くろいぬの矛盾メモ

旧・はてなダイアリーから移行しました。現在は「モフモフ社長の矛盾メモ」 をたまーに更新しています。

 最近のプロモ手法のトレンドは「リアルとどう絡むか」


くろいぬが思うに、今のプロモ手法のトレンドは、

  1. 「リアル媒体とメディアの連動」
  2. 「参加型の口コミ促進企画」
  3. 「異業種タイアップ」

の3つなんじゃないかと。


1.の「リアル媒体とメディアとの連動」は、「クロスメディア」なんて言われます。マルチメディアとかメディアミックスとか、色々似たような言葉がありましたが、要は「複数のメディアで同一コンテンツを展開する」と言うことです。
でも、今までのメディアミックスとは違うのは、「接触シーンや目的別にメディアを使い分け、有機的にプロモを組み立てること」だったり。ホリスティック・マーケティングなんつー言葉もありますね。
PCサイト、携帯サイト、雑誌記事、交通広告などを組み合わせてキャンペーン展開した暴君ハバネロなども成功例のひとつです。


2.の「参加型の口コミ促進企画」は、ブログやSNSを利用したユーザー参加型のプロモや、BUZZ(バズ)広告なんて言われる、口コミを生みやすいコンテンツをわざと用意して、ネット上で勝手に話題が広がるようにする仕組みのことです。最近では、話題になっているMSの「オリガミ」なんて、まさにBUZZ広告の典型ですね。


3.の「異業種タイアップ」。これは受験生ターゲットの、ドラゴン桜とチョコレートとセブンイレブンのコラボのように、ターゲット層は共通だが、全く異なる業界同士がプロモのためにコラボレーションをすることです。組み合わせが意外であればあるほど、話題になってプロモ効果も上がります。ただし、ターゲット層が同一であることが、鍵です。



今回のFF12のポーションは、3の異業種タイアップの典型。
さらに箱買いの限定版などの話題性を用意して、その先の2の口コミ効果を狙っているように思います。
今回のプロモが上手いのは、FF12のソフトも「ポーション」もコンビニ流通なので、購買行動に結びつきやすいという点。くろいぬも、コンビニ行くたびに思わず「それと、から揚げくんとFF12」とか言いそうになります。
ファミ通の40点と言う援護体制で、前評判も期待度も上々です。これらの手法が、吉と出るでしょうか。

今ならまだ、予約も間に合う予感。くろいぬも、買ってみることにします。


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