が再生されるので、操作方法の説明を聞くだけです。
オンライン通販

はがきデザインキット以外にも郵便年賀.jpでは、年賀はがきのオンライン通販を実施しています。ご注文は5枚からで、全国どこでも送料無料です。最短で、注文日から3日(日・祝祭日を除く)でお届け可能です。5枚以上注文することで送料無料となるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
今回の個人的感想&まとめ
今年もこの時期がやってきましたね。年賀状を簡単に作りたいという人には、ものすごくおすすめな「はがきデザインキット」です。この記事は毎年恒例の記事となっていますが、人気もそこそこあるので今年も紹介しました。私は9年前からこのはがきデザインキットを使って年賀状を作っているのですが、これを使ったら有料の年賀状作成ソフトなんてものは買わなくていいように感じました。なんといってもフリーとは思えない素材の多さとAdobe AIRを使ったかっこいいインターフェース。誰でも簡単に作れる直感的な操作性は、他の有料年賀状ソフトと比較しても遜色ないレベルといっていいでしょう。ちなみに去年からの変更点は特に無かったですが、毎年改良されてきてほぼ完成に近づいている印象です。
また、公式サイトの動画による解説などを含めて初心者にも分かりやすく作ってあるので、あまりパソコンに触れていない人にも簡単に年賀状を作れるのではないでしょうか。このあたりは、有料の年賀状ソフトよりもしっかり説明されているように思います。これを無料で提供している日本郵政はすばらしいですね。
しかも、動作にはAdobe AIRを用いており、マルチプラットフォームで使うことができます。つまり、Windows/Mac/Linuxで動作します。さらにスマートフォン版の提供も行っており、この辺りもうれしいところです。昨年のスマートフォン版から素材がPC版のように非常に多い中から選択できるようになったのが良いですね。これでスマートフォン版もまともに使えそうです。
はがきデザインキットは「官製はがき」や「かもめ~る」にも対応しており、年賀状以外にも使えますし、無料なので使ってみる価値は十二分にあると思います。2018年の年賀状を作成する際には、ぜひこのはがきデザインキット2018を試してみてはいかがでしょうか?