2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『傷つくのがこわい』その2

その1http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20060625/p3 からのつづき 【夢を持てない社会】 仕事はつらいのが当たりまえ。つらくとも、自分が一人前に成長するという希望をもって、仕事の成果に喜びを感じて、つらさを乗り越えてきた。優れた先輩を目標に見て、…

『傷つくのがこわい』その1

以下は、ちょうど一年ぐらい前に書いてボツにしていた記事です。最近、今村仁司の『近代の労働観』(岩波新書)近代の労働観posted with 簡単リンクくん at 2006. 8.21今村 仁司著岩波書店 (1998.10)通常2-3日以内に発送します。オンライン書店ビーケーワン…

杉浦日向子『百日紅』

これを機に杉浦日向子をちゃんと読もう、と思って『百日紅』を読みました(不覚にも未読でした)。百日紅 上posted with 簡単リンクくん at 2006. 8.21杉浦 日向子著筑摩書房 (1996.12)通常2-3日以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る …

もろもろ

ひさしぶりに更新しようと思ったら2回もブラウザが異常終了して泣きたい気分です。やっぱり直接書くのはやめてエディターで下書きします。 「江戸のニート」http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20060605 「つづく」と書きましたが、小熊英二氏の『日本という国…

江戸のニート 2

ところで、「ニート」は、働きもせず、また学校にもいかないもの、とされているが、そもそも江戸時代には、近代的な「学校」自体がなかったわけで、「学びからの逃走」もなにもない。とはいえ、江戸時代にも、武士のための「藩校」、また平民のための「寺子…

江戸のニート 1

昨年惜しくも亡くなった杉浦日向子氏は、前回紹介したインリン氏、雨宮処凛氏と同様、若いころフリーター生活をしていたことがあるそうだ。もっとも、杉浦氏(1958年生まれ)がフリーターをしていたのは1980年代後半で、インリン氏や雨宮氏がフリーターをし…