ミニ特集:中国について読む本 その2


『十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争』
『アフリカを食い荒らす中国』
『中国人による中国人大批判 日本は謝罪してはならない』
![]() |

峯村健司 小学館
●中国のトップに上り詰めた男の政治のリアルを垣間見る取材。
習近平氏が日本の天皇と対面するときに見せた、考え抜かれた作法とは。
首脳会談の場で鳩山総理がしでかした無邪気な失言に中国側が蒼白になるシーンも。
現場からのレポートが生々しい。
核家族化が進む現代では、産後の面倒を見る家族が少なくなったことから、代わりに専用の宿泊施設「月子中心」が設けられるようになった。
北京大学中国社会科学調査センターが2014年7月に発表した統計によると、所得分配の不平等を表す指標であるジニ係数(0〜1の間で1に近づくほど所得格差が大きくなる)は0.73に達した。1パーセントの富裕層が、中国の全財産の約3分の1を占めている状態だという。
これは社会の混乱を招くとされる「危険ライン」の0.4をはるかに超えており、日本の0.37と比べても異常な数値であることがわかる。
「十三億分の一の男」を読了。朝日新聞社 中国特派員だった方による、膨大な現地取材に基づくルポ。現国家主席 習近平氏を中心に、ここに至る権力闘争について知ることができる。リアルな人の声に支えられた「力」のある内容で、単純に面白いのはもちろん、彼の国を内側からの視点で見られる良書。
— 日向あてぎ (@hinata_ategi) 2016年3月13日
最近お食事に行ったお方と"十三億分の一の男"という本について盛り上がったのだけど、この本は本当に名著。朝日新聞の記者が潜入取材した習近平やその周辺のエリートの実態について迫った本。オバマさんと何人を介せば繋がるか?という話から習近平のご息女がハーバードって話になったのがきっかけ
— K (@imk_1018) 2016年10月26日
電子書籍版もあります
![]() |

セルジュ・ミッシェル, ミッシェル・ブーレ 河出書房新社
●アフリカ大陸の各国をリアル踏査したルポで、関係者の話も聞きまくりの読みごたえたっぷり。
こちらで紹介

![]() |

金文学 祥伝社黄金文庫
●ゼロ年代、躍進進む対中国において異様に日中の民衆間感情が悪化していた頃の著述。
曹長青氏は、一九八九年六月四日の天安門事件を、ずばりその日付をとって「六四虐殺」と表現しています。現在まで中国政府ではこの事件の死亡者数については公表していませんが、米国国務省によれば死亡者は3000人に上るとされています。


このページ ミニ特集:中国について読む本 その2 は以上です。