コスパの良いミニPC GEEKOM A5のレビュー!Ryzen7 5800H/32GB/512GB搭載!
今回はコスパの良いミニPCのGEEKOM A5のレビューに付いて書きたいと思います。GEEKOM A5の性能については、CPUは8コア16スレッドのAMD Ryzen7 5800H搭載、内蔵グラフィックスはAMD Radeon Vega8、メモリはDDR4 32GB、SSDはm.2 SSD で512GB、Windows 11 Proとなっています。
ミニPC GEEKOM A5の通常販売価格は78,688円ですが、Amazonページ内の15000円クーポンに加えて、ShopDD限定のクーポンを使うと4%オフで購入することができます。
ミニPC GEEKOM IT 13とGEEKOM A5のクーポンについて
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GEEKOM A5
ミニPC GEEKOM A5 AMD Ryzen™ 7 5800Hプロセッサー+AMD Radeonクーポンコード:shopddA5
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ミニPC GEEKOM A5のレビュー
ミニPC GEEKOM A5 AMD Ryzen™ 7 5800Hプロセッサー+AMD RadeonAMD Ryzen7 5800H搭載
アップグレードされたZen 3アーキテクチャを採用し、最大8コア16スレッドを誇るAMD Ryzen 7 5800Hプロセッサーは、シングルコアとマルチコアの両方のパフォーマンスで目覚ましい飛躍を実現します。GEEKOM A5 Mini PCにて、卓越したオフィス、マルチタスク、マルチメディア、ゲーム体験をお楽しみください。
DDR4 3200Hz 64GB
デュアルチャネルDDR4-3200 SODIMM RAMを搭載したA5 Mini PCは、最大64GBの大容量で、高速データ処理、優れたマルチタスク処理能力、十分なパワーにより、より効率的なコンピューティング体験を実現します。
M.2とSATAストレージ
A5 Mini PCは、M.2 2280 PCIe Gen 3x4 NVMe/SATAと2.5" 7mm SATA HDDの2つのドライブに最大4TBのストレージを搭載可能で、データやメディアに十分なストレージを提供します 2つのUSB 3.2 Gen 2 Type-C(8k)と2つのHDMI 2.0(4k)ポートを備えたA5 Mini PCは、最大
4台のモニター接続
4台のモニターを同時に使用でき、オフィスワーカー、ゲーマー、ビデオ編集者、ハイエンドのグラフィックデザイナーに最適な究極の生産性とビジュアル体験を提供します。
仕様
- CPU
- AMD Ryzen 7 5800H(コア数8、スレッド数16、キャッシュ16MB、3.2 GHz〜4.4 GHz)
- TDP
- 35W
- GPU
- AMD Radeon Vega 8 Graphics
- メモリ
- デュアルチャンネルDDR4-3200 SODIMM 32GB(最大64GBまで対応)
- サイズ
- 117 mm x 112 mm x 49.2 mm
- 重量
- 652 g
- OS
- Windows 11 Pro
- Bluetooth
- v5.2
- Wireless LAN
- Wi-Fi 6
- イーサネット
- Intel 10/100/1000/2500Mbps RJ45
- 技適マーク
- 217-230869
箱
パッケージはGEEKOM A5が大きく描かれた箱になっています。
箱の裏側は製品の仕様や認証マークなどが書かれています。
箱を開けるとこのような感じで緩衝材に包まれたPCが入っています。
内容物
内容物は以下のとおりです。
- Mini A5 Mini PC
- VESAマウント
- 電源アダプター
- HDMIケーブル
- ユーザーマニュアル
- サンキューカード
ACアダプター
ACアダプターはアース付きの3ピンのコンセントです。ACアダプターの最大出力は119.7Wとなっています。サイズ感についてはスマホと同じくらいのサイズなので、結構大きめです。
アース付きの3ピンのコンセントは普通のコンセントには刺さらないので、家のコンセントによっては別途変換アダプターを購入する必要があります。
サンワサプライ コンセント 3P→2P変換アダプタ アースコード付き ブラック TAP-AD1BKN今回は端子部分だけのものを使用しましたが、このタイプよりもケーブルを丸々交換したほうがすっきりするので、こちらも選択肢としてはありです。
BUFFALO 電源ケーブルDELL/HP用3ピンソケット(メス)⇔2ピンプラグ(オス)2m BSA
HDMIケーブル
映像出力用のHDMIケーブルです。
VESAマウント
VESAマウント用のプレートです。液晶ディスプレイの裏側にMiniPCを取り付けるときにはこのプレートを使用して取り付けます。
VESAマウントに取り付け用のネジ類です。
Thank Youカード
Thank Youカードです。サンキューカードには購入に対するお礼と、裏にはサポート用の連絡先などが書かれています。
説明書
