【2024年宅建試験】初学・独学+α 670時間かけて落ちた人の記録

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8月のはじめ頃にトマトがだめになってしまって以降、ブログの更新もせず、あとひと月もすれば2025年という時期になってしまっていました。
この間、何をしていたかというと―


宅地建物取引士資格試験(宅建)を受験していました。



そして、(サムネの通り)32点で不合格でした。

<点数内訳>
権利:6点
法令:6点
税:1点
業法:15点
5点免除科目:4点



宅建といえば国家試験、受験性も年々増加して今年の受験申込者数は30万人超。
超人気資格試験です!
有名な資格なので情報もたくさん出てます。
試験の概要などを知りたい方はぐぐってください。
おそらく、検索等でこのブログに辿り着いた方は、来年の受験のために失敗談的なものや何かしらの情報を得たいのだと思いますので、さくっと進めていきたいと思います。
私は私で「今年の記録」、ということでこの記事を残します。


受験の経緯

会社から推奨されたので。(業務的に「できるだけ取得してほしい」と言われた)

私自身の情報

独身、ひとり暮らし、恋人・パートナーなし、ペットなし、親の介護なし。
繁忙期(7月)以外は、ほぼ残業0秒。繁忙期の残業時間は2時間前後。
バス通勤往復 約1時間半。土日祝日は休み。
資格取得にはもってこいのスペック!

勉強期間、時間

スタディプラス(勉強の記録アプリ)の記録だと宅建受験後の賃管受験勉強時間まで表示されてしまってますが、ざっくり670時間。
動画視聴とか、テキスト以外の本・マンガを読んだ時間も含んでます。
バス通勤中どうしても爆睡しちゃって、理由はなんだろう?と思いついたのが朝ウォーキング。試験終わるまでは体力使わないようにしよう、とウォーキングやめたら身体がはっきり重くなりました。
バスの中でうっかり寝ないよう、席が空いていても立って勉強を続けた数ヶ月間。

これだけやって落ちたんだ~~~( ´_ゝ`) って思いますよね。
自分でも半年、時間ばっかり使っちゃってたんだな( ´_ゝ`) と思います。



勉強は基本独学で進行+α

これまでの資格試験の勉強においてはYouTubeを活用して、自分の場合、それが大体うまくいっていました。
宅建もそのノリで、独学+YouTubeで乗り切れるだろうと考え、勉強を始める前に いつものようにYouTubeチャンネルをいろいろと検索。
「独学3ヶ月で宅建合格!」って感じの体験記が幾つも目につきました。
そういうのを観て「そういう感じでイケるんだ!」「私もきっとできるはず!」って気になっちゃったんです。
その気になっただけで落ちましたけど。

いや、イケるイケる!で突っ切ればイケたのかもしれない……。
今回で合格するんだ!という気持ちの強さが合否を分けるというような面、絶対あると思います。


気持ちの強さと、圧倒的な練習量


今回はこの部分が弱く、不安からたくさんの教材に手を出し、それらの教材を使い切ることができなかった。
これが不合格に終わった最大の原因だったかと。



購入・使用した教材など、価格、感想メモ

※不合格という結果は私の努力不足なので、各教材などに原因はありません!

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これだけ!まんが宅建士 2025年度版 [ 日建学院 ]
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2,420円。とりあえず、勉強に入る前に読んでみたけど日建学院の有名講師さんたちのキャラ把握で終わった感ある……。

bookstore.tac-school.co.jp
掲載されている情報量が多いと聞き 基本テキスト、分野別問題集、過去問12年PLUSの3冊を購入。7,717円。
分野別問題集は、棚田行政書士の「紙1枚勉強法」方式で進めました。

業法→ 法令→ 税・その他→ 権利という順番で進めましたが、税・その他に入る頃に8月、権利に入る頃には8月中旬になり気持ち的に焦りが出た&焦りから手につかない(テキストも見る気にならない)という状態に。
(税・その他と権利分野は紙1枚勉強法まで手が回らず)

過去問12年PLUSは数回解き直した年度もありましたが、直前期になるにつれ業法・法令・その他を回すので手一杯に。
こんなことなら過去問道場サイト利用でよかったな~~~、って感じ。




私の中での通称“ファイズΦ本” 2,310円。
不動産大学でおすすめされてたのを見て欲しくなっちゃったんですよね〜。
時々思い出したように苦手範囲のみ、チェック用に使う感じで終わりました。



夏休みだしイベント的に単発講習を受けてみようと思い立ったのがきっかけで購入した吉野塾のテキスト。
宅建士出るとこ集中プログラム2,420円、宅建士出るとこ10分ドリル2,090円。
これは よかった。
わか合格では4冊に分かれていた内容が、これ1冊にまとまっています。
「これだけやればいいんだ!」と気持ちが軽くなり、8月中旬からは わか合格からこちらのテキストに切り替えました。
特に、10分ドリルは直前期に毎日の日課として回してました。




