来年11月に那覇と久米島、本部を結ぶ高速船の運航を計画している「久米島オーシャンジェット」(久米島町)の下地幹郎会長らは24日、本部町の平良武康町長を訪ね、本部港渡久地地区(旧EXPO地区)の施設利用について、支援や協力を要請した。本部航路について当面は1日1便(1往復)、将来的には1日4便(4往復)の運航を計画していると説明した。
同社によると、運航時間は約1時間、料金は往復1万円と設定。来夏には北部地域にテーマパーク「ジャングリア」が開業するため、需要の取り込みと、交通渋滞対策につなげたい考え。バス会社と連携し、旧EXPO地区とテーマパーク、観光地を結ぶバスの運行も計画している。
要請では、老朽化する港の岸壁や旅客ターミナルの修繕、電気や水道などのインフラ施設復旧について、関係機関への働き掛けを求めた。平良町長は「行政としてもバックアップしていく」と支援していく考えを示した。
(池田哲平)