爆笑問題・太田、森繁久彌が山口百恵・三浦友和の結婚披露宴でマスコミに向けた名スピーチ「靴の先を見なさい」
2014.09.17 (Wed)
2014年9月16日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週水 25:00 - 27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、向田邦子の忘れられないと語っていたという名スピーチについて語っていた。
2014年度版 漫才 爆笑問題のツーショット
向田が山口百恵・三浦友和の結婚披露宴に出席した際、森繁久彌が最後のスピーチを行っていた。森繁は、休暇で訪れたロンドンで起こったという出来事について語っていたという。
ロンドンの公園で新聞を読んでいたところ、老婦人に声を掛けられた。「靴の先を見なさい」という不可解なことを言われ、靴の先を見たが、何も付いているというわけでもない。だが、「いいから、靴の先を見なさい」と繰り返された先には、名優が女性と2人でいる姿があったのだという。
驚き、まじまじとその名優を見る森繁に、老婦人は「彼はプライベートだから。…忘れなさい」と言って立ち去ったそうだ。
このエピソードを森繁は紹介しつつ、当時、百恵・友和というビッグカップル誕生に湧き、過熱するマスコミによる報道合戦を諌めるようにして「このたび、私は百恵さん友和さんの結婚披露宴にあたり、マスコミの皆さんに言いたい。『靴の先を見なさい』」と語ったのだという。
太田光:向田邦子さんが言ってましたけども、「森繁久彌さんは、スピーチの名手だ」と。
田中裕二:うん。
太田光:山口百恵さんと三浦友和さんの結婚式で。日本一、盛り上がった、注目を浴びた結婚式ですよ。
田中裕二:うん。
太田光:その時に、向田さんも出席したわけですけども。それで、色んな人がスピーチをしたわけですよ。
田中裕二:はい。
太田光:最後に出てきたのが、森繁さんですよ。「このスピーチが忘れられない」と。
田中裕二:何ですか?
太田光:森繁さんが、休日にロンドンに行ったんですって。それで、ベンチに座って新聞を読んでた。そしたら、60過ぎの老婦人がいて。
田中裕二:うん。
太田光:そのおばあさんが、急に森繁さんのところに来て「あなた」って声をかけて。「あなた、自分の靴の先を見なさい」と。
田中裕二:ほう。
太田光:「何言ってるの?」「良いから、自分の靴の先を見なさい」って言われて。何か付いてるのかなって靴の先を見たら、何もついてない。それにも関わらず、「いいから、靴の先を見なさい」と。
田中裕二:うん。
太田光:「おかしいなぁ…」って前を見たら、そこに…多分、ローレンス・オリビエだったかな。名優がいて。
田中裕二:うん。
太田光:女生と2人で歩いてた。それで、おばあさんの方を見たら、「いいですか…あの方は、今、プライベートだから。だから、このことは絶対に忘れなさいよ」と。森繁さんは、「名優だ」と思って見るんだけど、おばあさんは、そう言った、と。
田中裕二:うん。
太田光:それで、「このたび、私は百恵さん友和さんの結婚披露宴にあたり、マスコミの皆さんに言いたい。『靴の先を見なさい』と」ってスピーチして。
田中裕二:おお!カッコイイ!
