夏目友人帳@熊本県人吉市&球磨村

■舞台を訪れる際の注意



舞台になった場所に行き、登場人物の言動に思いを馳せるのが醍醐味だと思います(^-^) でも、その場所は普通の生活地域になりますので、公序良俗に反しないように行動はくれぐれも慎んで、常識を持って楽しんでください。 特に、その場所で騒がない、壊さない、汚さないは守りましょう(^o^) よろしくお願いいたしますm(__)m
当ブログでの舞台探訪のポリシーはこちらになります。

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舞台探訪日:2010年8月11日、12日

夏目友人帳の舞台の熊本県球磨地方を訪れてみました。
妖怪作品の舞台探訪は私自身大好きなため、以前より気になっていたのですが、なかなか足を運ぶ機会がなく今回帰省の途上でよる機会を作ってみました。
思っていた以上に、舞台となる地域が広いですね。球磨盆地だけでなく、球磨川流域、そして八代まで広がっています。
既にファンの間で周知になっている場所以外にも、いくつか新規で舞台を見つけてきました。が、実質一日半では時間が足りませんね(^^; また訪れる予定です。


★2011.5.1追記
ゆっきーさんによって第二期OPの通学風景の場所が特定されました。
さらに、USO9000さんによって第二期OPの神社の場所が特定されました!(^^) 加えて、第二期8話バスが通る橋や、9話妖と話すシーン風景も特定されています。詳細な場所はマップをご覧下さい。


表題のように人吉市、球磨村を中心として、その他にも、八代市や、球磨盆地では相良村、水上村にも舞台のモデルがあります。まだ未確認ですが、五木村や五家荘にも風景のモデルがあるかもしれないです(^^; 本当に広くて、熊本県の三分の一の広さがありそうです(^^;

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★追記:2011.7.20
夏目友人帳参の特定できた舞台も赤い目印でマップに追記しています。熊本市も出てきましたので、マップを広く表示しています。
第一話の登校シーン@山江村、第三話の街中を歩くシーン@人吉市、熊本市内の路面電車シーン@熊本市、第四話の地蔵のシーン@あさぎり町が特定されています。なお、場所特定には、mixi夏目友人帳の舞台に行こう!コミュニティ参加者の情報提供によるものです。


★追記:2011.8.13
第二期OPの田んぼの風景が球磨村一勝地高沢地区にあることがわかりました。マップに追記しました。なお、場所特定には、mixi夏目友人帳の舞台に行こう!コミュニティ参加者の情報提供によるものです。
また、ニャンコ先生「人吉」お誘いポスター三種類の場所をマップに追記しました。黄色いポインターを三箇所追加しています。露天風呂とSLの場所は、ゆっきーさんの特定です。
http://www.hakusensha.co.jp/lala35th/sample/natsume.html



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また、第四期では熊本以外に夏目くんの実家がある町として、福岡も出てきましたよ(^-^b
■夏目友人帳 肆@福岡市
http://d.hatena.ne.jp/rosseta/20120528/1338235675

●人吉駅

主人公の夏目は、徒歩通学なので列車を使わないのですが、この駅は幾つかの話で出てきます。
夏目と名取さんが旅行で使う駅だったり、続夏目友人帳第八話 「不死の想い」のお婆さんが通う駅はこちらです。


左の駅員のいる改札口や、足元の格子も同じですね。


ベンチはなかったのですが、看板の位置と、ホームの屋根を支える柱の形状がこちらでした。


ホームの反対側の自動販売機の位置から判断すると、こちらの位置でした。自販機は昔二台あったのかもしれないですね。作中のゴミ箱の位置は添え付けのゴミ箱になっていましたので。


ちょっと足元に目を移してみますと、こちらはベンチがないのですが、ホーム地面を見ていると、ベンチの跡が残っていました。ここで間違いなさそうです。


夏目と名取さんのツーショットですね。切符売り場の形状や、ブラインダーが下がっているのも同じでしたw


駅舎内の観光案内所の前には、こんなポスターが…さすが夏目友人帳の舞台の街だけあって、河童がいるんですねw


残念ながら、今年初夏に駅前のロータリーが新しくなってしまったため、風景が変わっていました(^^; 左の建物は似ているかな〜
駅の売店の方に話を伺ったところ、新しくなる前は作中のような風景だったそうです。あぁ、無念!


