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科学な本のご紹介: ミニ特集:人種について考える本

科学に佇む書斎

人種は存在しない 

『人種は存在しない 人種問題と遺伝学』
『レイシズムとは何か』
『イギリスにおけるマイノリティの表象 人種・多文化主義とメディア』
『人種とスポーツ 黒人は本当に「速く」「強い」のか』
『民族という虚構』


人種は存在しない -人種問題と遺伝学


『人種は存在しない 人種問題と遺伝学』
 バートランド・ジョルダン 中央公論新社

●「黒人用」として認可されてしまった医薬品バイディルのたいへん困った構造的問題をはじめとして、「人種」ファンタジーが科学言説と相俟ってしょーもないことになってしまう懸念について、遺伝学者の立場から丁寧に語りかけてくる一品。

 コネタとして紹介できる部分は少ないので残念だけど、正座してじっくり拝読したいおすすめの一冊。

科学の本われわれのDNAには、どの世代にも50ほどの新たな突然変異が現われると推定されている。

科学の本犬のDNAにある二つから三つのマーカーを分析すれば、その犬の犬種を99%以上の精度で言い当てることができる。

科学の本一卵性双生児は、誕生時に全く同じ遺伝子をもっているが、次第に再編が生じ(特に免疫系ができあがるとき)、これが遺伝的および生理的に顕著な差異を引き起こすことがある。

その後の研究報告 ↓
この『人種は存在しない』の遺伝学者さんは、遺伝研究から見た自閉症問題の本も著しています。
●本『 自閉症遺伝子 見つからない遺伝子をめぐって 』 ベルトラン・ジョルダン



レイシズムとは何か (ちくま新書)


『レイシズムとは何か』
 梁英聖 ちくま新書 筑摩書房

●日本の制度設計のクソさについて、容赦ない切り込みが炸裂する強烈な一冊。
 言論荒野ですさむネット風潮の中、本書の評価が高いことに、少し救われる思いがする。

こちらで紹介
●本『レイシズムとは何か』


イギリスにおけるマイノリティの表象―「人種」・多文化主義とメディア


『イギリスにおけるマイノリティの表象 人種・多文化主義とメディア』
 浜井祐三子

● 「新しい人種主義」差別の世界では、マイノリティはマジョリティのふりをしても全然ダメだったりしてげっそり!
 報道の中にあらわれる偏見をグリグリ炙り出した労作。


98%チンパンジー?分子人類学から見た現代遺伝学


『98%チンパンジー 分子人類学から見た現代遺伝学』
 ジョナサン・マークス 青土社

● 遺伝学から見たら人種言説ってダメダメやん!的な、ちょっと荒っぽいとこもある科学者の立場からのツッコミ本。

紹介ページ
●本『98%チンパンジー 分子人類学から見た現代遺伝学』 ジョナサン・マークス


人種とスポーツ - 黒人は本当に「速く」「強い」のか (中公新書)




増補 民族という虚構 (ちくま学芸文庫)


『民族という虚構』
 小坂井敏晶 筑摩書房

●フランスの大学で長年教鞭をとる社会心理学の先生からのおこごと。

こちらで紹介
●本『民族という虚構』



 おまけ





→『ミニ特集:遺伝の科学とエピジェネティクス本』
→『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 海外その3』
→『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 海外その2』
→『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 海外その1』
→『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 日本 その3』
→『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 日本 その2』
→『ミニ特集:ヒト進化研究についての本 日本 その1』

→『ミニ特集:偏見・差別・スティグマ・ステレオタイプ その2』
→『ミニ特集:偏見・差別・スティグマ・ステレオタイプ その1』

→『ミニ特集:社会心理学な本 その4』
→『ミニ特集:社会心理学な本 その3』
→『ミニ特集:社会心理学な本 その2』
→『ミニ特集:社会心理学な本 その1』
 



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 No.2014,0325
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