423: 名無しさん＠おーぷん[] 2014/05/28(水)19:36:33 ID:HK17ep0HJ [1/2回]
私の住む地域は田舎で近所同士が仲が良い場所だった。
私の家から50メートル程離れているところに、80歳くらいのおばあちゃんが住んでいた。
おばあちゃんは人柄が良く、大人からも子供からも大人気で、一人暮らしだが色んな人がおばあちゃんに会いに来ていたのでいつも賑やかだった。
おばあちゃんの家の敷地には、大きな柿の木がある。
びっくりするほど大量に実る上にめちゃくちゃ甘い。
おばあちゃんは、干し柿などにしていたが、それでも余るため、遊びに来た人たちに分け与えていた。
私と兄もおばあちゃんの家に良く遊びに行っていて、柿を食べながら昔ながらの遊びを教えてもらったりしていた。
私の両親や他の子の両親も｢おばあちゃん、長生きしてくれよ、いつもありがとな｣と、
畑で取れた野菜や手作りの惣菜をプレゼントし、たまにおばあちゃんを交えて食事会をしたりしていた。
本当にほんわかした近所付き合いだったと思う。
助け合うのは当たり前だったし、他所の子でも自分の子のように良くしてくれた。
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424: 名無しさん＠おーぷん[] 2014/05/28(水)19:37:07 ID:HK17ep0HJ [2/2回]
おばあちゃんも呼ぼう！と兄とおばあちゃんの家に向かっているときに不審者を見つけた。
正体は普段から近所中に大迷惑をかけているA子(40歳くらい)で、柿の木に火をつけていた。
兄は大声を上げながらＡ子を威嚇兄は私に誰でも良いから大人を呼んでこいと言い、私はすぐ近くの家に泣きながら助けを呼んだ。
数人の大人＋両親＋私で駆けつけたときには柿の木の根元がボーボー燃えていた。
兄は足や顔に複数の傷ができており、泣きながら小川から手掬いで水をかけていた。
この時点でＡ子は姿を消している。
両親は私と一緒に救急車を呼んで兄を病院に、他の大人たちは火消し。
おばあちゃんは騒動に気付かず、起こしてもらって避難したらしい。
柿の木は３分の１程が焼け、翌年からは柿は実らなくなった。
おばあちゃんはがっくり項垂れてしくしく泣いていた。
近所中がおばあちゃんを励ましたが、おばあちゃんはその年に亡くなった。
みんな泣いてたよ。私も泣きまくった。
犯人のＡ子はずっと容疑を否認していたという。所詮子供の証言と言い逃れ。
Ａ子は日常的に猫の糞を撒き散らしたり、暴言や癇癪が酷かったので近所の輪に入れなかった。
それが気に入らなくて、仲良しこよしの原因の柿の木を燃やしてやる！と思ったらしい。(母から聞いた)
おばあちゃんが亡くなったのがＡ子の放火と結びつくわけではないが、
Ａ子がおばあちゃんを頃したと、みんなが口々に言っている。
425: 名無しさん＠おーぷん[sage] 2014/05/28(水)22:28:35 ID:chYLHBH [1/1回]
>>423
A子は捕まらなかったのか。もっと昔だったら、村人が制裁してやるところだな。
柿の木は完全に枯れちゃたのかな
426: 名無しさん＠おーぷん[] 2014/05/28(水)23:56:35 ID:iPRMbonM6 [2/2回]
ちょっとやそっとじゃできるもんじゃないわな
相当念入りな火付けだわ
432: 名無しさん＠おーぷん[] 2014/05/29(木)10:42:56 ID:fMLLGo4Yu [1/1回]
甘くて美味しい柿の実は、干し柿に適さない。甘いのは干してる間に腐る。
美味しい干し柿になるのは渋柿なんだ。
あと、柿の木の生命力は半端ない。半分焼けても翌年芽吹くよ。
柿農家より。
433: 名無しさん＠おーぷん[sage] 2014/05/29(木)10:56:18 ID:1hgz6wSXe [1/2回]
>>432
自分もそれ思ったけど「干し柿にしてめちゃくちゃ甘い」ってことかな？とか思ってた。子供の頃の話らしいから、甘い柿と別な渋柿から作った干し柿を同じ木の実と思い込んでいたのかもよ？
引用元: ・今までにあった修羅場を語れ【その２】
みんなの反応
1: 名無しのコメ民
焼酎で渋抜きした柿じゃね？
2: 名無しのコメ民
大きな庭だから、渋柿もあったのかもね。子供って案外と記憶違いを起こす。
3: 名無しのコメ民
甘い柿は接ぎ木で増やせるから、甘い柿と渋い柿が両方なってる木を見たことがあるよ
でもその一本以外他では見たことないんだよね
珍しいけどあり得ない事ではないんじゃないかと、自分の中では思ってる
柿の実の見た目が渋いのと甘いので完全に違ってて、尖ってるのは渋くて、平たいのは甘かった
たまに平たいのに渋いのがあったから、食べる前に一応蔕に焼酎塗って一晩置いて食べるよう言われてたわ
もしかしたらそういう渋抜きした渋柿だった可能性もあるかも？
でもその一本以外他では見たことないんだよね
珍しいけどあり得ない事ではないんじゃないかと、自分の中では思ってる
柿の実の見た目が渋いのと甘いので完全に違ってて、尖ってるのは渋くて、平たいのは甘かった
たまに平たいのに渋いのがあったから、食べる前に一応蔕に焼酎塗って一晩置いて食べるよう言われてたわ
もしかしたらそういう渋抜きした渋柿だった可能性もあるかも？
4: 名無しのコメ民
＞＞432は本当に柿農家なのかな？
俺の家にも甘柿の木あるけどよく実がなるように祖父が渋柿を一枝接ぎ木してあるからその枝にできた柿は渋柿だったから一つの木でも甘いの渋いのはなるんだけどな
俺の家にも甘柿の木あるけどよく実がなるように祖父が渋柿を一枝接ぎ木してあるからその枝にできた柿は渋柿だったから一つの木でも甘いの渋いのはなるんだけどな
5: 名無しのコメ民
うちの柿は平たい柿だけど植木屋さんの接ぎ木の失敗で数年経ってから急に渋柿になった。
それから数十年経ち、ご近所の方は渋柿と知った上で渋抜きしたりして一緒に柿を楽しんでくれている。
それでも時々、一口齧った柿の実が落ちている。
形で甘柿と判断した柿泥棒さんは渋くて困っているようです。
それから数十年経ち、ご近所の方は渋柿と知った上で渋抜きしたりして一緒に柿を楽しんでくれている。
それでも時々、一口齧った柿の実が落ちている。
形で甘柿と判断した柿泥棒さんは渋くて困っているようです。
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