少しだけ見える風景に、特徴的な建物が見えていますね。こういうちょっとしか見えない風景は普通手を抜きそうなのですが、逆にしっかり風景を採用しているのに驚いた一コマでした(^-^b


●第五話「心色の切符」の駅モデル、瀬戸石駅

アニメオリジナルの第五話「心色の切符」の駅ホームで出てきました。作中では完全な無人駅でしたが、こちらの駅は現役です。夏目はバスで向かいましたが、こちらにはバスは通っていません。
この瀬戸石駅へのアクセスは、車ですと国道219号線人吉街道から、球磨川の対岸を渡る必要があります。八代側に向かった鉄橋の横からの道から入るか、瀬戸石ダムの上を通る必要があります。私が訪れた際には前者は通行止めでした。また、ダムから向かう道もかなり道幅が狭いので対向車などに御注意下さい。


駅の待合所の雰囲気も作中同様に味があって良いですね〜


夏目を引き連れて歩いているにゃんこ先生のシーン。ミラーと待合所の大きさを考慮すると、このような風景写真かな? ちょうど列車が近づいていますね。

続きます〜

待合所に入る二人。訪れたときは真夏でしたので、作中のように屋外が光り輝いていましたね。本当に暑かったです(^^;


待合所内を別の角度から見たシーンです。灰皿の入れ物がその当時そのままに残っていて嬉しかったですね。ちょっと作中に合うように位置だけ変えましたが:-)


強い西日をガラスが反射しているシーン。この五話は本当に凝っています。


横断通路から撮影した待合所。もう少し下からでしたね(^^; 暑くてヘロヘロだったので甘くなったようです(^^;



一つ先の駅を訪れてみました。すぐそばが球磨川のダムなので、作中の雰囲気に似てなくもないですね。

●第五話「心色の切符」の駅モデル、大畑駅

鉄道ファンには有名な駅です。周囲には人家はなく山の上で、列車以外では車でのアクセスしかできません。


山の上にありますので、梅林を抜けて車道をどんどん登っていきます。梅の季節だと風景がもっと楽しめそうですね〜
対向車がもし来た場合は避けるスペースもあるので、そんなに危ない道ではありませんので大丈夫です(^-^b


そして、こちらが大畑駅です。
同じく第五話「心色の切符」の駅のモデルとして、先述の瀬戸石駅の風景と合わさって、作中では描かれています。
近所の駅というわけでなくて、20km程離れている駅です。スタッフに余程の鉄道ファンがおられたのでしょうねぇ:-)


ホーム側から見た駅舎です。


鉄道ファンには有名だけあって、駅舎の中にはびっしりと名刺がありました。せっかくですので、私も趣味名刺を置いてきました:-) 駅構内にはいろいろな名刺や書き込みがありましたね。中でもお盆近くということもあって、「終戦の引き上げで鹿児島に帰る途中に、この駅で頂いた水の美味しさは生涯忘れられません」という年配の方の書き込みは胸にこみ上げるものがありました。


駅ノートも凄かったです。91冊目でした!(^0^)


第五話の駅構内で、こちらでは、時刻表が出ていました。


その他に、アニメの森口駅の先のレールはこちらをモデルにしていました。この先にあの山の精霊や、沼地に沈んだような駅があったのかなぁと思ってみたり。

●第七話「子狐のぼうし」の舞台、球磨村一勝地〜子狐のふるさと

夏目友人帳ファンの中でも人気の高い第七話「子狐のぼうし」に出てくる、子狐のふるさとのモデル地の一勝地を訪れてみました。
球磨川の急流を降るボートが楽しそうです。


こちらが球磨村の一勝地駅になります。


子狐が夏目の家に向かう際に、列車の最寄駅になります。建物は精確に一致はしませんが、駅の特徴はおおまかに参考にしているようですね。
駅の入り口の梁や、左の柱の雨水の樋がかなり似ています。


P.S.(2011.7.30)
先日人吉市が出した夏目友人帳の公式舞台マップでは、子狐の駅は、大畑駅になっていました。同好の友人とも駅舎自体どちらも似ているなぁとは話していたのですが、私は棚田などがある付近の一勝地駅を推していたのですが(笑) 公式に紹介されているならば、大畑駅ですね。ただ、次に紹介するように作中でも話があった焼物が一勝地駅に置いてあったり、記念切符などもありますので立ち寄るのもお勧めです。



駅舎内の観光案内所です。いろいろな展示品がありました。


一勝地という地名がげんかつぎに良いということで記念切符もありました。せっかくですので、私も購入いたしました。この舞台探訪で良いシーンの場所が発見できますよーに!(-人-)


