929: åç„¡ã—さん@HOME 2012/07/30 23:05:20
下らなかった事だけど修羅場。 
文章苦手でフェイク混じりだから読み辛いかもしれない。 

嫁は味覚音痴でメシマズ。俺と子供が食べるものは嫁にとって不味くて、嫁が食べるものは自分にとって不味い。 
だから常に、嫁には先に(嫁曰く不味い)俺達の飯を作ってもらってから嫁が納得出来るものを作って食べる生活だった。 
そしてある日、嫁が茹でてあるデカいタコを丸ごと買ってきた。大体1キロで七千円くらいだったらしい。 
机に佇むタコを見て軽く心の中が修羅場。 

足だけを買ってこればいいのに、丸ごとタコを買ってきた神経が分からず、子供の前で大喧嘩。そうしたら嫁は荷物を纏めて出ていった。 
子供は泣くしタコは置いてくしで再び修羅場。 

数時間した嫁の母親から連絡が。嫁は喧嘩の原因を話してないようで、困惑気味の義母にタコの事を話した。 
義母が言うには、小さい頃から味覚が可笑しくて悪食。それでも近所の漁師(嫁実家は港町)から貰う海鮮類は美味しいと食べており、それから嫁の好物は牛乳味噌汁からタコに変わり、朝晩と結婚する寸前までタコをかじってたらしい。 
しかし結婚して子供も出来たからタコは食べなくなったようで安心していたが、今回こんな事になるとは思ってなかった、もう悪食も味音痴もあの子は治らないだろう、辛かったり疲れたなら離婚してくれても構わない、と。 
たかがタコで離婚騒動になるとら思わず、また心の中が修羅場。 

電話越しで嫁と話したり、色々相談して一週間。離婚はしたく無かったから、ふた月に一度は丸ごとのタコを、三日に一度はタコの足を買っても良いと条件を付けて戻ってきてもらった。 

そしてタコ騒動から数年後の今。 
悪食と味覚音痴はまだ戻らないが、嫁はオリンピックを見ながら今日も元気にタコの足をかじってる。