吉野塾の単発講習はお盆休み1日、9月の連休中の鬼特訓2日間を受講しました。
お盆8,800円、鬼特訓20,000円。
お盆の時は問題が解けなくても「まだ約2か月ある」という楽観的な気持ちがありましたが、9月の鬼特訓は自分なりに確信をもって解答するのに、ほとんど✖でマジ泣きました。
出来の悪さにも泣いたけど、講習会場で感じられた吉野先生のアツさ・優しさにも泣きました。
この時の問題集も、試験当日まで何度も解き直し。


吉野塾では直前期になって厳選過去問集(PDF版2,000円)も購入。
わか合格の12年分過去問集も回せてないのに。
“厳選”された問題の方が効率的かな?と思って。データなのでGoodnotesに取り込んで使用。問題文にはガシガシ線引き丸つけチェックしながら解くタイプなので、解き直し前にさっと消しゴム機能で元に戻せるの、楽でよかった。




小澤梨恵先生の【宅建】オリジナル模試ライブ配信合宿
8月最終週から直前期まで5回にわたって配信されたzoom合宿です。29,800円。
午前中は5問免除を除いた模試を解き、午後は先生による全問解説。アーカイブあり。
LECの模試解説動画で観られるような書画カメラでの手元映しで、問題文を読んだ時にチェックするべきポイントが見てわかる+こざりえ先生の簡潔解説、ライブ終了後には質問コーナー。さらにLINEを通じて個別質問もOK。
ーと 価格に見合う内容・充実感だったのですが、学習の詰めが甘い私はライブで模試を解き弱点部分を把握→ その範囲を復習した上で次の回の模試→ でも得点できないの繰り返し。他の方がどんどん得点できるようになってるのを横目に、参加者中での点数は常に最下位。直前期に近づくほど、合宿後に泣いてました。ぴえん。



逆転!重要ポイント総まとめ 小澤梨恵のドリームマジック

こちらはLECの講座(配信)。16,500円。
zoom合宿、YouTubeチャンネルが好きだったので迷わず受講。
確認問題の量は⤵ の『とにかく6点アップ!直前かけこみ講座』より多め。
一見、易しめ?と感じられる問題が大半。なのに、✖のつく問題がちょこちょこあったので、最終チェックによかったです。
10月初旬に1周、直前期にもう1周やるつもりだったのですが、その頃には思ったよりあっぷあっぷしていて、試験1週間前に1周、前日・当日に✖部分をやり直しで終わってしまいました。
こざりえ先生、2024年度試験をもってLEC専任講師は卒業されるとのこと。
最後に受講できてよかった♡
今後はご自身で講座をされていくそうです。




とにかく6点アップ!直前かけこみ講座
7月にLECゼロ円模試を受験しに行った時に「数ヶ月後の自分、絶対これやりたくなるな~~」と先行投資していた講座。ネットだと「直前3兄弟パック」でしか出てないんですが、予備校事務室に問い合わせると単品申し込み可でした。領収証を紛失したので価格うろ覚えですが5,500円くらいだった記憶。
担当講師は水野健先生。解説&確認問題演習。
いちばん心に残っている言葉は「当日のメンタル状態アゲるだけで5点は変わるから大丈夫!」(うろ覚え)
あと、「俺はゴロは生理的に受けつけないから使わない!」にも共感。
1回やって終了。



NEW!!2024年版 あこ課長の数字で攻略! 宅建業法問題集
PDFダウンロードで500円。数回回して終了。




会場模試

7月 LECゼロ円模試 26点
みんながとりあえず受けるやつ。この時点で業法、法令までしか勉強できてませんでしたが、とりあえず。
権利ノー勉で8点取れたせいで権利の勉強開始はもうちょっと後でもいいかな?と考えてしまった。バカ。


9月23日 総合資格学院✕LEC 宅建士模試
5,500円。
初めての模試から2ヶ月経っての会場模試。
吉野塾鬼特訓明けということもあり、気合いは充分だったけど、小さめの教室に受験生は私を含め5人。
そのうち1人の男性がかなり頻繁に大きな咳払いを継続。まぁ、本番でもこういう人はいるよね…と、ある意味気持ち面での予行演習にはなりました。
試験後の解説は映像。
点数は31点。30点からが伸びない=ちゃんと覚えてないってことなんですよね……