太田光:凄いだろ?これ。
田中裕二:なんだ、それ(笑)凄いね。洒落てるねぇ、あの人は。
太田光:洒落てるんですよ。
田中裕二:あの人は、洒落てるんだね。
太田光:今までは(マスコミに)追いかけられてきた。でも、これからはプライベートですから、と。
田中裕二:本当なのかね、その話(笑)
太田光:向田さんも、作り話かどうか分からない。あの人のことだから。
田中裕二:この話をゼロから作ったら、もっと凄いかもしれないね。
太田光:うん。
田中裕二:大体、ロンドンの公園でって(笑)英語でそんなやりとりできたのかって話もあるけど…インテリだよね。
太田光:カッコイイんですよ。だから、誰かの結婚式に呼ばれたら、この話しようかなって。
田中裕二:おかしいでしょ。お前、全然外国も行かないし(笑)
太田光:結婚式、ぜひ呼んでください。ぶち壊してから、これを言います(笑)
田中裕二:それこそ、マキノ雅弘監督のお葬式の時に、森繁さんが最後に、ご挨拶をされましたから。
太田光:そうだね。
田中裕二:その時もビックリしたのは、ヨロヨロで、抱えられながら来て。クルマを降りてね。それで座って。「では、森繁久彌さんに最後のご挨拶を…」って言われて呼ばれたら、スクって立って。「え?どっちが芝居?」って感じでさ。
太田光:ボケてるのかどうかってみんなが心配している中、第一声が「…緊張させちゃったね」っていう一言(笑)
田中裕二:そうなんですよ。
太田光:全部分かってやっているというかね。
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ロンドンの公園で新聞を読んでいたところ、老婦人に声を掛けられた。「靴の先を見なさい」という不可解なことを言われ、靴の先を見たが、何も付いているというわけでもない。だが、「いいから、靴の先を見なさい」と繰り返された先には、名優が女性と2人でいる姿があったのだという。
驚き、まじまじとその名優を見る森繁に、老婦人は「彼はプライベートだから。…忘れなさい」と言って立ち去ったそうだ。
このエピソードを森繁は紹介しつつ、当時、百恵・友和というビッグカップル誕生に湧き、過熱するマスコミによる報道合戦を諌めるようにして「このたび、私は百恵さん友和さんの結婚披露宴にあたり、マスコミの皆さんに言いたい。『靴の先を見なさい』」と語ったのだという。
太田光:向田邦子さんが言ってましたけども、「森繁久彌さんは、スピーチの名手だ」と。
田中裕二:うん。
太田光:山口百恵さんと三浦友和さんの結婚式で。日本一、盛り上がった、注目を浴びた結婚式ですよ。
田中裕二:うん。
太田光:その時に、向田さんも出席したわけですけども。それで、色んな人がスピーチをしたわけですよ。
田中裕二:はい。
太田光:最後に出てきたのが、森繁さんですよ。「このスピーチが忘れられない」と。
田中裕二:何ですか?
太田光:森繁さんが、休日にロンドンに行ったんですって。それで、ベンチに座って新聞を読んでた。そしたら、60過ぎの老婦人がいて。
田中裕二:うん。
太田光:そのおばあさんが、急に森繁さんのところに来て「あなた」って声をかけて。「あなた、自分の靴の先を見なさい」と。
田中裕二:ほう。
太田光:「何言ってるの?」「良いから、自分の靴の先を見なさい」って言われて。何か付いてるのかなって靴の先を見たら、何もついてない。それにも関わらず、「いいから、靴の先を見なさい」と。
田中裕二:うん。
太田光:「おかしいなぁ…」って前を見たら、そこに…多分、ローレンス・オリビエだったかな。名優がいて。
田中裕二:うん。
太田光:女生と2人で歩いてた。それで、おばあさんの方を見たら、「いいですか…あの方は、今、プライベートだから。だから、このことは絶対に忘れなさいよ」と。森繁さんは、「名優だ」と思って見るんだけど、おばあさんは、そう言った、と。
田中裕二:うん。
太田光:それで、「このたび、私は百恵さん友和さんの結婚披露宴にあたり、マスコミの皆さんに言いたい。『靴の先を見なさい』と」ってスピーチして。
田中裕二:おお!カッコイイ!
太田光:凄いだろ?これ。
田中裕二:なんだ、それ(笑)凄いね。洒落てるねぇ、あの人は。
太田光:洒落てるんですよ。
田中裕二:あの人は、洒落てるんだね。
太田光:今までは(マスコミに)追いかけられてきた。でも、これからはプライベートですから、と。
田中裕二:本当なのかね、その話(笑)
太田光:向田さんも、作り話かどうか分からない。あの人のことだから。
田中裕二:この話をゼロから作ったら、もっと凄いかもしれないね。
太田光:うん。
田中裕二:大体、ロンドンの公園でって(笑)英語でそんなやりとりできたのかって話もあるけど…インテリだよね。
太田光:カッコイイんですよ。だから、誰かの結婚式に呼ばれたら、この話しようかなって。
田中裕二:おかしいでしょ。お前、全然外国も行かないし(笑)
太田光:結婚式、ぜひ呼んでください。ぶち壊してから、これを言います(笑)
田中裕二:それこそ、マキノ雅弘監督のお葬式の時に、森繁さんが最後に、ご挨拶をされましたから。
太田光:そうだね。
田中裕二:その時もビックリしたのは、ヨロヨロで、抱えられながら来て。クルマを降りてね。それで座って。「では、森繁久彌さんに最後のご挨拶を…」って言われて呼ばれたら、スクって立って。「え?どっちが芝居?」って感じでさ。
太田光:ボケてるのかどうかってみんなが心配している中、第一声が「…緊張させちゃったね」っていう一言(笑)
田中裕二:そうなんですよ。
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