沖縄県、初の「緊急フェーズ1」に引き上げ 手術や診療制限し病床確保へ とまらぬコロナ感染拡大


この記事を書いた人 アバター画像 仲井間 郁江
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は24日、入院患者の増加が顕著であることを背景に、医療フェーズを「5」から「緊急フェーズ1」に引き上げた。

 緊急フェーズ1への引き上げは初めて。これに伴い、病床数が699から795に増加する。

 緊急性のない手術や診療などの一般診療を制限することで病床を確保する。27カ所の重点医療機関が対象。

 24日の入院患者は551人。県は「入院待機ステーションを活用しながら、病院の入院調整をしてもらい、病床数を拡大していく」としている。

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