最初に言っておきます.
このエントリーは「いい本を読んだついでに自分のキャリアを振り返ってオススメを残す」という長文ブログです.
適当に読み流してもいいですし, 心の琴線に触れる事があれば最後までお付き合い頂けると幸いです.
さて, 4月の末と言えば, GWが近づいてくると共に色々考えることがあります.
例えば社会人23年目の私は今年,
- GWの予定(決まっていない場合に限る)
- 「こどもの日」にしてあげられること
- キャリアの振り返りと数年先のキャリアプラン検討
この3つについて真剣に考えています.
今年でいうとGW予定(1.)は90%程度計画済み, こどもの日(2.)は甥っ子に渡すお小遣いを検討...までは決まってるのですが, 最後の(3.)はというと,
GW明けって転職とか将来キャリアを考える機会になりがちじゃん?そういえば自分のキャリア(ry
...という感じで, GWは(本人が意識する・しない関係なく)ついつい今後のキャリアや転職について考える・悩むタイミングかなと思います.
そんなタイミングで, つい最近とても良い本を読みました.
休み中に読みました、細かい話はさておき、コンサルな会社で働くか、コンサルな会社の仕事を知りたい方は是非読んでほしいです
— Shinichi Nakagawa / 中川 伸一 (@shinyorke) 2023年4月3日
自分がジュニアだった頃をマジ思い出す
コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル (文春e-book) https://t.co/pgpvD57njM pic.twitter.com/VTaz79K2VR
「コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル」っていう本を(本屋で見た&周りのすすめもあり)読んだのですが,
これ自分の20代と30代にハマるじゃん!!!
というぐらいに良い本で, キャリアについての考えや悩みのヒントになるなと思いました.
というわけでこのエントリーでは,
- 私のキャリアを振り返りつつ, エンジニア(一部コンサル)として30代までにやっててよかったこと/やればよかったことを振り返る
- 40代のこの先をどうするかちょっと宣言してみる(ここは自分へのポエム)
というテーマで書きたいと思います.
ちなみに章立てはこんな感じです.
なお, (期待されると困っちゃうので)先に宣言すると,
私自身がGW明けに転職する・何かを探している等の意向はございません(が, 最後の方に長い目で見た展望は書いています).
質の低いスカウトが来てもスルーしちゃうのでそのへんはよろしくどうぞ(たとえ知り合いであったとしても).
対象読者&免責事項
このエントリーの対象読者は
- 自分のキャリアについて何かしら考える・悩むことがある20代〜30代半ば(ジェンダー問わず)のエンジニア系職種(含むITコンサル)の方(主にここがメイン)
- エンジニアおよびITコンサルで成果を出し, マネジメントを生業とする職種への昇進・転身が見えている(もしくはマネジメントについたばかりの)アラフォー前後の方
- 上記の状態のメンバーのメンタリング・カウンセラーをしている上司・リーダーの方
が読むと「おお, なるほど!」と納得して帰ってくれるようなコンテンツを目指して執筆しています.*1
また, このエントリーは現在の所属組織・会社の仕事・業務とは無関係な, あくまでshinyorke個人の過去の経験を元にしたノンフィクションとその振り返りとなります.
TL;DR
30代が終わる前に「公私ともに認める技術スキル」「マネジメントとロジカルシンキング」「英語」を実践レベルで使えるエンジニア(ITコンサル)になれると, 色々幸せになれると思う(自分の経験より&異論は認める)
エンジニア系職種, ITコンサルやプロダクトマネージャー等々, 細かい違いはあれどこの3つは共通してそうな気がします.
キャリア振り返り
私を知らない方のためにざっくり自己紹介すると,
- 今は外資系ITコンサルのマネージャーでエンジニア系の仕事をしている
- 元はスタートアップやメガベンチャー, 現職とは違うコンサル会社(日本の独立系)でエンジニア
- 個人としてはこのブログやデブサミ等の技術イベントなどでいろんな発信・アウトプットを出している
人です, 二年制の専門学校を出てから今年までずっとエンジニア系の仕事をしています.
この後すぐキャリアに関する全体像(このエントリーのサムネイル)でも登場しますが,
社会人になって23年間で7回転職(現職が8社目)というジャーニーマン*2でもあります.
自分のキャリア(全体図)
そんな自分のキャリアを「新卒の会社時代」「最初のコンサル時代」「事業会社のエンジニア時代(メガベンチャー及びスタートアップ)」「コンサル会社のマネージャー(現在)」の時代軸と,
- 所属
- 役割の変遷
- 身につけたスキル
- エンジニア系(技術スキル)
- ビジネス系(エンジニア以外のスキル)
- 個人活動・アウトプット
を元に, カスタマジャーニーマップっぽい1枚絵にするとこんな感じです.