この地域に焼物があることは、事前に調査した際に分かっていたのですが、その窯元がネットでは場所が分かりませんでした。こういうときには現地での聞き込みです(^-^b
観光協会の方にお話を伺ったところ、先代が亡くなってから窯を閉じたそうでした。4,5年前の話だそうですので、原作連載中にはまだあったと思われます。
現在は一勝地焼きは販売していないそうでして、こちらに展示されてましたので許可を頂いて撮影しました。
確かに釉薬の色合いが似ていますね。


せっかくなので、窯元の建物が残っているそうなので、行ってみました。かなり山中を登ります。


車で15分くらいかかって到着しました。なるほど、こんな感じで焼物を受け取りにいったのかなぁ〜


温泉のモデル。合宿所のモデルかなと色めき立ちましたが異なっていました(^^; 温泉センター“かわせみ”という施設でした。作中の雰囲気の温泉郷という雰囲気はないのですが、この地域の特色を生かしているように思えました。


第七話に盛んに出てくる棚田の風景を探す事にしました。一勝地地区付近には、大きく三箇所の棚田の場所があると観光協会の会長さんに教わりました。色々ありがとうございました!
先程の窯元に向かう途中の松倉地区の棚田、一勝地駅から登ったところの鬼の口棚田、もう一駅人吉側の松谷棚田の三箇所です。この写真は松倉地区の棚田です。鬼の口棚田と松谷棚田は、日本棚田百選だそうです。


こちらは、鬼の口棚田になります。


最後のもう一箇所の松谷棚田が、こちらで大正解でした。
一見類似点はないように見えますが、作中の絵の真ん中辺りには道があったり、上部に建物らしきものが見えます。
実際は、棚田に通じる農道があったり、上には小学校があります。右手の山の陰に集落があり、そちらの子供が通っているようです。


棚田百選だそうです。百選のうち二つが近所にあるというのは凄いですね。
この辺りの球磨川沿いは古代の昔から稲作で発展していた地域だそうです。古代に大和政権ができ、中央政権に従わないクマソをヤマトタケルが倒した話があります。そのクマソがいた地域がこの辺りだそうですね。クマソから見れば、球磨川流域で稲作もやりやすく一族とも平和に過ごしていたのですが、“中央”からという理屈でこの地が支配下に入れというのは納得のいかない話だったでしょうね。その頃は中央も地方もあまり変わりなく、稲作が盛んな地域が一つの国を形作っていたはずなので。司馬遼太郎さんも、「球磨盆地は日本一豊かな盆地」と評しています。征服欲さえ出さなければ、球磨盆地の中でずっと栄えることが出来たと、戦国大名の相良氏が一度も滅亡しなかったことを例にあげてられていました。


確かに素晴らしい眺望です。単なる自然の風景ではなくて、人の手が加わって長い年月が加わってできた風景ですね。ちょうど村役場職員の方が通りかかったのでお話を伺ったところ、棚田も最近は人の手が足りなくて維持が大変とのことでした。けれど、工夫はされているようで、最近は棚田に柵を作りヤギを放し飼いにして除草してもらっているそうです。ナイスアイディアですね、GJ(^-^b

●橋

子狐が訪ねてきた話で、川釣りしていたところです。瀬戸石駅近くの鉄橋ではなく、人吉市と球磨村の間の球磨川くだりの乗り場近くでした。
夏目友人帳の美術さんは、大まかに参考にしていて、細かな部分は手を入れてアレンジする傾向があります。棚田もそうですし、後のダムもそのようでした。


第二期OPの夏目が渡っている橋です。こちらは球磨地方ではなく、八代市東陽町河俣地区にある笠松橋です。
これを見つけることができて嬉しかったですねぇ。
九州の西部の福岡南部から長崎、熊本にかけて、このような石橋を見ることが出来ます。江戸期以降に設置されていたそうで、こちらの笠松橋は明治期に設置されたそうです。石工の技術の粋を出して作られた石橋は今も現役なのが良いですね。


こちらは橋の上になります。

参考情報です。車以外で訪れる場合、笠松橋付近にはバス路線がないため(2010年廃止)、下記のようなルートでアクセスするしかなさそうです。

【JR有佐駅】―<産交バス>(種山線もしくは泉線)―【種山】ー<タクシー>−笠松橋
○産交バス八代マップ
http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/information/rosenzu/pdf/yatsushiro/yatsushiro_A3.pdf
○タクシー
有限会社有佐観光タクシー - 東陽営業所
Tel: 0965-65-2181
http://navikumamoto.com/0965-65-2181/


