写真は野球好きの同志(同僚)から餞別&メッセージとして頂いた「栗山魂」です.*1
なお,サインは栗山英樹(北海道日本ハムファイターズ監督)さん直筆とのこと.
TL;DR
- 野球エンジニアになります,2月から.
- 「夢は正夢」〜「なるんだ!」という強い気持ちであくせく頑張ることは本当に大切
- 次はNPBなりMLBの中でエンジニアになるんだ!
Starting Member
- TL;DR
- Starting Member
- 本当に「野球エンジニア」になります
- 夢は正夢〜「なるんだ!」という強い気持ちと頑張りは大切(プラス,応援ありがとうございます!)
- 今後のキャリアについて
- Rettyでの一年間と感謝
- 今後の活動について(例えばもくもく会とか)
本当に「野球エンジニア」になります
2018年1月末日をもってRetty株式会社を退職し,2月から株式会社ネクストベース(Next BASE Corp.)一人目のエンジニアとして,野球データ系エンジニアとして新たなキャリアを歩むことにしました.
私自身の強い意志であり,望んでいた世界観・お仕事に一歩大きくリーチした形になります.
具体的には,トラックマン(投球や打球のデータを高精度に記録するレーダー・カメラシステム)から求められるデータを元に,投球パフォーマンスの最適化などを行っていくシステム運用および,データ分析コンサルティングをエンジニア・データサイエンティストとして全力で引っ張っていく事になります.
ちなみに,一人目かつ仕組みを作っていく役割であり,CTO(最高技術責任者)ということになります(これも新たな挑戦).
扱ってるプロダクト・サービスはこちらが参考になるかと思います(プレスリリース).
読売巨人軍にプロ野球データ解析システムを導入 ストレートのノビや変化球のキレを最新科学で可視化
また,投球・打球データから仮説を立ててデータドリブンでチームを強くする...という文脈では「ビックデータベースボール」の世界が一番近いかと思います(マネーボールじゃなくて).
ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法
- 作者: トラヴィス・ソーチック,桑田健,生島淳
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/03/16
- メディア: 単行本
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夢は正夢〜「なるんだ!」という強い気持ちと頑張りは大切(プラス,応援ありがとうございます!)
栗山監督のお言葉を借りて表現すると,
「なる」という気持ちを強く持って頑張り続ける事.
が本当に大切なんだと思いました.
「なりたい」と「なる」は似ているけれど違うものです。
「なりたい」という気持ちには、うまくいかないと弱い気持ちが入り込んできます。「ああやっぱり、僕には無理かなあ」というものです。
でも、「なる」という気持ちは、簡単にはぐらつきません。失敗したらもっと頑張らなきゃいけないと自分を奮い立たせるし、別の頑張りかたを考えるはずです。
※「栗山魂」の一節
明確に「野球の仕事をやるぜ!」と決めたのが2015年の秋,「PyCon JP 2015」で「野球Hack」というテーマで登壇した時なのですが,
※当時発表したスライドの1ページ
自分に「やるんだ!」という強いお気持ちを持たせるため,このスライドを入れたのですが,これが功を奏したのか?
- エンジニアとして技術力アップ(プログラミングやアジャイル等の開発手法)
- データサイエンス(セイバーメトリクス,統計学およびこれらを実現するための関連知識)
- 大企業からスタートアップまで,ありとあらゆる起こり得る事態および,ポジションへの対応
これらの「頑張り」と,その時の状況に合わせたポジションチェンジ(転職やコミュニティ参加など)を通じて今回の「夢」が「正夢」になったのかな?と思っています.
これらの活動を通じて応援してくれる人たちや仲間が増え,それらが発表した資料・スライド・ブログ等のエンゲージメントに繋がり,2月からお世話になるネクストベースの面々と繋がる...というストーリーは,
大きな志を抱いていれば、周りの人たちは必ず助けてくれます。夢を一緒に追いかけてくれます。それがまた、「なる」という気持ちを逞しくしていく。
夢にむかっていく突破口が開けてくる。
※「栗山魂」の一節
まさにこの一節のとおりでした.
今まで頑張ったかいがあったのと, 周りの皆様の応援.
特にBase Ball Play Studyを立ち上げ,IT業界野球コミュニティ作りをしただけでなく,発表の機会など沢山のキッカケを作ってくれた&応援してくれた@haru860さんにはホント感謝以外の言葉が思いつきません,334分考えてみましたが.
#PyConJP_1 #npb #mlbjp 関係者の方、オファーお待ちしてます pic.twitter.com/a5DtvN6lgi
— 佐藤治夫 (@haru860) 2015年10月11日
※PyCon JP 2015発表中のツイートより
もちろん,その他コミュニティや同僚たち,発表やブログ等を通じてフィードバックしたり,応援してくださったりしてくれた皆さま全てに感謝しております.
ありがとうございました!