説明書は大きな紙を折りたたんだ状態のものです。
英語と中国語の2か国語が裏表に印刷されています。説明書にはPCの分解方法やメモリやSSDの取り付け取り外し方法などが書かれています。
GEEKOM A5
ミニPC GEEKOM A5の本体です。桜色のかわいらしいデザインになっています。
本体の真ん中にGEEKOMとブランドロゴが入っています。今までのGEEKOMのミニPCと異なるのはカラーリング以外にもエッジ部分に金属パーツを採用しており、今までよりも高級感があるデザインになっています。
サイズ感についてはXiaomi POCO X3を横に並べてみました。スマホよりもコンパクトなサイズ感なので、机に置いておいても邪魔になりません。
正面からの画像です。正面には以下の入力端子が用意されています。
- 電源ボタン
- 3.5mmイヤホンジャック
- USB 3.2 Gen 2 Type-A x2
右側にはロック用の穴が用意されています。サイドは吸気口となっています。今までのGEEKOMはメッシュ状だったので、吸気量はこちらの方が多そうです。ただ、こちらのデザインの方がホコリも吸い込みやすそうなので、長期的に見ると内部にホコリが溜まりそうな気もします。
背面には以下の入力端子と、上部は排気口となっています。
- USB 3.2 Gen 2 Type-A x1
- USB 3.2 Gen 2 Type-C x2
- USB 2.0 Type-A x1
- HDMI 2.0bポート x2
- 2.5G RJ45 LANポート
- DCジャック
左側にはSDカードスロットがあります。
裏面はこのようになっています。背面のネジ部分は周りにシリコン素材を採用して滑らないようになっています。
ミニPC GEEKOM A5の内部
裏ブタをネジで開けるとこのような感じです。マザーぼっどからSATAのフレキシブルケーブルが接続されているので開封時には気をつけないといけません。
ふたの裏面にはSATA端子と2.5インチHDDかSSDを差し込んで設置できるようになっています。放熱用のシリコンシートがついており、m.2 SSDの放熱対策もされています。
M.2 SSDについてはLexar MN620 2280 PCIe Gen3 x4 NNMe SSDが採用されています。
WOOPOSIT製のWPBH32D408SWM-16GというDDR4メモリの16GBx2で32GB搭載されています。メモリの製造国は台湾の様です。過去にレビューしたGEEKOMのPCは共にLexar製のメモリを搭載していたので今回もLexarかなと思っていたので、WOOPOSIT製だったのはちょっと意外でした。Ryzenを採用しているので、メモリの相性問題とかコストの問題なのでしょうかね?
空きスロットとしてM.2 2242 SATA SSDスロットが用意されています。SATA M.2 SSDを買えば、さらにストレージ容量を増やすことができます。
ミニPC GEEKOM A5のベンチマークについて
ミニPC GEEKOM A5のベンチマークについてですが、様々な有名なベンチマークソフトで性能を計測してみました。ベンチマークの数値を見ればそのPCのスペックが大体把握できます。自分の持っているPCのスコアと比較することで、このPCがどれくらいの性能なのかというのも比べることができるので便利です。
CrystalDiskInfo
Lexar SSD NM620 512GBが搭載されています。PCIe3.0 x4での接続となっています。
CrystalDiskMark
シーケンシャルの読み込み速度が3500MB/s、シーケンシャルの書き込み速度が3100MB/sとなっています。PCIe3.0が理論上4,000MB/sで、なおかつOSが動作しているドライブということを考えれば、かなり高い数値が出ていることが分かると思います。PCIe3.0としてはかなり速度が出ていますね。これ以上を望むならばPCIe4.0に対応したものを購入しないと難しいでしょう。
PassMark
PassMarkのPerformanceTest 10.1の全体のRating総合スコアは5525でした。上位30%くらいに入る性能となります。全体スコアは上位モデルであるGEEKOM IT13よりも高いのは驚きました。その原因の詳細については後述しますが、原因は2D Graphics Markのスコアが大きく影響しているようです。
CPU
CPUについては3DはGEEKOMのIT13のi9-13900Hの24519に少し及びませんでしたが、22774というスコアは価格差を考えれば、ものすごくコスパが良いですね。実売の価格差で考えると倍くらい値段が違うので、それでこのスコアが出せるRyzen 5800Hはものすごくコスパが良いです。
2D
2DはGEEKOMのIT13のi9-13900Hの378よりも大幅に高いスコアが出ました。内臓グラフィックスのAMD Radeon Vega 8 Graphicsは2DにおいてはIntelよりもだいぶ高速なようです。このスコアが大きく影響して全体のRatingもIT13よりも上がっていたようです。
3D
3DはGEEKOMのIT13のi9-13900Hの3300に少し及びませんでした。しかし、値段を考えれば十分に兼用していると思います。
Memory
Disk
CINEBENCH