また、次の橋の風景を探して、球磨川の橋を人吉市より本流の上流全てを回ったのですがありませんでした。二十近くの橋を回るのはしんどかっただけに、見つけたかったです(^_^;
★追記2011.4.30:繊月城跡さんから情報を頂き、西人吉駅近くの球磨川にかかる天狗橋のようです。 場所はマップに記載しました。


第二期五話「約束の樹」の夏目と幼い妖との出会いシーンでも出て来ますね。


上記の天狗橋のもう一つ上流の橋の近くにもこちらの風景があるそうです。天狼星さんが特定されました!

★追記2011.8.10:天狼星さんの記事は次になります。大畑駅鉄道についての記述はさすがですね(^-^b
■天狼星の日記別館 聖地巡礼特集:夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼)@熊本県球磨地方

●第六話「水底の燕」村が沈んだダムのモデル

第六話の燕の話も大好きでしたので、せめて話のきっかけになるダムだけは見つけたいと訪れてみました。
球磨川の中流域以降にダムが幾つかあるのですが形状が異なるため違うようです。球磨川の上流のダムを訪れたところ、風景が似ていました。球磨盆地の東端にあたる水上村の市房ダムになります。


ダム湖の両側の山の雰囲気、ダムの右手に建物があること、ダムの形状も似ている事からこちらでほぼ間違いないと確信しました。


市房ダムの護岸には多くの桜が植えられており、一万本桜と呼ばれる名所でもあり、桜の季節はとても美しくピンク色に彩られるようです。湖底のアヤカシたちもたまに抜け出てお花見をしているのではないでしょうか(^^)
ダム中央部には、水を噴き上げる装置があるようで、かなりの水柱が立ち昇っていました。

●第二話「露神の祠」のモデル、雨宮神社

にゃんこ先生と夏目の出会った第一話の次の第二話はかなり印象深い話になっています。信仰する民も少なくなり次第に身体が小さくなった露神と女性の話です。
「露神の祠」のモデルになったのは、雨宮神社と言われています。
山と山の間のちょっとした平地の真ん中にドーンと小山があります。こちらの山の上に雨宮神社があります。


作中ではこのような塚なので、スケールだけを比べると似ておりませんが、平地の中にある丘という雰囲気は似通っていますね。


神社入り口の由来文です。人吉藩主相良氏が雨乞いの儀式を行ったところ、見事雨が降ったことから、それ以降雨乞い祈願の参拝者が増えたそうです・


階段の登り口に杖もありましたので、ゆっくり登って下さい。


階段は結構急です。この階段も一人の男が石段を作りたいと藩主に願い出て、作り上げたそうです。


登り終えると、木の根の雰囲気がよく、その奥に社殿が見えます。


この夏は暑かったので、もう少し雨を降らせてくださいと祈願しました(-人-)


雨乞いにゆかりのある神社なので、社殿の横に水道がありましたよ。暑い日でしたので、失礼して顔や腕を洗ってクールダウンさせてもらいました、生き返りました!(^-^)

この社殿の裏手には、子宝の願掛けの石窟がありました。相良藩主も参拝していたそうですよ。


神社の山の北側の農道は、作中の風景ともそっくりでした:-)

●河童の墓

河童の墓という伝説の場所がありました。
その昔、河童が住む淵で馬を行水させていたところ、馬を引きずり込もうとした河童は尻尾を引っ張っていたそうです。馬の力で逆に陸に引き上げられてしまい、馬の持ち主の主人に家の柱に括られてしまったそうです。それを見た女中が可哀想にと、縄を解いてあげたところ、その日から毎晩、鮎などの魚が炊事場に届けられるようになったそうです。長い間続いていましたが、ある時から途絶えてしまったそうです。河童も年老いて死んでしまったのだろうと、供養のために墓を建立したそうです。


