575: ãŠã•ã‹ãªãã‚ãˆãŸåç„¡ã—さん æŠ•ç¨¿æ—¥ï¼š2013/12/27(金) 15:50:59.00 ID:nq19gKty
長文です 
私が二十歳くらいの時、携帯会社の店舗でやってる懸賞に当選した 
携帯所有者と連れのペア旅行券で、各地の結構高額な旅館から選べるというもの 
日ごろのお礼も兼ね、仲の良い母を誘うと「行きたい!」と喜ばれ、親娘二人旅が決定した 
人数の追加は実費負担(五万ほど)であり、父は不定休で出歩いても喜ばない性格なので除外
母へのプレゼントなので場所や日程の決定権を渡し、数ヵ月後に決まったその日をわくわくして待っていた 
そんなある日、お盆で母の実家に行った 
母が世間話で上記の懸賞旅行の話をすると、祖母が私を見て眉を顰めた 
「なんで(私)と(母)なの?なぜ両親で行かせてあげないの?」 
なんでお前が行くんだと侮蔑するように言われ、母は「だよねー」と笑ってた 
祖母の言い方は酷く癇に障ったが、私が一番腹が立ったのは、笑って同意した母にだった 
喜んでたのは嘘で、楽しみにしてたのは自分だけだったんだと思うと悲しくて虚しかった 
その日の就寝前に「私は旅行に行かない。夫婦二人で好きに行けばいい」と母に言った 
出来るだけ落ち着いて言ったつもりだったが、途中で涙が出てきて最後はしゃくり上げていた 
財布に入っていた5万を置いて自分の部屋に引っ込むと、母が追いかけてきた 
「どうしてそんな事言うの。(父)と二人で行っても、つまらないって分かるでしょ」 
私は無性にイライラして、言うつもりはなかった言葉を吐き捨てた 
「じゃあどんなつもりで笑ったの?私とは行きたくないんでしょう? 
気が利かない思いやりがないって、なぜ私が詰られなければいけないの?」 
そんなつもりはなかったと母は慌てていたが、今はまともに話を聞けないから出て行ってくれと頼むが 
母が動かずに泣きだしたので、私が部屋を出て居間へ移動した 
しゃくり上げが止まらずにいると母が追って来たので、もう来るなと言って部屋へ戻った 
その日はティッシュ2箱を使い切ってタオルに染みを作りながら寝た 
涙と鼻水はセットであり、しゃくり上げて泣くのは苦しいと思い出せた修羅場