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小島慶子×アイスマン福留 対談「メディアも簡単に『評論家』の肩書きに騙される」

2013.08.15 (Thu)
2013年08月14日放送の「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」にて、アイスマン福留/ジョーカー福留がゲスト出演していた。そこで、「評論家」という肩書きの危うさについて語っていた。

アイスマン福留/ジョーカー福留の紹介

バカが武器小島慶子「コンビニアイスをたくさん食べている、アイスマン福留さんという方がいらっしゃいます。1年間に食べるアイスは、なんと1,000個。オリジナルアイススプーンまでプロデュースするというアイスに詳しいアイスマン福留さん」

「もう一つのお顔をお持ちで、ジョーカー福留という名でおバカグッズの企画・制作などを行なっている『変態企業カメレオン』の代表として、会社経営もされています。こちらの会社は、週休3日で昼寝タイムもあるそうです」

「という2つの顔をもつ福留さん。胡散臭いですね。ゆっくりお話を伺います」

コンビニアイス評論家になったワケ

小島慶子「アイス食べて、記録するんですか?」

アイスマン福留「記録してますね」

小島慶子「全然、覚えてなかったじゃないですか」

アイスマン福留「ふふ(笑)僕、結構、忘れちゃうんですよ。頭悪いんで(笑)」

小島慶子「アイスの記録つけて…それは何の役に立つんでしょうか?」

アイスマン福留「多分、暇つぶしじゃないですかね」

小島慶子「ふふ(笑)」

アイスマン福留「アイス好きな人にとっての暇つぶしですね」

小島慶子「…何がきっかけで、コンビニアイス評論家になろうと思われたんですか?」

アイスマン福留「これはですね…アイスについてブログで書いてみようかと思って、書いたら、ちょっとおもしろくなってきて。『これはもうちょっと、向き合ってみようかな』ってなって。プレスリリースで報道関係者各位に『コンビニアイス評論家として、本格的に活動開始します』って言ったら、いっぱい来たんですね」

小島慶子「あら。言ってみるもんですね」

アイスマン福留「そう。そんとき、あんまり詳しくなかったんですけど、言った手前、もう頑張らなきゃいけないなって思って、とにかくコンビニを巡って、食べまくってっていう感じでやってたら、本当に詳しくなってきちゃったっていう」

小島慶子「え?最初にブログにアイスのことをアップしてみようと思った時は、ご職業はなんだったんですか?」

アイスマン福留「『変態企業カメレオン』ってやってたんですけど、経営者としてセンスがなくて。ずっと会社をやってたんですけど、会社も潰れそうになってしまって」

小島慶子「はい」

アイスマン福留「家を売ることにもなってしまって」

小島慶子「あら」

アイスマン福留「『これはヤバイな』って思って、ヤケクソになってアイス評論家っていうのを言ってみたら、そっちのほうがたくさんお仕事いただけるようになりまして」

小島慶子「おウチはその後、どうなりました?」

アイスマン福留「引っ越して、今は安いところに住んでますね」

小島慶子「あぁ、じゃあ新生活スタートを」

アイスマン福留「楽しんでますね」

小島慶子「…社長さんがピンチで、コンビニアイス評論家になったんですか?」

アイスマン福留「そうですね。ラーメン評論家とか、色んな方がいるんですけど、アイスいないなぁって思って」

小島慶子「いいところに目をつけましたね」

アイスマン福留「がら空きだったんで」

「評論家」は名乗ったもの勝ち。簡単に騙されるメディア

小島慶子「…リスナーからメールきてます。『カップ麺評論家がいなかったら、カップ麺評論家になっていたんですか?アイスに対する愛情はないんですか?ビジネスでアイスが好きと言ってるだけなんですか?ぶっちゃけてください』」

アイスマン福留「はい。ぶっちゃけます。その通りです」

小島慶子「ふふ(笑)」

アイスマン福留「僕、アイスが好きっていうより、向き合ってるんです。誰よりもアイスと向き合ってるんで、アイスが好きだというのとは、ちょっと違いますね」

小島慶子「はぁ。そして、誰もそこにいなかったと」

アイスマン福留「そうです。がら空きだったんで」

小島慶子「始めたばかりの頃は、付け焼刃ってことだったんですかね?」

アイスマン福留「そうですね。はじめてもう3年になります」

小島慶子「言ったもん勝ちですね」

アイスマン福留「そうですね」

小島慶子「これは、色んな面で、お仕事で窮地に立たされている方は、大きなヒントですね」

アイスマン福留「今の時代、そういうのやりやすいんで、空いてるのいっぱいあると思うんですよね」

小島慶子「空き地を見つけて、まずはプレスリリースを出す、と」

アイスマン福留「そうです。そうです。資格とかないんで、言ってみると意外とくるかもしれませんね」

小島慶子「これでいうと、メディアはどんな人かよく調べずに仕事を発注するもんなんですね」

アイスマン福留「やっぱり、それっぽさっていうのが大事なんじゃないですかね」

小島慶子「はっはっはっ(笑)」

「評論家」に騙される視聴者

アイスマン福留「中身って、みんな分からないですからね。味も分からないですよ。意外とみんなバカなんで」

小島慶子「ふふ(笑)」

アイスマン福留「分かってないで言ってるんで、そこに前に情報をつけてあげると『美味しい』ってみんな言いますよ」

小島慶子「あぁ(笑)」

アイスマン福留「食べ比べしても、全然分からなかったりとか。そこに情報を足してあげると、美味しくなるんですよ」

小島慶子「あぁ」

アイスマン福留「『加熱スチーム製法で、摘みたてのイチゴの味が楽しめます』とか言うと、『あ、ホントだ美味しい』ってなるんですよ」

小島慶子「なるほどね」

アイスマン福留「外で食べるカップラーメンみたいなもんですかね。シーンによって美味しく感じるのと一緒で」

小島慶子「評論家が何か言うと、美味しく感じるんだ」

アイスマン福留「『こういう製法で作られてます』っていうと、『たしかにそうかも』って思って、美味しく感じるんですよね」

小島慶子「すでに私の中で、紹介してもらったパルムに対する美味しさの認識が変わりましたからね」

アイスマン福留「僕もメーカーに電話して聞いてると、『やっぱり美味しいな』って思ってきちゃうんですよね」

小島慶子「大事ですね」

アイスマン福留「えぇ」

小島慶子「なんだか美味しいと思ってましたけど、そのなんだか、の部分に誰も踏み込んでなかったのでね」

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