【フユノハナワラビ】
11月9日 くもり
にゃんぱち はゆです♪
しばらく、キク科の記事が続いていたので
今回はちょっと違う植物の紹介(*´ω`*)
上の写真を見て、あなたは何に見えましたか?
フユノハナワラビは里山の植物の一つとして紹介されることが多いです。
と言うのも、夏の終わりごろに芽生え光合成をするための栄養葉を開きます。
このため、草が生い茂る草地ではどうしても「負けてしまう」傾向にあるんですね。
そのフユノハナワラビが今まで生き残ってこれた秘訣の一つが
「人間の生活環境に依存する事」だったと言えます。
里山は人間が定期的に管理していましたから、
草の背が高くなる時期に草刈が行われます。
(もしくは、田んぼの周期に合わせて草刈が行われます)
このとき、丁度その時期が
フユノハナワラビの栄養葉が出てくる時期とあっているんですよね。
まさに、
魚で言えば、メダカやドジョウ、
植物で言えば、ヒガンバナと同じだと言えます。
こういう話を聞くと「人間もまた自然の一部」であると改めて実感するとともに、
現在の進化を遂げた人間に付いて来れなくなった生き物は
絶滅、または別の生き方、別の生物への依存、
近い生き物との交雑、進化・・・と、
これもまた実は「自然の理」に過ぎないのかなぁとも思えてしまうんですよね・・・
ハガキサイズの用紙に印刷して、ファイルに閉じて、フィールド図鑑に活用しよう♪
*商用の利用は禁止です
にゃんぱち はゆです♪
しばらく、キク科の記事が続いていたので
今回はちょっと違う植物の紹介(*´ω`*)
上の写真を見て、あなたは何に見えましたか?
【フユノハナワラビ】冬之花蕨
本州から九州まで分布が確認されているハナヤスリ科、多年生のシダ植物。
定期的に草刈をされるような里山の環境に依存する。
夏の終わりごろに葉を広げ、冬に胞子葉を伸ばす。
葉は春夏に枯れる落葉性、秋冬に常緑となる。
根生葉、基部で分かれ、地面付近で栄養葉を羽状複葉の形状で広げる。
胞子葉は直立し先に胞子嚢を穂状に付ける。
似た種にハナワラビの仲間がいくつかある。
フユノハナワラビ
・栄養葉の鋸歯は丸く、先端はそれほど尖らない
・定期的に草刈が行われる草地を好む
・胞子期は秋から冬
アカフユノハナワラビ
・基本的にフユノハナワラビに酷似する
・秋から冬にかけ、葉が赤く染まる。
オオハナワラビ
・栄養葉の鋸歯が鋭く、先端が尖る傾向にある
・茎に毛が見られる
・山野を好む
アカハナワラビ
・栄養葉の鋸歯が鋭く、先端が尖る傾向にある
・茎に毛は見られない
・胞子葉が終わった後、栄養葉全体が赤くなる
ナツノハナワラビ
・胞子期は夏
・胞子葉の枝分かれが多い
ナガボノナツノハナワラビ
・葉の切れ込みが少ない
・胞子葉の枝分かれが少ない
ヒメハナワラビ・アキノハナワラビ
・小型
・高山を好む
・葉の鋸歯は不明瞭で丸みを帯びる
など
名前の由来は胞子葉の形状から。
胞子葉が直立し、胞子嚢を穂状に付け、
まるで花のように見える事から「ハナワラビ」と呼ばれ
本種は冬常緑であることからフユノハナワラビと呼ばれる。
ハナヤスリ科
学名:Botrychium ternatum (Thunb.) Sw.
胞子期:秋~冬
フユノハナワラビは里山の植物の一つとして紹介されることが多いです。
と言うのも、夏の終わりごろに芽生え光合成をするための栄養葉を開きます。
このため、草が生い茂る草地ではどうしても「負けてしまう」傾向にあるんですね。
そのフユノハナワラビが今まで生き残ってこれた秘訣の一つが
「人間の生活環境に依存する事」だったと言えます。
里山は人間が定期的に管理していましたから、
草の背が高くなる時期に草刈が行われます。
(もしくは、田んぼの周期に合わせて草刈が行われます)
このとき、丁度その時期が
フユノハナワラビの栄養葉が出てくる時期とあっているんですよね。
まさに、
魚で言えば、メダカやドジョウ、
植物で言えば、ヒガンバナと同じだと言えます。
こういう話を聞くと「人間もまた自然の一部」であると改めて実感するとともに、
現在の進化を遂げた人間に付いて来れなくなった生き物は
絶滅、または別の生き方、別の生物への依存、
近い生き物との交雑、進化・・・と、
これもまた実は「自然の理」に過ぎないのかなぁとも思えてしまうんですよね・・・
ハガキサイズの用紙に印刷して、ファイルに閉じて、フィールド図鑑に活用しよう♪
*商用の利用は禁止です
by mikenekohanten
| 2008-11-12 23:18