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科学な本のご紹介: 虚実の確認『障害者の経済学』

科学に佇む書斎



障害者の経済学 📖 
身分制度が、障害者を暮らしにくくする!
マジョリティから「身分相応」にちんまりすることを強いられる一方で、マジョリティから自立(身分を越えてマジョリティに入れ)を要求されるという、なんと理不尽なこの社会!

科学の本障害者が分をわきまえない行動をとると、世間からバッシングを受けることがある。「障害者はかくあるべし」という「分相応の行動規範」は障害者を暮らしにくくする。まず、障害者の新規ニーズが出にくい。

科学の本「べてるの家」にはいくつかの理念がある。たとえば、「偏見差別大歓迎」、「三度の飯よりミーティング」、「安心してサボれる職場づくり」、「勝手に治すな自分の病気」、「弱さの情報公開」などだ。

科学の本漫画『ドラえもん』では、「ジャイアン」といういじめっ子が「のび太」という同級生に対し、「のび太のくせに生意気だぞ」という台詞がよく登場する。これは、「のび太」がいじめられっ子としての「身分」を逸脱した行動をとっているという意味だ。

科学の本「障害者の親」という身分もある。そのイメージは「大変な苦労をしてきている人」「苦労に耐えているえらい人」というものらしい。障害児を育てている親が、気楽で贅沢な暮らしをしていてはいけないのである。

科学の本身分制度は「先の杖」的な発想に基づくものである。あらかじめ社会的地位によって人間を格付けし、それに基づいて人間のあるべき姿を規定する。そうすることで人々は格付けに頼って人間を判断することができ、コストの節約になる。

科学の本経済学の分析対象は、人間が起こした行動のインセンティブの部分であって、いい人か悪い人かということはほとんど関係ない。どんなにいい人であっても動機さえあれば悪いことをしてしまうというのが経済学の考え方なのだ。



 

障害者の経済学


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『障害者の経済学』
 中島隆信
 東洋経済新報社 



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 No.2011,1015
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