そのような伝説もあり、作中では、行き倒れた河童に水をかけてあげるシーンがありましたので、お墓に水をあげてみました(^-^b



余談ですが、熊本八代の球磨川河口に河童渡来の碑があるそうです。仁徳天皇の時代に中国より黄海を渡って河童の一族九千匹渡来した伝説があるようで、日本にいる河童はその子孫という伝説もあります。その河童達も、元々は前漢時代にタクラマカン砂漠ヤルカンド川源流にいたが寒冷と食糧不足のため欧州行きの獏斉坊と、中国行きの九千坊の二隊に分かれたそうですね。
そして、球磨川に住み着いていた河童達も悪さを行ったため、戦国時代に加藤清正にやっつけられ、河童の親玉九千坊は、その後、筑後藩藩主に許しを得て、球磨川から筑後川に移った伝説もあるそうです。作中に出てくる河童はひ弱そうだし、筑後川に移住できず取り残された河童なんでしょうかねぇ?(笑)

●通学路風景 (追記:2011年4月30日)

第二期オープニングに出てくる通学風景です。ここは私は見つけることができなかったのですが、ゆっきーさん(ゆっきーの散歩Blog:http://blueskyandwhitewings.blog64.fc2.com/)が発見されました!凄いです、よく見つけましたね! 第二期OPの風景は全てあると確信していたのですが、私は一つしか見つけきれず、この発見の報に喜びが隠し切れませんでしたよ(*^-^*)
それにしても、私はこれは無理だなぁ、ここはバス停探しの際に通ったけど気づかなかったです(^^;
場所は、相良村の国道445号線になります。雨宮神社からずっと道沿いに北上して、上記の河童の墓よりもう少し北になります。詳細はマップをご覧下さい。


※写真はゆっきーさんより借用させて頂きました。ありがとうございます。


ゆっきーさんの記事は次になります。発見の際の集中力は凄いですね!
■ゆっきーの散歩Blog:夏目友人帳舞台探訪-3

●生善院〜猫寺、にゃんこ先生のモデル!?

こちらは通称猫寺と呼ばれる、生善院になります。入り口には狛犬ならぬ、狛猫がいますね(^-^b
こちらの由来は、次のような言い伝えがあるそうです。藩主より無実の罪で殺された息子のために、母親が愛猫に血を舐めさせ、末代まで藩を祟るように言いつけ、絶命したそうです。そして、その猫が化けるようになり、美女や夜叉に変化して藩に祟りを為したそうです。藩主はその祟りを恐れて、この寺を建て霊を弔ったそうです。
球磨地方では有名な伝説ですので、作者さんも御存知だと思いますので、にゃんこ先生の原型として構想に入ったかもしれませんね。美女に化けるなんて、にゃんこ先生の女子高校生姿を思い浮かべてしまいますw



ふくよかな猫のお守りなどは、にゃんこ先生を彷彿しますねぇ〜


猫専用のお守りなどもありましたね〜猫の置物も沢山あるのに、本物の猫さんがいなかったです?お寺の方もどなたもおられませんでした、あれれ?(^^;


猫用の魔よけの絵です。このお寺由来の猫のようにも思えて、眼光が鋭いですね!

●人吉観光

人吉市内の球磨川です。朝には霧が立ち込めていました。


“街道をゆく 肥薩の道”の中で、司馬遼太郎さんも唸った青井阿蘇神社です。私もこの趣味のため全国各地の神社を参拝する事が多いのですが、確かに風格を感じる社殿ですねぇ。今年になって地元の念願かなって国宝に指定されたそうです。おめでとうございます!





幽霊伝説のあるお寺にもお邪魔しました。永国寺です。


お寺の後ろの山には幽霊がw


こちらが毎週のように女の幽霊が出現した池です。住職はそのたびに絵に写したそうです。
絵が完成した際に、その幽霊は成仏したとか。その幽霊絵もお寺の中にありますよ。


その幽霊伝説のかわいい人形です(^-^b

このような伝説も存在する球磨地方なので、夏目友人帳の話も幅広さがあるような気がしました。

●今回見つからず無念だった場所…orz

少なくとも、第二期OPはほぼ存在する雰囲気がつかめたので改めて挑戦したいです。次の二点は、八代から五木村の道が気になっています。球磨、人吉、五木、八代の地元バスのバス停の路線図とも睨めっこしたのですが、作中のバス停名に近いところはありませんでした。作中にはバス停が沢山出てくる事から、人吉から五木村の間にあるだろうと目論んで二時間かけて五木村まで向かいましたが空振りに終わりました、トホホ
★追記2011.4.30:二枚目は国道445号線の相良村の道沿い風景と確定しました、上記記述済です。
★追記2011.5.30:せんいちさんの情報により、一枚目も二枚目の近くの国道445号線の相良村の道沿い風景と確定しました。445号線沿いの青山公民分館付近の「晴山バス停」です。


