ミニ特集:北海道のジオパーク
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『世界認定 洞爺湖有珠山ジオパークガイドブック』
『世界のジオパーク』
『黒曜石原産地遺跡・「白滝コード」を読み解く』
『世界認定 洞爺湖有珠山ジオパークガイドブック』
北海道新聞社
●2000年の大噴火を覚えているかい?
その当時、有珠山・昭和新山と洞爺湖エリアの防災保全に尽力し、犠牲者ゼロを達成してくれた主要メンツがこの本に勢揃い!
火山と地殻変動のスゴさをフルカラーでコンパクトにまとめてくれたよ!
もちろんジオパーク周辺の観光情報も満載♪
これ持って現地で地球の力に感動しよう。
世界ジオパークに登録されると、4年毎に活動状況などを報告し再審査を受けねばならない。是正の必要ありと判断された場合、2年以内に改善しないと登録取り消しとなる。常に高水準が求められる。
『有珠山 火の山とともに』 岡田弘
『2000年有珠山噴火』 北海道新聞社
ところで北海道旅行、2000年の有珠山噴火の被害が資料として残されている地域がありましてね。ちょっと天気が悪いのも相まってこう、少しつらかったけど、こういうの受け入れながら有珠山と洞爺湖の自然とともに生きる人もいるって人間。 pic.twitter.com/9EZKeJrDil
— kenji_R250 (@kenji_szmr) 2016年5月6日
『世界のジオパーク』
世界のジオパーク編集委員会, 日本ジオパークネットワーク
オーム社
●ジオパークの数が世界一なのは中国!
なにせ、バリバリ地学人間の胡錦涛(こきんとう)さんが世界に向かって推しまくったその結果がこれだ。
この本自体は編集がイマイチであまりおもしろくないというか、どうしてこうなった的な出来栄えなんだけど、岡田先生ファンにはうれしいくだりがあったのでご紹介。
洞爺湖有珠山ジオパークを火山学者の岡田弘・北大名誉教授が歩いていると、観光客が握手を求めに来る。2000年噴火の際の岡田氏の活動に感動した人たちだろう。ジオパークでは、研究者そのものも観光資源になり得るのである。
『北海道の石』
戸苅賢二・土屋篁
●北海道で採れた石のお写真満載。
各石・鉱物の紹介には顕微鏡写真も添えてある。
産地情報も豊富。北海道の地質図上に各産地が図示してあったりして、北海道めぐりで石見物をしたいなら、これはいい本かも。
『黒曜石原産地遺跡・「白滝コード」を読み解く』
木村英明
● 「日本ジオパーク(日本の地質遺産)」認定!
のみならず、「世界地質遺産」登録を目指しちゃうほど、 北海道白滝の黒曜石エリア「白滝黒曜石遺跡群」 は貴重な様相を呈している。
この本は、発掘研究者のレポート論文そのまんまみたいな、かなり専門的な記述の本です。
幌加沢遺跡遠間地点は,わずか100m平方にも満たない小さな発掘区から50万点(!)にも及ぶ黒曜石で作られた石器や剥片,たたき石などが出土し,この種の遺跡としては他に例をみない。
『ミニ特集:北海道の地学や鉱物の本』
『ミニ特集:2000年有珠山噴火を記録した!』
『ミニ特集:地学や鉱物の本』
『ミニ特集:夏休み本 アウトドア地学』
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