CINEBENCH R23でのスコアについてはCPU(マルチコア)が10526ptsでCPU(シングルコア)が1392ptsでした。
Geekbench
Geekbenchのシステムインフォメーションの画面です。
Geekbenchのスコアはシングルが1954、マルチが9309となっています。
OpenCLのスコアは17694でした。
FF14ベンチマーク
1920x1080の高画質(デスクトップ)ではスコア3883で設定変更を推奨と出てしまいました。
1920x1080の標準品質(デスクトップ)ではスコア6304で評価はやや快適でした。FF14ならミニPC GEEKOM A5でもやや快適なレベルでプレイ可能なようです。
FF15ベンチマーク
1920x1080の標準品質 ウィンドウでスコアが2163、評価が重いでした。
設定を下げて1920x1080の軽量品質 ウィンドウでスコアが2730、評価がやや重いでした。
次は解像度を下げてみて、1280X720の標準品質であればスコア3516、評価は普通でした。1280X720であればFF15も普通にプレイ可能です。
動作音について
動作音やファンノイズについてですが、排気口の風が直接当たらない位置での計測で、アイドル時はほぼファンが回らず騒音計は38dbでした。この状態ではほぼ無音なので、動作音などはしません。少し負荷がかかるとファンが回転して51dbまで上がりました。この状態だとファンの音についてはそこそこ気になります。
こういうミニPCに搭載できるファンは小型なものになるので、どうしても音が大きくなりやすいです。デスクトップPCのように大きなファンをゆるゆる回転させるという感じにはできないのでこの点は仕方がありません。排熱の問題上ファンは必須になるのでしょうがない部分ではありますが、常時起動で使う前提となると少し音が気になりました。
消費電力について
消費電力についてですが、アイドル時の計測はモバイルモニター込みで11Wでした。ここからモバイルモニターの消費電力の4~5Wを引いて、実際のminiPCの消費電力は6~7Wという感じでした。ちょっと負荷がかかると30Wくらい(モバイルモニターなしで25W)まで上昇しました。
ベンチマークなどの高負荷がかかる状態では70~80Wくらいまで上昇しました。結構振れ幅が大きめですが、アイドル時の消費電力はかなり低いので、常時起動のサーバー用途やNAS用途で使っても電気代はかなり抑えられそうです。負荷がかかればもちろん消費電力は上がりますが、これだけのパワフルなCPUなので色々な用途で活躍してくれると思います。
GEEKOMの他のMiniPCについてのレビュー
【最強ミニPC】GEEKOM IT13のレビュー!13世代Intel Core i9/32GB/2TB搭載! 超小型ミニPC GEEKOM Mini IT11のレビュー!i7-11390H/32GB/1TBで液晶の裏に設置可能!GEEKOMの他のMiniPCについても、レビュー記事を書いています。興味のある人はぜひこちらの記事も合わせてごらんください。
今回の個人的感想&まとめ
今回はコスパの良いミニPCであるGEEKOM A5のレビューについて書きました。GEEKOMのミニPCについては、今まで2台レビューをしてきましたが、今回のGEEKOM A5が一番コスパの良いミニPCだと思います。GEEKOM A5は実質50000円程度ですが、CPUはAMD Ryzen7 5800H、メモリ32GB、SSD 512GB搭載しており、コンパクトながら性能が高く、コスパの良いミニPCに仕上がっていますね。
GEEKOM A5はCPUは8コア16スレッドのAMD Ryzen7 5800H搭載なので、Passmarkのスコアは227000となっています。以前にレビューしたGEEKOM Mini IT11が同価格帯でIntel i7-11390H搭載ですが、Passmarkスコアが11000ということで、性能的には倍以上のスコアが出ています。IT13のi9-13900Hの24519に少し及びませんでしたが、それでも価格はIT13の半額くらいなので、そう考えればものすごくコスパが良いですね。
この性能があれば、重い3Dゲームをやるなどでなければ、ほとんどの用途でストレス無くPCを扱えると思います。CPUもRyzen 5800Hでメモリも32GB搭載なので、動画編集などの用途でも活躍できそうです。GEEKOMのMiniPCは拡張性があるのも良いですよね。SATA SSDとSATA m.2 SSDを買って追加すればストレージはあと4GB以上追加できますし、アイドル時の消費電力が低いので常時起動しているサーバーやNASなどの用途として使用するのも十分にありですね。余っている液晶の裏やテレビに接続して簡易PCとしても使えますし、幅広く使えておすすめ度は高いですね!
様々な用途で使えるコスパに優れたミニPCを探している人には、このミニPC GEEKOM A5がかなりおすすめです!
- コスパに優れたコンパクトなミニPC
- CPUはAMD Ryzen7 5800H搭載で8コア16スレッド
- 2.5インチのSSDを増設可能
- 内蔵グラフィックスなので3Dは弱め
ぜひミニPC GEEKOM A5を購入してみてはいかがでしょうか? ミニPC GEEKOM A5を購入する!