次の二枚の写真は、せんいちさん撮影の写真になります。ありがとうございました!(^-^)




人吉市内外には○○観音という祠がたくさんあり、いくつか目星をつけていたのですが、全てこちらではありませんでした。かなり特徴的なのであるはずなのですが…うーん。
★追記2011.5.1:USO9000さん(USO9000仮想工房:http://www7a.biglobe.ne.jp/~uso9000/)の舞台探訪で、神社が特定されました。人吉市田町の胸川にかかる橋の近くの天満宮さんでした!場所はマップに記載しました。


また天満宮近くの橋は、作中のこの橋だと、USO9000さんによって特定されています。


USO9000さんの記事は次になります。
■仮想と現実の真ん中あたり:[舞台探訪] アニメ「夏目友人帳」の舞台、熊本県人吉市に行って来ました。


★追記2011.8.10:第六話「水底の燕」にて、燕が思い人と再会するシーンの場所が判明しました。人吉市東間下町の道路にあります。
上述の天満宮の少し南に下ったところにあります。




この橋もリベンジしたいです。球磨川本流ではなくて、支流の山間部かもしれないですね?
★追記2011.4.30:繊月城跡さんから情報を頂き、西人吉駅近くの球磨川にかかる天狗橋のようです。 場所はマップに記載しました。


高架鉄塔はかなり事前に調べていたのですが、時間が足りず撮影に回れませんでした、無念(^^;

●最後に

今回の探訪では一日半という時間の中で、なんとか事前調査も行っていたので、思っていたよりも時間ロスもなく広い範囲を探訪する事ができました。上述の見つけたいポイントは必達条件でしたがなかなか難しいですね(^^; 探訪も日が暮れたら普通はそこで終了なのですが、今回は夜中にホテルの自転車を借りて、人吉市内の観音様や神社を調査してまわりました(^^; 第二期のOPは再現度が高いのでどこかにあるはずと、笠松橋だけでも実在していた事がわかったので、次回探訪の希望にできました。来春辺りに再訪したいですね(^-^b


また、今回は人吉のホテルの方や球磨村の観光協会会長さん、その他現地でいろいろ教えて頂けた方々と、多くの地元の方にお世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございましたm(__)m

●夏目友人帳の舞台に行こう!コミュ創設について(2011/7/1)

2011年のGWに熊本県人吉市など球磨地方を探訪された方々の活躍により、夏目友人帳の第二期OPに出てくる風景が全て判明しました!
そこで、アニメ第三期も始まりますので、作品の風景を探す事を目的としたmixiコミュニティを設立しました。


風景を探す趣味の方だけでなく、風景や舞台に興味あるファンの方々、熊本近辺にお住まいの方などのご参加をお待ちしています。
どのような小さなヒントでも探す人にとってはとても助かりますm(__)m


ご興味がありましたら、お気軽にご参加よろしくお願いいたします。


■夏目友人帳の舞台に行こう!コミュ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5666250






■アニメ:夏目友人帳&続 夏目友人帳(C)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
■本ブログでは作品風景の比較研究を目的として引用しています
■文章:Minkyこと、このブログの中の人
■履歴:
2010/10/4:暫定掲載
2010/10/5:写真追加、文章いろいろ加筆。ほぼ掲載
2011/4/30:ゆっきーさん発見の第二期OPの通学風景写真を追記。また通学風景に出てくる天狗橋の記述も追記。
2011/5/1:USO9000さん発見の第二期OPの神社情報を追記。
2011/5/17:ゆっきーさん、USO9000さんの記事にリンク。お二方と天狼星さんが発見された場所についてマップと記事に追記
2011/5/30:せんいちさんの情報により、第二期OPバス停の位置が判明。写真など追記。情報ありがとうございました!
2011/7/1:夏目友人帳の舞台に行こう!コミュについて追記
2011/7/20:夏目友人帳 参の舞台についてマップを追加
2011/7/30:子狐の駅について大畑駅を追記。
2011/8/10:第六話水底の燕の舞台を追記。天狼星さんの記事にリンク追加。第二期OPの橋の上を渡っていたのはレイコではなく貴志くんでした(^^;そのおわびに笠松橋のアクセスのやり方を追記。
2011/8/13:第二期OP田んぼのシーン、ニャンコ先生「人吉」お誘いポスターの風景の場所を追記しました。