この全部を語るのは流石に微妙なので要点(特に重要なところは太字)だけ語っちゃうと,
- 新卒の会社時代(20-24歳, 約4年)
- 中小企業的なソフトウェア会社に4年在籍
- 学生時代に身に着けたスキル(基本情報処理, COBOL, SQLなど)で勝負
- 言うてもできることが少なかったので, 若さと愛嬌, 雑談を頑張る
- 個人活動・アウトプットはおろか, 「タモリさんが本気出して売れ始めたのは30代やから」という謎理論を元に, 勉強もせず遊んでいた
- 最初のコンサル時代(24-34歳, 約10年)
- 第二新卒的な扱いからスタート→1年半で働き(というかキャラ)が認められて正社員
- 27, 8歳ぐらいまでロクに勉強しなかったが, 何かしらの理由(自主規制*3)でお尻に火がついて猛勉強→資格とったりエンジニアとして目覚める
- エンジニアなスキルに加えて, コンサルっぽい基礎的なスキルを習得(プロジェクトマネジメント・ロジカルシンキング・ドキュメンテーションなど)
- 趣味エンジニアリング・個人活動的なプロジェクトなど, 「自らの手を動かすアウトプット」開始→成果が出始めた頃にメガベンチャーからお声がかかって転職
- なお, この時代の最後期にこのブログ(Lean Baseball)爆誕
- 事業会社のエンジニア時代(メガベンチャー及びスタートアップ, 34-42歳, 約8年)
- メガベンチャーではプロジェクトマネジメントや経験してなかった事業会社カルチャーに困惑し, 役割に四苦八苦する
- 様々な業種のスタートアップを転々としながら事業会社のカルチャー, 技術スキルおよび色々な仕事を覚える(採用・広報・CSなど)
- 仕事でも個人的なアウトプットでも「成果」という名のヒットを量産, たまにホームランも出るように
- 結果が色々出た結果, 転職するたびにキャリアパスを駆け上がる(メンバー→エンジニアリングマネージャー→CTO→シニアエンジニア)
- 再びコンサルでやりたいテーマが見つかり, 約8年ぶりのコンサル業界出戻りを決意
- コンサル会社のマネージャー(42歳〜現職, 1年半(継続中))
- 大規模なプロジェクト, 様々なクライアントのクラウド導入・運用関連の仕事からコンサル復帰
- 昔のコンサル時代に培ったスキル + 事業会社経験がめっちゃ生きて早々に状況に適合, 結果が出始める
- (色々あって)久しぶりに資格取得頑張る, 人生42年間でサボっていた英語に苦戦
- 何をするにしても, 過去のアウトプットや個人活動の成果が生きるいい感じな状態に
気がつけば色々やってますね...ちなみにここに書いてる事は盛ってる訳でも嘘でも無く実話です.
本人的には(紆余曲折色々あったけど)自分のキャリアには満足しています.
小さい会社のシステムエンジニアから始まって大企業からマンション一部屋のベンチャーまで隈なく経験しつつ, ずっと給料は上がっている(途中下がったのは片手で数える程度の回数)なので成功と言える(少なくとも私自身は満足している)と思っています.
とまあ, 各時代の話は同僚やら友達やらとの雑談で出てきたり, (特に事業会社の件以降は)このブログやデブサミなどの登壇で結構触れていることもあり,
- 面白いキャリアで参考になる
- shinyorkeさんみたいになりたい
- 転職多すぎるけどマジで大丈夫ですか?
というコメント(最後のコメントはおせっかい有り難い心配のお言葉*4)を結構いただいています.
時には「中川さんみたいな人が育つにはどうしたら🤔」なんて話題になることもあるのですが, (お察しの通り)流石に私のキャリアを全部真似るのは再現性に非常に乏しいので,
エンジニア(一部コンサル)として30代までにやっててよかったこと/やればよかったこと(=特に再現性がありそうなこと)
を, 私の実体験に「コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル」に記載のエピソードを少しだけドーピング(引用)しつつ紹介したいと思います.
身につけてよかったこと
キャリアの件で色々書いたとおり, 色々やってきた私ですが,
- サーバーサイド, インフラ, 機械学習etc...色んなエンジニアリングをやった(手を動かせる)
- 自動車, 不動産, HR(人事領域), 野球, etc...様々な業界のプロジェクト経験
- 仕事を進めるに当たって最低限必要なマネジメントとロジカルシンキングの習慣
この3つはどこで働こうが何をしようが役に立ってる感じがします.