10月6日 日建学院 宅地建物取引士 全国統一公開模擬試験
5,500円。
こちらは中規模教室に満員。
日建の問題は自分に合っていたのか、試験中も1問1問について「ここがこうだから✖」というようにチェックしながら解いていけて、手応えを感じられました。
試験後の解説は映像だったけど、中山先生好きなので眠気も起こらず。
解説映像が終わったらすぐに会場内での成績が貼り出され「35点以下は赤点ですよ」と喝を入れられる。ちょい厳しくも、かえってやる気が出た帰り道でした。34点。




YouTubeやオンラインサロン

棚田行政書士の不動産大学オンラインサロン
月額2,750円✕6ヶ月=16,500円(現在も継続中だけど受験までの期間として)。
毎日のように掲示板に質問や回答コメントが書き込まれている、会員さん皆さんの意識が非常に高い優良サロン!
平日夜遅めの回は無理せずアーカイブ視聴。
週末のサタデーナイトチャレンジはリアルタイムの宅建クイズ&解説。こまめに力試しを行えたのが特によかった◎
もちろん毎日更新されるYouTubeも視聴。



ずんだもん先輩の資格独学応援チャンネル
月額490円✕4か月=1,960円。
社畜式暗記スライドが話題になったYouTubeチャンネル。
私もメンバーシップ登録して利用させていただきました。
ただ、こちらの暗記スライドも暗記量に圧倒され、ふわっとした感じで利用するに終わってしまい。結果を出すことができませんでした。(それでも業法だけは直前期毎日やったのよ…)
メンバーシップ参加されてスライドをやり込んだという皆さんは みんな、めちゃ高得点で合格されてました。やはり、暗記は基本。
また、先輩のチャンネルでは毎週日曜朝にミーティングが開催されていて、ここで1週間の進捗や今週の目標を報告するとモチベアップ。
ちょっとした雑談もゆるい感じで、良い息抜きでした。(不動産大学がかなり意識高い場だっただけに)
先輩は、現チャンネルは11月でひと区切りをつけ、12月からは「とにかく楽しい」宅建チャンネルを開始されるそうです。
楽しみなのだ!



その他 息抜き


これ、たぶん、吉野塾の吉野先生がXでとりあげてたのを見てなんとなく買った記憶。
正直不動産はマンガも読んでないしドラマも観てなかったけど、『これだけ!まんが宅建士』よりは宅建的知識に触れられたと感じてます。


これは不動産大学オンラインサロンのチャット欄で教えてもらったマンガ。全3巻。
SWEET DEALとは“ウマい話”。
ウマい話が原因で起こる難解な不動産トラブルを魔術のようなテクニックで次々解決、業界の光と闇を暴き出していく相田光央と仲間たち。
不動産Gメン滝島さんが原作なんですよ。滝島さんのYouTubeも面白いからめっちゃ観ちゃう。


しんどかったし、ブレ続けるなら予備校・塾へ行くべきだった

宅建は「ちゃんとやれば」合格できるレベルの試験だそうです。
自分なりの進め方を見つけられて、取らなければならないレベルの問題を解けるようになれば合格圏内に入れるのだと思います。


予備校に通う費用ってお高め(最低10万円~)
残業シーズンもある
会社→ 予備校→ 自宅の移動時間が心身ともに負担

安易に独学+αの道を選びましたが半年間やってみて考えは変わりました。


これだけブレ続けるんだったら、最初から予備校または塾に入ってレールに沿った進路を取ればよかった。


これが大きいです。


あれもこれも手をつけては、やり切るところまで行かずふわっと終わってしまっていたのも焦りや不安による “気の迷い” からです。
一貫したスケジュールと教材を持つ予備校や塾のプロの手を借りる方がメンタル的にも、勉強時間的にも無駄がなかったはず。
(気の迷いがあるから、サロンとかXとかチャット欄の書き込みを見て「あの人は子育て中なのに、あの人は毎週末仕事なのに、点数ちゃんと取れてるㅠㅜ」なんて他人との比較を始めてひとりでしんどくなっちゃってました。他人への恨みや妬み、自分への怒りや絶望、劣等感などの負の感情で私のソウルジェムは真っ黒でした)



今回、私が購入した教材等の合計金額は約133,000円。
予備校通うくらいは使ってる!塾よりも費用かかってる!
訳がわからないよ \(^o^)/



2025年度試験を受験するかどうかはまだ決めていませんが、受験するなら塾にお世話になるつもりです。
愚直に、腐らずに、負の感情に飲み込まれずに。





以上、2024年度の受験記録でした。




▼試験当日の帰り道に吐き出した受験感想▼


試験会場が遠すぎてホテルに前泊したんですが、夕方、持って行った腕時計が止まっていることに気づいて駅前のダイソーに走ったのも笑える思い出です。