あの時は感覚的には間違っていなかったんだけど。

ここ最近は、Ajaxをはじめとしたweb2.0っていうキーワードがバズワードになっていて、その隆盛具合を見ると、どんだけWeb系エンジニアはストレス溜めてたんだって感じの勢いがある。
ま、完全に余談なんだけど、「.0」って要らないよね?語感的にカッコつけたかったとしか思えない。例えば、PHPの開発プラットフォーム的ななんかのサイトで、「コレは2.0じゃない!3.0だ!」みたいな感じのことを言ってた気がする。んで思ったんだけど、どうせプロパガンダ作る奴はマイナーバージョン飛ばすんだから、要らないじゃないか。いいよ、「ウェブに」で。次は「ウェブさん」な。てか、早くウェブさんにならないかな。ヘビメタさんみたいでかっこいい!イカしたクールなメタルガイだぜ!


んで、いい加減、話を元に戻そう。Web2.0とかその辺の話について、自分自身を振り返ってみると、こんなことを書いていたりする。

…物凄く頭が悪そうだ。Web系で自分の為にごにょったりしてる人間にしか伝わらないアホ文章だ。まあ、アホ文章とかというと、俺のWikiの話*1なんかもアホ文章で、なんでこんなにブクマされているのかわからないっていうか、俺なら書き手の無礼具合に切れるところなんだけど、それは、さておき。


当時は、JavaScriptWeb2.0的な使い方なんて、全然わかっていなくて、Ajaxだとか、Ricoのようなリッチクライアントなアプローチとかまで考えもしなかった。
ただ、サービス供給者が、自らが保有しているデータに対するアクセスする手段を広げるに従い、それはプラットフォームという存在に近づいて行くんだろうなあという実感があった。
GoogleAjax採用以来、どんどんそういう方向性が加速していっているような気がする。きっと、今の状況は、web2.1とかそういう感じでバージョンアップしていっている状況なんだろう。ただ、進歩していっているんだけど、誰もそう言わずに、「時代はweb2.0だ!」って叫んでいるんだろうと思う。


俺もWeb業界で生きているエンジニアだから、本当のWeb3.0というものを考えたりする。
今の段階での俺の予想は、「マルチプラットフォームの台頭」というものになるんじゃないかなと思う。
OS on Firefoxみたいな形になるのかもしれないし、開発者にとってはOS on Eclipseのような形になるのかもしれない。
簡略化すると以下の様な形だ。

Service(Web層)

Recipient(ブラウザとか開発プラットフォーム)

Service(OS層)

Hardware

こんな形とかに標準化されると、OSに関わらず、お気に入りのrecipientなんかのコンソールで、「ls」なんて打てば、作業ディレクトリのファイルリスト取得、「cat .」でカレントのWebのファイルリスト取得なんて事が出来るようになるのかもしれない。


まあ、そういう夢想はともかくとして、マイクロソフトが、WindowsIEとの関係で目指したものにある意味近く、ある意味遠い、そんなものになって行くのかなあなんて思ったりする。中間層がPCのクリティカルなコアコンポーネントなるような感じの。
そしてまた、車輪の再発明とかになったりとか、あるいは考えもしなかった何かになるのかもしれない。
どちらにせよ、使い手にとって、ローカルとグローバルなサービスとの差異は考えなくて良くなるような気がしたりする。


まあ、何年後か後に、削除したくてたまらなくなりそうな気もするけど、前々から考えていたから、忘れないうちに、とりあえず書いてみた。