今後のキャリアについて
もちろんこの一年は,
ネクストベースの一員,最高技術責任者として存分に「やっていき!」していく
ことに全力を注ぎます.
その後のキャリアは40歳までに掲げた目標
- NPBもしくはMLBのエンジニアスタッフになる(=日本のエンジニアとしてそんなキャリアを先頭に立って作っていく)
- 2020年東京五輪侍ジャパンのスタッフとしてエンジニア・データサイエンスの力で一番いい色のメダルを取るサポートをする
に向かっていきます.
ちなみに私は現在38歳(今年で39歳),オリンピックを迎える2020年8月には40歳になってますが,「なる」という強い気持ちでやっていけば間に合うと思っています.
なお,これに付け加えて,
生涯,一エンジニア*2
として,エンジニアとしての技術研鑽・手を動かすこと・(エンジニア的な意味で)怠ける事についてはどんな立場に着いても忘れず生きて行こうと思います.
Rettyでの一年間と感謝
(順番を前後するような報告ですが)昨年(2017年)1月からJOINしたRetty株式会社でのお仕事は1/12で全て終了しました.
ちなみに今は有給休暇消化中です.
Rettyでは,今までのエンジニア・ビジネスマン経験で機会が無かったマネージャー業(Engineering Manager)や,野良ミッションでやらせてもらったエンジニア広報といったところで色々とやらせていただいたり,PyCon JP 2017をはじめとして,様々なイベントのスポンサー・支援をやらせてもらう大変貴重な経験をさせて頂きました.
もちろん,エンジニアなミッションも行っており,特に昨年末はゼロから基盤を作るようなお仕事でRettyのユーザーさんやクライアントさんに価値を提供する事ができ,チームとして最優秀チーム賞(社内名称は「最優秀ミッション賞」)をいただくことができました.
詳細は...去年のふりかえりエントリーに書いたので省略します.
Rettyでは何よりも,同じエンジニアチームの面々の皆さま,
- サービスでの技術の活かし方だけでなく,込める気持ちや拘り,思想などで数々の事を教えてくれたCTOのtaruさん*3
- 分野は違えど,社内・自身のエンジニア力強化やコミュニティとの交流で沢山のヒントや学びをくれたsakuさん(iOS),fukuiさん(android),bokenekoさん(機械学習)
- 最優秀ミッション賞のキッカケになったプロダクトを共に考え,作って育ててくれたshindoくん
- 同じPython・データ系エンジニア仲間としてPythonやコミュニティで社内外関係なく一緒に色々と引っ掻き回してくれたiwanagaさん,takenoくん
どこに行ってもメッチャ強いこれらの面々(、と文章の構成・都合上名前を挙げきれなかった皆さま)と一緒にやってこれた一年間は本当に実りあるものでしたし,ホントにいいエンジニアチームの一員で良かったと心から思っています.
また,最後に所属したチームのマネージャー,fujitaさんには転職前のミッションについてだったり,今後の行く末だったりと色々と相談やお気遣い,本音で色々とできて良かったです,心から感謝しております.*4
なお,Rettyでの籍はもちろんなくなりますが,今後もRettyのイベント*5やエンジニア系のコミュニティで一緒にやっていくので,お別れ...というより今後ともよろしくおねがいします!
今後の活動について(例えばもくもく会とか)
所属が変わることにより,色々と変わるものもあって...
って事で念のため書いときます.
Pythonもくもく自習室@Rettyオフィスは継続します!
先日こんなエントリー書いたので,「え,Rettyの人じゃなくなったらもくもく会できないじゃん!」
...とお思いの方も多いかと思います.
安心してください,継続しますよ!
今後はRettyエンジニア(takenoくん,iwanagaさん他)と協力してRettyが会場提供,主催は引き続き私という形で継続します.
なお2月の日時はまだ決まっていませんが,行う方向で調整してますのでしばしお待ち下さい.
今年の登壇予定(Baseball Play Study, PyCon JP 2018)
Baseball Play Study(BP Study)については,次回(2018/3)で登壇者として退きます.
※ITエンジニアとしてのBP Studyは今後も登壇します*6
自分が抜けた後の枠を誰か同じようなお仕事がしたい方の挑戦の場として使えるのがベストなのかなってのと,そもそも仕事に就くので登壇の必要がなくなった,というのが引退の理由です.
今後のBaseball Play Studyはイチ参加者として,楽しみたいと思います.
また,既に開催が決まっているPyCon JP 2018については,
PyCon JP 2018については,最後の野球Talkをやります ※CfPが通った場合に限る
今年のPyCon JPも例年通り(仕事に支障をきたさない範疇のネタで)野球のCfPを出して,ガチで登壇を狙います.*7
来年(2019)以降は参加者もしくは登壇するにしても,野球以外のネタで挑戦したいと思っています.
というわけで,2月からプロ野球キャンプインとともに,新たなステージで新たなキャリアを築いていきますので今後共どうぞ宜しくお願いします!