様々なエンジニアリング
(現職を含む)二つのコンサル会社と, 五つの事業会社で色んなエンジニアリングができた・スキルとして身についたのはホントに大きかったと思います.
私自身エンジニア・技術者として「何かしらのプログラミング言語・技術に特化したスーパーマン」ではないのですが,
- サーバーサイド(バックエンド)エンジニア
- インフラエンジニア(基本クラウドだが, オンプレも少しやった)
- 機械学習エンジニア
- フロントエンドエンジニア
- DevOps, SRE等の基盤系エンジニア
気がつけばこれらの領域で「プロダクトにコントリビュートしてデリバリーする」経験を積めたのは本当に大きかったです.
今の所やったこと無いのはスマホアプリ(iOS/Android), 組み込み, QA・テストおよびセキュリティあたりかなって気がします(ソフトウェアエンジニアという括りの中では).
少なからずやったことある領域については独力でモノを作って出せるのと, 今みたいにマネージャー的な立場になると,
- 設計・実装するエンジニアの目線で見積もりができたり計画・リスクを積むことができる(多分これが一番大きいメリット)
- インターフェースを持つ部分(例えばフロントエンドとバックエンドの相互接続)みたいな所でありがちな課題・問題を類推できる
- 小さいベンチャーや小さいプロジェクトのPoCなどで最悪自分一人で何かを作って局面打開できる
といったオプションが取れるのは自分にとって良い強みだと思っています.
様々な業界のプロジェクト
これも転職回数および経験したプロジェクトの数に助けられましたが, 気がつけば結構沢山の業界のプロジェクトをやりました.
年単位で携わってきた業界だと,
- 住宅・不動産
- HR(人事領域)
- Food Tech(飲食・外食)
- 報道・ニュース
- 金融
- 通信
- 自動車
- スポーツ(主に野球)
短期間だけやったものを含めるとこの倍はありそうな気がする...
色々やったおかげで,
- 各業界のキャッチアップ, 資料読みや見るべきポイントのコツが掴めてきた
- 複数業界を知ることで, 違う業界のプロジェクトに行く(転職をする)怖さが無くなったどころか, 新しいことを覚えられるというモチベーションに繋がった
- 自分が採用担当・面接官として担当する時に経験ある業界の会社出身の方と話すときの話題に困らない&専門的なことを言われてもある程度ついていける
といった利点が結構あるのと何よりも,
「自分は業界に関係なく, エンジニアという業種でハマれば結果を出せそう」
とわかっただけでも精神的にプラスに働いています.
ロジカルシンキングとマネジメント
コンサル会社経験者的には言われなくても必修科目(でも結構難しい)である,
「ロジカルシンキング」「マネジメント」を実地で鍛えられたのは大きかった感あります.
ちょっと前に書いたこちらのブログで,
- 出すべき成果物の「期待値コントロール」が大事
- 期待値コントロールを行う為に「仮説ベースでのコミュニケーション」「言語化」が重要
というのを書いたのですが, コミュニケーションを取るにも言語化をするのにもロジカルシンキングが超重要だったりします.
これは「コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル」にも似たようなエピソードが記載されていて,
- 論点思考で今フォーカスすべき問題を決める(≒アウトプットがしっかり成果出るように期待値を揃える)
- 「正解はこの辺にあるのでは?」「プロジェクトの決着となる場所はここでは?」といった「仮説思考」で相手と対話して進める
重要さをしっかり書いていて, 私のブログ以上に腹落ちする内容で言語化されていました.
また, マネジメントは言うまでも無く滅茶苦茶重要で,
- スケジュールを引く
- タスク化する
- コツコツ進めて進捗をウォッチする
営みを若手時代にコンサル会社のエンジニアとして学んだ下地は,
- スクラムを覚えて実践する
- リーンスタートアップやXPなどでガンガン進める
といったアジャイル的かつ今どきなエンジニアリングなマネジメントに移行するときも前提知識として非常に役立っています*5.
なお, 私がロジカルシンキングを学ぶのに実地以外で読んだ本としてはだいたいこの辺です.
ちなみにマネーボールも実践例という意味では学ぶのに役に立ちました*6.
「英語」を後回しにした意思決定でミスる
ここまでいい話ばかり書きましたが,
自分がスキルとして学ぶ順番を間違ったのが英語です(学び始めるのがおそすぎた)
エンジニアとして結果を出すという過程を重視した結果,
- 技術スキル(これがないと話にならない)
- ロジカルシンキング・マネジメント(円滑な仕事の遂行に重要)
- 基礎教養としての数学(主に機械学習・AIへの対応)
- その時の状況に合わせたドメイン知識(業界知識など)
これらを最優先して, 「外資系で働く予定は無いから英語は一番最後」としてたのですが!
