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関心のある方は自分自身で速度ベンチマークや CSS のショーケースを試したことでしょうが、オンラインメディアが採り上げた記事の中から興味深いものを 2 つ紹介しておく。
lifehacker の Opera 10.5 Pre-Alpha is All About Speed (and Private Browsing) は冒頭に彼らのテスト結果を総合した図表を掲げている。

新しい JavaScript エンジン Carakan に関する Opera の主張に依れば、Opera 10.10 で使われている Futhark より 7 倍以上速いということだったが、われわれは自前で Mozilla の Dromaeo JavaScript を用いてテストを行った。そのテストは Apple の Sunspider、Google の V8 JavaScript ベンチマークを総合したようなテストだ。こうしたベンチマークを走らせた結果が全てではないのは当然だし、この種のテストで最善の結果が出るようにエンジンを最適化することも可能ではあるが、Opera 10.50 の結果は前回行ったわれわれのブラウザ速度テストに少なからぬ衝撃をもたらした。

Betanews の 2 ページに渡る The once and future king: Test build of Opera crushes Chrome on Windows 7 は、Opera 10.50 pre-alpha の全体的紹介に続いて Carakan と Vega に関する細かなテスト結果を紹介している。
彼らが 2 ページ目に掲げている図表は、最も遅い Windows Vista 上の IE7 を 1 とした場合の、Windows 7 上で動作させた各ブラウザの相対速度を示したものだ。それによると Opera 10.50 pre-alpha は 24.52 倍となり The fastest browser on the earth の座を奪還したことになる。
Google Chrome の安定版 3.0.195.38 は 22.32、Beta 版の 4.0.249.43 は 22.52、そして開発版の 4.0.266.0 は 20.63 だった。
また Betanews は JavaScript だけでなく、新描画エンジン Vega が真価を発揮する領域でも驚くべき結果を得たとしている。

moving 3D test cubes において、10.50 pre-alpha は従来の記録を塗り替えた。その値は Windows 7 において 6.52 で、Opera 10.10 は 3.14、Chrome 4 beta、Safari+WebKit 開発版は共に 2.87 であった。
Canvas object の描画テストにおいても 10.50 pre-alpha は魔法のような力を発揮し、Safari_WebKit 開発版の 31.60、Chrome 4 beta 版の 30.42 に対して 63.97 という数字をたたき出した。

Benchmarking browsers に綺麗なグラフがありますね。