世界は数字で出来ている

2018年11月29日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼が、瀬戸内寂聴が出家して96歳を迎えてなお不倫を肯定することに驚いていた。

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矢作兼：寂聴ちゃんも、昔から言ってるよ。「不倫OK」って。寂聴ちゃん、結構昔からOKっつってんだよね。だって、この人は自分がそうだからね。

小木博明：不倫で成り上がった人だからね。

矢作兼：成り上がったっていうか(笑)

小木博明：違う、違う(笑)不倫の人だもんね。

矢作兼：そもそも、略奪愛で有名だよね。

小木博明：それで有名になってきたんでしょ？

矢作兼：有名になってきたっていうか、最初、そんな感じだったよね。

小木博明：うん、うん。

矢作兼：そういうのも色々経て、出家してんだよね。ホステスとかもやって。

小木博明：そうだ、そうだ。

矢作兼：それで出家してるけど、その時のことは「悪かった」って思ってないんだね。変わらないんだね、意見ってね。

小木博明：不思議だね。

矢作兼：不思議じゃない？

小木博明：こういう世界になって。僧侶になって、考え方って変わらないんだね。仏教の教えに入ってるのに。

矢作兼：ね。だって、小木が出家して20年経っても、まださ、「雑なセックスをしてる」って言ってるようなもんだからね。

小木博明：そこは変わらないのがいいんだなぁ。
矢作兼：ラジオで、不倫とかデートの記事について、「俺は、なんてバカなことを言ってたたんだ」って思わないんだね。

小木博明：ねぇ。思ってもおかしくないよね。

矢作兼：でも、寂聴ちゃんは。世間一般で言ったら、不倫は過ちじゃない。

小木博明：うん。

矢作兼：よくないことなんだけど、寂聴ちゃん曰く「一生身を固くして死んでいくのは、清らかなように見えるけれど、やっぱりそれは生きたってことにならないんじゃないか」って。

小木博明：うん。

矢作兼：「傷ついても構わないから、恋愛した方がいい」って言ってる。

小木博明：うん。

矢作兼：「不倫がいけないなんて、誰が言い出したんでしょうね」って、涼しい顔で。「恋愛っていうのは、雷のように落ちてくる。順序立ててできるもんじゃない」。

小木博明：うん。

矢作兼：「衝動的な人間の本能に、雷のように落ちてくる不倫がいけないって、今ニュースとかでやってますけど、そんなこと言ったら、一生男も女も一人でいるしかない」と。

小木博明：本当、そうだよ。

矢作兼：ねぇ、寂聴ちゃん、こういうふうに言ってて。

小木博明：寂聴ちゃん深いな。寂聴ちゃんが言うと身にしみるというか。不倫は素晴らしいことだと思う。そういうふうに思えてくるよ。

矢作兼：ヒドイんだよね(笑)

小木博明：ふふ(笑)

矢作兼：寂聴ちゃんで、どんどん意見が変わってくるから(笑)

小木博明：こんだけ生きてらっしゃる、96歳ですよ。酸いも甘いも見てきて、色んな人間見てきた人が言うんだから。色んな相談も受けてきた人でしょ。それがだよ。

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