自分でも想定していなかった意図せぬ作戦変更で外資コンサル(現職)に入社してから英語が必要となり現職に入ってから慌ててやっています.
個人的に英語は「過去キャリアで不要だったので優先度を落とした」だけで別に嫌いではなかったのですが,
- 良い大人になってから勉強時間を確保するのが大変
- プログラミングと一緒で使わないと覚えないので使う機会を作る
- 英語の勉強をちゃんとやりつつ, 技術的な勉強やビジネススキル系の勉強もするという二重のミッション
ここのリスク・苦労は織り込み済みだったとはいえ結構想定以上に苦労しています.
月並みですが若い内にやるのが正解と思った次第です.
30代のうちにやると良き
ここまでの私の経験で言えることとして, 読者の皆様, 特に
自分のキャリアについて何かしら考える・悩むことがある20代〜30代半ば(ジェンダー問わず)のエンジニア系職種(含むITコンサル)の方(主にここがメイン)
の皆様にオススメしたいのが,
- 得意と言える技術スキル(2個以上)
- マネジメントとロジカルシンキング
- 英語
この3つです.
得意と言える技術スキル(2個以上)
生涯プレーヤーを決め込む人も, マネジメントなど別方向に進む人も, 「得意(好き)と言える技術スキルを複数個持つと良いかなと.
私は仕事・プロジェクトのめぐり合わせや個人的な趣味・志向も重なって複数の事をやりましたが,
- 設計・実装するエンジニアの目線で見積もりができたり計画・リスクを積むことができる(多分これが一番大きいメリット)
- インターフェースを持つ部分(例えばフロントエンドとバックエンドの相互接続)みたいな所でありがちな課題・問題を類推できる
- 小さいベンチャーや小さいプロジェクトのPoCなどで最悪自分一人で何かを作って局面打開できる
ITコンサルをやろうが, エンジニアな仕事をしようが, どっちをしてもこの利点の何かしらに享受している感あります.
現職では「Google Cloudに強い」「サーバーサイドもインフラも機械学習も実践レベルで手を動かせる」という掛け算で助けられている所も結構あります.
組み合わせは何でもいいと思う, 強いて言うなら「自分が好きで本気で取り組めること2つ」がベストかなと思います*7が, エンジニアとして複数の仕事ができたほうが絶対にいいです.
マネジメントとロジカルシンキング
遅滞なくかつクオリティを保った状態で仕事をこなす(デリバリーする)意味でもマネジメントとロジカルシンキングは大事なのでこれも若い内にやっとけ
技術的なスキルと違い, 一度学んで身にすると生涯使える系のスキルなので非常に美味しいのと,
- プロジェクトマネジメント上の課題解決
- プロダクトオーナー, 組織長など重要な意思決定を伴うミッション
- 「解像度が低い」状態から色々な問題をクリアにして仕事を遂行する必要がある時
などなど, キャリアを重ね続けるとこの手の問題に色々当たるのでその時の武器として絶対に磨いたほうが良いです.
個人的にはどっちも重要と認識していますが, 「ロジカルシンキング」の方は向き不向き(得意不得意)が出やすい*8ので, 無理だなって方はせめてマネジメントはどうにかしましょう.
英語
不得意な人は人並みに持っていくまでの時間がかかるので早めの時間投資が絶対にいい(私みたいになるな)
得意な人はいいと思いますが, そうでもない方は早めに時間投資すべきことかなと思っています.
ホント, 今ここで苦しんでいるんで. 私みたいになっちゃダメだぞ.
+αでやると良い事
技術・マネジメント+ロジカルシンキング・英語に加えてやっておくと良いかも的な所もちょこっと紹介.
勉強&手を動かす習慣づくり
資格でも手を動かすでもなんでも, 勉強する習慣と時間作りはマジで大事, エンジニア系の職種は勉強し続けてアップデートしていくのが大事なので.
勉強のやり方・対象は何でもいいと思います, どうしても本が読めない・苦手って人も居ますし, 資格が嫌いな人も居ます(後者は私が割とそう*9).
30代前半から毎日何かしら勉強をする習慣をつけてから色々と好転したのでこれは強くおすすめします.
エンジニア以外の仕事を経験する
エンジニア以外の仕事を若い内にやっておくと視野が広がるのでオススメです
メガベンチャーおよびスタートアップ時代に広報的な仕事に携わったり, 採用やCSもちょっとやった経験は今でも生きています.
「エンジニアってこう見えるのね」的な客観視もできるのと, やった仕事の方面の友達もできるので良いです.
ちなみに最も効率的かついい感じにやれるオススメとしては「営業同行」だったりします(これもやりました).
なお, 気軽に「営業についていきます!」なんて営業さんに言うと彼らに迷惑かけちゃうパターンもあるので切り出し方は慎重に.
ラフに話す雰囲気作りと雑談力
ちょっとうがった見方・言い方になっちゃいますが,
エンジニア・IT系の職種ってデフォルトで「コミュニケーションとれない」という良くない偏見(かつちょっとだけ事実も含む)があるので, 「雑談チックに愛嬌よく話す」訓練をすると得をする説があります.
私は(仕事などの)フォーマルな時は割と雑談やシュッとコミュニケーションが取れる人(自分でもわからんですがこれは若いときからそうだった)で, これで得したことも結構あります, 「笑う門には福来たる」じゃないですがフランクに話せる(話しかけやすい)空気を醸すといい話が勝手に寄ってきます.
ストレスを感じてまで無理に笑顔で話す必要は無いですが, 頑張れる人はぜひお試しあれ.
結び - 今後のキャリアに迷っている方(と自分)へ
だいぶ長文になりましたが, 「エンジニアとして30代までにやってて良かった・やれば良かった事」を言語化してみました.
このエントリーを読んで,
「なんかやってみるか!」って思った方はぜひ自分の習慣を見直すなり, 必要に応じて異動したり転職したりという「中長期のキャリア戦略」を練るといいかなと思います!
複数の技術スキルを仕事で身につける, マネジメントをやるといった事は単独でやるのはかなり難しいので計画を立てて戦略的に動くといいのかなと.
最後に私の話を.
私自身がGW明けに転職する・何かを探している等の以降・意趣はございません(が, 最後の方に長い目で見た展望は書いています).
と最初に宣言したこれのフラグ回収ですが,
2年後の2025年(46歳)に向けてキャリア目標を立てているものの(詳しくは今年最初のブログを見てね), ぶっちゃけ迷いも幾つかあり, この先のキャリア戦略を少しずつ考えています, いつの日か卒業するであろう現職の後のキャリアですね特に(卒業が何年後かはわかりませんが).
とはいえ, 英語然り今の仕事然り目の前の事をやると道が開けそうな気もしているので, 今のことをコツコツやりつつ, 気になる先人の皆様および若い人たちとコミュニケーションは取りたいので, もしこのブログを読んで「shinyorkeと話してもいいかな」って方いましたらぜひお声掛けください👍
最後までお読みいただきありがとうございました.
Appendix - 合わせて読むといいかも
手前味噌ですが関連するエントリーです.
*1:年齢や職種・ポジション的にハマりが悪い方は得るものが少ないかもしれません, と先に謝っておきます :bow:
*2:野球, 主にメジャーリーグのスラングで「毎年のようにチームが変わる選手」のこと. 意味はそのまま.
*3:どうしても聞きたい人は個別に呼んでください, ただし知り合いに限る.
*4:正直, 「転職多すぎだけど大丈夫?」と言われてもリアクション困っちゃうんですよね, 前に進むためにやってることかつ, しくじってはいないので.
*5:そもそもアジャイルやそれに付随する手法・マネジメントはウォーターフォールと対になる立ち位置として発達してきたもの(二項対立ではない)なので, 片方を知った上で学ぶのは効率的にも良いよねと今更ながら思っています.
*6:個人的にはデータドリブンでの意思決定および, 仮説思考で物事をひたすら実験して精緻化するロジカルな仕事の元祖ぐらいに思っています.
*7:ここに敢えて自分の意見を差し込むなら, 「フロントエンド, バックエンド等プロダクトとして作れる力」と「ホストするためにAWSなりGoogle CloudなりAzure何かしらのクラウドを使いこなせる」とかできると汎用性も高いのでいい感じかなと思います.
*8:これは私の経験則というバイアスもありますが, 事業会社, 特にスタートアップ・ベンチャーだとロジカルシンキングが不得意もしくは忌み嫌う方が結構いる印象です. 「課題で唸ってる暇あればコード書け, 目の前の仕事をしろ」的な事を何度も言われたことがありますが, ロジカルに考えて課題を軽くしてから取り組むと「質とスピード」両方いい感じになると思うんですが(この辺は思考整理して別途ブログに書きたい).
*9:意外と持ってる資格の数は多いのですが, あんまりモチベーションわかないんですよね, 目的を決めて必要なものだけ取るスタイルにしています.